西武・電車フェスタ2010in武蔵丘検修場 臨時列車復路編
撮影後、早速臨時ホームへ向かう。先頭車両から車内へ入るが、発車まで残り時間が僅か。少しでも空いている車両に行こうと思うが、2000系の中で唯一、VVVF制御のモハユニットを連結した2097Fとなれば、当然の事ながら、VVVF車両であるモハ2197またはモハ2198に乗りたくなる。先頭車両から2両目のモハ2197は、弱冷房車となっている為、車内が蒸し暑く、立っているのも辛くなる。そこで、お隣のモハ2198に移動。車内の座席が埋まっている為、座れないが、やはり珍車のモーター音を楽しむ事を優先した。
列車は、14時頃、検修場の臨時ホームから発車した。まずは、武蔵丘検修場~武蔵丘車両基地~武蔵丘信号所と経由して本線へと合流するが、例により、本線へ合流するまでの間、何度か停車を繰り返す。普段は見る事が出来ない区間だけに、ここはじっくりと観察をするが、近くにいた若いお父さんは、ややご不満の様子。確かに、鉄道に興味の無い方は有難迷惑であり、バスなら飯能駅まで僅か10分少々と言う距離を、臨時列車では、30分近くかけて走る訳だから、たまらない。スピードアップに関しては、色々と難しいのかもしれないが、出来れば、もう少し改善してもらいたいところではある。
さて、飯能に到着した後は、例年同様、徒歩で北飯能信号所へと向かい、武蔵丘検修場発の臨時列車の撮影する事に。まずは、飯能駅からまっすぐ歩いたところにある、東飯能4号踏切に向かう。この踏切は、いつもだと多くの鉄道ファンでにぎわうのだが、今回はかなり少なめ。何とか撮れそうな状況だった為、先客に声をかけて、ここで臨時特急を撮影する事にした。、
一路、池袋へと向かう「電車フェスタ号」
続いて、検修場から飯能へと向かう2097Fの撮影に移る。同じ場所で撮影しても良かったのだが、3月末にE31のさよなら運転を撮影した、4号踏切と5号踏切の間にある駐車場で撮影する事にした。既に先客が一人いらっしゃったが、この状況ならば、東飯能4号踏切よりも撮影は楽である。私は先客の方の邪魔にならないように待機する。その間、3色LEDの行先表示である2097F対策として、シャッター速度を125分の1にセットしたりして、準備を進めていた。
そして、いよいよ2097fの飯能行きが接近。撮影に臨んだが・・・
飯能へ向かう2097F。
LED対策で、シャッター測を遅くしたにも関わらず、文字は崩れ、更にぶれてしまったと言うとんでもない失敗作になってしまった。こんな事ならば、LEDの文字の事を考えずに、シャッター速度を速めれば良かったと後悔した。
気を取り直して、今度は特急「電車フェスタ号」に使用された10107Fの折り返しの回送列車の撮影に移る。徒歩で飯能駅へ移動した後、池袋行きの急行電車に乗り込み小手指へと移動する。下りホームの池袋方先端で準備をしながら待っていると、レンズキャップをホームの下、線路脇に落としてしまうと言うハプニング発生。ちょっとだけ動揺しながら待つ事となってしまった。それからおよそ5分後の事、10107Fの回送列車が、ゆっくりと3番ホームに入線してきた。
小手指駅3番ホームに入線する10107Fの回送列車。
この日最後の目的である10107Fの回送列車は、順光の状態で撮影する事が出来た。撮影後、ホームですれ違った職員さんに事情を話して、線路脇に落ちてしまったレンズキャップは無事に回収する事が出来た。
この後、集まった皆さんと共に所沢へと移動。所沢駅前で開催されていた、彩の国古本まつり会場を覗いた後、駅周辺の居酒屋さんで打ち上げ会を開催。前日からの甲種輸送、そして武蔵丘検修場のイベントと、西武鉄道ファンにとって、暑い熱い2日間が幕を閉じた。
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