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キヤE193系「East i-D」 越中島貨物線入線

さて、舞浜駅で京葉線の各列車を撮影した後は、武蔵野線への直通列車で西船橋へ。そこから、更に1駅、総武緩行線の電車に乗り換えて、お隣の下総中山駅へと移動する。

JR東日本には、現在、在来線用の検測車が2編成存在する。1つは、勝田車両センターに所属し、標準軌区間を除く東日本エリアの電化路線をカバーするE491系「East-i E」。そして、もう一つが秋田総合車両センターに所属し、非電化区間も走行できるキヤE193系「East i-D」である。どちらの検測車も、JR東日本管内の各路線を定期的に巡回しているが、「D」に関しては、首都圏だと非電化路線が少ない事もあり、撮影回数も少ないのだが、今回は、運良く土曜日に、越中島貨物線に入線すると言う情報が、「鉄道ダイヤ情報」に掲載されていた事もあり、京葉線の201系の撮影と合わせて、「East i-D」も撮影する事で計画を立てていた。

この日の「East i-D」は、前日、久留里線を検測していた事もあり、幕張車両センター木更津支所からの出発となる。私事ではあるが、実は最新の「鉄道ダイヤ情報」を、5月22日に宿泊した東横インに忘れてきてしまっており、この撮影の直前まで、鉄道ダイヤ情報が手元に無いと言う状況だった。しかし、世の中捨てたもんじゃない。東横インのスタッフの方からは着払いで「鉄道ダイヤ情報」を送付していただいたし、更に、いつもお世話になっている方からも、この「East i-D」の時刻をメールで送ってくれるなど、撮影には支障が無い環境を作ってくれた。本当に「感謝」の2文字以外に思いつかない。しかし、直前まで「鉄道ダイヤ情報」を見なかった事で、大きな勘違いをしていた事に、この後気付くのだった。

実は、この木更津からの回送、新小岩操車場までは機関車牽引だとばかり思っていた。そこで、まずは、下総中山で機関車+「Esst i-D」を撮ろうと考えていたのだが、下総中山駅で撮影準備をしていると、前方からは機関車ではなく、「East i-D」のヘッドライトが見えてきた。木更津から自力での運転だったのだ。これまで「East i-D」の自力走行は撮った事が無かったので、これは嬉しい誤算ではある。

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総武快速線を行く「East i-D」

白昼堂々と、しかも電車並みの速度で総武快速線を自力走行する「East i-D」。電車の検測車である「East-i E」とほぼ同じデザインなので、走行シーンに違和感は無い。しかし、良く見ると、電化区間でありながらパンタグラフが上がっていない訳で、やっぱり気動車だなあと実感する。

下総中山駅での撮影を終えた我々は、当然の事ながら「East i-D」を追跡する。急いで撤収作業をして、総武緩行線の電車で追い掛けると、新小岩操車場に「East i-D」が停車しているのが見えた。ここまでは順調にきている。ここから先、亀戸までは、約10分差で先行できる筈だった。我々3人は、亀戸駅で下車。とりあえず、亀戸駅周辺で越中島貨物線らしさが撮れる場所と言う事で選んだのが、京葉道路の歩道橋だった。この歩道橋は、越中島貨物線の陸橋のすぐ横にあり、そう言う点でも撮影には向いていた。実際に歩道橋に着くと、皆さん同じ事を考えているようで、多くの鉄道ファンが待機していた。我々3人もその中に混ざって撮影する事に。

現地到着からおよそ3分後の事。「East i-D」がゆっくりと目の前を通過して行った。

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亀戸一丁目付近を行く「East i-D」

この後、「East i-D」は、越中島貨物駅で1時間ほど停車した後、再び折り返してくる事になっていた。そこで、この間に昼食を済ませようと、歩道橋近くのラーメン店に入ったのだが、何故か妙に時間がかかってしまい、食事が終わった頃には、残り20分を切っていた。その為、急きょ予定を変更し、歩いていけそうな場所で撮影を試みたのだが、完全に失敗してしまった。これは別の機会にリベンジしたい。

越中島貨物線での撮影が不完全燃焼で終わった一行。これで終わらせてはと言う気持ちになり、そのまま「East i-D」を追い掛けて新小岩操車場へ。「East i-D」は、新小岩操車場で30分ほど停車。この日の目的地である宇都宮へは、ここから機関車牽引によって向かう事になる。自力走行は可能ではあるが、ここから先、気動車を運転できる乗務員の手配が出来ないのだろう。新小岩駅から徒歩で操車場が見える道路まで移動すると、「East i-D」は、既に機関車に繋がれた状態で、新小岩操車場に停車していた。

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機関車に繋がれた状態で停車中の「East i-D」。

宇都宮へ向かうために、先頭には既にEF81が連結されているが、良く見ると、何と牽引する機関車は、カシオペアカラーの車両。EF510への置き換え計画が少しずつ進んでいるだけに、この組み合わせは、しっかりと押さえておきたいところ。当然の事ながら、前からも撮影しておく。

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宇都宮までは、カシオペアカラーのEF81 92号機が牽引を担当。

「East i-D」の先頭に立つEF81 92号機。まさかカシオペアカラーのEF81が引くなんて思ってもいなかった。越中島貨物線での撮影が、あまり上手くいかなかったが、その失敗を帳消しにする程の嬉しい誤算だった。

この後、「East i-D」を出発まで見送り。更には貨物列車1本を見学した後、再び亀戸へ移動。亀戸天神をお参りして、天神様近くの船橋屋で、名物のくず餅を堪能して解散となった。

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コメント

速報版では、色々と失礼いたしました。

投稿: 岩崎友裕 | 2010/06/03 00:43

今回のカシガマ牽引は驚きましたね。ちなみに、ダイヤ情報誌ではEF65高崎車の牽引予定となっていましたが、それならそれで大変な事のような・・・・・・

が、それよりも今回の記事では今でも総武線上での自走は行われる事がわかってよかったです。
私自身、183系定期運用末期に一度、総武線上での自走に遭遇して以来、全く見聞きしていないので無くなったんだと思っていましたので。その時は全くノーマークで、背後からエンジン音がして慌てて後追い撮影したのでした。一度ちゃんと撮影したいです。

投稿: 満荷波羅 | 2010/06/03 18:58

岩崎友裕さん、満荷波羅さん、コメントありがとうございます。

>岩崎友裕さん
と言う事で、速報版には行先が高崎とコメントされていますが、この日は記事内にも書きましたように、宇都宮へと向かっています。

>満荷波羅さん
今回、East-i Dの越中島貨物線入線シーンは初めて撮ったのですが、まさか手前の総武快速線から自力走行だったとは思わなかったので、自力走行で接近してきたのを見た時は、正直驚きました。満荷波羅さんから頂いたコメントですと、だいぶ前からこのスタイルを維持しているのですね。仰る通り、機会があれば、また撮影したい車両ですね。

投稿: TOMO | 2010/06/06 02:11

こんにちは。
私も、今年の1月に「信越本線貨物支線」の検測を撮影しに、わざわざ新潟まで出向きました。
何だかんだ制約がある様で、カマ牽引になる事が意外に多いですね。今度はどこかで、単独&EL牽引を撮ってみたいものです。

 ※E491系とE193系の愛称は、「East-i E(イースト ダッシュ アイ イー)」/「East-i D(イースト ダッシュ アイ ディー)」ではなく、「East i-E(イースト アイ ダッシュ イー)」/「East i-D(イースト アイ ダッシュ ディー)」です。

投稿: 痛勤形酷電 | 2010/06/07 21:39

痛勤形酷電さん、ご指摘ありがとうございました。

恥ずかしながら、その違いに全く気付いていませんでした。過去の記事も含めまして、思い当たる場所は、全て訂正させていただきました。ご指摘感謝いたします。

新潟へ行かれた件については、以前、ブログで拝見しました。遠路はるばるお疲れ様でございました。私もDE10が牽引する「East i-D」見てみたいです。

投稿: TOMO | 2010/06/08 00:42

これはもろ地元ですね。<亀戸8丁目住まいなので。

土日の運用が無いので、撮影が難しいのですよね。
これは休暇をとっても撮影するかなと思います。

投稿: 横山 正典 | 2010/06/14 23:57

横山 正典さん、コメントありがとうございます。

そうでしたか。亀戸8丁目にお住まいでしたか。いやいや越中島貨物線は良い雰囲気なので、また行きたいと思っていますよ。

出来れば、また土日にEast i-Dが走るといいですね。

投稿: TOMO | 2010/06/16 12:19

こんばんは。
お写真、楽しませて頂きました。
非電化路線用の検測車が23区内を走るのは珍しいですね。越中島貨物船ならではの光景かと思います。
東京とは思えないような、単線、非電化の貨物線を走る様子を私も見てみたくなりました。
一方で、総武快速線を高速で走る姿は、事業用車とはいえ今の時代の高性能な気動車ならではに思えます。これも魅力的な姿ではないでしょうか。
このような特殊な列車の情報には疎いのですが、機会があれば生で見てみたいと感じる列車です。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

投稿: 風旅記 | 2016/08/10 19:53

風旅記さん、コメントをいただきありがとうございます。

越中島貨物線へのEast i-Dの入線。これを撮ったのは、もう6年も前の話なんですね。今、改めて記事を読み返してみますと、検測を終えてから、次の検測地へ向かう牽引機も、カシオペアカラーのEF81と、今見ると懐かしい光景ですね。

このような検測は、現在でも定期的に実施されており、鉄道ダイヤ情報誌など(有料サイトのぴたのりダイヤ情報の方が確実です)にも掲載されますので、機会が有りましたら、御覧になってみてはいかがでしょうか。

私も、改めて、撮影に行きたくなりました。

投稿: TOMO | 2016/09/12 07:10

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