霜取りパンタ付きの115系新潟車と出会う
さて、2071レを上牧駅付近で撮影した後は、高崎へと戻るのだが、上牧から高崎へ戻る普通列車は、1時間近くない。何もない上牧駅でひたすら待つのも苦痛である。ちょうど青春18きっぷで乗っているので、すぐにやって来る下り列車に乗車。水上まで行く事にした。
やってきた水上行きは、湘南色の115系3両編成。中間のモハ114に乗車し、一駅、水上駅へと移動する。水上駅には1番線に到着。隣の2番線には、新潟色の115系が停車していた。数少ない、上越国境を越えて行く普通列車である。青春18きっぷ利用者だろうか。水上駅では、小走りに2番線へ移動する乗客が多かった。私は、そんな乗り換え客を無視して1番線の長岡方へ。湘南色と新潟色の115系の並びを撮影する事にした。
水上駅で並んだ、新潟色と湘南色の115系。
2番線に停車中の新潟色の115系、新潟車両センターのN6編成なのだが、よく見ると、モハ114のパンタグラフが2基上がっている。新潟車両センターの115系には、霜取りパンタを装備した115系が4編成存在し、今回、そのうちの1本と出会う事が出来たのである。
こうなると、この編成の最大のポイントである霜取りパンタを装備したモハ114を撮影したいところだが、私が水上まで乗車して来た115系が、1番線に停車している以上、どちらかが動くまでは撮影出来ない。2番線の長岡行きが先の出発と判断し、光線状態の良い1番線の長岡方で待ち続けることにした。
そして、数分後のこと。長岡行きが動き出す。まずは、ダブルパンタであるモハ114から撮影する事に。
霜取りパンタを装備したモハ114-1067。
霜取りパンタも含めて、パンタグラフを2基上昇させたモハ114-1067。良く見ると、方向幕が1両だけ「ワンマン 東三条」となっているのは御愛嬌。
最後部、クハ115-1048側から編成全体を入れて撮る。
霜取りパンタ装備編成と言う事で、通常はパンタグラフが無い、クハ115側もパンタグラフが上がっているのが見えているのが、この編成の大きな特徴である。上牧から1駅、水上まで戻ってきて良かったなあと、この編成に出会えた事でそう思った。
この後、私とちろ氏は、高崎行きの列車まで時間があるので、いったん改札を出場。待合室で休憩した後、高崎行きに乗車し、高崎へ向かう。1時間ほどの乗車であるが、乗車した車両は、暖房の効きが悪く寒かった。高崎到着後、駅前の飲食店へと向かい、1時間少々祝杯をあげるが、お店がとても暖かくてホッとした。そして、八高線経由で帰宅。早朝からの長い1日も無事に終了した。
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- 西武2000系2513Fが小手指車両基地へ貸出 狭山線の運用に就く(2022.05.06)
- 西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する(2022.05.03)
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2022.05.01)
- 秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その2(2022.04.30)
- 秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その1(2022.04.26)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- E491系 中央快速線を検測(2022.04.07)
- E233系 2022年3月ダイヤ改正で消滅する八高線直通列車を撮影する(2022.03.20)
- ダイヤ改正で消滅 相模線の横浜線直通列車を撮影する(2022.02.08)
- しなの鉄道の115系を撮影する 2021師走 その1(2021.12.13)
- E233系青編成 秋の「青梅線・五日市線」観光キャンペーンに合わせて中央快速線で営業運転(2021.11.30)
コメント
そういえば113,115系グループは私の地元ではもう見れなくなってしまいました。関東圏でも201系が徐々に姿を消しつつあるので、国鉄時代の車両が消えていくのがまた一つ惜しい出来事に感じられます。205,211系についてもこの先の処遇が非常に気になる所です。関西や中国地方など、地方に行けば行くほど、風変わりな103,113系などを見る事ができるというので今度関東から関西、中国方面へ出向く際に絶対、記録しておこうと思います。
JR発足後に製造・投入された京浜東北線の209系0番台など、205系や211系と比べると短命に終りましたね。寿命が10~15年程度の設計になっているらしいのですが、まだまだ使える編成が東北方面の別の路線に転用されるという噂も聞いておりますので今後の動きが気になります。
そしてE233系についても、今現在は京浜東北線の1000番台の増備が続いていますが、今年中に京葉線に5000番台を投入する予定となっているそうです。東海道線用3000番台は2007年製造の10+5両1編成が現在も活躍していますが2010年上半期に10+5両1編成が運用を開始するとのことなので来年からはE217系とE233系がそれぞれ別運用になりそうな感じがします。東北縦貫線用の増備車と211系の置き換えの車両はかなり前からE233系3000番台で纏まると決まっていますが、ちょっとしたマイナーチェンジ車になっている感じがします。
投稿: mi-ha- | 2009/03/30 18:41
miーhaーさん、コメントありがとうございます。
次々と新型車両を入れている印象のあるJR東日本ですが、ご覧のように水上駅では、今でも115系同士の並びが見られますが、miーhaーさんのお住まいの地域では、もう113系や115系が消滅してしまっていますから、こう言ったシーンは見ることができませんね。
コメントの中でも触れられていますが、東北縦貫線用にE233系が増備されますと、当然のことながら、現在使用中の211系が捻出されます。その結果、一部の車両がローカル線に転用されることは十分に考えられます。現在、115系が走っている地域でも、やがては他形式に置き換えられるわけですし、置き換えのタイミングも、あと数年で訪れることも考えられます。JR東日本に関しては、東北縦貫線開通時期が一つの目安かもしれません。おっと、その前に、209系の房総地区転用計画があるようですから、その前に一部の211系にも動きが出そうですね。
どちらにしましても、国鉄型車両の記録はしっかりしておかなくてはいけない時期には来ている筈です。お互い悔いの残らないように記録しておきたいですね。
投稿: TOMO | 2009/03/31 17:54