ラストラン「浪漫」を見に行く
引退が決定してから、このブログでも何度か取り上げてきた、長野総合車両センター所属のお座敷客車「浪漫」が、ついにラストランを迎える事になった。最後の運転となったのは、3月2日から4日にかけての熱海までの運転だった。今回もぶどう色2号のEF64 41号機が牽引を担当したが、東海道線内は去り行く「浪漫」に敬意を表してか、お召し機のEF58 61号機も牽引に加わったらしい。
4日、「浪漫」の最終日。この日は、白昼堂々と中央線を走ると言う。途中、東小金井で13分停車するとの事で、「浪漫」の最後の姿を見るために、東小金井駅へと向かった。私が到着したのは、「浪漫」到着の20分以上前のことだったが、既に下りホームの高尾方には、かなりの数のファンが待機していた。私は、ホームの中央付近に陣取って待機していたが、後から来た人が私の前にどんどん立ち始めてしまった。解ってはいたが、これではまともに撮るのは不可能である。まあ、これも最終日らしい光景ではある。そして、「浪漫」がやってきたが、やはり前方のファンを避けて撮影する事はできなかった。
ついに「浪漫」が最終日を迎えた。13分間停車する東小金井駅には、大勢のファンが「浪漫」の到着を待ち構えていた。
ホーム中程の撮影を終えると、足早に高尾方へ。この時点で、ホーム先端には何人いたんだろう。数えるのが怖くなるくらいのファンの数だ。とりあえず、私も前の方に入れてもらって撮影してみる。
下りホーム先端より撮影。
この場所には、まだまだ「浪漫」を撮りたい人たちが次々とやって来る。私は後から来た人に譲る形でこの場を離れ、今度は客車の最後部付近へ。こちらは、先頭ほど混んではない。むしろ引退するのは「浪漫」なんだから、こちら側が混んでいないとおかしいのだが・・・
先頭付近と比べると、ノンビリ撮影できる感じだった最後部車両付近。
下りホームからの撮影は、これにて終了。今度は上りホームへと向かう。上りホームからだと光線状態は悪くなる。しかし、背後に工事中の高架新ホームの姿も写るため、高架工事真っ最中の東小金井駅の感じが少しでも出るのではないかと思ったからだ。
工事中の高架新ホームと「浪漫」
先程の下りホームと比べると、ファンの数は少ないのだが、その分、一般のお客さんが多く、珍しい車両だと解った一般客も、携帯電話のカメラで撮影と言う光景が目立った。
廃車が始まった201系や最新鋭E233系との並びも撮影。
工事中の高架新ホームとEF64 41+「浪漫」
下りホーム先端でカメラを構えるファン達。これを撮影したのは発車時間間際だったので、幾らか人は減った。
ここまで撮影を終えたところで、中線の出発信号機が変わった。いよいよ「浪漫」とのお別れである。私は、去り行く「浪漫」の最後の後姿を撮影した。
さよなら「浪漫」 最後までありがとう!
ご覧のように駅すぐの踏切にも多数のファンの姿が見えた。大勢のファンに見送られて、長野へと帰って行った「浪漫」は、幸せ者だったのかも。「浪漫」よ、最後までありがとう。お疲れ様でした。
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鉄ちゃんの鉄道日記さん
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