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EF55 1+旧客の試運転を撮る

今日から12月。今年も残すところ1カ月を切りました。2008年最後の1か月の最初の話題は、11月29日の撮影記からスタートです。

11月29日、私は、ちろ氏からの誘いを受けて、群馬県内へ撮影に出掛けた。最初は、107系や115系を中心に撮影と考えていたのだが、長野新幹線「あさま509号」で高崎に到着すると、在来線の2番線ホームに大勢のファンの姿を発見。近づいてみると、そこには旧客の姿が・・・ そして、水上方からゆっくりとEF55 1号機が現われて、客車に連結された。

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11月29日、高崎駅にてEF55 1号機+旧客に遭遇した。

EF55は、1936年に登場。1964年に一度は廃車になるものの、国鉄末期の1986年に奇跡の復活を果たす。そして、2006年12月には、誕生70周年を祝う列車が運転された。しかし、その後は車両の不具合等が続き、ついに2009年1月の運転を以て、現役を引退することになった。JR東日本高崎支社では、同機の最後の花道として、12月から2009年1月にかけて、さよなら列車を上越線・信越線で運転する事になったが、さよなら列車の運転に合わせて、大宮総合車両センターに入場し、同機を修復。美しい姿になって高崎に戻って来たばかりであった。この日は、さよなら運転を前にした試運転を実施。どうやら「さよなら運転」のスジで、水上まで旧客を牽引するようである。

私は、この列車を撮影するため、まずは先行する列車で井野駅へと向かった。途中の高崎問屋町駅の上りホームは、大勢のファンが待機しており、井野駅も混雑しているものと思っていたのだが、実際に到着すると、まだ上りホームには誰もいなかった。これは意外だった。上りホームの高崎方、水上方のどちらで撮るか悩んだが、結局は水上方で待機。ここで、地元在住のちろ氏と合流する。そして、107系による伊勢崎行き1本を挟んで、10時06分頃のこと、前方よりEF55の姿が見えてきた。時刻からして、上り列車の接近も気になるが、どうにか被られることなく撮影する事が出来た。

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井野駅を通過するEF55 1+旧客の試運転列車。

美しい姿に蘇ったEF55。その後ろには、同じく茶色の旧型客車。私自身、EF55自体は、これまでにも何度か撮影してきているが、旧客を牽引する姿は、いつ以来の撮影だろうか。その美しい組み合わせに思わず感動してしまった。

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走り去る旧客の後ろ姿。

撮影後、後続の水上行きで試運転列車を追跡する。途中の渋川で、試運転列車を追い越した。この点は、SL奥利根号と全く同じである。私は、岩本駅で下車。8月に青プレートになったD51 498号機を撮影したポイントへと向かう。ここも、踏切付近には多くのファンが駆けつけていたが、踏切よりやや駅寄りの場所には誰もいなかったので撮影がしやすかった。カメラのセッティングを終えてからおよそ3分後の事、前方よりEF55がやって来た。

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岩本付近を行くEF55 1+旧客。

山間部を力強く走るEF55の姿は、引退してしまうには勿体ないような感じさえした。

この後、私とちろ氏は、後続の列車で水上へ移動する。到着後、転車台付近へ向かうと、ちょうど、方向転換作業が終了する直前だった。

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水上の転車台で方向転換をするEF55。

そして昼食休憩をはさんで、今度は2番線に留置中の旧客を撮影する事に。

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水上駅2番線に停車中の旧客編成。

考えてみれば、旧客編成をこうやって間近に見られるのも、それほど多くはない。こう言うチャンスを生かして形式写真も撮っておくことに。ただ、線路間の架線柱が邪魔なのだが、贅沢は言ってられない。

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デジタル無線が目立つが、これから先も現役を続けていくには、このような装置を付けるのは仕方ないこと。このようなアンテナを付けた事で、まだ暫くは使うんだぞと言う意思表示だと思う事にする。

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この後、いよいよ上りの試運転列車の撮影に向けて移動を開始する。運転時刻を考えると、走行撮影が可能なのは沼田までが限界だろう。上牧・後閑・沼田の3駅のうちのどこで下車するか、ちろ氏と相談した結果、沼田へ移動する事になった。しかし、車内からちろ氏推奨の撮影ポイントを見ると、既にファンがカメラを構えていた事から、そこでの撮影を断念。以前から私が目を付けていた場所へと移動する。それは、沼田駅から高崎方に進んだ踏切付近。この場所には、まだ1人しかいなかった。私たちは、先客に一声かけて後ろから撮る事に。撮影準備も済ませ、後は本番を待つばかりだ。185系の特急で練習をして本番を迎える。ところが、通過直前になって、続々と車がやってきて、最初は3人しかいなかったこの場所に、大勢のファンが押しかけて来た。彼等は、後ろにいた私たちの事はお構い無しに前に入り込む。こちらも十分に考慮してカメラを構えていたのだが、1人だけどうにもクリアできない人がいたため、声を掛け、支障のない場所に移って貰った。

そして、いよいよ本番を迎える。ここに集まった皆さんの譲り合い精神のおかげで、無事に撮影する事が出来た。

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沼田を出発。一路、高崎を目指す試運転列車。

この後、沼田から後続の高崎行き普通列車で高崎方面へ。渋川で試運転列車を追い越したのを確認して新前橋で下車。ここで最後の撮影をするが、同じことを考えているファンは多く、新前橋駅の3番線ホーム高崎方は、あっという間にバルブ撮影の雛段が出来あがった。私はとても入る隙が無いと判断し、ここは水上方から旧客をメインに撮影する事に。バルブ撮影集団から120メートルほど離れたところで待機しているのだが、まあ皆さん元気で、この辺で待機していても声が聞こえてきた。それよりも心配なのは、列車の進入時である。この時点でも、試運転列車が到着する前に、3番線には両毛線の普通列車が入線している。ホームの端ギリギリのところまでファンが待機しているので、この列車の運転士氏はかなり気を遣った事だろう。この日、東海道本線では、列車を撮影していた鉄道ファンが、列車にはねられて死亡すると言う事故が起きている。撮影する側も、安全面を考慮した行動をしてもらいたいものだ。もちろん、これは自分自身にも言えること。後日、人身事故の真相を聞いた時はそう感じた。

17時04分頃、新前橋駅に試運転列車が到着。停車を待って旧客を撮影する。

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新前橋駅に停車中の試運転列車。ゴールの高崎はもう少し。

この撮影を以て、EF55の試運転列車の撮影を終了。私とちろ氏は後続の列車で高崎へ移動し、駅前の飲食店で撮影終了の祝杯をあげた。2時間ほど飲食した後、八高線経由で帰宅。自宅に戻ったのは23時を過ぎていた。

今回、誘っていただいたちろ氏には、この場を借りましてお礼申し上げます。

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コメント

TOMOさんこんにちは、お久しぶりです。EF55、ムーミンですね。もう引退だということ、とても寂しいです。工場でお化粧直しをしての出場、さぞうつくしかったものと思います。最後まで事故の無いよう、気をつけてムーミンの最後の晴れ姿を見送って生きたいですね。

投稿: オグリキャップ | 2008/12/01 12:58

オグリキャップさん、コメントありがとうございます。

本線上を客車を引いて走るEF55を撮ったのは、実に2年ぶりの事だと思いますが、本当に高崎駅で見たEF55の姿はとても美しかったです。これが最後の花道のためのお色直しだと思うと、何とも寂しさを感じてしまいます。

これから、さよなら運転本番に向けて、沿線の撮影地には、カメラを持ったファンが多数駆け付けることと思いますが、本文でも触れたような事故の無いように、しっかり見送って貰いたいですね。

投稿: TOMO | 2008/12/01 20:34

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