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勝田~平磯間運転再開 ひたちなか海浜鉄道湊線を訪ねる 後編

さて、那珂湊駅からは、徒歩でお魚市場へ移動。市場内の回転すしのお店で昼食を摂った。回転すしのお店も、数多くあるので、悩んでしまうのだが、今回は入り口から近いお店を選んだ。8皿分食べて会計を済ますと、レジ近くの柱に線が引いてあった。震災当日、ここも1メートル80センチの津波が襲ってきたそうで、その高さを示す線であった。私自身、身長は1メートル73センチ。よって、私の身長よりも津波の方が高いことになる。今、こうして見ていられるけど、ここより北の地域では、更に高かった訳だし、実際に、1メートル80センチの津波が今、襲ってきたら・・・と考えたら恐ろしくなった。

お腹もいっぱいになり、さらに湊線を先に進むため、那珂湊駅に戻る。改札口を入場し、構内踏切を渡ろうとすると、一匹の猫がお昼寝中だった。

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那珂湊駅の構内踏切でお昼寝中の猫。

これは、おさむよりも後に那珂湊駅にやってきた、チビさむ。実は、私自身、チビさむとは初めての対面となった。このチビさむも、おさむ同様、大変に人懐っこくて、撮影していた私の足元にも近付いてきて、スリスリされてしまった。

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列車の接近を察してか、下りホーム側に移ったチビさむ。

さて、チビさむを撮り終えた後、私は阿字ヶ浦方面へ向かう為に下りホームへ。まず先に、平磯からの勝田行きが到着したので、そちらを撮影してみた。

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那珂湊駅に到着したキハ37100-03+キハ3710-02による勝田行き。

アニマルトレインとなったキハ37100-03による勝田行き。このアニマルトレイン、車体のデザインが片側ずつ異なっている為、この那珂湊駅では、中根駅で撮影した時と反対側を撮影する事が出来たのは有り難かった。

そして、私が乗る平磯行きは、もちろんこの車両。

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那珂湊留置中のキハ2005と並んだキハ205。

再び、キハ205+キハ2004に乗る事になった私。先程と同じく、非冷房車のキハ2004に乗る事に。走り出すと、窓から入る心地よい風が堪らなく気持ちいい事に気付くと、やはり非冷房車に乗りたくなってしまう。でも、真夏になれば、考えも変わるだろうけど。

列車は、那珂湊を出発し、一路平磯へ。次の駅、殿山を過ぎると、あと一駅で平磯となる。この時、職員が車内に回って来た。当面の終着駅となる平磯駅は無人駅。その為、乗車券の回収を誰かがしなくてはならないのだが、列車が平磯駅に到着する前に、この作業をやってしまおうと言う事なのだろう。これは、平磯から先、代行バスで阿字ヶ浦方面へ向かう乗客も対象となっている。ちなみに、この日の私は1日乗車券で乗車していた為、職員さんに1日乗車券を見せるだけだった。

さて、平磯駅では、ホームを降りると、そのままバリアフリーで道路に出られるようになっているのだが、列車代行となるマイクロバスが、ホームのすぐ近くまで乗り入れており、1分もあれば、乗り換えが可能となっていた。

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平磯駅で待機していた列車代行バス。

待っていたのは、マイクロバス。これで足りるのか?と思ってしまうが、残っているのは、磯崎・阿字ヶ浦と2駅だけ。実際に、マイクロバスに乗り換えた乗客も、この列車からは10人に達していなかったので、これでも足りるのだろう。また、このマイクロバスだからこそ、平磯駅のホームのすぐ近くまで乗り入れられる訳で、平磯まで運行できる事になった事で、マイクロバスに切り替えたのかもしれない。

代行バスは、5分ほど走って磯崎駅へ。ここで、一人お客さんが下車。更に先に進み、終点の阿字ヶ浦へは、平磯駅から約10分ほどで到着した。

代行バスは、阿字ヶ浦駅到着後、すぐに折り返しとなる。すぐに、ここで切符を買って折り返す方もいらしたが、私は、1本後のバスにする事にして、駅周辺を少しブラブラする事にした。

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阿字ヶ浦駅で折り返す代行バス。

4か月列車が走っていない線路は、すっかり錆びてしまっていた。そして、踏切は、遮断かんが外された状態。阿字ヶ浦駅に一番近い踏切は、警報機に「使用中止」と言う札が付けられており、何とも寂しく感じてしまう。

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阿字ヶ浦駅から2つ目の踏切。

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踏切上から阿字ヶ浦駅方向を見てみる。錆びたレールと、線路内の雑草が、列車が運行しなくなってからの日数の長さを感じさせる。

この後、阿字ヶ浦駅へ戻り、再び代行バスで平磯へ向かう。平磯行き代行バスは、阿字ヶ浦駅から5名ほどの乗客を乗せて発車。先程来た道を戻りながら、まずは磯崎駅へ立ち寄るが、ここから乗車する乗客はなし。数秒停車した後、平磯駅へと向かう。途中、代行バスの車内からは、未だに不通となっている原因とも言うべき、亀裂の入った洞門トンネルの復旧工事現場を見た。

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急ピッチで進められている洞門トンネルの復旧工事。

さて、平磯駅に到着した私は、すぐに出発する勝田行きには乗らずに、当面の終着駅となっている平磯駅の様子を観察してみた。この駅は、駅に隣接する形でスーパーがあった筈だが、いまやスーパーは無くなり、跡地を分譲地として売り出していた。まずは、駅の勝田方にある踏切へ移動し、平磯止まりの列車を撮影してみる。

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平磯駅手前のカーブ区間を行くキハ205+キハ2004。

続いて、駅前を通過して、駅の阿字ヶ浦方にある踏切へ移動する。ここは、阿字ヶ浦駅付近の踏切と異なり、遮断かんは付いたままであるが、踏切の手前に仮設の車止めが設置されていた。

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平磯駅の阿字ヶ浦方踏切から平磯駅を眺めてみる。

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平磯駅での停車時間を利用してサボも撮影。

この後、平磯駅から、キハ2004に乗って那珂湊へと移動する。代行バスの到着を待って出発となるが、その際に気になったのが、駅の勝田方にある踏切。実は、先程、この踏切へ移動する際にも気になっていた事なのだが、列車の通過に間に合わず、この目で確認できなかった。そこで、今度は自分が列車に乗って確認する事にしたのだが・・・

出発時、踏切を見ると、まだ踏切は空いたまま。列車はゆっくり動きだすが、踏切の手前でいったん停車する。そして、踏切が閉まったのを待って再出発となった。もともと、平磯駅は途中駅。踏切も、長時間、列車が駅に停車すると言うパターンに対応している訳ではないのだろう。かと言って、全線運転再開までの一時的な措置の為に、踏切を改良すると言う訳にも行かず、このような措置を取っているのだろう。

さて、再び戻ってきた那珂湊駅。ここに立ち寄った目的は、この子に会うことだった。

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ホームで寝ていたおさむ。

先程は会えなかった那珂湊駅の駅猫おさむ。夏バテ気味なのだろうか。上りホームの構内踏切付近で、御覧のように寝そべっていた。

おさむとの対面も済ませて、この日の目的は終了。後続の勝田行、この日初めて乗車するキハ3710に乗車して、湊線を後にした。

震災の被害を受けながらも、ようやく運転再開までたどり着いた、ひたちなか海浜鉄道。現在、残る区間も月末までには運転再開できるよう、急ピッチで工事が進められています。始発の勝田までは、上野から特急列車で、約1時間20分。午後から出かけても十分に楽しめます。弊ブログの記事をご覧いただき、湊線に乗ってみようと思ってくださる方が、少しでも増えていていただけると嬉しいです。

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コメント

暑いです。本格的に夏になると。
(吉田)

投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2011/07/09 10:27

ご無沙汰しております。
ひたちなか海浜鉄道の記事、読ませていただきました。
青春18切符も発売になりましたし、近いうちに訪ねてみようと思います。

投稿: マエストロ | 2011/07/09 22:40

ひたちなか海浜鉄道吉田社長さん、マエストロさん、コメントありがとうございます。

>吉田社長さん
確かに、本格的な夏を迎えれば、キハ2004の車内は暑そうですね。せめて扇風機があれば、まだ違うんでしょうか?あ、全線運転再開は23日からですね。月末には、またお邪魔させていただこうかと思っています。

>マエストロさん
沿線には、魅力的な場所が沢山あります。是非、この夏、湊線に乗ってみてください。

投稿: TOMO | 2011/07/18 03:28

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