秋田車両センターの583系を撮影する
5月26日、この日は恒例の大宮総合車両センターの一般公開があり、私も出かけてきたのだが、この会場へ行く前に、どうしても見ておきたいものが2つあった。今回は、恒例の工場公開の記事よりも前に、その話題からお送りする。
583系寝台特急電車。今、JR東日本には12両が在籍しており、仙台車両センターと秋田車両センターに配属され、主に、東北地方から舞浜へのディズニーランド臨を中心に、臨時列車用として活躍している。このうち、秋田車両センターに在籍する6両は、もともと9両編成で、全ての車両が廃車予定であったが、計画が変更され、グリーン車を含む3両を廃車とし、残る6両は、時間をかけて入念に整備をして、先月出場。美しい姿となって蘇った。
奇跡の復活を果たした秋田車両センターの583系だが、ちょうど運良く、5月26日朝、秋田から舞浜までの団臨として上京してくることになり、舞浜到着後は、東大宮操車場まで回送される事になっていた。そこで、私は、大宮総合車両センターへ行く前に、この回送を撮影することにした。
朝9時少し前、私は与野駅で下車し、地元在住のふずりなさんと合流。まずは同駅近くで撮影するものの、思うように行かなかった。そこで、我々は、大宮操車場で15分間停車する間に、宇都宮線の土呂駅へ先回り。同駅にて、東大宮操車場へと入っていく583系を撮る事にした。土呂駅に着くと、光線状態は順光。そのため、同駅のホームには、たくさんの鉄道ファンの姿が見られた。我々は、同駅ホームの宇都宮方先端で待機。5分ほどして、583系がゆっくりとやって来た。
今年4月に奇跡の復活を果たした秋田車両センターの583系。この日は、東京ディズニーランドへの団臨に使用され、舞浜到着後、東大宮操車場へ回送されてきた。
奇跡の復活を果たした秋田の583系。今回の入場では、かなり大掛かりな修繕が施されたようだが、さすがに古い車両だけに、車体への痛みは隠せない部分もあるようだ。この画像でも解るが、先頭車両の雨どいには歪みも見られる。しかし、塗装状態は良好で、とても美しい姿になっている。国鉄メークを好む方にとっては、大きなJRマークが貼られていることにガッカリされる方も多いかと思うが、これも仙台車両センター所属車と区別する手段の一つ。秋田車両センター所属車の大きな特徴でもある。同車の末永い活躍に期待したい。
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鉄脳さん
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コメント
秋田車は傷みが激しいと聞いていただけに驚きました。本当に「奇跡の復活」ですね。
しかし綺麗になれば綺麗になったで「綺麗過ぎるよなぁ」な~んてツッコミ入れたくなります。ワガママですね(^^;
投稿: ぼうず | 2007/05/28 21:03
ぼうずさん、コメント有難うございます。
秋田の583系ですが、本当に眩しい位に綺麗な姿となっていました。583系と言えば、少し薄汚れていた方が、重みが感じられていいような気もしますので、ちょっと綺麗過ぎると言うのは頷けますね。その点を考慮しますと、今は仙台車の方が丁度良いのかな?と言う気がしますね。
投稿: TOMO | 2007/05/28 22:53