池袋でEF64+浪漫を撮る
1月29日、長野総合車両センターの14系お座敷客車「浪漫」がEF64に牽引されて中央線経由で上京してきた。ちょうど、私が奥むさし駅伝の臨時列車撮影と歯医者へ通院している間に、中央線をひたすら走っていたようだ。特に、都心の複々線区間をEF64が客車を引いて走るというのは珍しい光景で、おそらく西荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺辺りはカメラを持ったファンが多数訪れたことだろう。
この日、「浪漫」は一旦品川に回送された後、夕方、品川を出庫して、今度は尾久へ回送されることになっていた。品川と尾久との間は、山手貨物線等を経由して、一旦東大宮操車場まで行き、そこから尾久へ向かうことになる。品川から尾久へ回送される際は、EF65に引かれての回送かなと思っていたので、EF65+「浪漫」と言う組み合わせも悪くないなと思い、夕方、池袋駅へ撮影に出かけた。
「浪漫」の池袋の通過は16時39分。実は38分に湘南新宿ラインの到着があり、それに被られるのではないかと冷や冷やしていたのだが、湘南新宿ラインは10両編成だった事が幸いし、どうやら「浪漫」の入線は撮影できる事が解った。安心したその時、前方から機関車が接近してくるのが見えた。その姿を見て私は目を疑った。EF65ではなく、なんとEF64がそのままやって来たのだった。
池袋を通過するEF64+浪漫
まさか池袋でこの組み合わせを撮る事が出来るとは、夢にも思っていなかった。EF64と言えば、やはり中央本線のイメージが強いので、この池袋では何となく場違いな感じにも見えた。
かつてお座敷列車と言えば、客車が当たり前であったが、JR東日本では、485系改造の電車によるお座敷列車が主流となり、客車のお座敷列車は、この「浪漫」と尾久車両センターの「ゆとり」の2本だけとなってしまった。最近では遭遇する機会も少なくなっているが、お座敷客車は、ディーゼル機関車に牽引されることにより、非電化区間にもそのまま入線できる貴重な存在でもある。最後まで残ったJR東日本の2本のお座敷客車の今後の活躍に期待したい。
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コメント
こんにちは。
初めてトラックバックをやってみました。
EF64と浪漫の組み合わせ、2週間ほど前に東三条から新津で
目撃しました。この時は越後石山(実質、上沼垂の基地内)
で折り返したようです。
長野から新潟だとEF64-0から他の機関車に付け替える必要も
ないのですが、新潟では普段は見ない機関車だったので珍しさ
がありました。
東日本に限らず客車列車は減ってしまいましたね。
(新潟にはNODOKAという牽引されることもできる電車もいますが)
投稿: GO | 2006/02/02 22:08
GOさん、コメント&トラックバック有難うございます。トラックバックもしっかりと届いていますよ。
仰るとおり、JRでは客車列車が大幅に減りましたよね。JR東海なんか、飯田線のトロッコファミリー以外ですと、車籍のみと言った感じの旧客のみとなってしまいました。
NODOKAは、DL牽引が可能でしたね。似た奴ですと、勝田車両センターのお座敷電車「ゆう」がありますね。あれは、電源車に改造された「ゆう」色のマニ50を連結すれば、非電化区間でも走れます。
投稿: TOMO | 2006/02/04 01:48