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西武多摩川線 四季の電車第1弾「春」 (247F)営業運転開始

3連休最終日となった3月22日のお話。

101系低運車最後の砦となった西武多摩川線。今年度から、30000系投入により捻出された新101系を、更新工事をした上で多摩川線に投入される事になり、第1弾となる247Fが、3月6日から7日にかけて甲種輸送が実施された事は、2010年3月6日付記事でご紹介したばかりである。

この時は白一色のままだった247Fだが、弊ブログ2010年3月15日付記事でも触れているように、3月22日より、四季の電車「春」をイメージした車両として、府中市の小学生が描いた「春」をテーマにした絵を、両端の先頭車側面に掲出したラッピング電車として、正式にデビューする事となった。

そこで、運用初日となる3月22日、この247Fの晴れ舞台を観察しようと思い、西武多摩川線沿線へと出かけた。この日、武蔵境駅では、247Fの営業運転開始に合わせて、同編成の出発式が10時20分より開かれる事になっており、この時間よりも前に武蔵境駅に到着できるように、自宅を出発するつもりだったのだが、前日までのスケジュールの後遺症か寝坊してしまい、武蔵境駅に到着したのは10時40分の事であった。早速、多摩川線のホームに向かうと、既に出発式が開催されており、3番ホームに停車していた247Fの扉が開かれるところであった。出発式が行われているホーム是政方は多くの人が集まっている事から、比較的空いている最後尾車両付近へ移動し、247Fを撮影してみた。

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営業運転初日を迎えた西武多摩川線247F。

この日、西武多摩川線は、お彼岸の時期と言う事も有り、多磨駅が最寄りである多磨霊園へ向かうお客さんも多く、見慣れない車両の出現に、乗り込む前に足を止めて記念撮影される方も多く、247Fのドアが開いてからは、人を入れずに撮る事が難しかった。

247Fは、武蔵境駅10時52分発の是政行き153列車から営業を開始したが、この列車は定期列車である。当然の事ながら、普段ならば折り返し153列車となる筈の定期列車が存在する。では、その列車はどうするのか。10時47分、定期列車の150列車が4番ホームに到着した。

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是政からの150列車として、武蔵境駅4番ホームに到着した223F。

御覧のように、通常は休日ダイヤの早朝しか使用しない4番ホームに、是政からの定期列車が到着した。実は、この前の148列車~151列車も、4番ホームからの発着となったのだが、この150列車は、武蔵境到着後、回送列車となった。

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武蔵境駅到着後、乗客を降ろし回送列車となった223F。

さあ、いよいよ153列車の出発時刻となる。既に出発式典も終了し、247Fも出発準備に入った。私はホームの先端部分へと回り、走り去る247Fの後追いを撮るべく待機する。10時54分、定刻通り153列車は武蔵境駅を出発、247Fは、電子ホーンを一発鳴らして出発して行った。

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武蔵境駅を出発する247F営業一番列車。(153レ)

白い車体の247F。走り去る後ろ姿はとても眩しく、綺麗に見えた。

さて、華々しいデビューを果たして出発して行った247Fとは裏腹に、4番ホームで静かに待機する223F。是政からの152列車の到着を待って、白糸台へ向けて回送される。ふと、ホームの発車案内機を見ると、こんな表示が出ていた。

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武蔵境駅の発車案内機に表示された回送列車の表示。

御覧のように、4番ホームから回送列車が発車する旨の表示が、出発時刻と共にしっかりと表示されていた。是政からの152列車の到着と入れ替えに、4番ホーム側の出発信号機が青へと変わり、223Fの回送列車が白糸台に向けて出発して行った。

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152列車到着と入れ替わりに、4番ホーム側の出発信号が青に変わり・・・

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白糸台へと向かう223Fの回送列車。

明るい時間帯の回送列車は、滅多に走らない多摩川線。武蔵境駅4番ホームからの発車と言う点も含めて、珍しい光景を記録する事が出来た。

無事に223Fの回送を撮り終えた後は、後続の是政行きで白糸台へと向かった。白糸台へ向かう理由は、回送された223Fが、どの線に入っているかと言う事。実は下り本線横の3番線に入ってくれれば、本線内で営業運転中の低運車と合わせて、低運車3本並びが実現するかなあと言う、淡い期待があったのだが、実際に現地に行ってみると、洗浄線である4番線に入線していた。

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運用を終えて、白糸台車両基地4番線に入線した223F。

この後、私は折り返し乗車となるために、白糸台駅でいったん清算を済ませて、お隣の多磨駅へと戻る。ここで、再び是政へ向かう247Fを出迎える事にした。多磨霊園への墓参りのお客さんで賑わう多磨駅。上りホームの最後部車両付近で待機する事およそ5分。武蔵境より、247Fが折り返してきた。

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多磨駅に到着した247F。

この列車も、多磨霊園へ向かうお客さんが多数乗車していたようで、乗降にやや時間が掛かっていた。そこで、停車時間を利用して、ラッピングが施されたクハ1248のみを撮影してみる。

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ラッピングが施されたクハ1248。

この時間帯、このアングルで撮影すると、光線状態は決して良くないのだが、247Fの車体の色に助けられた形となった。

撮影後、後続の列車でお隣の新小金井駅に移動。今度は駅前の広場より、是政から戻ってくる247Fを撮影する事にした。ここも進入時は逆光となるのだが、先程の多磨駅同様、光線状態を気にしないで撮影する事に。

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新小金井駅に進入する247Fの武蔵境行き。

まずは無難に進入シーンを撮影する事が出来た。そして、今度は振り向いて停車中の247Fを撮影するが、この駅では下り列車と交換するため、低運車の是政行きとの並びを撮影した。

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新小金井駅で顔を合わせた多摩川線の新旧車両。

白い247Fと低運車との並びは、まさに新旧交代劇を象徴する並びである。

この後、新小金井駅から再び入場し是政方面へと向かう。乗車するのは、もちろん、武蔵境から折り返してくる247Fだ。乗車前に、下りホームの武蔵境方先端から進入シーンを撮影する事にする。ちょうど、この時間帯は、下りホーム先端から進入シーンを撮ると順光となる。

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新小金井駅に進入する247Fの是政行き。

撮影後、早速車内へ。初めて乗車する247F。予想はしていたが、車内の感じは、多摩湖線に投入された263Fに準じた仕様となっており、床板も263Fと同じもので、30000系のイメージに近かった。モーター音は後期型のものとなっており、この点も263Fと一緒だ。263Fと全く同じかぁと思いながら、観察をしていると、決定的な違いを発見した。

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モハ247車内に貼られた車番表記。

これまで101系に関しては、更新後もプレート式の車番表記が車内に貼られていたのだが、今回の更新車からは、30000系同様、ステッカー方式の物が貼られるようになってしまった。更に、この表記には、東急車輛で製造された事と、西武車両で更新された事が書かれている事から、オレンジ色の東急車輛のプレートまで外されてしまったようだ。今後、101系に限らず、新2000系も、更新時にはこうなるのかもしれない。

車内の観察を終えた頃、電車は終点の是政に到着。ここでも、247Fを撮影してみた。

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是政駅に停車中の247F。

この後、是政駅での短い停車時間を利用して、改札で入出場をし、再び247Fで折り返す事に。最後尾のクハ1248に乗車すると、いつも西武沿線でお世話になっている方に遭遇。そのまま武蔵境まで乗り通す事にした。武蔵境までの乗車で気になったのが、台車のフラット。実は、撮影していたときから気になっていたのだが、実際に乗車してみると、クハに乗車したにもかかわらず、走行音がかなり気になった。どうも武蔵丘検修場出場時から、台車のフラットが酷かったと言う話も聞く。早急に改善していただきたいものだ。

最後に、武蔵境駅到着後、こんな物を鑑賞してみた。

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武蔵境駅構内に貼り出された、児童たちの作品。

今回の四季の電車の登場に際して、西武鉄道では、沿線の府中市の小学校から春をテーマに絵を募集したが、全部で346枚の応募があったと言う。その中から選ばれた8作品が車両に掲載されたのだが、応募された全作品を、6月中旬まで、武蔵境駅構内に展示してあると言う。子供たちの力作を1枚1枚眺めながら、今回の多摩川線の観察を終了とした。

こうして多摩川線でも走り始めた新101系の更新車。次は、四季の電車「夏」として、6月頃に第2編成である249Fが登場する事になるだろう。となると、また1本、低運車が多摩川線から消えていく事になる。低運車の活躍も、まだまだ本数がある今のうちに、しっかりと記録しなくては・・・

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コメント

その昔、311の時代から沿線を使わせてもらっていましたがこんな素敵な電車が来る沿線になったのですね。
昔はといえば多摩川線は「どうでも良い線」という扱いで冷房なども全く関係なしの継子扱いのイメージでした。

私自身もさほど西武には興味がなかったので京王線と比べて本当に「圧倒的」に写真がすくないのです。

今思えば撮影しておけばなんですが・・今回2000が入線するかと思っていましたが、101の後期型というのでまだまだ沿線からすれば「本線扱い」には遠いでしょうね

投稿: SATO | 2010/03/26 08:33

そうですかやはり営業運転に入りましたか
気になるのはモータ音ですが低音タイプでしょうか?
低運車で後期のモータ積んでいるのもいるので
当然こいつも後期積んでいる可能性は高いですね

投稿: トレイン | 2010/03/27 00:04

西武観察データです。ついに多摩川線で1247Fが運用を開始し、1217Fが武蔵丘へ回送された様ですね。1241F+1245Fの各停運用も開始されました。

TOMOさん、西武観察データとの相互リンクをお願いしたく思います。お願いできますでしょうか。

投稿: 西武観察データ | 2010/03/27 00:31

皆さん、コメントありがとうございます。

>SATOさん
多摩川線は、本線から離れていますので、本線系統で使わなくなった車両が送り込まれると言うパターンが、以前から続いていましたので、どうしても車両面では劣る部分がありましたが、今回、新たに投入された新101系は、更新工事を受けた上で、更に地域に密着した車両を目指した四季の電車としてデビューする事になりましたので、多摩川線のイメージは、以前よりアップした事と思います。それでも、車両自体は101系ですので、仰る通り、本線扱いには程遠いのかもしれませんね。

>トレインさん
本文でも触れていますが、247Fのモーター音は後期型タイプです。

>西武観察データさん
217Fは人知れず武蔵丘へ移動したと言う感じですね。しかも自力と言う事で、今後、自力による廃車回送も考えられますね。
相互リンクの件ですが、ブログを、まだ始めたばかりのようですし、当方からリンクを貼るにあたっては、少し様子を見させていただきたいと考えています。よって、正式なお返事はもう暫くお待ちいただきたいと思います。ご理解の程お願いいたします。

投稿: TOMO | 2010/03/27 10:41

西武観察データです。分かりました。ただもし西武観察データがちゃんとしたブログになったと認めてもらえるまでになったらまた相互リンクの件を持ち合います。それまではこちらにもコメント致しますし、差し支えなければ西武観察データの方にもコメントをお願い致します。色々とTOMOさんの方に迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。

投稿: 西武観察データ | 2010/03/27 20:27

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