中央線 西国分寺~立川間線路切替工事直前の様子
ここ数日、我が家のADSLモデムの調子が悪く、今週中は、更新が遅れたり、更新順序が入れ替わる場合があります。予めご承知ください。
さて、10月8日から9日にかけて、JR中央線は、西国分寺~立川間で、高架工事のための仮線への切替工事が実施された。今回の切替では、同区間の仮線への切替が完全に終了するため、これから先、高架工事が本格化することになる。そして、今回の切替では、国立駅が大きく変わろうとしていた。10月8日、私はJR東海の鈴鹿F1輸送の観察に出かけていたが、新幹線で東京に戻ってきてから、真っ先に国立へと向かった。
私が国立駅に到着したのは、既に23時近くのことだった。ホームに降り立つと、特に普段と変わらない感じがした。とりあえず、ホームを走り去る列車の撮影をしておく。
10月8日の夜、線路切替直前の国立駅1番線を見る。このホームを使用するのもこの日が最後。列車が出発すれば、日曜日の夜らしく静かなホームとなる。
さて、ここで改札を出てみる。国立駅の駅舎と言えば、とんがった三角形の屋根が特徴的な趣のある駅舎。この独特な駅舎も、高架化工事の影響で、一度取り壊される事になっている。地元では、将来の復元を目指しているそうだが、一旦は工事の影響で姿を消す訳で、夜ではあるが、この駅舎を観察しておこうと思ったのだ。すると、駅前は23時を過ぎていると言うのに、最後の別れをしに来たと思われる地元住民でいっぱい。夜遅い時間ではあるが、皆、デジカメで撮影をしていた。私もわんちゃんを連れた方の隣で撮影してみた。
線路切替目前。駅前には、独特の駅舎に別れを告げる国立市民が大勢駆けつけていた。
さあ、まもなく国立駅からは電車が通らなくなる。特に上りは多少早いのだ。足早に撮影をして駅に戻り、国分寺へと向かう。まだ晩飯を食べていなかったので、国分寺駅前の松屋でかなり遅い晩飯を摂り、食事後に西国分寺行きの撮影をする。ちょうど23時33分発の西国分寺行きが出るところだった。
ついに切替工事開始。西国分寺行きは、方向幕に「西国分寺」が入っていないため、白紙の幕となる。この編成がこれから翌朝の工事終了まで、下り線を使用して国分寺~西国分寺間単線運転に使用される。
この西国分寺行きは、なかなか発車できず、本来は接続しない後続の電車の分まで接続してしまった。この遅れが、武蔵野線や南武線を使用した振り替えルートに影響が出なければ良いのだが・・・ 後ろに写っている253系は、高尾行き「成田エクスプレス」に使用された編成で、翌朝高尾発の列車は、高尾~新宿間が運休となるために、切替工事前に回送されてきたものである。
国分寺駅手前にある渡り線を利用して、上りホーム3番線に到着した国分寺止まりの下り列車。こんなシーンも切替工事らしい光景。
この国分寺駅3番線到着の列車まで撮影して、今回の観察は終了とした。私は、多摩湖線ホームへと向かい、多摩湖線の終電車で帰宅した。
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コメント
こんにちは。
国立駅立て替えで、この駅舎ともしばらくお別れですね。
確か、日本の駅(関東の駅だったかな?)100選にも選ばれていた記憶がありますし、開業当初からの駅舎が消えるのは、保存が決まっていても、本来の役目を終えることに、何ら変わりはありませんので、非常に寂しいです。
まあしかし、下関駅のような結末を迎えるよりは、数千倍マシですが…
投稿: 痛勤形酷電 | 2006/10/11 20:41
痛勤形酷電さん、コメント有難うございます。
私自身は、国立駅を殆ど利用した事がありませんでしたが、この駅舎だけはとても強く印象に残っていましたので、この日も疲れた体にムチを打って様子を見てきました。長旅を終えてから辿り着いた事もありましたが、この国立駅の駅舎に降り立つと、どこかホッとしたような感じさえしました。
国立駅の駅舎は、高架化工事完成後、復元を目指しているそうですが、復元が正式に決定した訳ではないそうです。ただ、国立市民は、街の景観を大事にする人達が多いですから、きっと将来、必ずや復元してくれると信じています。
投稿: TOMO | 2006/10/12 00:04