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新型フジサン特急が営業運転を開始した富士急行線を訪ねる

7月12日のお話です。

世界遺産登録で活気付く富士山への足として注目されている富士急行線。看板列車である「フジサン特急」の新型車両8000系が、この日デビューすることになった。

「フジサン特急」の新しい顔となる8000系は、今年2月に引退した2000系第2編成の置き換え用として、小田急電鉄から、20000形RSEを譲り受けた。小田急20000形は7両編成と言う事もあり、まずは富士急行線での運用に対応するため、愛知県豊川市の車両メーカー、日本車両に入場し、改造に着手。3両編成に短縮した後、4月9日から10日にかけて実施された甲種輸送により、富士急行線にやって来た。到着後、デビューに向けた最終的な調整が現地で行われた後、7月12日、運行開始となった。

初日となる7月12日は、大月駅13時50分発の「フジサン特急11号」より運行を開始するとのこと。このスケジュールであれば、昼過ぎにのんびり出発しても十分に撮影が可能だ。

そこで、昼過ぎより、現地へ向けて出発。国分寺で昼飯を食べた後、高尾から115系の普通列車でのんびり移動し、14時07分、大月着。フジサン特急と同じく、この日が正式なお披露目となった大月駅新駅舎を見ながら富士急線に乗り換えて、向かった先は三つ峠。この駅と隣の寿駅との間にある有名撮影地を目指した。

その頃、8000系は、河口湖から「フジサン特急12号」で大月へ向かっており、出来れば、この列車から撮影を開始したい。現地へ向けて早足で移動するが、間に合うか微妙なタイミングとなった。そこで、スマホの地図を見ていくと、小さな踏切が近くにある事を発見。早速、その踏切へ。予想通り、警報機も遮断機もない小さな踏切だった。列車が近付いてくるまで、十分に離れて待機。安全を考慮し、ここは後追い一本に絞って撮影した。

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営業運転を開始した新型フジサン特急8000系。

「あさぎり」から「フジサン特急」へ。元小田急RSEは、3両編成に短縮された後、富士山を挟んで静岡県側から山梨県側へ再就職を果たした。外観上は、御覧の通り、2000系同様、富士山を模したキャラクター、フジサンキャラがたくさん貼られているが、なかなか似合っている。

撮影後、本来の撮影場所である、有名撮影地へ向けて移動を開始する。ところが、ここで時刻表を見間違えていたようで、移動中に富士登山電車が通過してしまった。時刻表はしっかり見なくては・・・反省。

先程の踏切から歩くこと10分少々。有名撮影地に到着。早速撮影に向けて準備を開始するが、元日に訪れた時と違って、季節柄、雑草がかなり伸びていた。線路に近いところから撮れば問題ないのだが、既に人が集まっている事から、線路に近づけない。となると、この雑草が撮影の際に邪魔となる事から、雑草を交わしながらの撮影となるが、列車が通過した際、どの地点でシャッターを切るか、悩んでしまった。

とりあえず、次の8000系充当列車である「フジサン特急13号」までの間、色々と試して、撮影場所を決める事にした。

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5000形トーマス列車による大月行き。

まず最初に来たのは、5000形トーマス列車による大月行き。富士急の現役車両の中で、唯一の自社発注車両である。

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豊田車両センター所属の189系による「ホリデー快速富士山2号」

続いてやって来たのは、新宿行き「ホリデー快速富士山2号」。この日は、豊田車両センター所属の189系M52編成が充当。いまや、首都圏を走る189系は、豊田車両センター所属の6両編成3本のみとなってしまった。

この後、富士急の新しい主役でもある6000系がやって来たが、微妙に失敗。ただ、「フジサン特急」と同じ3両編成と言う事で、場所を決めるのには役に立った。

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再び河口湖へと向かう8000系。

そして、再び河口湖へ向かう8000系が「フジサン特急13号」としてやって来た。雑草と架線柱を上手く交わしたつもりでいたのだが、よく見ると、大月方先頭車のパンタグラフが、微妙に電柱と被っていた。う~ん、この車両は意外と撮影が難しいかも。

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この場所では強引に後追いも。

この後は、河口湖から大月へ向かう2000系の「フジサン特急」の撮影に移るが、せっかくなので、富士山をバックに撮ろうと、この場所から少し寿駅寄りに移動した踏切へ移動したが、5分ほどすると、山頂付近に雲がかかってきてしまったため、仕方なく、先程の踏切から三つ峠駅方向へ移動した踏切から撮影することにした。

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6000系による普通大月行き。

まずやって来たのは、世界遺産登録のヘッドマークを掲出した6000系。先程の撮影では失敗した6000系だが、今度は、そこそこ上手くいった。

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大月へと向かう2000系「フジサン特急」

2002Fの引退により、3両編成1本となってしまった2000系。残ったのは、富士山方が展望車となる編成。よって、この地点で上り大月行きを撮影すると、165系時代の面影を色濃く残すクモロが先頭となる。

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後追いで展望車も撮影。

これで撮るものは一通り撮影したので、そろそろ帰宅しようと思い、手元のスマートフォンで三つ峠駅の時刻表を表示させる事に。すると、臨時快速「山梨富士号」と言う列車が表示されてきた。千葉行きの臨時快速列車で、189系による運転のようであるが、この場所で撮影してから駅に向かうと、大月行きまで20分以上を駅で過ごすことになるため、この場所での撮影を諦め、三つ峠駅まで10分程度で移動できる踏切で撮影することにした。この場所だと、上り列車は、後追いしか撮れないが、こういう列車が走ったという記録程度の撮影は出来る。

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6000系による大月行き普通列車。

まずは6000系による大月行き普通列車。3両編成は、編成全体が問題なく入るが、まだまだ余裕がありそうなので、6両編成の撮影も問題なさそうだ。

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5000形の河口湖行き。

6000系と入れ替わりにやって来たのは、5000形の河口湖行き。2両編成なので、今度は側面も入れて撮影してみた。

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189系M51編成による臨時快速「山梨富士号」

そして、千葉行き臨時快速「山梨富士4号」がやって来た。小山発着で運転されていた「ホリデー快速富士山3・4号」に代わり運転を開始した臨時列車で、豊田車両センターに所属する189系で運転される。この日充当されたM51編成は、最近、大宮総合車両センターを出場したばかりであり、車体も綺麗に再塗装された。この編成、入場前は、グレードアップされていない先頭車も、赤帯の幅がグレードアップ車に合わせた形であったが、出場後も同じ状態となっており、その点がM52編成との違いでもある。中間のモハが、昔ながらの赤帯の幅を維持しているので、出来れば、それに合わせてほしかったが、189系自体が貴重な存在であるだけに、贅沢は言えない。

それにしても、千葉まで189系が乗り入れるのは、いつ以来だろうか。

この後、三つ峠駅より6000系の普通列車に乗り込み大月へ。そのまま中央本線の上り列車に乗り込んで帰っても良かったのだが、8000系による「フジサン特急」が大月へ向かっていると言うので、最後に8000系の大月入線シーンを、JRのホームから撮影することにした。

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大月駅に入線する8000系。

この撮影を以て、この日の富士急行線の撮影を終了とした。

8000系新型フジサン特急がデビューした富士急行線。更に、7月26日からは、休日の1往復のみであるが、成田空港から「成田エクスプレス」が河口湖まで直通運転を開始する事になっている。この列車、富士急行線内は、「フジサン特急」のスジを使用するため、「成田エクスプレス」運転日は、一部の「フジサン特急」が運休する事になる。今回、8000系がデビューした「フジサン特急」ではあるが、新型車は1編成のみ。置き換え対象となる2000系は、まだ1編成残されており、今後、代替車両の問題が出て来る筈。その時、新型車両を新製することになるのか。あるいは、今回の8000系のような状態の良い出物を待つことになるのか。「成田エクスプレス」の実績次第では、JRへも乗り入れ可能な新型特急車両の新造や、数年後にデビューするであろう新型「あずさ」「かいじ」の付属編成による富士急行線への乗り入れも視野に入れているのかもしれない。富士急行線の今後の動きにも注目していこうと思う。

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