では、ここで再び関西ネタを中断します。
以前にも書いたことがあるが、私が生まれてから最初に撮った鉄道車両は、東急東横線の8000系だった。地元を走る車両と違って、銀色に輝くステンレス車両は、とても眩しく見えたのを今でもはっきりと覚えている。
幼い頃の思い出が残る東急8000系が、本日、東横線から引退することになった。最後まで東横線に残ったのは8017Fで、更新時に前面に赤と黒の帯を入れた「歌舞伎カラー」と呼ばれるタイプで、幼い頃見たものとはイメージが異なる。しかし東横線で長年活躍してきた車両であることには変わりない。最後の勇姿は見届けてやろう。さよなら運転を撮りに行くことにしたのだが、今日は高尾で模型運転会がある。後の予定を考えると、模型持参となることから、撮影はコンデジ限定となる。そうなると撮影場所は限られてしまう。散々悩んだ挙句、私は、綱島に行ってみることにした。
立川から南武線で武蔵小杉へ。そこから東横線で綱島に着くと、既に上りホームの横浜方先端には、カーブを曲がってくるところを撮ろうとするファンでいっぱいだった。しかし、下りホーム側はと言えば、誰もいない。実は、この時点で、8017F通過のおよそ15分前。普通に考えれば、大勢いて当たり前の時間帯だ。実は、私が撮影地として考えていたのは、この下りホームの渋谷方だった。今回は特急で運転するので、綱島は通過となる。ホーム上から撮れば、ただ単に駅を通過するだけの写真となる。しかし、私自身は、それで良いと考えていた。
特急列車で練習をした後、各駅停車1本を挟むと、いよいよ8017Fの出番だ。しかし、8017F接近の自動放送が入った直後、下り列車の接近放送も掛かる。「あれ、被りか?」と半ば諦めの状態だったのだが、どうにか8017Fの方が先となり、無事に撮る事ができた。

1969年より39年間に亘って東横線で活躍してきた8000系が、ついに東横線から姿を消す事になった。長年の活躍に敬意を表して、さよなら運転が実施された。
8017Fは、前後で違うヘッドマークを付けていると言う。となると、後ろも押さえなくてはならない。ところが、背後からは東京メトロ03系による菊名行きが入線中。8017Fがゆっくりと走行してくれたため、どうにか後ろ側も撮る事ができた。

前後でヘッドマークのデザインが違うと言う事で、後ろ向きも撮影してみた。
この写真、ホーム先端の金網越しから撮影しているため、あまり良い画像ではないが、ヘッドマークの違いは解るので、自分自身は満足している。実は、この後ろに歩道橋もあり、ここからも撮影している方が何人かいらっしゃった。最初は、私もここへ行こうと思っていたのだが、結局は、次の予定も考慮して、ホーム上での撮影とした。しかし、あの歩道橋に行っていたら、菊名行きに被られ、8017Fは撮影できなかったと思う。
この後、私は一旦出場した後に武蔵小杉へと折り返し、南武線・京王線経由で、模型運転会の会場である高尾へと向かった。
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