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EF510-501号機の甲種輸送を撮影

JR東日本は、現在、寝台特急「北斗星」「カシオペア」及び常磐線の貨物列車などを牽引しているEF81の老朽化に伴い、JR貨物が開発したEF510形電気機関車を導入する事になった。その第1陣がこの度完成し、12月18日に兵庫県の川崎重工を出発。翌12月19日の午後、配属先であるJR東日本の田端運転所へ到着する事になった。

ちょうど19日は土曜日。私にとっては撮影し易いタイミングである。そこで、JR東日本としては初の電気機関車新製となったEF510の甲種輸送を撮るため、この日は朝から撮影に出かけた。まずは、小田原付近を目指すつもりであったが、不覚にも寝坊してしまい、大船駅までしか行かれない事になってしまった。そこで、当初の予定に反して大船駅でEF510を出迎える事に。9時34分、大船駅に到着。早速、東海道線の上りホームへと向かうが、既に多くのファンが待機していた。その中には、裏辺研究所の裏辺所長の姿も。早速合流して撮影に臨む。現地到着からおよそ9分後。EF65に牽引されて、EF510-501号機が大船駅にやって来た。

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JR貨物のEF65に牽引され、関東に上陸したJR東日本初の新製電気機関車、EF510形。

今回新製されたEF510-501号機は、御覧のようにブルーの車体に星のマークが入り、JR北海道で「北斗星」や「カシオペア」を牽引するDD51形ディーゼル機関車に近い感じの塗装となっていた。これまで、交流及び交直流電気機関車は、全体的に赤系統のカラーが多かっただけに、このような青いカラーでの登場は予想外であった。

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後追い。

この大船駅では逆光気味での撮影となるが、この日の主役であるEF510を撮るために後追いをするには、順光となるため、結果的には好都合だった。

無難に一発目を撮り終えたところで、いったん裏辺所長とはお別れ。私は引き続きEF510を追跡する事に。後続の東海道線普通列車に乗り込み、東京方面へと向かう。EF510は、この先、横浜羽沢で停車時間があった。従って、鶴見付近では撮影が可能となる。そこで、以前、撮影に訪れた総持寺踏切付近での撮影に決めたのだが、この日は、青春18きっぷを利用しているため、JR線の普通列車なら乗り放題。そこで、その利点を生かし、まず、車内から現地の様子を確認した後、川崎で折り返す事にした。この方法を選択したのは、仮に人が多ければ、そのまま川崎から南武線に逃げると言う事も出来るからである。車内から総持寺踏切を見ると、何とか行けそうな感じ。予定通り、川崎から京浜東北線で鶴見へと引き返した。

鶴見駅から横浜方向に歩き、総持寺踏切を目指す。この踏切のそばにある歩道橋の階段から撮るのが目的だったのだが、現地に到着してビックリ。なんと、歩道橋が改修工事をしており、従来の階段が撤去され、東京方に仮設階段が設けられていた。これでは、歩道橋の階段上からの撮影はできない。仕方なく、踏切から撮影する事にした。しかし、ここで運が良い事に、いつも某所でお世話になっている方と遭遇。横で撮らせてもらえる事になった。現地到着から、およそ20分後の事。EF510の甲種輸送が総持寺踏切を通過して行った。

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総持寺踏切を行く、EF65 1080+EF510-501。

EF65の足もとの草が気になるものの、まあ何とか撮影する事が出来た。そして、今回の主役はEF510と言う事で、当然の事ながら、この場所でも後追い撮影する事に。

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体制を整えながら後ろを向いて、EF510を撮影してみる。

撮影後、再び鶴見駅へと戻り、EF510の追跡に移る。この後、EF510は、新鶴見信号所で約1時間停車した後、武蔵野線へと入ってくことに。ここで、私も武蔵野線方面へ向かうか、思い切って常磐線の線内へ先回りをするか悩んだが、結局、総持寺踏切でお会いした方に同行して、武蔵野線方面へ向かう事にした。まずは、鶴見から京浜東北線で川崎へ出て、そこから南武線に乗り換える。車内で、持参した時刻表などを見て検討した結果、府中本町駅で撮影する事になった。予想はしていたが、この駅も凄い人出で、南武線の4番線の川崎方には、人が入る隙も無かった。そこで、やや中程から撮る事にしたのだが、EF510の通過時刻が迫って行くと、更にファンの数が増え始め、私の前にも、どんどん人が入るようになってしまった。そこで、方針を変更。ホームの立川方から狙う事にした。直前にやって来る、南武線の立川行きが、やや遅れての到着となったため、被られてしまうのではないかと冷や冷やしていたが、どうにか撮る事が出来た。

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府中本町駅を通過するEF65 1080+EF510-501。

そして、ここでも主役のEF510を後追いで撮影するのだが、この場所は信号機など障害物が多い事から、方針を変えて、縦アングルでの撮影にしてみた。

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武蔵野線のトンネルへと進んでいく。

この後は、追跡しても追い越せる場所が無いため、甲種輸送の終点となる田端操車場へと先回りする事に。西国分寺から中央線に乗り換え、更に新宿から山手線で田端へ。早速、操車場が見渡せる駐輪場へと移動して、EF510の到着を待つ事にした。そして再び裏辺所長も合流する。待つ事およそ15分。EF510の甲種が、ゆっくりと田端操車場に入って来た。

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田端操車場に差し掛かるEF510の甲種。

この場所からは、コンデジを使うと、駐輪場の金網越しからEF510の側面が狙える事から、こんな形でも撮影してみた。

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コンデジで真横からも撮影。

今回初めて撮影したEF510-501号機のサイドビュー。やはり星のマークが、現行のEF81から受け継いだトレードマークとなるのだろうか。

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田端運転所へと向かうため、田端操車場内に停車中のEF510。

この後、EF510は、牽引してきたEF65 1080号機が、そのまま田端運転所へとEF510を引っ張って行った。私達も、同機の後を追いかけて、田端操車場と田端運転所を結ぶ有名な踏切へと向かったのだが、既にEF510は、田端運転所の蔵の中に入れられてしまった後であった。

こうして、最後はあっけなく終わってしまった感のあるEF510の甲種輸送撮影だったが、大船・鶴見・府中本町・田端と、4つのポイントで撮影する事が出来た。新顔のEF510は、今後、試運転等を繰り返し、2010年春より営業運転を開始する予定とのこと。「北斗星」用の24系とピッタリ合ったカラーだけに、24系客車を引く姿を見るのが楽しみになって来た。そして、「カシオペア」カラーのEF510の登場は有るのか。EF510の営業運転が楽しみである半面、消えて行く立場となるEF81の記録も急いでやらなくてはと思った。

2009年12月24日追記
東北本線で初の試運転を実施した模様。

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コメント

久しぶりに「美しい」という言葉が口をついて出てくるような車両ですね。
でも、きっと最後の旅客用機関車となるでしょう。日本の鉄道史の一つの幕引きを演じるににふさわしい機関車といえるでしょう。

おっしゃる通りEF81もこまめにチェックしておきたいですね。ED79の方は大丈夫なんでしょうか?

大船までいらっしゃったなら、御挨拶にうかがいたかったです。

投稿: バイシ | 2009/12/21 02:05

赤とクリームのツートンにして秩父路を走らせてみたい気もしますね。誰か作って下さいな。

投稿: クハ1193@球場 | 2009/12/21 09:50

真横から見たデザイン、すてきですね。
正面からだと、ちょっと赤が目立って、お笑い系の感じですが(苦笑)

投稿: | 2009/12/21 10:53

皆さん、コメントありがとうございます。

>バイシさん
仰る通り、今回のEF510、なかなか好ましいスタイルでの登場で、多くの鉄道ファンから支持を得たようですね。バイシさんの地元、大船駅にも、本当に多くのファンが集まっていました。近年では客車列車そのものが少なくなりつつありますので、仰る通り、この車両が最後の客車牽引用機関車となる可能性は有りそうですね。

>クハ1193@球場さん
EF510のE851カラーと言う事ですね。いつも運転会で一緒になるメンバーの中には、嘘電を作るのが好きな人がいますから、もしかしたら、この記事を読んで製作してしまうかもしれませんね。

>舞さん
真横からのデザイン、気に入っていただけましたか。撮影出来て良かったっです。やはり最後は、サイドからの撮影と思いまして、ようやく田端で狙う事が出来ました。

投稿: TOMO | 2009/12/22 02:05

こんなEFがあったのですねー!!息子と二人で「カッコいいー!!」と感動してました。いつか本物を見てみたいなぁ‥雑誌とかで特集なんかしないでしょうかね?

投稿: みるくべっちい | 2009/12/23 20:44

EF510-501カッコいいですね。
カシオペア用はステンレス製なのか?何て勝手な事思ってしまいます。

また、EF210牽引の東京発ブルートレインを見てみたいと思っていた気持ちも蘇ってきました。

投稿: maa | 2009/12/26 00:16

みるくべっちいさん、maaさん、コメントありがとうございます。

>みるくべっちいさん
息子さんと喜んでいただいたようで何よりです。EF510、実際に生で見ますと、なかなかカッコいいですよ。おそらく、来月発売の鉄道雑誌でも速報として掲載されるでしょう。詳細は再来月あたりかもしれませんね。

>maaさん
東海道・山陽本線のブルートレインが、もう少し長く走っていたら、もしかすると、EF210の旅客会社バージョンが出てきたかもしれませんね。ただ、こちらの場合は、本州内だけでも旅客会社が3社に分かれていますし、実際には、東日本のような訳にはいかなかったでしょうね。

投稿: TOMO | 2009/12/26 13:00

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1988年3月登場の「北斗星」。当初は田端運転所の一般色orレインボー色のEF81が牽引し、1988年10月には専用塗装のEF81が登場。以後、多種多様なEF81の牽引機バリエーションを披露し、気付けば撮影回数が最も多い定期ブルトレ。車齢も高いEF81、北海道新幹線開業まで騙し騙し使うかと思いきや、意外にもJR東日本がEF510-500番台を新製。暫くの間、ワンポイントリリーフを担うようです。早速、北斗星を牽引~ (のイメージ[E:coldsweats01])実際には、↓の次ムド甲種牽引にて田端運転... [続きを読む]

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