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ひたちなか海浜鉄道湊線を訪ねる

さて、7月20日は、「あけぼの」撮影を終えると、常磐線の特急列車に乗り込んだ。

この日、お世話になっているライターさんより、「ひたちなか海浜鉄道へ取材に行くから同行しませんか?」と言うお話を頂いた。ひたちなか海浜鉄道とは、2008年3月31日まで運行されていた、茨城交通湊線を引き継いだ第3セクターの鉄道会社である。三木鉄道からの譲渡車が入線するなど、最近は何かと話題の多い同鉄道。しかも、今回は、会社再建のために全力で取り組んでいる吉田社長にもお話がうかがえるという事で、喜んで出掛けて行ったのである。

上野駅8時30分発の「フレッシュひたち」で出発。いったん、水戸に立ち寄った後、勝田へ。同駅で1日乗車券を購入して、10時44分発の阿字ヶ浦行きに乗り込む。待っていたのは、キハ3710型である。同社公式サイトによると、この日は全列車、キハ3710またはキハ37100による運転と言う事で、残念ながら旧型気動車の出番はない。まずは、この列車で阿字ヶ浦まで乗り通す。そして、その道中、どこか気になる場所が有ったら、帰りに立ち寄り、撮影をするつもりでいた。那珂湊を過ぎ、平磯~磯崎間に差し掛かった時、その景色が気に入った。帰りに立ち寄る事にする。

阿字ヶ浦で折り返してきて1駅目、磯崎駅にて下車。駅から勝田寄りに歩いて数分の所から、畑の中を行く列車を撮影することにした。待つ事およそ10分。阿字ヶ浦へ向かうキハ3710がゆっくりと通過していった。

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平磯~磯崎間を行くキハ37100-03。

やって来たのは、キハ3710シリーズの中では現時点で一番新しい、キハ37100-03と言う車両であった。3両目のこの車両は、キハ37100と5ケタの車番になっているのが特徴である。

この後、磯崎駅へと戻り、阿字ヶ浦から折り返してくるキハ37100の勝田行きに乗り込む。この磯崎駅、駅の阿字ヶ浦方がカーブになっているのだが、何となく模型的なカーブとなっている。その感じが気に入り、乗車前に入線してくる列車を撮影してみた。

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磯崎駅に進入するキハ37100-03。

乗車した勝田行きで那珂湊へ向かうことにした。10分ほどで到着。構内に留置されている旧型気動車を見ると、キハ205の光線状態は良好だった。同行していたライターさんにも、「光線状態の良いうちに撮ってしまいましょう。」と伝え、いったん下りホームへ向かう。

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那珂湊駅構内に留置中のキハ205他旧型車両。

この時点で時刻は12時15分。社長さんとお会いするまでには、まだ時間が有った。先に昼食にしようと思い、駅の待合室に置いてあったパンフレットなどを眺めてみる。その時、構内にあるおらが湊鐵道応援団のサービスステーションにいらした女性の方から、色々と地図を使って、駅周辺の見所などを教えて頂いた。「あれ」と思ったのだが、この時は、そのままお礼を言って、駅近くのおさかな市場へ向かって歩き始めた。

おさかな市場内の回転すしで昼食を摂り、再び那珂湊駅へ。回転すしのお店が混んでいた事もあって、待ち合わせの14時を数分過ぎてしまった。改札の駅員さんに取り次いで頂き、駅事務室へ通され、いよいよ社長さんとご対面。早速名刺を交換しご挨拶。まずは事務室内で20分ほど、ひたちなか海浜鉄道の現状や取り組み等をご説明いただいた。そして、社長さんの案内で機関区へ。まずはキハ205をご案内していただき、その後、検修庫内へと進んでいくと、今注目の車両が。廃止された三木鉄道からやって来た、ミキ300-103である。

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デビューに向けて整備中のミキ300-103。(許可を得て撮影)

昨年3月に廃線となった三木鉄道で活躍していたミキ300-103。この車両は、当初、地元三木市が保存目的のため残す予定でいたのだが、この度、縁あって、ひたちなか海浜鉄道が買い取ることになり、6月11日の朝、那珂湊に到着した。ご案内していただいた吉田社長曰く、三木鉄道時代の塗装・設備のままデビューするために整備中とのことで、特に保安装置やワンマン運転機器などの確認に時間がかかっているとのこと。、また、車番に関しても、三木鉄道時代の「ミキ300-103」でデビューさせる予定だそうで、せっかくの冷房付き車両と言う事で、冷房を使用するシーズン中には、何とかデビューさせたいとのお話だった。

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三木鉄道時代のミキ300-103。 2007年12月30日 三木駅にて撮影。

この姿で、湊線を走る姿を1日も早く見てみたい。そう思う方も多い事だろう。

新しい仲間が入ると、その一方では、古い車両がひっそりと無くなっていく。構内には、三木鉄道からの譲渡車のデビューより一足先に、引退となるキハ223の姿もあった。

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三木鉄道からの譲渡車のデビューより、一足先に引退するキハ223。

キハ223は、明日、7月26日(日)に、さよなら運転が実施されることになっている。さよなら運転は、定期列車に併結される形で、湊線全線を都合2往復する事になっている。キハ223は、全席指定となっているが、既に指定券は売り切れとなっている。

機関区内を一通りご案内頂いた後、社長さんに沿線をご案内していただくため、那珂湊駅ホームへ。その際に、社長さんに、応援団のサービスステーションにいらした女性の方についてお尋ねすると、私も時々ブログを読ませていただいている舞さんであることが判明。これはご挨拶しておかなくては。そう思い舞さんの所へ行くと、お帰りになるところで、上りの勝田行きを待っているところだった。早速、お声をかけて、名刺交換。慌ただしいご挨拶となってしまったが、次に訪れた時には、改めてご挨拶しておこうと思う。

この後、社長さんと共に、阿字ヶ浦行きに乗車。車内にて、社長さんから直々に沿線の見所などを教えていただいた。

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阿字ヶ浦駅の長いホームに、キハ37100-03がぽつんと停車。

かつて、阿字ヶ浦には、海水浴シーズンになると、国鉄(JR)からの臨時列車が乗り入れていた時期があった。その際には、4両~6両程度の気動車がここまで乗り入れており、その名残から、今でもホームが長い駅が多い。阿字ヶ浦駅のホームには、当時の乗車位置まで残されていた。

この後も、社長さんには阿字ヶ浦~勝田~那珂湊とご一緒していただき、沿線の見所などを教えていただいた。貴重なお話も聞く事が出来、大変有意義な1日を過ごす事が出来た。

暑い中、お付き合いいただいた吉田社長様、当日は大変お世話になりました。ありがとうございました。

なお、三木鉄道からの譲渡車に関しましては、吉田社長様から、公開の許可を頂いております。

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コメント

こちらこそありがとうございました。
223のさよなら運転も無事終了しました。
これからもいろいろ考えて行かなければ。
ご協力よろしくお願いいたします。
(吉田)

投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2009/07/26 16:31

ご紹介いただき、ありがとうございました。
さすがに223お別れ会には大勢の方が来てくださって、「乗車証明書」も100枚近くを差し上げました。(要らないとおっしゃる方もあったので、実質何名いらしたのか・・・?)
天然暖房中の那珂湊駅待合室、2日間朝から18時過ぎまで動き回っていたので、バテバテです~~

投稿: | 2009/07/27 02:00

コメントありがとうございます。

ひたちなか海浜鉄道 吉田社長様>
先日はお世話になりました。キハ223のさよなら運転、無事に終わって良かったですね。私も最後の雄姿を見届けようと、先週に引き続き、現地へお邪魔いたしました。この件に関しては後日記事にいたします。
次は、ミキ300の営業開始に合わせて湊線沿線にお邪魔したいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。また、私で協力できる事が有れば、お手伝いさせていただきます。

舞さん>
昨日も暑かったですね。暑い中の御案内役、ご苦労様でした。撮影地も炎天下の中暑かったですが、待合室も暑かったのですね。今後も湊線沿線を何度か訪れる事になるかと思います。その時は、どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: TOMO | 2009/07/27 23:56

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