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三岐鉄道の貨物列車を撮影する

さて、引退する607Fを撮影するために訪れた三岐鉄道三岐線。この線の顔は、何と言っても貨物列車だろう。実際に、持参した貨物時刻表の、三岐鉄道線のページをめくれば、下り8本、上り9本(いずれも単機回送を含む)の貨物列車の時刻が掲載されている。607Fと合わせて、貨物列車も何本か撮影できそうだ。実際に、名古屋から乗車した近鉄の急行電車が、近鉄富田駅に差し掛かる直前に、三岐鉄道線へ入って行く貨物列車を車内から目撃している。

あの列車にどこかで追いつく筈だ。そう思いながら、近鉄富田駅より西藤原行き電車に乗り込む。2駅程走ると、早速、富田駅へ向かう単機回送とすれ違った。そして、下車予定の保々駅に到着すると、貨物列車用の側線には、東藤原へ向かう貨物列車が停車していた。先程、近鉄の車内から見た列車だ。まずは、この列車から撮影することにした。

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保々駅に停車中の貨物列車。

手持ちの貨物時刻表によると、この列車は、JR富田駅を9時58分に出発する503列車。三岐鉄道のED45形電気機関車の後ろに繫がる4両の貨車は、太平洋セメント所有の私有貨車で、フライアッシュ・炭酸カルシウム専用車であるホキ1000形である。

このホキ1000形、これまでにも何度か撮影しており、弊ブログでも2008年6月22日付記事にて、名古屋駅を通過するシーンを取り上げている。撮影場所からもお解かりの通り、この車両は、衣浦臨海鉄道の碧南市駅から、東海道本線・関西本線を経由し、三岐鉄道の東藤原駅までを結んでいる。JR線内は、16両編成と長い編成で運転されているが、この三岐鉄道線内は、編成を短くされて、2日がかりで輸送されている。この日、私が目撃したのは4両だったが、列車によっては2両と言うこともあるらしい。

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太平洋セメント所有のホキ1000形。

この後、私は607Fの走行写真を撮影するために、保々~北勢中央公園口間の撮影ポイントへと移動する。保々駅に停まっていた503列車は、607Fによる近鉄富田行きと交換して、11時7分に保々駅を出発する事から、十分に撮影する事が出来た。

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保々駅を出発し、一路、東藤原へと向かう503列車。

この503列車を牽引していたのは、三岐鉄道のED45形電気機関車のうち、7号機と1号機の2両。2両目の車両がトップナンバーとなる1号機なのだが、このED45形、9両が在籍しているのだが、同じような形に見えて、それぞれの車両に違いがあり、特に先頭の7号機の車体は、なんと西武所沢車両工場で製造されたらしい。こんなところにも、西武鉄道との結びつきの強さを感じてしまう。

さて、ここで貨物時刻表を見ると、この後も貨物列車が1時間以内に上り・下りとも1本ずつ運転されることが解った。次の貨物列車は上り列車。先程の位置から、やや駅寄りに進んで待機する。積み荷はセメントと言うことしかわからない状態で、後ろに繫がる貨車が何か、そして車両も何か解らないまま待機する。そして、時刻となり前方から貨物列車がやって来るのだが、編成の長さに驚いてしまった。

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ED452を先頭に太平洋セメント所有のホキ10000形16両編成で構成された3714列車。

太平洋セメント所有のホキ10000形16両編成による貨物列車。三岐鉄道を走るホキ10000形は、2000年から開始された中部国際空港建設埋立土砂輸送に使用されるために移籍して来た車両。中部国際空港開港後も、一部の車両が残り、現在でも活躍を続けている。

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ホキ10000形のみを撮影。

この3714列車は、保々駅で下りの3713列車と交換する事になっていた。ちょうど、この後は607Fに乗車予定となっていたため、保々駅へと向かい、607Fに乗車する前に、保々駅に停車していた3713列車を撮影した。

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保々駅に停車中の3713列車。

ED454+ED456が牽引する3713列車。機関車の後ろに連なるのは、太平洋セメント所有のタキ1900形である。かつては、各地で見られたタキ1900形も、今ではあまり見かけなくなってしまった。

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太平洋セメント所有のタキ1900形。

機関車の後ろに連なるタキ1900も、機関車次位の車両のみ撮影してみた。後ろの車両と比較すると、会社名と車番の位置が異なっているのが解る。

この後、私は607Fで西藤原まで往復する。そして、再び、607Fを撮影するために、保々~山城間の撮影ポイントへと移動する。ここで607Fを待つ事になるが、その前に、貨物列車がやって来たので撮影してみた。

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ED456+ED454+タキ1900形による3716列車。

牽引機を見ると、3713列車を牽引していた車両だった。機関車も、東藤原に到着した後は、すぐに折り返して、別の列車を牽引しているのだ。なかなか忙しい運用である。

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3716列車を後追いしてみる。

この列車で初めて後追い撮影をしてみたが、最後尾車両に赤い反射板を付けていない事に気が付いた。最近の貨物列車では、反射板を付けている姿を見慣れてしまっていたため、反射板のない姿には、何か物足りなさを感じてしまった。

この場所及び保々車両区での607Fの撮影を終えて、保々駅に向かうと、構内には下りの貨物列車が停車していた。私は、再び、保々~北勢中央公園口間の撮影ポイントへ移動し、この貨物列車を撮影してみた。

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ED457+ED451+タキ1900による3715列車。

ED457+ED451の組み合わせも、実はこの日2度目の遭遇。先程の3716列車同様、機関車が活発的に動いている事が解る。

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3715列車後追い。

3716列車同様、太平洋セメント所有のタキ1900のみで構成された編成であった。

この撮影を以て、三岐鉄道の貨物列車の撮影を終了とし、保々駅へと戻った。

今回、初めて三岐鉄道線内で貨物列車を撮影してみたが、日中は貨物列車が頻繁に運転されており、効率よく撮影出来た。沿線には、貨物鉄道博物館もある。またいつか、博物館訪問と合わせて、貨物列車の撮影をしようと思う。

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コメント

TOMOさんこんにちは。三岐鉄道のすれ違いができる駅は有効長がものすごく長く、貨物列車と悠々すれ違いが出来る構造になっていたのを覚えています。この沿線には貨物列車だけの博物館があるそうですね。貨物列車撮影も兼ねていってみたいです。

投稿: オグリキャップ | 2009/02/06 10:09

オグリキャップさん、コメントありがとうございます。

三岐鉄道も秩父鉄道と同様、交換設備のある駅では、有効長がとても長くなっていますね。それだけ貨物列車の運転が盛んであり、どの列車の編成が長いことを裏付けているものと思われます。

貨物博物館は、毎月開館日が決まっているそうです。私も一度は行きたいと思っています。

投稿: TOMO | 2009/02/07 15:07

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