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しなの鉄道 「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベント開催

国鉄直流型急行電車の最後の砦として注目を集めている長野県の第三セクター鉄道会社、しなの鉄道。JR東日本より譲り受けた169系4編成が朝夕のライナー列車を中心に活躍を続けてきたが、諸事情により、運用範囲も、しなの鉄道線内に限定され、更には、今年2月より1編成が廃車になり、3編成となってしまってからも、細々と現役を続けてきたが、ついに2013年4月29日のラストランを以て、引退することが決まった。しなの鉄道では、開業当初から活躍を続けてきた169系のお別れイベントを企画。その第一弾として、「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベントが、12月22日に開催されることになった。

直流急行型電車が大好きな私にとっては、このイベントは、どうしても欠かせないイベント。三連休初日の開催ということもあって、現地へ向かうことにした。

当日の朝、東京はあいにくの空模様だった。9時少し前に自宅を出るが外は大雨。現地の天候状況に不安を感じながら出発する。「ウィークエンドパス」を使用していたこともあって、青梅街道~新小平間の徒歩移動をやめて、国分寺・西国分寺経由で大宮へ。大宮から長野新幹線「あさま513号」で上田へと向かう。心配していたお天気だが、高崎付近からは雨も上がっており、軽井沢は積雪はあるものの良いお天気。そして、上田も、曇りではあったが雨は降っていなかった。

上田駅到着後、イベントが開催される、しなの鉄道本社へ向けて歩き出す。しなの鉄道の上田駅改札前に貼ってあった地図を頼りに本社へ向かうと、169系の回送列車が上田駅に入線してくるのが見えた。169系の送り込みのダイヤなど、全く調べてもいなかったから仕方がないことだが、こんな事ならば、もう少し、駅にいるべきだった。気を取り直して、本社へと向かう。11時25分頃、しなの鉄道本社に到着すると、イベント会場には、大勢のファンが、169系の登場を今か今かと待っている状態であった。

169系到着まで、グッズ販売コーナーなどを覗き時間を潰す。そして、およそ10分後の事。まずは湘南色のS52編成が、ゆっくりと入線してきた。まずは、上田駅寄りにある踏切からS52編成を撮影してみた。

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「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベントとして、しなの鉄道本社前にやって来た169系S52編成。(踏切内より撮影)

湘南色となったS52編成。イベント会場への入線に際しては、前面の方向幕を「急行」にして入線。やはり、この車両には、「急行」の幕が良く似合う。

S52編成の入線からおよそ5分後、今度はS51編成がゆっくりと入線してきた。

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S52編成に遅れる事およそ5分後、S51編成もイベント会場へ入線。(踏切内より撮影)

S51編成とS52編成の並び。まずは、踏切内から撮影。本格的な撮影は、反対側から充分に出来るのだが、幌が付いていないクハ169側の並びも撮りたくて、まずは1枚撮影してみた。

S51編成とS52編成が並び、あとは撮影会の開始を待つばかり。12時からの開始だったのだが、準備が出来たと言う事で、予定時間よりも少し早く撮影会が始まった。

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撮影会開始。まずはS51編成が「普通」幕、S52編成が「急行」幕を掲出。

撮影会開始と同時に、集まっていたファンが一気に両編成の前へ。と言うパターンは、何処でもいっしょ。とりあえず、私も列の後ろ側に入り、少しずつ169系の前に近付いていくことに。まずは、並びを撮って一安心。

並びが撮れた事で、一旦列から離れて様子を見る事に。すると、係の方が違うヘッドマークを持って、169系に近付いて来た。これは、何度かヘッドマークを差し替えそうだ。と言う事で、引き続き169系に近付いて撮影をすることに。

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アニメ「あの夏で待ってる」のヘッドマーク。

小諸市が舞台となっているアニメ「あの夏で待ってる」に合わせて、しなの鉄道では、115系1編成を、「あの夏で待ってる」のラッピング電車を仕立てて運転しているが、ラッピング電車運転開始時には、ヘッドマークも掲出しており、今回、169系の撮影会でも、「あの夏で待ってる」のヘッドマークが掲出された。今後、169系のさよならイベントの一環として、急行列車として「あの夏で待ってる号」が運転される事になっており、おそらくは、このヘッドマークを掲出して、走行する事になるのだろう。

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急行「志賀」のヘッドマーク。

かつて信越本線の屋代駅から、長野電鉄屋代線に乗り入れ、湯田中まで運転されていた急行「志賀」。しなの鉄道では、169系S52編成を使用し、急行「志賀」のリバイバル運転を、今年3月に実施している。このリバイバル運転は、長野電鉄屋代線の廃線に伴うお別れイベントを兼ねており、しなの鉄道と、長野電鉄の列車を乗り継ぐ事で、かつての急行「志賀」を再現すると言うものであった。今回、169系のさよならイベントでも、急行「志賀」が、2013年の1月27日と2月24日に運転される事になっている。

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最後はヘッドマークなしの姿も。

ここまで撮影を終えた時点で、撮影会は終了となった。展示された2編成は、この後、6両編成に組み直された上で、上田~軽井沢間を団体列車として1往復する事になっている。私も沿線へ移動し、撮影に移るが、会場で、ご当地在住の鉄道フォーラムの会員さんと遭遇し、お車に同乗させていただく事になった。

まずは、軽井沢へ向かう169系を、大屋駅近くの踏切で撮影する事にした。ここは、しなの鉄道沿線に良く見られる、上り線と下り線とを分けるロープが張られていない事から、6両編成までならば、車両の足元もすっきりと撮影する事が出来る。

撮影準備をしていると、169系の団体列車に先行する小諸行きの快速列車がやって来た。

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115系による快速小諸行き604M。

小諸行きの快速列車。かつては169系で運転されていた列車であるが、169系のJR区間乗入れ不可となってしまった現在では、このように115系による運転となり、快速列車であっても、戸倉~小諸間はワンマン運転となっている。

115系の快速列車からおよそ25分後の事。169系の団体列車がやって来た。

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S52編成を先頭に、団体列車として、軽井沢へと向かう。

軽井沢へ向かう169系の団体列車は、御覧のように、湘南色のS52編成が先頭となってやってきた。

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後追い。ここから先は、上り線と下り線の間にロープが張られている。

S52編成側を撮影後、急いで反対側へカメラを向け、走り去る姿を撮影。しなの鉄道色となっているS51編成も良い感じだ。

この後、遅めの昼食を摂った後、軽井沢から戻ってくる169系を撮影する事に。色々と悩みながら、選んだ撮影場所は、小諸~平原間の駅間となった。ちょうど、小海線の乙女駅に近い場所である。晴れれば、この場所からも浅間山が見えるそうだが、この日の浅間山は雲の中。よって、車両中心に撮影をする事に。撮影準備をしていると、軽井沢行き770Mがやって来た。

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軽井沢へ向かう169系S53編成。

JR区間となる長野~篠ノ井間に乗り入れ出来ない169系の今の活躍の場は、小諸~軽井沢間が中心。この日も、S53編成が、いつもように、小諸~軽井沢間の普通列車に充当され、普段通り走っていた。

770M通過から、およそ20分後。軽井沢からS52編成+S51編成の団体列車が戻って来た。

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S51編成を先頭に上田へと向かう169系の団体列車。

折り返しは、しなの鉄道色のS51編成が先頭。ちょうど陽も当たって来て、良い感じになった。

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振り向いてS52編成側も撮影。

この後、小諸駅まで車で送っていただき、軽井沢まで169系S53編成に乗り、軽井沢から新幹線で東京に戻る事にした。すると、小諸駅構内に、国鉄特急色の183・189系がパンタグラフを挙げた状態で留置されていた。

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小諸駅構内に留置されていた183・189系N101編成。

しなの鉄道の169系が長野へ乗り入れできなくなった代わりに、JR東日本の189系が、朝のライナー列車「しなのサンライズ号」に運用されるようになった。その為、小諸駅構内には、翌日朝の「しなのサンライズ号」までの間、こうして留置される事になっている。ちなみに、このN101編成は、今年10月に長野~直江津間で運転された特急「あさま」のリバイバル運転に合わせて、国鉄特急色に塗り直された。

N101編成を撮影した後、小海線ホームへ移動し、今度は軽井沢から戻って来るS53編成を撮影した。

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小諸駅に入線する169系S53編成。

光線状態も良く、しなの鉄道色の169系が、とても美しく見えた。

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183・189系N101編成と169系S53編成との並び。

169系による軽井沢行き乗車前に、183・189系N101編成との並びを撮影してみた。気付けば、この場所で、S52編成との並びも見られた訳で、169系と183・189系国鉄色同士の並びは見てみたかった。

この後、S53編成で軽井沢へ。小諸から僅か20分少々と言う短い時間ではあるが、久し振りに急行形電車の軽快で有りつつも重たそうな走りを堪能した。

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折り返し小諸行きとして軽井沢駅に停車中の169系S53編成。

軽井沢駅では、折り返しまでの僅かな時間に、保存車両であるEF63 2号機と並んだ。169系とEF63。ともに碓氷峠で手を組んで走ってきた仲であるが、この並びが見られるのも、あと4カ月少々と言う事になる。

EF63との並びの撮影を以て、169系の撮影を終了とした。私は、駅構内にあった、おぎのやさんの駅そばを堪能した後、新幹線で東京へと戻った。

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