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西武 曼珠沙華輸送を観察する

今年も、西武鉄道の各駅には、高麗巾着田の曼珠沙華のポスターが目立つようになった。西武鉄道では、ここ数年、「西武沿線花さんぽ」と言う企画を展開している。沿線に秋の訪れを告げる高麗の巾着田の曼珠沙華は、西武鉄道もPRに力を注いでおり、今ではすっかり秋の恒例行事として、沿線住民にも浸透している。その巾着田への観光客対策として、西武鉄道では、9月16日より10月1日まで、巾着田最寄となる高麗駅に、一部の特急列車を臨時停車させたり、飯能~高麗間で臨時普通列車を増発して対応している。今年も、曼珠沙華輸送の初日となった9月16日に、高麗駅を中心に臨時列車の観察をしてきた。

9月16日は、朝方、大宮周辺で撮影をしていた。その後に西武沿線へと入る事になったのだが、どこから入ろうかと考えているうちに、高麗駅に停車する特急に池袋から乗ってみようと思いつき、大宮から湘南新宿ラインで池袋へ移動した。池袋に着いたのは9時52分頃の事である。持参した巾着田のチラシを見ると、10時調度に池袋を出発する高麗行き臨時特急「むさし83号」があった。まずは、この列車の模様を観察する事にした。

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9月16日からスタートした西武鉄道の曼珠沙華輸送。池袋駅の特急発車案内機にも高麗行きの文字が表示される。

改札を入りホームへと向かう。特急ホームには、10時発の「むさし83号」が停車していた。

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池袋駅で出発を待つ高麗行き臨時特急「むさし83号」

10000系の側面方向幕には、「特急むさし 高麗」と言う幕が無いため、このように前面も側面も「臨時」と表示されている。

10時発の「むさし83号」を出発まで見届けて、私は後続の「ちちぶ15号」で高麗に向かう事にした。この列車も、高麗駅に臨時停車する。早速、機械で特急券を購入するが、特急券の券売機に高麗が表示されていない。高麗駅で下車する場合は、飯能までの特急券となる。つまり、座席が指定されているのは飯能までの事で、飯能~高麗間は、そのまま乗り続ける権利はあるが、座席指定の権利はなくなるのである。従って、池袋から座っていた席に、飯能駅からその席の指定席券を持った乗客が乗ってきた場合には、席を譲らなくてはならないのだ。

私は、飯能に到着すると、一度席を離れてデッキに向かった。果たして、自分が座ってきた席に座る乗客はいるだろうか。答えはいなかった。ちょうど時間帯も良かったのだろう。それに、曼珠沙華も咲き始めたばかりで、この列車も空席が目立っていたのだ。お客さんが来ない事を確認して、再び自分の席だったところへ戻り、2駅だけ座って高麗駅で下車した。

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高麗駅に臨時停車した「ちちぶ15号」だが、その後ろにも10000系が・・・

高麗駅でドアが開いた状態の「ちちぶ15号」を撮っていると、ホームの無い3番線に10000系の回送が停まっている事に気が付いた。高麗行き「むさし83号」に使用された10101Fである。どうやら、「むさし83号」は、高麗駅到着後に、一旦、隣の武蔵横手駅まで回送された後、折り返して高麗駅3番線に入ってきたようだ。この10101Fの回送は、2番ホームにやって来た「ちちぶ15号」と交換した後、飯能方向へと走り去って行った。機会があれば、武蔵横手駅で折り返す10000系の姿も記録しておきたい。

この後、高麗駅の様子を観察した後に、一旦、飯能行きで飯能方向へ折り返す事にした。「ちちぶ15号」の後に続けてやって来た飯能~高麗間の臨時列車は4000系8両。昨年もそうだったが、高麗までの臨時に4000系が入ると、飯能~西武秩父間で運転される定期列車には101系が充当される機会が多い。そこで定期列車を狙って乗ってみた。

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4000系に代わり、秩父線の定期列車に充当中の101系。この編成は元秩父鉄道乗り入れ対応車。

期待通り101系がやって来た。しかも元秩父鉄道乗り入れ対応車。後ろ4両はつり革が茶色くなっていた。4両ずつ吊革の色を変えていたのは、京王の分割特急用車両にも似た発想である。このような編成も、ついに西武鉄道からは235F+237Fのみとなってしまった。

飯能で昼食休憩後、午後から再び曼珠沙華臨の観察に入る。まずはお天気が少々心配になってきたので、明るさが保てる時間帯に、4000系の高麗行きの走行シーンを撮る事にした。場所は、御馴染みの東飯能~高麗間の東飯能4号踏切。飯能駅から徒歩で来る事ができるこの場所は、手軽に撮影できるポイント。

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臨時高麗行きは4000系8両を使用。この日は4017F+4019Fの組み合わせ。

4000系もパンタグラフのシングルアームパンタ化が進んでいて、ご覧のようにシングルアームパンタ車同士の8両編成も珍しくなくなってきた。

高麗行きを撮影後、飯能駅まで歩き、再び高麗へと向かう。次の高麗方面下り列車は、高麗行きの臨時列車だった。まだ時間があったが改札を入ってホームに向かうと、ホームの無い側線である1番線に10000系が入っているのが見えた。上り臨時特急「むさし82号」に充当する編成の送り込み回送らしい。

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「むさし82号」充当編成の高麗への送り込み回送が飯能駅に停車していた。

10000系の回送は、私が乗る高麗行きよりも先行して出発して行った。予定通り、私は高麗行きに乗車し高麗駅に着くと、先程、飯能駅に停車していた編成が「むさし82号」として発車待ちをしていた。

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高麗駅で発車を待つ「むさし82号」

通常、「むさし」は飯能発着なので、飯能以遠で見られる機会はそう多くない。普段は見られない上に、高麗駅でドアを開けて停車している姿と言うのは、やはり確実に撮っておきたいシーンの一つ。午前中の下り特急といい、最低限撮っておきたいシーンは、これで全て押さえた事になる。そうなると、今度は少々欲が出てきた。後続の臨時飯能行きに乗れば、また飯能駅で「むさし84号」への送り込みが撮れるのではないかと。飯能駅に着くと、予想通り、10000系が1番線に停まっていた。しかも、今度は都合よく1番ホームの電車が出て行ってくれたので、先程とは反対側から10000系回送を撮る事にした。

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「むさし84号」に充当される編成も、飯能駅ではホームの無い1番線で暫く停車した後に高麗へ回送される。

なお、池袋線へは、今回の定期特急の高麗臨停と高麗発着臨特の運転のために、新宿線所属の10110Fが貸し出されている事を確認した。

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臨時特急の増発に合わせて、新宿線から10110Fが貸し出されていた。

さて、曼珠沙華関連では、もう一つ、池袋線と新宿線に曼珠沙華のヘッドマークをつけた電車を運転している。曼珠沙華臨の観察後に、このヘッドマーク付き列車も狙ってみた。なかなか見つける事が出来ずにいたが、16日の夕方、池袋線の曼珠沙華号である6155Fが10Mで走っている事を知った。早速、時刻表で調べてみると、所沢周辺では走行写真は不可能と判明。それならば、少しでも明るく撮れる場所と言う事で、大泉学園駅で待機した。進入も撮ったが、さすがに露出不足で、とりあえず停車中のものならどうにかなりそうなものが撮れた。

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池袋線「曼珠沙華号」は6155Fだった。16日は10Mの運用に入り、東京メトロ有楽町線にも入線。

一方、新宿線でも20152Fが「曼珠沙華号」になっていた。16日には見つけられなかったが、翌17日の夜、小平駅で偶然にも見かける事ができた。ちょうど小平駅で4分間停車する列車だったので、ゆとりを持って撮影する事ができた。

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新宿線「曼珠沙華号」の20152F。17日5823列車に充当中のところを撮影。

曼珠沙華輸送は、まだ始まったばかり。次の週末には見ごろを迎える頃だろうか。曼珠沙華のヘッドマークも、まだまだ撮るチャンスはあるので、今度は明るい時間帯に・・・ そう考えている。


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