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西武多摩川線武蔵境駅が高架新駅へ切替

先週お伝えしたように、西武多摩川線武蔵境駅は、12月8日の終電後、高架新駅への切替が行われ、9日初電より高架新駅へ切り替えられた。以前より幣ブログでは、JR中央線と西武多摩川線の連続立体化事業について取り上げてきたが、今日はこの観察の一つの区切りとして、高架切替初日の西武多摩川線の様子を、午後から撮影する事にした。

私が武蔵境駅に到着したのは15時20分頃の事。中央線のホームから普通に歩いて多摩川線のホームへと向かってみた。11月30日からの南口への自由通路の変更と高架新ホームへの切替により、乗り換え時間は6~7分掛かるようだ。ちょうどホームへ上がると、15時30分発の是政行きが停車していた。

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連続立体化事業が順調に進み、JRより一足早く12月9日から高架新駅へ切り替わった西武多摩川線武蔵境駅。明るい新ホームで湘南形スタイルの伝統を保つ低運転台の101系が出発を待つ。

私は、この列車を見送って、新ホームの観察をしてみた。

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多摩川線には初登場となる発車案内機。将来は1面2線となるため、案内機は3・4番ホームとなっている。

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ドーム形の天井に覆われた新ホームは、エスカレーター・エレベーターも完備。

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こちらも多摩川線初登場の待合室。冷暖房完備で快適。(注:この写真のみ白糸台往復後に撮影)

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折り返し15時42分発となる列車が入線。

私は、この入線して来た列車に乗り込んで、車両基地のある白糸台まで往復してみることにした。高架新線初日なので、乗務員室背後の「特等席」に座りたいところだったが、既にカメラ持参の同業者と思われる人が数名乗っていたので、先頭車の前の方の座席に座った。低運転台の101系は、車内が空いていれば、多少後ろでも前方の景色が見えるのが有り難い。出発すると、暫くは建設中の中央線の高架橋に沿って走行する。単線の高架橋同士が並んでいる姿は、何となくJR関西本線と近鉄名古屋線が併走する八田駅付近に似ているなと思った。そう思ったのも束の間、西武多摩川線は、JR中央線と分かれる付近で地上に下りるため、高架新線を走行するのはほんの一瞬と言う感じだ。地上に下りてしまえば、今まで同様、のんびりムードで都市近郊のローカル線と言ったイメージである。およそ7分で目的地の白糸台に到着した。

さて、この白糸台駅では、101系低運転台車同士の行き違いシーンを撮る事にした。かつては西武の顔だったこの湘南形スタイルも、このデザイン同士の行き違いシーンは、この多摩川線でしか撮る事ができない。私は白糸台駅の武蔵境方にある旧甲州街道との踏切、多磨5号踏切からそのシーンを撮る事にした。雨の中待つことおよそ10分ほど、是政からの列車と武蔵境からの列車が白糸台駅に到着した。

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日中は12分間隔で運転される多摩川線。この白糸台駅と新小金井駅でこのような101系低運車同士の行き違いが見られる。

低運車同士の行き違い、池袋線や新宿線系統ではまず見られないシーン。懐かしさを感じた。雨の中待った甲斐があった。撮影後、私は白糸台駅へと戻り、駅ホームから車両基地内に留置中の101系を撮影して武蔵境へと戻った。

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白糸台車両基地内で休む101系。

さて、ここまで高架切替初日の様子をお伝えしてきたが、実は切替前日である8日夜も、多摩川線に乗車してみた。とは言うものの、この日は職場の忘年会が吉祥寺であり、2次会のカラオケが終了してからの乗車なので、時刻は22時を過ぎている。アルコールが入った体でコンパクトデジカメでの撮影となるので、多少手ブレがあるのはお許し頂きたい。

吉祥寺から中央線に乗り込んで武蔵境に到着したのは、21時56分頃の事だった。次の多摩川線は21時59分の発車。さすがにアルコールが入った体で走るのは辛い。この列車に乗るのは諦めて、次の22時16分発に乗ることにした。で、問題はどこまで乗るかである。22時台は17分おきとなり、多摩川線も本数が少なくなる。そこで、今回は競艇場前駅での折り返しとした。170円の切符を購入し入場。まずは役目を終える仮ホームを撮影した。

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高架新駅への切替で役目を終える武蔵境駅の仮ホーム。

翌日の初電から使用を開始する高架新ホーム上では、最終の調整が行われている模様。新ホームへ通じるエスカレーターも稼動していた。

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新ホームへ通じるエスカレーター。動作試験中だった。

一通り撮影をしていると、是政からの列車が到着した。仮ホームに停車する101系も今日が最後となる。

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仮ホームで発車を待つ221F。

撮影後、私は最後部車両に乗車した。とりあえず、出発してから高架切替地点の様子を見られればと思ったのだが、真っ暗で良く解らなかった。この221F、良く観察してみると、塗装も綺麗である。そう言えば、レールマガジンで白糸台車両基地内で検査・塗装作業をしていた車両の写真があったなと思い、クハ1221の乗務員室内を見てみると、ありました。

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乗務員室内で発見した「武検18-10」の表記。

この表記の通り、今年の10月に武蔵丘検修場で検査を受けた事になっている。JRと線路が繫がっていない状態になっているため、武蔵丘検修場からの出張扱いで検査をしたのは間違いない。今後もこのような編成が続々と現れる事だろう。

武蔵境からおよそ10分。競艇場前駅は久しぶりの下車。かつて存在した列車行き違い設備は、駅構内のバリアフリー化に伴い撤去されたのは聞いていた。その為にホームも一面になった事までは、このブログでも取り上げた事があったが、それ以来訪問していなかったのである。列車が出発してから駅構内を撮影してみると、使われなくなった旧上りホームが、ほぼそのまま残っている事が判明した。

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終着駅の一駅手前である競艇場前駅で下車。バリアフリー化により駅ホームは片面のみとなった。

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使用されなくなった旧上りホームの一部は、改札口へ通じるエレベーターへの通路として活用されている。

ここで私は一旦改札を出て、折り返し競艇場前駅から武蔵境駅までの乗車券を購入。先程、切符を渡した駅員に再び切符を見せて再入場した。駅員氏も、鉄ちゃんが乗りに来たのだろうと思ったことだろう。是政駅で折り返してきた221Fに再び乗り込み、武蔵境駅へと戻った。帰りの多摩川線車内では、モハのモーター音を堪能しているうちに眠くなってしまった。心地よいモーター音が子守唄になったようである。寝過ごすことなく武蔵境駅で下車して、JR中央線、西武多摩湖線と乗り継いで、23時30分ごろ自宅に到着した。

今回、高架新ホームへの切替が完了した西武多摩川線の武蔵境駅。工事はこれで終わったわけではなく、引き続き、未完成である3番ホーム側の工事が今後は本格化することになる。まずは仮線を撤去してからとなるが、空いたスペースに3番ホームへと入る高架橋を作る事になる。既に駅手前には3番ホーム側へ通じる線路のためのポイントも挿入されており、工事が完成すればいつでも対応できるようにはしてあるようだ。この3番ホームが出来ると、この線路を利用して、JR中央線との連絡線も作られる事だろう。今回の新ホームへの切替は、第1段階突破と言った表現が相応しいかもしれない。

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