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新快速の増結運用に就く313系3000番台車

さて、次の目的地へと向かう為、河川敷から船町駅に戻って来た私。

この駅は30分に一度しか列車が停車しない。特に時刻表を確認しないで戻ってきた事もあり、当然の如く、次の列車まで20分近く待つ事になる。駅周辺は住宅地ではあるが、特に暇つぶしが出来るような店がある訳でもなく、狭いホーム上で過ごす事に。しかし、この場所は、東海道本線の線路も並走しており、鉄道ファンとしては、長時間いても飽きる事は無い。

と言う事で、次の列車までが来る間、ホーム上で撮影タイムとした。

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313系5000番台車による東海道本線の新快速大垣行き。

まず最初にやって来たのは、東海道本線の下り新快速大垣行き。豊橋から岐阜までの間は、ライバルである名鉄と競合する区間。JR東海は、この競合区間で、日中は快速列車を毎時4本運転し、うち2本が速達タイプの新快速で、豊橋~名古屋間を50分で結んでいる。以前は4両編成の列車が多く、快速列車の混雑が激しかったが、2006年度より6両固定編成の5000番台車を投入する事により、殆どの列車が6両以上での運転となり、混雑が緩和された。この5000番台車には、700系新幹線車両で実用化されたセミアクティブサスペンションや車体間ダンパを採用する等、高速域での乗り心地も改善されている。

続いて、飯田線が走る線路にも列車が接近してくるが通過列車。しかもJRではなくて名鉄。

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豊橋へ向かう名鉄1000系「パノラマsuper」による特急列車。

先程撮影した新快速とはライバル関係に当たる名鉄の特急列車。JR東海の快速列車と同じく、日中は、豊橋から名古屋方面へ1時間に4本運転されており、一部列車は速達タイプの快速特急となっている。JR東海の快速列車と本数や所要時間はほぼ互角。しかし、名鉄の魅力は、何と言っても一部車両が特別車両となっている事。御覧頂いている名鉄1000系「パノラマsuper」は、豊橋方2両が特別車両となっており、座席指定料金360円が必要ではあるが、ゆったりと座って移動できる。更に1000系ならば、先頭車両には展望席も用意されており、鉄道ファンには魅力的な車両である。たた、特急列車には、この他にも展望車両の無い1700系や2200系もあるので、全列車展望席ありと言う訳にはいかない。

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飯田線の特急「伊那路2号」

静岡車両区所属の373系を使用した飯田線の特急列車「伊那路号」。豊橋~飯田間を2往復しており、豊橋~飯田間を約2時間半で結んでいる。もう少しスピードが早ければと思わなくもないが、線形の悪い飯田線では、これが限界。以前は、使用される373系車両が「ムーンライトながら」の間合いだった事もあり、運転される時間帯には縛りが有ったが、現在では、「ムーンライトながら」の運用が無い為、飯田を午前中に出発する上り列車や、豊橋を夕方出発する下り列車が設定されている。

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313系3000番台車による飯田線豊川行き普通列車。

そして船町駅に停車する飯田線の下り普通列車が到着。日中の飯田線は、豊橋~豊川間で1時間に4本の列車が運行されているが、うち2本は豊川止まりで、船町駅とお隣の下地駅には、この豊川までの列車が停車する事になっている。かつて飯田線で運用されていた119系を置き換える為に、飯田線にやって来た313系3000番台車。ワンマン運転対応車と言う事で、この車両が投入されてからは、これまでワンマン運転を実施していなかった豊橋~中部天竜間でもワンマン運転が開始された。

ちなみに、この313系3000番台車、以前は運転台にドアの開閉スイッチがあり、運転士が座ったままでもドアの操作が出来たが、ワンマン運転時におけるドアスイッチの扱い方法が変わり、乗務員室扉横のドアスイッチを使用する事になった為、運転台にあったドアスイッチは撤去されてしまった。その為、船町駅でも運転士が立ち上がってドア操作をしているのが、この画像でも確認できる。

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311系による東海道本線の普通列車岐阜行き。

東海道本線のかつての快速列車のエース、311系電車も、今や普通列車運用が主体。それでも、細々と新快速運用が残されているとの事で、またいつか、311系による新快速も撮ってみたい。

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313系5000番台車による新快速豊橋行き。

東海道本線の上り新快速豊橋行きがやって来た。313系5000番台車による運転だが、よく見ると8両編成。そして、なんだかパンタグラフが多く上がっているような・・・

そこで後追いしてみると・・・

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増結編成は、飯田線用の313系3000番台車だった。

大垣方に増結されていた2両は、飯田線でも運用されているワンマン運転対応の3000番台車だった。飯田線で運用されている車両は、国鉄時代、豊橋機関区・中部天竜機関区・伊那松島運輸区に別れて配属されていたが、旧形国電を置き換える為に投入された119系より、豊橋機関区集中配置となった。その後、車両の検修業務を静岡運転所(のちの静岡車両区)で実施する事になった為、119系も静岡へ移籍したが、2002年より、検修業務が大垣車両区へ移管された為、119系も大垣車両区へ移籍となった。車両基地への入庫の際には、静岡も大垣も東海道本線内を回送して行かなくてはならなかったが、120キロ運転が可能な313系では、出入庫を兼ねて、東海道本線の快速列車への増結運用が誕生した。この運用、以前から存在は知っていたが、実際に撮影したのは今回が初めて。サービス面でみると、車内の座席などで5000番台車と比較すると劣る部分は有るが、趣味的に見れば、本来は飯田線や美濃赤坂支線など、ローカル線での運用が主体となる3000番台車が、表舞台に躍り出ると言う感じに見えて面白い。以前から、こんなシーンを一度は撮りたいと思っていただけに、ここで撮影出来たことは大きな収穫だった。

この後、ようやく上り豊橋行きが到着。この列車に乗り込み豊橋へ。豊橋のB級グルメであるカレーうどんでも食べようかと思ったのだが、時間帯が悪く、店も混んでいた為、そのまま東海道本線の新快速に乗り込み名古屋方面へ向かった。

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コメント

先日の近江鉄道ではありがとうございます!
こんなこんなマニアックな場所に最近寄られてたのですね^^
今後共よろしくお願い致します!

投稿: すぎうら あきのり | 2014/05/08 14:49

こんにちは。モモパパです。
豊橋~岐阜間では併走する名鉄とはライバルですが名鉄は名古屋駅から岐阜寄りの線形が悪く圧倒的不利。
時間もJR東海の圧勝です。
僕の地元名古屋を取り上げていただいて嬉しい限りです。

投稿: モモのパパ | 2014/05/09 09:45

すぎうら あきのりさん、モモのパパさん、コメントありがとうございます。

>すぎうら あきのりさん
彦根ではお世話になりました。久し振りにお会いできて嬉しかったです。日にちが空いてしまいましたが、そろそろ近江ネタも書きますので、また宜しくお願いします。

>モモのパパさん
名鉄、豊橋~名古屋間は、ほぼ互角ではありますが、仰る通り、名古屋~岐阜間は、完全にJRに負けていますね。更に、JRは同区間の各駅停車を、快速に抜かれずに先行するダイヤになっていますが、各駅停車でも駅間距離が長い分、名鉄の特急列車と所要時間は大差ないと思いますので、岐阜~名古屋間の移動であれば、完全にJR有利でしょうね。

元々、JR東海の在来線車両が好きなので、取り上げる機会は少ないものの、これまでにも名古屋周辺のネタは、弊ブログでもいくつかアップしています。宜しければ、過去の名古屋ネタもご覧ください。

投稿: TOMO | 2014/05/18 13:30

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