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多摩川の河川敷で東海道新幹線を撮影

さて、高麗駅で101系の団臨を見送った後は、一気に池袋線で池袋へ。更に、山手線、東急東横線、多摩川線と乗り継ぎ、向かった先は、東急多摩川線沼部駅近くの多摩川の河川敷である。

春は出会いと別れの季節。東海道新幹線からは、JR西日本が誇る最速の新幹線車両、500系による「のぞみ」の東京駅乗り入れが、最新鋭のN700系へ置き換えられることとなり、東海道新幹線を走る500系も、今月いっぱいで見納めとなることになった。もともと、あまり新幹線を撮影しない私。特に、この500系に関しては、デザイン的には優れていると思うが、車体の構造上、車内はなんとなく圧迫感があり、私自身はあまり好きになれない。その事が影響しているのか、デビュー以来、500系に関しては乗車回数も少なく、撮影回数も少なかった。それでも、日本の鉄道における高速運転の一つの歴史を刻んだ車両であることは事実。せめて最後に東海道新幹線を走る500系を撮影しておこうと思いつつ、このタイミングとなってしまったのだ。西の方では、撮り鉄さんの嫌な事件も発生しており、更に、先日の209系のさよなら運転のことを思い出すと、どうしても最終日に撮影をする気にはなれなかった。そこで、残り1週間となった2月21日に、この500系を撮影することに決めていたのである。

当初、新横浜まで行くつもりで移動していたのだが、道中、西武池袋線で多少遅れが出ていた事から、間に合わなくなる可能性が出てきた。そこで、他に良い撮影地が無いかと検索していたところ、多摩川の河川敷が引っ掛かった。東横線の急行を多摩川で下車し、すぐ真下にある東急多摩川線のホームから蒲田行きに乗り換えて一駅。沼部駅で下車。ここから歩く事およそ3分で、多摩川の河川敷へと到達した。この時点で、500系の通過までおよそ20分あった。この時点で、河川敷で待機していた鉄道ファンは10名程度。上りの「のぞみ6号」を撮影していた人は多かったと聞いたのだが、その折り返しを、ここで撮ろうと言う人は少ないようだ。

500系通過までの間、暫し新幹線の撮影をすることに。まず最初に来たのは、この車両であった。

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多摩川を渡り東京都へと入る300系「ひかり466号」

1990年の試作車を皮切りに、1992年から初代「のぞみ」用車両として登場した300系。デビュー当時は斬新なスタイルだった300系も、量産車登場から早18年。現在では、「ひかり」「こだま」運用が中心となった300系。N700系の増備に伴い、徐々に姿を消しつつある。

静岡県内の在来線に残っていた113系・115系を撮影する際に、この300系には随分とお世話になった。一時は、一番多く乗車している新幹線車両となっていたほどだが、最近では、ちょっとご無沙汰状態。こうして撮影するのも久々かもしれない。

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700系による「のぞみ226号」

1998年の試作車誕生を皮切りに、1999年から量産車が登場した700系車両。JR東海とJR西日本との共同開発で誕生したこの車両は、増備が進むにつれて、「ひかり」の「のぞみ」格上げも進んで行った。現在では、N700系の登場により、従来は300系を使用していた「ひかり」「こだま」運用への進出も進んでおり、静岡県内への移動でも700系を利用する機会が増えてきている。

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最新鋭N700系による「のぞみ118号」

2007年7月より運行を開始した最新鋭のN700系車両。700系同様、JR東海とJR西日本との共同開発で誕生したこの車両は、山陽新幹線区間で時速300キロ運転が可能となった他、車体傾斜装置を採用し、線形の悪い東海道新幹線でのスピードアップに成功。更に無線LANによるインターネットサービスの提供と、まさに21世紀の新幹線に相応しい車両と言えるだろう。現在では増備も進み、2011年度中には、定期列車の「のぞみ」のN700系化が実現する予定となっている。

そして、お待ちかねの500系登場。

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多摩川を渡り、東京都から神奈川県へと進んで行く500系「のぞみ29号」

1997年から実施されていた500系「のぞみ」の東京乗り入れも、まもなく終了となる。おそらくは、これが私にとって東京口での最後の500系撮影となるものと思われるが、その最後の撮影が、多摩川の河川敷で、東京都から出ていく姿と言うのは、逆に最後の撮影には相応しかったかなと思った。

撮影後、すぐにN700系による上りの「のぞみ」がこの場所を通過して行った。撮影した画像を良く見ると、500系の背後に、N700系の白い車体が写っていた。500系を望遠で追いかけていれば、N700系との一瞬の並びも押さえられたかもしれない。私が撮影していたこの場所で、500系とN700系の並びが見られたとは、N700系に置き換えられて、東京口から姿を消す500系の現状を、象徴しているかのようであった。

東京口から姿を消した500系だが、今後は現在の16両編成から半分の8両編成に短縮された後、山陽新幹線で「こだま」の運用に就き、現在「こだま」に使用されている100系を置き換える事になっている。「のぞみ」運用から離脱した編成から、500系の8両化が始まっており、既に「こだま」への充当も始まっている。いずれ、落ち着いた頃に、「こだま」として運用されている500系も訪ねてみようと思う。

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コメント

300系も本日地点での在籍数はJ編成(東海)が26本(J20,J22,J30~J37,J44,J47~J61)、F編成(西日本)が9本在籍しています。私も幼い頃から数えていくと100系に次いでお世話になった形式でもあります。初期の編成は東京~博多間の「のぞみ」を中心に活躍してきたとだけあり寿命で廃車になってしまいましたが、後期の編成は100系と同じスピードしか出せない「ひかり」主体で活躍してきたとだけあって、廃車にするにはまだまだ勿体ないって感じがします。

新幹線車両の場合、在来線車両と比べて高速走行で酷使されている分寿命が短いんです。なので置換えのサイクルは止らない感じがします。

投稿: mi-ha- | 2010/02/26 12:28

 こんばんは。去年の9月にここで500系を撮影しました。このときはまだ夕方の500系があったときでしたが、通過する5時近くになって太陽が雲に隠れてしまいました。その前までは日の光も出ていてくれていい感じだったんですけどね。

 それにしてもここだったら河川敷なので、かなりの人数でも対応できますね。

投稿: mattoh | 2010/02/26 21:05

TOMOさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
私もラストラン4日前に博多~新大阪間の乗り納めをしに
旅行へと行って参りました。
最初見たときは何だ?!って感じでしたね。
戦闘機の形をしたイメージはかなり残りましたから。
これで一つの時代、一つののぞみ時代が終わったのかなと思います。

500系の後ろの方に見える白い車体が写っているのがまたいい雰囲気ですね。
また、多摩川って言うのも東京の象徴を表している感じがいいです。
自分は風景撮りはほとんどしていなかったのでちょっと心残りです。

また、落ち着いたら、500系こだまにも乗ってみたいものでです。

500系が終われば、次の標的は300系ですね。
こちらも3年~5年ぐらいの間で東海道新幹線から撤退ですね。
こちらも記録を残さないといけませんね。

投稿: 静マサ | 2010/02/28 23:36

皆さん、コメントありがとうございます。

>miーhaーさん
気がつけば、300系も随分と姿を消しているのですね。確かに、ここ最近では700系の「ひかり」「こだま」をよく見かけるようになりましたし。

>mattohさん
mattohさんもこちらで500系を撮影されたことがありましたか。今回初めて訪れましたが、駅からも近く、河川敷という場所柄、撮影スペースは十分に確保できますので、良いですね。最終日は、この場所にも多くの人たちが集まったことと思いますが、それでも余裕は有ったのではないでしょうか?

>静マサさん
ご無沙汰しております。500系のデビューは当時としては衝撃的でしたから、その車両が、こうして花形運用から撤退するという事は、仰る通り、一つの出来事の終わりを告げられたような感じがしますね。この多摩川周辺も、再開発が進み、高層ビル、高層マンションが立ち並ぶようになりましたから、東京らしい風景を出すことができるようになったので、東京口での撮り治めには良い撮影地だったかなと思っております。

投稿: TOMO | 2010/03/03 12:14

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