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さよならEF55碓氷号を撮影する

さて、倉賀野でのウォーミングアップを終えた後は、いよいよ横川方面へと向かっていく。

1月11日に撮影したEF55碓氷号の時と同じく、高崎駅9時13分発の横川行きで出発する。前回同様、この日も107系の2両編成。車内は超満員だ。我々、鉄道ファンは、EF55のさよなら運転が終わってしまえば、おそらくは、この列車にこれだけ乗る事はないだろう。この日だけのために車両運用を変更するのは困難な話だろうから、2両編成での運転は仕方ないのかもしれない。しかし、毎日利用する地元の方にとっては、この混雑は迷惑な話だろう。鉄道ファンの間に混ざって窮屈そうに乗っている地元の方を見ると、何とも申し訳なく感じてしまう。

とりあえず、車内でちろ氏と相談した結果、今回下車駅として選んだのは磯部駅。ここから安中方向へ15分ほど歩いたところにある畑の畔。ここも既に大勢のファンが待機していたが、人と人の間からカメラを構えて撮影することにした。セッティングを終え本番に備える。この日は、上野からの直通運転と言う事で、これまでのEF55碓氷号とは、ややダイヤが異なる。その為、私が乗車して来た横川行きが、碓氷号の前に運転される最後の下り列車となるため、下り列車を使ってのカメラリハーサルが出来ない。つまり「ぶっつけ本番」と言うことになるのだ。まあ、直前に上り列車が来るので、完全な「ぶっつけ本番」ではないのだが・・・

現地到着からおよそ20分後、「さよならEF55碓氷号」がやって来た。

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横川へ向かう「さよならEF55碓氷号」

通過直前まで太陽と雲の関係が微妙で、直前まで太陽が雲に隠れていたのだが、何とか通過直前で日が出てきてくれた。そして、何と言ってもうれしかったのが、ヘッドマークなしでの運転と言うこと。やはり、最後ぐらいはEF55本来の姿で撮りたかった。現地でご一緒した方達からも同様の声が聞かれた。

撮影後、EF55の到着に合わせてイベントを開催していると言う横川駅の様子を見るため、磯部駅へと戻り、後続の横川行きで横川へと向かう。所定では、磯部駅の出発時刻が10時40分なのだが、途中駅での混雑による影響なのか、2分ほど遅れてやって来た。そして、列車は松井田・西松井田と撮影地から撤収するファンを飲み込み、超満員の状態で横川駅に到着した。

横川駅では、EF55に少しでも近付こうと試みるが、ホーム上は到着した列車から下車したファンで身動きも取れない状態。更に、「さよならEF55碓氷号」の折り返し回送を撮るには、来た電車で折り返さないと間に合わない事から、横川駅では何もしないで、再び107系に乗り込む。車内で、ちろ氏とどこで撮るかを考えながら、結局は磯部駅へと戻って来た。

「さよならEF55碓氷号」の折り返し回送は、磯部駅を11時35分頃の通過となる。時刻表を眺めてみると、11時37分に下りの横川行き列車が発車する。もし、回送列車が定刻通りの通過であれば、ホーム上で撮影すると、37分発の下り列車で横川へ行く事が可能だった事から、下りホーム上で撮影することにした。しかし、予定時刻になっても回送は現れず、結局は、下り横川行きが先の発車となった。予定時刻から遅れる事、およそ8分。EF64 1001号機に牽引された、回送列車がゆっくりと磯部駅を通過して行った。

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EF64 1001号機を先頭に、高崎へと向かう「さよならEF55碓氷号」の回送列車。

回送列車の先頭に立つEF64 1001号機は、1987年3月に、当時在籍していたお座敷客車「くつろぎ」の指定専用機、並びにEF55の山岳路線へ乗り入れる際の補機として、ぶどう色2号+白帯のカラーになった。これまでに何度もEF55をサポートして来た車両だけに、今回の運用は本来の姿と言える。

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後追い。

後追いの撮影は、前方にいたファンの方が動いてしまったため、最初に撮った2枚は失敗。最後に撮った1枚が、何とかモノになると言う結果だった。

EF55の運転は、この時点で1月18日の1往復分が残っていたが、最終日は、大混乱が予想されていたため、あえて出動する気にはなれず、この磯部駅での回送列車の撮影が、私にとってEF55の最後の撮影となった。

EF55との出会いは、思えば今から23年前。高崎第二機関区での撮影会が最初だった。あの時は、機関区内での自力走行が出来るようになった記念の撮影会だったと記憶している。その後、正式に本線走行が可能となってから、今日まで20年以上に亘り、イベント列車に活躍。私も何度か撮影をしてきた。今思うと、もう少し撮影しておけばよかったかな?と色々と考えてしまうことも。引退後、EF55は、鉄道博物館で保存する方針だそうだが、当面は高崎車両センターで保管とのこと。長い間、本当にありがとう。お疲れ様でした。

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コメント

信越線内までご苦労様です。
それにしても、EF551のさよなら運転のときは人がすごいですね。僕も去年のEL奥利根とさよならEF55水上号を撮りにいきましたが、六両に増結された115も大変な混雑でした。(TOMOさんも同じ電車のようですが)

投稿: ゆーtetuろー | 2009/01/20 20:50

ゆーtetuろーさん、コメントありがとうございます。

12月から始まったEF55のさよなら運転ですが、運転日の上越線や信越線の電車は、撮影地に向かうファンで混み合っていましたね。

上越線の場合、EF55の後に運転された高崎行き普通列車は、私も帰りに乗りましたが、あれは所定でも6両での運転だったようです。上越線に関しては、たまたま巡り合わせが良かったようですね。

投稿: TOMO | 2009/01/21 12:11

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