« 東海道線用E233系がやって来た!豊田車両センターを訪ねる | トップページ | 西武 秩父夜祭りダイヤを観察する その1 »

お帰りなさい 西武2075F

12月1日のお話。

西武鉄道では、昨年度に引き続き、今年度も2000系のリニューアル工事を進めている。今年度の対象車は24両。第1弾となる2069Fは、事業計画も発表されていない8月8日に出場し、池袋線で運用を開始している。そして、第2弾となる2075Fがこの度出場。甲種輸送が実施された。

この2075Fは、8月26日、甲種輸送により東急車輛へ入場している。平日朝、しかも月末に所沢を旅立つ為、JR線内の撮影は無理だが、出勤前に、所沢に立ち寄って撮影することぐらいはできる。その為、早起きして、見送る予定だったのだが、見事に寝坊してしまい、見送る事が出来なかった。そこで、せめて出場時は出迎えてやりたい。忙しく働いた11月の分を返上すべく、12月1日は休暇を取った。しかし、業務の都合上、午後からの半休に変更。それでも、2075Fは、午後の出場なので、撮影は充分に可能。昼で仕事を切り上げて、新宿から湘南新宿ラインで北鎌倉へ向かった。

午前中は冷たい雨が降り続いていたが、北鎌倉に到着した時は、雨もほぼ止んでおり、撮影はし易い状態であった。平日なので撮影する人は、殆どいないだろうと思っていたが、ホームに数名。更に北鎌倉駅から、やや大船方に進んだ所にも、撮影されている方をお一人発見しており、それなりに撮影している方がいらっしゃる事を知る。私も負けじと撮影準備を開始。鎌倉方の臨時改札口を出て、円覚寺のすぐ前でカメラを構えてみる。先行するE217系で、機関車を含む9両編成がしっかり入る事を確認する。軌道内の雑草が高く伸びているのは相変わらずだ。

13時54分頃の事。ホームの接近放送がかかると、前方よりDE10の姿が確認できた。早速、撮影を開始する。

Img_7d7593s

原色のDE10 1155号機に牽引され、横須賀線を行く西武2075F。

東急車輛を出場し、小手指へと向かう2000系2075F。同編成をエスコートして来たのは、国鉄時代の塗装を維持するDE10 1155号機。思えば、この2075Fは、所沢車両工場の生まれで、西武鉄道以外の線路を走ったのは、今回の東急車輛への入場が初めての事。それだけに、今までに経験した事が無い、他社線を走行するのには、相応しい車両が牽引してきたなあと、撮影時に思った。

Img_7d7596s

北鎌倉駅の構内踏切と2075F。

北鎌倉駅で忘れてはいけないのが、この構内踏切。2000系の東急車輛への入出場時の甲種輸送で撮影したいと常に思うのは、逗子(神武寺)~新鶴見間のディーゼル機関車による牽引シーンと、この北鎌倉駅の構内踏切とのコラボ。今回は、北鎌倉駅周辺での撮影とする事で、この2つを一気に達成する事が出来た。

撮影後、北鎌倉駅へと戻り、後続の列車で甲種輸送を追跡する事にする。この日は、とても気温が低く寒い1日だった。そして、お天気も良くない為、早い段階でもう1回撮影しておきたかった。甲種輸送は、この後、高島貨物線の東高島駅で20分ほど停車する為、ここで追い越しが可能。と言う事で、選んだ場所は鶴見駅。ここでは、以前にも、2000系の甲種輸送を撮影した事があったが、この後、南武線へ抜ける事を考えると、この駅を選択するしかなかった。

鶴見駅へは、2075F甲種通過の15分ほど前に到着したが、既に先客が数名。平日だけに少ないだろうとのんびり構えていたが、最終的には、10人近くになり、ちょっとビックリ。となると、あんまりホームの端で撮影したくなくなり、京浜東北線の電車さえ来なければ、やや中程から撮影したいなあと言う気分に。その願い通り、京浜東北線の南行き電車が出た直後に、DE10が牽引する2075Fの甲種輸送がやって来た。

Img_7d7608s

DE10 1155号機に牽引され、鶴見駅付近を行く2075F甲種輸送。

撮影後、後追いを撮ろうと速やかにホームの端へと戻る。その際に、こんな物に気付きカメラを向けてみた。

Img_7d7609s

モハ2275。パンタ削減された側のパンタ台がそのまま残されている事を発見。

8両固定編成の2000系は、一部の編成を除き、パンタグラフの削減が実施されている。その際、初期に改造された車両に関しては、2200番台の奇数モハ(旧2000系に関しては2300番台の奇数モハ)のみ、削減された側のパンタ台が残されたままとなっている。今回の東急車輛入場の際、このいらなくなったパンタ台は撤去されてくるものと思っていたが、パンタグラフをシングルアームパンタに載せ換えただけで、パンタ台の撤去は行われていなかった。

この後、私は京浜東北線で川崎駅へと移動し、南武線に乗り換える。持参した鉄道ダイヤ情報誌の甲種輸送計画表によれば、府中本町の通過が16時25分となっており、ギリギリ撮影できるかなと思い、府中本町へと向かった。初めての乗車となる快速電車で府中本町に着くと、既に辺りは薄暗く、かなり厳しい条件だった。とりあえず、待ってみるが、通過予定時刻になっても現れない。ふと鉄道ダイヤ情報誌を見直すと、なんと、ミスプリントである事が判明。正しくは16時35分だったようだ。落ち着いて考えれば、梶ヶ谷貨物ターミナルから6分で来る筈がないのに・・・

で、急きょ、撮影場所を南武線のホームに変更。ホームの照明を利用して撮影してみる事にした。

Img_7d7628s

原色のEF65 1122号機に牽引され、府中本町を通過する2075F。

なんと新鶴見から牽引してきたのは、御覧のように原色を維持するEF65 1122号機。逗子(神武寺)から原色カマ同士のリレーで2075Fを牽引してきたのだ。こんな事なら、鶴見で撮影せず、横須賀線で新川崎へ出て、新鶴見信号所が見渡せる御幸陸橋へ行けば良かったと、この時後悔した。

府中本町での撮影を以て、甲種輸送追跡を中断し、いったん自宅へ。その後、野暮用を1件済ませた後、所沢へと向かう。8月に戻って来た2069Fは、所沢駅に19時頃到着していた。今回は、平日ダイヤ。多少異なるだろうけど、所沢までならば、線路も独立しているので、同じような時間に入ってくるのでは?と思い、時間に合わせて所沢へと行く。しかし、19時を過ぎても、なかなか現れない。そんな頃、5番ホームには渋谷からの飯能行きが到着。この列車は、池袋から来る小手指行きの急行を先に通す為、暫く停車してしまう。この間に来てしまうんではないか・・・その予感は見事的中。飯能行きの出発と同時に来てしまった。

Img_7d7630s

6000系の飯能行き出発と同時に入線してきた263F+2075F。

入線はしっかり被られてしまった。西武線内の牽引役である263Fと連結すると12両編成と、所沢駅のホームよりも長くなってしまう為、甲種輸送の先頭及び最後尾車両は、ホームの両端よりもはみ出てしまうため、それぞれのお顔は撮影不可能。仕方なく、ホーム中程で263Fと2075Fの連結部分を中心に撮影する事に。

Img_s2218s

263Fと2075Fの連結部分。

この撮影直後、牽引役の263Fの車内の照明がすべて消えてしまった。2069Fの時は、20時頃には出発していた為、263Fの車内照明も点いたままだったような。となると、今回は、かなり長時間停車しそうだ。と、この時はそう思っていた。

Img_s2220s

削減されたパンタ台が残されたままのモハ2275。

鶴見駅で振り向きざまに撮影したモハ2275も、ここ所沢で改めて撮影してみた。

そして、この後、照明が消えていた筈の263Fの車内照明が点き始めた。と言う事は、休日ダイヤと、それほど変わらないタイミングで走るのか?平日ダイヤだし、もっと遅いんじゃないか?と思いながらも、小手指へ先回りする事に。20時頃から2番ホームの飯能方で待機していたが、263F+2075Fは、一向に現れない。この日はとても寒く、ホームの端で立っているのは、とても苦痛だった。22時まで待ってみたが、もう足も腰も限界に近づきギブアップ。後ろ髪を引かれる思いで、22時10分発の小手指始発各停池袋行きで、小手指を後にした。同列車が所沢駅に到着した際、6番線に停車していた263F+2075Fを見ると、まだ運転士の姿は無く、これはまだまだ先かと思って、すぐに新宿線に乗り換えてしまったが、実際には、その数分後に、小手指へ向けて出発して行ったらしい。とは言え、小手指では、東京メトロ7000系に被られてしまったそうだから、どちらにしても、まともな撮影は出来なかったかもしれない。

せっかく小手指で2時間はり込んだので、最後に、こんなシーンをご紹介して、この記事を締めさせていただきます。

Img_7d7640s

小手指駅3番ホームに入線してきた4000系の回送列車。

飯能~西武秩父間の各駅停車を中心に、秩父鉄道直通の快速急行などに運用されている4000系電車。かつては、小手指車両基地に配属されていたが、現在は全車両が武蔵丘車両基地の所属。小手指車両基地へは、車輪転削で来る事があり、この回送も、車輪転削を終えて武蔵丘車両基地へ戻るところだったようだ。

|

« 東海道線用E233系がやって来た!豊田車両センターを訪ねる | トップページ | 西武 秩父夜祭りダイヤを観察する その1 »

鉄道」カテゴリの記事

鉄道:西武」カテゴリの記事

鉄道:JR貨物」カテゴリの記事

コメント

TOMOさん、私の地元へようこそ!
北鎌倉駅の構内踏切を撮影したいというのは、結構「通」な御希望ですね。
私個人としては、北鎌倉駅を降りた後、大船方面に少し行ったところ(権兵衛踏切より向こう側)が、撮影しやすいと思っています。

私もだんだん西武線に乗り始めました。この前は、国分寺から、国分寺線と西武園線、東村山~所沢~池袋といった行程で廻って来ました。

まず、小川駅の配線に大興奮!拝島線は、国分寺線を突っ切っていきます。なんと大胆な!(練馬駅でのことといい、どうやら私は線路配線ファンらしい)

東村山で少し時間をとって電車を眺めていたら、旧2000系に一目惚れ。あの厳つい漁師のような精悍な顔立ちにいっぺんに引きつけられました。

ただ、日没時間が迫っていたので、あまり写真が撮れなかったのが残念です。また、挑戦します。今度は多摩湖線経由で行ってみましょうかね?

これからも御指導の程よろしくお願いします。

投稿: バイシ | 2011/12/07 14:44

TOMO様。こんばんは。

タイムリーな事に私が入場時でTOMO様が出場時といった撮影になりましたね。私が出勤の時間は午後出勤でしたので、京急2100形ブルースカイトレインの撮影で貨物高島線との併走区間ですが、西武2075Fの情報は得ていない状態でした。しかし京急有名撮影地!?に誰もいなかったことは好都合だったとは思いました。前回のコメントと照らし合わせれば、情報も解りやすくなりますので割合としまして、今後の新2000系の戸袋窓が埋められるのは賛否両論がファンには出るかも知れませんね。次なる入場車輛はどうなるか?その時のUP待ってますヨ!!

投稿: ちーたま | 2011/12/15 02:43

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52372/53404302

この記事へのトラックバック一覧です: お帰りなさい 西武2075F:

« 東海道線用E233系がやって来た!豊田車両センターを訪ねる | トップページ | 西武 秩父夜祭りダイヤを観察する その1 »