« 西武 最後のYマーク付き6000系 6152Fを撮影 | トップページ | 武豊線 2015年春、電化決定 »

101系低運車引退へのカウントダウン開始 西武多摩川線白糸台駅を訪ねる

3月13日のお話。

西武多摩川線の新旧交代劇第1弾である247Fと217Fの甲種輸送から1週間が経過。217Fの方は、小手指車両基地に留置されたままとなっている。また247Fについては、多摩川線内で試運転を開始したという話を小耳に挟んでいた。

そこで、この日は、多摩川線の状況を確認すべく、車両基地のある白糸台まで行ってみることにした。

自宅を9時40分頃出発。駅へ向かうが、中央線が停まっているとの一報を受けた。しかし、武蔵境に行くには、中央線に動いてもらうのが一番と判断し、そのまま多摩湖線で国分寺へ。途中で運転再開の一報が入り、ほっとする。

国分寺から中央線で武蔵境へ。上り快速電車から下車し、多摩川線との連絡改札口を通ると、ちょうど是政からの電車が到着したところだった。3番ホームに停車していたのは221Fである。早速、ホームの是政方に移動し、まずは221Fを正面から撮影してみた。

Img_sx8453s

西武多摩川線で最後の活躍を続ける101系低運車。

やっぱり、西武鉄道の顔は、この顔に限るという方は、21世紀になった今でも、結構いらっしゃると思う。私も、幼い頃から慣れ親しんできたこの顔を見ると、何となくほっとする。あとどれくらいの期間、この顔を拝めるだろうか。

駅停車中の221Fを撮り終えると、まもなく是政行きの出発時刻となる。この列車に乗っても良かったのだが、武蔵境駅3番ホームに発着する列車を、ホームの先端から撮影すると、午前中は順光で撮影出来るので、この列車には乗らずに、まずは後追いで221Fを撮影する事にした。

ホームの端で待つ事およそ2分、221Fは、是政に向けて出発して行った。

Img_d15932s

是政へ向かう221F。

この場所で走り去る221Fを撮影すると、とても綺麗に見えるのだが、実際に近くで見ると、塗装はだいぶ薄汚れた感じである。中央線との連絡線が寸断された7年間は、白糸台車両基地内に、検修ピットを設け、ここで塗装作業も実施されており、多摩川線に在籍していた全編成が、一度は再塗装を実施しているのだが、中央線との連絡線が復活し、代替車両の入線が始まった今となっては、もう再塗装する事もなく、多摩川線に残った低運車は全て塗装が薄汚れた感じになっている。

この後、私が乗車しようとする是政行きの入線を撮影しようと、この場で待機するが、列車が到着するまでの間、中央線との連絡線部分を、ホーム上から観察する事にした。

Img_d15934s

中央線との連絡線部分を見てみる。

ちょうど運良く、中央線の下り線を、E233系の中央特快が通過しているので、西武多摩川線との位置関係がお解りいただけるかと思う。手前側が武蔵境駅。駅に向かって真っすぐ伸びている線路が、先程221Fが走っていた3番ホームに通じる線路である。この線路に、JR中央線からの連絡線が合流している。3月6日から7日にかけて実施された甲種輸送では、深夜にJRの線路から3番ホームに車両を搬入した。おそらく、事前に217Fを3番ホームに入線させておいて、八王子方からJRの機関車に牽引された247Fが入線。到着後、247Fが機関車から切り離されて、自力で白糸台に向かい、残された機関車は、事前に入線していた217Fと連結して、八王子方面へ戻ると言う行程で、車両の入れ替えが行われた筈である。今回の搬入は、終電後から初電前までの間に実施されたが、多摩川線の武蔵境駅は、ホームが島式になっており、画像左側には4番ホームに向かう線路が写っている。これを利用すれば、定期列車を4番ホーム側に入線させる事により、日中の車両搬入・搬出が理論上では可能となる。高架化工事が始まる前、多摩川線の車両交換は、日中に実施されていたので、高架新駅でも日中の作業シーンを見てみたいものだが、日中の実施では、色々と解決しなければいけない問題も多いのかもしれない。

ちなみに、この日、4番ホームの線路を見てみると、レールが光っていた。247Fの試運転が日中に実施されていると言う話も聞いていたので、もしかすると、試運転列車がこのホームに入線しているのかもしれない。

ここまで観察していると、221Fと新小金井で交換した筈の武蔵境行きが前方より見えてきた。先程撮影した221Fと同じ構図になるが撮影してみた。

Img_d15940s

JRとの連絡線付近を通過する223F。

221Fと入れ替わりに、武蔵境に入線してきたのは、223Fであった。先程の221Fと同様、薄汚れた感じの塗装となっており、近付くと、いかにも引退間近の車両と言った感じがする。撮影後、早速車内へ。先頭車両のクハ1224に乗り込み腰を下ろす。土曜日午前中の是政行きと言う事で、車内は空いていたが、カメラを持った鉄道ファンの姿も何人か確認できた。代替車両第1弾である247Fの入線から1週間。低運101系の撮り・乗り納めと言う人が、これから先、多く訪れる事になるのだろう。実際に走り出すと、沿線の何カ所かで撮影している方を見かけた。

武蔵境から223Fに揺られる事、およそ7分。車両基地のある白糸台駅に到着。予定通り、ここで下車するが、お目当ての247Fは、真っ白い車体のまま、駅構内に留置されていた。まずは、223Fの是政行きの出発を待って、ホーム上から247Fを撮影してみた。

Img_sx8455s

白糸台駅構内に留置中の247F。

下り是政行きホームのすぐ隣の線に留置されていた247F。御覧のように、「武蔵境」と言う幕を出したまま、パンタグラフを下ろした状態で留置されていた。武蔵丘を出場した時と同様、車体はまだ真っ白のままであった。

247Fと低運車との並びを撮りたいところであるが、247Fの停止位置が、ホーム上の停止位置と微妙に異なる事から、ホーム上から並びを撮るのは厳しい状況だった。そこで、踏切からの撮影と言う事になるのだが、光線状態の関係から、是政側の踏切から撮影する事にした。

Img_d15947s

白糸台駅で交換する低運車と留置中の247F。

以前より、この白糸台駅では、武蔵境行きと是政行きとの交換シーンが見られ、更に駅構内にある車両基地には、営業運転に入っていない低運車が1編成留置されていると言う状況だった。しかし、低運車同士の並びは見られても、車両基地に留置されているのが、真っ白の247Fと言う事で、世代交代が始まった事が、この画像を見てもお解りいただけるかと思う。

Img_d15953s

低運車と247Fとの並び。

この後、踏切上から低運車の是政行きを撮影してみた。

Img_d15957s

是政へ向かう101系低運車。

この撮影を以て、白糸台駅付近での撮影を終了とし、次の予定に備えて、京王線の武蔵野台駅へと歩き出した。
その際に、車両基地が見える駐車場に立ち寄ったところ、247Fが綺麗に撮影できそうだったので、最後に、この場所から撮影をする事にした。

Img_d15960s

パンタグラフが上がった247F。

良く見ると、247Fのパンタグラフが上がっており、更に乗務員室内では、乗務員さん達が何やら機器を操って研修中のようであった。

Img_d15963s

扉の開閉も実施。

暫く観察していると、ドアの開閉も実施したため、出庫点検か?とも思ったりしたのだが、次の予定が控えていた事も有り、247Fの観察を終了する事にした。

2010年3月16日追記
西武鉄道の公式サイトによると、多摩川線に投入される新101系のリニューアル車には、四季を彩った車両として、多摩川線沿線の春、夏、秋、冬をイメージしたラッピングを施すそうで、第1陣となる247Fには、春をイメージした電車として、3月22日より営業運転を開始するとの事。今後、247Fの両先頭車には、府中市の小学生がデザインした計8作品が掲出されることになっています。

|

« 西武 最後のYマーク付き6000系 6152Fを撮影 | トップページ | 武豊線 2015年春、電化決定 »

鉄道」カテゴリの記事

鉄道:西武」カテゴリの記事

コメント

武蔵境駅ですが,同駅構内の時刻表によると,日曜日早朝6時台の電車3本のみ4番ホーム発となるようです。(3/15確認)

投稿: すー(きさらぎ) | 2010/03/17 01:54

すー(きさらぎ)さん、コメントありがとうございます。

そうですか。毎週日曜日の早朝6時台の電車3本が、4番ホームからの発車となるのですか。これは知りませんでした。と言うより、駅の時刻表を見るべきでしたね。

ただ週1回、早朝3本のみの使用の割に、レールは光っていましたから、このホームを利用して、247Fの試運転を実施していそうですね。22日の出発式も、4番ホームが活用されるのではないかと予想しています。

投稿: TOMO | 2010/03/17 13:04

多摩川線用1247Fが3月22日から営業運転に入るそうですね。私も今の時期だけ見られる新101系電車と旧101系電車両方が走ってる姿を是非見に行きたいと思います。あと話し変わりますけど今日10109Fが池袋線運用に入ってる姿を見かけてます。いつもは新宿線で運用されてる編成です。もしかしたらまたトレードがあったかもしれないですね。もし分かったら教えてください。

投稿: 西武6000系6109Fスマイルビジョン編成及び6113F大好き | 2010/03/17 21:15

はじめまして。
Local Trainと申します。

地元の中央線の記事が多いので、よく拝見させて頂いております。
さて、とうとう置き換えの波が西武一の僻地多摩川線にもやってきてしまいました。
私自身、最初は2000の4連でも来るのかと思えば、やはりN101が来ましたか・・
これで旧101系が完全引退となると、自分の子供時代の鉄道風景がまた1つ消えてしまいます。中央線高架化、そして夏には201の中央快速電車からの完全引退・・・
やはり、地元の車両が消えるとは寂しいことです。

しかし、西武の電車で真っ白とはなかなか珍しいです。ライオンズカラーのカラーフィルムでも貼るのでしょうか?それとも落書き電車にもなるのでしょうかね?

投稿: Local Train | 2010/03/18 22:15

101系低運社の顔つきってホッとさせてくれますね。
個人的に好きです。

投稿: maa | 2010/03/19 01:45

運転士の情報によると試運転は方向幕などの調整らしいです
自分もこの間白糸台で方向幕の調整していたのを目撃しました。運転士に聞いたところ営業運転はまだまだ入らないと
言うことなので当面は旧101系で運転されるのではないでしょうか?

投稿: トレイン | 2010/03/19 21:59

皆さん、コメントありがとうございます。

>西武6000系6109Fスマイルビジョン編成及び6113F大好きさん
真っ白い車体のまま多摩川線入りした247Fは、既にご存知と思いますが、予定通り22日より営業運転を開始しています。ようやく記事を更新しましたので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。10000系の移動は、私も確認しておりませんが、10000系。20000系と言った、池袋線・新宿線のどちらにも対応できる編成は、今後も頻繁に移動が生じるような気がします。

>Local Trainさん
初めまして。いつもご覧いただき有難うございます。
多摩川線に関しては、武蔵境駅の高架完成予想図の絵が2000系になっていた事も有って、101系の代替車は2000系になるのではないかと予想されていた方は多かったようですね。まだ本線系統で3ドア車が残っていますし、やはり4ドア車は、本線系統の3ドア淘汰までは、多摩川線へ行く事は無いのでしょうね。私自身も、101系低運車は、子供のころから慣れ親しんできた車両ですので、これで完全に消滅してしまうと言うのは、寂しさを感じますね。

>maaさん
101系低運車のスタイルは、どこかホッとできるデザインなんですよね。西武鉄道では、このデザインが、長い間、標準スタイルとなっていましたので、本線系統から撤退した今でも根強い人気があります。既に弊ブログ内でも取り上げておりますが、年内には多摩川線から101系低運車は全面撤退となるようですので、もしご興味がありましたら、東京へいらしたついでに、立ち寄ってみてくださいませ。

>トレインさん
と言う訳で22日より営業運転を開始していますが・・・基本的に、247Fは、101系低運車と性能は変わりませんし、これまでの車両との違いは、方向幕の取り扱い方法が一番の変更点でしょうから、乗務員向けの講習も、ここが一番のメインだったのではないかと思います。

投稿: TOMO | 2010/03/25 02:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52372/47822367

この記事へのトラックバック一覧です: 101系低運車引退へのカウントダウン開始 西武多摩川線白糸台駅を訪ねる:

« 西武 最後のYマーク付き6000系 6152Fを撮影 | トップページ | 武豊線 2015年春、電化決定 »