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JR西日本の次世代通勤形車両 321系電車に乗る

今回の関西遠征、私が関西地区を訪れたのは、2005年4月以来、1年4ヶ月ぶりのことであったが、この1年少々の間に大きく変わったのが、東海道・山陽本線の緩行電車と福知山線だった。前回訪れたのは、あの痛ましい福知山線の事故の2週間ほど前のことだった。あの時、ステンレス車体にブルーのラインが入った207系は、すっかり色が変わってしまっていた。

この1年間、JR西日本は暗い話題が多かった。その暗い話題を打ち払うかのように、昨年、新型通勤車両、321系がデビューした。

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JR西日本の最新鋭通勤形車両、321系電車。

321系は、7両編成で構成され、当初の計画では、電動車が7両中4両だったらしいが、福知山線事故の影響から、設計が見直されて、7両中6両が電動車という比率になった。今回の関西遠征では、JR西日本の次世代通勤形車両である321系には、是非乗ってみたいと思っていた。そのチャンスが巡ってきたのは、8月12日の夜のことであった。

8月12日の夜、私は、「日本海3号」に乗る友人と大阪駅前で食事を済ませた後、大阪駅で「日本海3号」を見送った。そのままホテルへ帰ろうと思ったのだが、ふと、321系に乗っていないことを思い出した。では、321系に乗ってみようと思い、JR神戸線の下りホームへ。最初に来た電車は201系だったので乗らずに、1本待つと、321系電車がやって来た。

とりあえず、この電車に乗って、尼崎まで行ってみよう。早速車内に入る。まず最初に気になったのが、ホームとの段差だ。一昨年の秋、右足を怪我してから、妙に気になるのがバリアフリー問題。ホームと電車との間には、微妙な段差が発生することが多い。これ、松葉杖を使っている間は辛かった。最近の電車では、台車の設計変更などで、このような段差を解消している車両が多くなってきたが、321系電車も同様らしい。思ったより段差が少なくて、乗り降りが楽だった。

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液晶画面による車内案内装置。

車内に入ると、まず最初に目に付いたのは、液晶画面による車内案内装置だった。これが各車2箇所ずつ設置されている。この画面で出口案内や、コマーシャルを流すのだが、山手線のE231系では、もう少し小さいものが各ドア上に設けられており、どちらかと言えば、ドア上のほうが良いのではないかと言う気がした。

そして、さらに気になるのが座席。首都圏を走るE231系より座席は柔らかいものの、座り心地は先輩の207系の方が上であった。あと、扉付近の座席との仕切りが小さめなのが引っかかった。あれでは立ち客との接触がありそう。扉付近の仕切りは、JR東日本の209系・E231系タイプの方が良いと思った。

さあ、チェックはこの辺りまでとして、電車の乗り心地を楽しむことにしよう。電車は尼崎に向けて出発する。ちょうどクモハに乗ったので、モーター音を聞いてみたが、モーター音は、加速・減速時に多少目立つかなと言う感じはしたが、全体的にはとても静かであった。ホームとの段差が少ないことと、走行音が静かなことは好感が持てた。

短期間の間に、30本以上もの仲間が登場した321系。短期間に集中して作った割には、何度も設計変更を繰り返しているらしい。量産先行車では、各編成に3両あるパンタグラフ搭載車に、パンタグラフが1台ずつ載っていたが、やはり将来的にJR東西線への乗り入れを考慮して、パンタグラフを各車2台ずつ搭載するようになった。これは1台ずつしか乗っていなかった編成も、徐々に追加を進めている。次に、各車の屋根であるが、パンタグラフを付けない車両にも、屋根部品の共通化を目指して、パンタ台だけは設置されての増備となった。

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夜の大阪駅に停車する321系電車。この車両はパンタの無い車両なのだが・・・

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この角度で見ると、パンタ台の準備がしてあることがわかる。

この無駄にも見える部品共通化。最近登場した編成からは、余分なパンタ台を準備しないと言うことで、すっきりした屋根が見られるようになった。

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あっという間にJR神戸線・京都線の主力通勤形車両に成長した感じのある321系。乗ってみた限りでは、「207系よりもお金が掛かった車両」と言う印象が残った。

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コメント

 おやおや、なかなか来なくなった201系が、先に来ちゃいましたか?!(^^;)
 ちなみに、この液晶モニターの位置ですが、座席中程や、混雑時には、ドア鴨居部より見やすいのではないかと思います。また、ドア鴨居部には、LED表示器も設置されているので、併設してゴチャゴチャになるより、この配置の方が良いかと思いますね。
 次回来られた時は、是非ともTBの記事にある「快速」運用にもご乗車頂き、高速走行も堪能してみてください。

投稿: 痛勤形酷電 | 2006/08/20 17:10

痛勤形酷電さん、コメント有難うございます。

日頃201系で通勤しているせいでしょうか。この時、真っ先に来たのが201系でした。そう言えば、銀河から降りたときも、目の前に来たのは201系だったような・・・

まあ、それは置いておきまして、321系の快速運用ですか。次に大阪へ行ったときには乗ってみたいと思います。モニターの位置は、乗り慣れてしまえば、ここに設置された理由が読めてきそうですね。

投稿: TOMO | 2006/08/20 18:09

 LEDの車内広告、そっくりなものを京浜東北線209系で見たことがあります。
 広告はJR東海で奈良キャンペーンだったと思います。

投稿: ふずりな | 2006/08/24 15:03

ふずりなさん、コメント有難うございます。

そう言えば、京浜東北の209系に液晶画面を付けた車両がいましたね。残念ながら私は一度も乗車した事がありません。あとは京浜急行にも同じようなものを付けた車両がいましたね。

いずれにしても、関東ではそんなに多くないですから、この場所に付いた液晶画面は、何となく違和感がありました。

投稿: TOMO | 2006/08/25 00:16

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