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福知山の怪しい近郊形電車たち

さて、N700系で京都へ到着した後は、山陰本線の特急列車に乗り換え福知山へやって来た。まずは、宿泊先にチェックインをして休憩。この日は福知山入りするだけのスケジュールだったのだが、猛暑と前日までの仕事の疲れか、ホテルに到着してから19時ごろまで何もしたくない状態になってしまった。

19時ごろ、ホテルを出て晩飯へ。駅前のホテルなので、まずは福知山駅周辺をぶらぶら。結局、入りたい店は無く、高架下にあった「餃子の王将」で食事をする事にした。そして、食事を終えた後、ふらふらっと入場券を購入し、駅構内へ。せっかく駅まで来たのだから、福知山名物の怪しい近郊形電車を撮る事にした。福知山周辺は、電化されたのが遅く、各地から集められてきた113系や115系が、福知山特別仕様に改造されて運転している。これらの車両は、実に個性派であり、趣味的に見ても面白い車両たちだ。福知山へ来たからには、これらを撮影しないで帰るわけには行かない。日も暮れて、少しは涼しくなったこともあり、バルブ撮影をしようという気になったのだ。

ホームに上がると、湘南色に白帯が入った2連の113系が停車していた。早速撮影してみる。

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ここ福知山は、近郊形電車の珍車の宝庫でもある。福知山泊となった8月16日の夜は、珍車たちにカメラを向けてみた。

この113系、一見すると普通に見えるが、屋根上のベンチレーターは昔ながらのグローブ形で、かなり古い車両であることが解る。この車両は、平成7年4月20日、綾部~福知山間平成8年3月16日、園部~綾部間電化にあわせて改造された車両で、現在では53005800番台車を名乗っている。5800番台に改造された当初から、ワンマン運転対応となっている。

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113系53005800番台をクモハ113側から見る。

その後、園部~綾部間の電化が完成したことにより、山陰本線は京都~城崎(現:城崎温泉)間が電化された事になり、この5300・5800番台車も運用範囲が拡大。園部から、京都口で活躍中の4連の113系と弊結し、6連となって京都まで行く運用も出来た。

比較的古い車両でまとめられた5300番台車だが、2編成だけではあるが、JR西日本お得意の体質改善を実施した車両がある。

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113系5300番台体質改善車は、現在2編成が存在している。

京都駅周辺で活躍している体質改善車と異なり、座席はボックスシートのままではあるが、古い車両が古さを感じさせない程度に手を加えられている。この辺りは、私の地元を走るJR東日本との違いかもしれない。

続いては、こちらの車両。

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4両編成で到着した115系電車。

この115系は、平成11年10月2日、舞鶴線綾部~東舞鶴間電化開業用として改造された車両で、2両編成5本が存在する。最初にご紹介した113系5300番台車と同様、山陰本線京都~福知山間でも活躍しており、京都まで乗り入れる場合には、113系と弊結される。古い車両でまとめられた、福知山地区の車両の中で、この車両は、115系1000番台車を種車としており、比較的新しい車両となっている。先頭のクモハ114は、モハ114から改造され、妻面を活用した事から、平妻形となっているのが特徴である。

さて、留めはこの車両。

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福知山線ワンマン運転用の113系3800番台車。

福知山線篠山口~福知山間と、山陰本線福知山~城崎温泉間のワンマン運転用に改造された113系3800番台車。この車両、この角度で見ると、ごく普通の車両であるが・・・

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篠山口方は、実にユニークな前面である。

ご覧の通り、福知山方は、実にユニークな顔立ちの車両である。この車両、昭和61年11月の福知山線全線及び福知山~城崎間の電化開業時には、クモハ113+クモハ112として2両編成で運転できるように改造され誕生した。しかし、後にクモハ113が、七尾線電化用として転用される事になり、クモハ112+モハ113+クハ111と言う編成を組むようになった。そして、福知山周辺のワンマン運転拡大により、モハ113が再びクモハ113に改造される事になったが、その際に、種車の妻面を活用。さらに4両編成で運転される事がないことから、ご覧のようなユニークな非貫通構造の車両となった。もし、七尾線電化時にクモハ113を転用しなければ、このような車両は生まれなかったかもしれない。

このユニークな車両。翌日の昼間、城崎温泉駅でも撮影してみた。

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翌日の昼間、城崎温泉駅で撮影した113系3800番台車は、霜取りパンタ付き編成だった。

前夜と異なり、クモハ112には冬季の霜取り用パンタが増設されており、珍車度が更に上がっていた。

このように、福知山を中心に活躍する113・115系はユニークな車両だらけである。近郊形電車ファン必見の街と言えるのではないだろうか。

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コメント

こんばんわ。msyk@板橋です。先日はお疲れ様でした。

福知山の113系見ていて楽しませてくれますが、近隣の者として失礼ながら一言。

最初に紹介された113系湘南色+白帯車ですが、5300番台ではなくて5800番台かと。新製冷房車グループから改造された5300番台車にはグロベン装着車は存在しません。この5800番台車、3800番台車と同じく1986年の福知山線電化時に先頭車改造を受け、その後は七尾線に転じることなく福知山に3編成残留していたクモハ113+クモハ112を1995年に再改造して生まれたものであります。因みに屋根にはJR西お得意のバス用クーラーが載っております…。

いずれにしてもゲテモノ揃いの福知山の近郊電車であります。


投稿: msyk | 2007/08/22 21:38

msykさん、先日はお世話になりました。

早速のご指摘有難うございました。私が事実確認を誤認していたようで、仰るとおり5800番台の誤りでした。失礼いたしました。早速、記事を訂正させていただきました。

それにしても、本当に福知山はゲテモノが多いですね。見ていて飽きませんでした。

投稿: TOMO | 2007/08/22 23:05

TOMO様、はじめまして。たかベーと申します。初めてコメントさせていただきますが、よろしくお願いいたします。毎日楽しみにして拝見しております。
山陰本線はもう何年も行っていないので私の中では非電化というイメージがありますが、変わったものですね。JR西ならではの改造車のオンパレード、興味深く拝見しました。
ところで先日、弊ブログでも福知山駅でのバルブ撮影をアップ(ただし、相当昔の写真ですが(^^;ゞ )しましたので、お暇な時にでも覗いてみて下さい。
これからも毎日記事を楽しみにしております。

投稿: たかべー | 2007/08/23 06:39

たかべーさん、コメント有難うございます。

早速、たかべーさんのブログを拝見いたしました。いやあ、なかなか興味深い写真で見入ってしまいました。

今後とも出来る限り更新を続けてまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: TOMO | 2007/08/24 07:32

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