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鈴鹿F1観客輸送を観察する

ようやくADSLモデムが復旧しました。これより本格的な更新を再開します。まずは、10月8日に日帰りで遠征した、JR東海の鈴鹿F1観客輸送の観察記から書いていきます。

10月8日、私は、今年が最後と言われている鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリ開催に伴う、JR東海と伊勢鉄道の観客輸送の観察に出かけた。東京を出来るだけ早い時間に出ようと思ったのだが、やはり朝早く起きるのは辛く、東京駅7時3分発の「のぞみ103号」で名古屋へと向かった。名古屋には8時45分に着く。この列車を選んだ理由は、名古屋駅9時02分発の臨時特急「鈴鹿F1 7号」に間に合うからだ。名古屋駅に着いて、まずは「青空フリーきっぷ」を買ってから駅構内に再入場する。「鈴鹿F1 7号」は12番線からの発車なので、11番線ホームへ上がって行くと、既に列車は入線していた。早速撮影を開始する。

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鈴鹿サーキット稲生行き臨時特急「鈴鹿F1 7号」はキハ85系6両編成。

ごく普通のキハ85系に見えるが、先頭の車両はグリーン車のキロ85である。この車両は、元々、名古屋から紀伊半島を南下する特急「南紀」用に投入された車両だ。現在では、利用客減少に合わせて、「南紀」の基本編成からは外されて、「ひだ」に転用されているが、この日はF1輸送に借り出されていた。

臨時特急が出発すると、続いて12番線には、9時30分発の快速「みえ1号」が入線してくる。この列車は、「みえ2号」の折り返し運転なのだが、単線区間の多い関西本線で、F1関連の臨時列車を増発するのは至難の業。「みえ2号」自体が、交換列車遅れの影響で遅れているとの事で、発車時刻が近づいてもなかなか現れない。ようやく到着したのは、9時25分頃の事だったが、入線してきた車両を見て驚いた。

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鳥羽からやって来た「みえ2号」は、なんと6両編成。

これまでに、キハ75による快速「みえ」を何度も見てきたが、6両編成での運転を見たのは、この日が初めてだった。ご覧のように、名古屋側の先頭は、ヘッドライトが貫通扉上にもある二次車。さらに真ん中の2両は、武豊線用のワンマン運転対応車である400・500番台車であった。

私は、この「みえ1号」に、桑名まで乗ってみることにした。撮影後、急いで12番線へ向かう。ホーム上は物凄い数の乗客であふれているが、比較的空いている前から3両目付近に飛び乗った。車内は、首都圏の埼京線よりも混んでいるんではないかと思うほどで、全くと言って良いほど身動きが取れない。キハ75系が投入される前の快速「みえ」には、キハ58や65と言った急行形気動車が使用されていたのだが、2ドア車でF1輸送を捌いていた時期があったのかと思うと、ちょっとぞっとしてしまった。途中、何回か運転停車を繰り返しながら、10分少々で桑名に到着した。桑名駅でも乗降があり、発車に手間取っている様子。そこで、私は足早に反対側のホームへと向かい、「みえ1号」の出発シーンを撮る事にした。

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鈴鹿へ向かう観客を乗せて、桑名駅を出発する快速「みえ1号」

この時点で、「みえ1号」は約11分遅れ。遅れを少しでも取り戻すかのように、キハ75系はエンジンを思いっきり加速させて桑名駅を発車して行った。

さて、私は、ここから関西本線の亀山行き普通列車に乗り、南四日市を目指す事にした。なぜ南四日市かと言うと、キハ40系列使用の臨時快速を撮影するためだ。キハ40系列の臨時快速は、早朝、名古屋を出発しているのだが、鈴鹿サーキット稲生まで運転されたあと、再び四日市始発の快速に充当される事になっていた。その送り込み回送が、南四日市にて長時間停車する事が解っていたためである。「みえ1号」の遅れを受けて、こちらも11分遅れで運転していた亀山行きだが、南四日市に到着すると、ホームの無い側線に、キハ40系の6両編成の回送が停車していた。

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南四日市に停車中のキハ47+キハ40+キハ48の6両編成による回送列車。

この列車は、伊勢と美濃太田の両車両基地から派遣された車両を連結した混結編成。伊勢からは、キハ40と48の2両が、そして美濃太田からはキハ47の4両が派遣されているので、JR東海のキハ40系列が総出演というユニークな編成であった。特にキハ47は、JR東海では少数派であり、普段は美濃太田を中心に太多線や高山本線の近郊区間での通勤輸送に従事しているため、地味な存在である。

撮影後、今度は四日市に戻るために、上り列車の到着を待っていたら、先程の編成が、四日市から折り返してきた。今度はキハ48が先頭と言う事で、ちょっと違ったアングルになるために、こちらも撮影する。

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工業地帯らしい煙突をバックに、南四日市駅に入線してきたキハ40系の臨時快速。

四日市で折り返してきた、キハ40系の臨時快速は、南四日市駅の側線に入ってきた。最初は、上りの名古屋行き普通列車との交換だけだろうと思っていたのだが、ここでは、普通列車の交換と下り特急の通過待ちがあった。その為に、南四日市駅では客扱いをしない臨時快速を、側線に逃がしたのだ。

さて、普通列車で四日市へ戻ってきた後は、四日市駅の近くの駐車場で撮影する事にした。ここでは、キハ11系5両編成による臨時快速を狙う。先程のキハ40と同様に、伊勢と美濃太田からキハ11を出し合って5両編成を組んで臨時快速に充当している。この編成も大変働き者で、早朝の名古屋発の臨時快速に使用された後、再び名古屋へ回送し、名古屋駅9時54分発の臨時快速に使用すると言うハードスケジュールだ。臨時快速の宿命なのか、快速の癖に四日市までは1時間以上を要している。まず先に名古屋駅を36分後に出発してきた快速「みえ3号」が先にやって来た。

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快速「みえ3号」は4両編成での運転だった。

「みえ1号」の6両編成には負けるが、この3号も通常の倍の4両編成での運転。それでも、まだかなり混雑していた。そして「みえ3号」の通過から、およそ10分後、お目当ての編成がやって来た。

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キハ11系5両編成による臨時快速。各車両に設置されているミラーが目立つ。

先頭車と2両目のステンレス車が伊勢から派遣された車両。残り3両が美濃太田の車両であるが、このステンレス車は、キハ11系のモデルチェンジ車である300番台で、編成中唯一のトイレ付きの車両でもある。本当は先頭に立ってほしかったのだが、こうやって中間に1両だけステンレス車が入るのも面白い。

これでJR車による臨時列車の撮影は終了した。最後に伊勢鉄道の車両を撮影しておく。伊勢鉄道のレールバスも、昨年までに全車両、新車への置き換えが完了した。以前は、自社のレールバスだけで4両編成を組んだ事もあったが、今年は、2両編成を2本ずつ組んで、在籍している4両全てが営業運転に就いていた。

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伊勢鉄道線内の各駅停車は、2両編成での運転。

名古屋から、混雑した直通列車を避けて、亀山方面行きで四日市まで乗って、四日市から伊勢鉄道の各駅停車に乗り継ぐと言う人も結構いたため、この2両編成でも積み残しが出る列車もあったと言う。

この列車の撮影を以って、F1輸送の観察を終了した。私は、四日市駅から普通列車で次の目的地へと向かった。

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