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373系「ホームライナー浜松1号」に乗車する

さて、甲種輸送列車撮影後は、静岡周辺をぶらり。そして駅高架下の回転すしで晩飯として、この日の宿泊地となる豊橋へと移動する。

実は新幹線で静岡駅に到着した後、みどりの窓口で「休日乗り放題きっぷ」を購入しておいた。このきっぷ、2600円であるが、東海道本線は、熱海~豊橋間の普通列車が乗り降り自由となっている。そこで、豊橋への移動は、この切符を生かして普通列車での移動としたのだが・・・

皆さんご存知の通り、静岡支社管内の東海道本線の普通列車は、211系や313系と言ったロングシート車が主体となっている、私自身、ロングシートが嫌いと言う事は無いのだが、静岡駅からだと、瞬間的に座れないのではないか?と言う不安材料が有った。そこで時刻表を眺めてみると、「ホームライナー浜松」の文字を発見。静岡19時12分発と言う事で実に好都合だ。早速、改札口横の切符売り場で整理券を購入。ホームへと向かった。

19時頃にホームへ向かうと、まだ「ホームライナー浜松」は、入線していなかった。そこで、上りホームの2番線へと移動し、入線シーンを撮影することにした。そして19時05分頃の事であるが、373系特有のライトを確認。ゆっくりと3番線に入線してきた。

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静岡駅に入線してきた「ホームライナー浜松1号」

休日ダイヤでの運転と言う事も有り、てっきり3両編成だろうと思っていたのだが、入線してきた373系は、F12編成+F6編成の6両編成である。既に「ホームライナー」の幕を掲出して入線してきており、白地に小さな黒文字での「ホームライナー」幕は、撮影者泣かせの幕だ。

この嘆きが伝わったのか、その後、急に幕が動き出し、一瞬ではあるが、こんな幕が出てきた。

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一瞬だけ現れた「セントラルライナー」の幕。

「セントラルライナー」の幕。中央線の座席定員制快速電車の列車名は373系と無縁と思われる方も多いかもしれない。しかし、この「セントラルライナー」に僅かな期間ではあるが、373系が緊急登板した事が有るのだ。車両不足を解消するための期間限定的な措置で、まさにイレギュラーな運用だったが、今、こんな形で静岡駅で撮影することになるとは、夢にも思っていなかった。

撮影後は3番線へと移動し、早速車内へ。私に用意された座席は、先頭の1号車5番D席であった。土曜日と言う事もあって空いており、C席も占領できるほどの乗車率である。これだけ空いていれば、気兼ねなくビールも飲める。出発前のわずかな時間を利用して、駅売店で缶ビールを購入してきた。そして車内に戻ると、すぐに出発となる。早速回って来た車掌より、前座席のカバーにあるポケットに整理券を差し込んでくれと告げられた。なるほど。このポケットは使った事もあるのだが、久々の事ですっかり忘れていた。

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枕カバーのポケットに整理券を入れる。

列車は順調に東海道を下っていく。310円の追加料金でスピードも速く快適。冷えたビールも美味しく頂いた。そして、車内が空いている事も有り、座席に備え付けのテーブルを引き出してノートパソコンを広げ、ここまで撮影してきた画像の読み込みと、ブログの原稿を作り始めた。作業も捗り、気が付けば磐田を過ぎまもなく浜松。さあ、乗り換えなきゃと思い支度をしていると、なんと浜松到着後、そのまま普通列車豊橋行きになると言う。これは有難い。乗り換えなしでそのまま豊橋へ移動できるのだ。3月のダイヤ改正で「ムーンライトながら」の定期列車が廃止となり、373系の運用がどのようにつながるのかと思っていたのだが、こんなサプライズが有ったとは、全く知らなかった。

豊橋に到着すると、向かい側の8番線には、373系による普通列車が停車していた。

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豊橋駅8番線に停車中の浜松行き994M。

373系の普通列車で豊橋に到着した瞬間に、373系の普通列車を豊橋で見ると言う、何とも不思議な光景に出くわした事になる。この373系、どうも、飯田線の特急「伊那路」に使用された編成のようで、従来は、「伊那路」の運用終了後、6連に組み直され、「ホームライナー」として大垣へと向かい、「ムーンライトながら」充当に備えたのだが、「ムーンライトながら」の定期列車が廃止された後は、「伊那路」のダイヤも変わり、夕方には豊橋に1編成しか戻らなくなった。そこで、運用を終えた編成が、浜松行き普通列車となる運用が出来たようである。浜松到着後は、浜松で停泊となり、翌朝の「ホームライナー」で静岡へ帰還と言う運用も考えられる。

そして、私が豊橋まで乗車した373系はと言うと・・・

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311系区間快速と並ぶ373系の「ホームライナー大垣」

豊橋駅でいったん引き上げた後、再び7番線に入線。「ホームライナー大垣31号」となった。以前は、「伊那路」に使用された373系を使っていた運用である。

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117系新快速とも並んだ。

僅かな時間帯では有ったが、117系の新快速との並びも撮る事が出来た。373系の運用も確認が出来て、ここで撮影終了と思って片付けようとしていると、6番線に311系の静岡行きが入線してきた。

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311系の静岡行きとも並ぶ。

近郊形と特急形の違いはあるものの、大垣の車両が静岡へ。静岡の車両が大垣へと向かうと言う、車両運用の面白さを象徴するような並びを撮る事となった。

と言う事で、ホームライナー浜松1号の乗車は、373系の隠された運用把握と言う、思わぬ結果を残すこととなった。

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コメント

373系は遠くから来てもあの独特のライトの配置で分かりやすいんですよね。ホームライナーは利用したことはないんですが快適そうですね。

投稿: ハム | 2009/11/01 19:11

こんにちわ。
このblogには、はじめてコメントします。
「ホームライナー大垣31号」は大垣駅到着後、前3両は入庫し、後ろ3両が米原行き(最終列車)になります。
米原から「きたぐに」に乗車する場合に、使えるものと思います。そのため朝にも、米原発大垣行きの定期運用があります。

投稿: SZH | 2009/11/02 12:36

ハムさん、SZHさん、コメントありがとうございます。

ハムさん>
373系は、上下2つずつのライトで、計4つ目となっていますから、確かに遠くから見ても解り易いですね。この日も、静岡駅のホームから、静岡車両区より出庫してくる373系の姿が良く解りました。

SZHさん>
はじめまして。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。今回、静岡~豊橋間で乗車した373系、豊橋からはホームライナーになるのは確認が出来ましたが、そのまま大垣からは3両ずつに切り離して、3両が米原行きの終電車になるのですね。いやいや、そこまではチェックしていませんでした。ご教示ありがとうございました。
静岡から出庫して、「ホームライナー」~普通~「ホームライナー」~普通と、その日のうちに米原まで移動するなんて、考えてみたら凄い運用ですね。

投稿: TOMO | 2009/11/03 21:21

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かつては1日2往復あった特急「東海」や、快速「ムーンライトながら」で東京乗入れを活発に行っていた373系だが、今年は「ムーンライトながら」が臨時列車に格下げされ、臨時列車に充当されるのもかつての救済臨に充当された実績を持つ田町車両センターの183系となり、373系の東京乗入れの役目は終わったかと思われた。だが現在でも373系は、東京〜静岡間の普通列車として1日1往復は東日本管内乗入れの運用に入っている。このスジはかつてムーンライトながら充当の編成の静岡車両区への送り込み、送り出し目的の回送を兼ねて運... [続きを読む]

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