東海道線名古屋地区の新ダイヤを観察する
313系5000番台に採用されたフルカラーLEDは、字も見やすく、ある程度のシャッター速度で撮影しても、文字が読み取れるのが嬉しい。
一方、改正前まで快速列車を中心に運用していた313系の0・300番台は、従来の快速運用の他、各駅停車にも進出している。
313系0番台車による各駅停車大府行き。日中の大府行きも10月1日のダイヤ改正から登場した。
313系0・300番台車は、朝夕ラッシュ時を中心に特別快速運用もある。中には4両編成を2本繋げた8両編成も存在する。
313系300番台車には、ダイヤ改正前、飯田線へ直通する運用が存在していた。新ダイヤでは、飯田線への直通列車は、全て豊橋駅発着に改められた。改正前313系で運用されていた飯田線の列車はどうなっているのか。そう思い、夕方、豊橋駅へ行ってみると、313系300番台車による飯田線の列車が停まっていた。
313系300番台車の飯田線内運用は、改正後もしっかりと残っていた。
このように、313系0・300番台車は、主役級の運用は減ってしまったものの、新たに各停運用が増えた事により、東海道線ではオールマイティーの車両になったと言えそうだ。
続いては311系。改正前は快速運用も僅かながら残っていたが、今回の313系5000番台車の増備により、快速運用からは撤退したようで、各駅停車用として再スタートを切ったようだ。また、311系と共通運用が組めるように整備した211系0番台車は、改正後も大垣に残り、引き続き各停運用に就いている。
各駅停車用として再スタートを切った311系。最近ではパンタグラフのシングルアームパンタ化も進んでいる。
改正後も大垣に残った211系0番台車。311系と共に、引き続き東海道線の各停運用に就いている。
さて、313系5000番台投入で明暗を分けた車両が117系と211系5000番台車だ。まずは117系。こちらは新ダイヤ移行後、充当列車が若干増えたようだ。
改正後、117系を使用する列車が若干増えた。この列車は岡崎発名古屋行き3187F。
さすがに新快速運用からは撤退したものの、快速運用は残っているし、さらに夕方には4両編成で各駅停車の運用もあり、撮影はしやすくなったと言える。
一方の211系5000番台車は、ダイヤ改正後、運用を離脱。全車両が、静岡地区に残る113・115系の置き換え用として、静岡車両区へ転属となった。
313系5000番台投入により、大垣車両区の211系5000番台車は、全車静岡車両区へ転属となった。
今回のダイヤ改正で、名古屋地区の東海道線は、ロングシート車が消えて、ほぼ全列車・全車両が転換クロスシートの車両で統一された事になる。各駅停車は、利用実態に合わせた運転区間や本数削減が実施されており、かなり大掛かりな改正となった。この改正の結果が、果たして吉と出るか凶と出るか。今後も観察を続けてみるつもりだ。
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琵琶湖交通社 社長のブログさん
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コメント
この快速用313系5000番台とやらはなかなかカッコいいですね(笑
お陰様でまた名古屋駅に行きたくなって来ました!!
飯田線運用もまだ残っていたんですね。北部に来るのは来年でしょうかね・・・
投稿: 快速特急INAJI | 2006/10/16 22:39
快速特急INAJIさん、コメント有難うございます。
HIDライトとフルカラーLEDの313系、仰るとおりカッコイイです。デザイン的には、これまでの車両と殆ど変わっていないんですが、なぜかカッコイイですよね。是非、313系5000番台を生で見てやってください。
飯田線北部には、やはり来年辺りかな?
投稿: TOMO | 2006/10/19 01:18