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臨時快速「懐かしの115系湘南色号」運転

7月21日のお話です。

長野遠征2日目。宿泊先の長野第一ホテルからのスタートとなる。長野駅から徒歩2分と言う立地条件にある少々古めのホテル。実は、20年以上前に、一度宿泊した記憶がある。今回、遠征計画を立てる際、宿泊料金の安さと、9階に男性用展望風呂と露天風呂があると言う事を知り、予約した。実際に風呂を利用してみると、長野駅が真下に見えており、鉄道ファンにとっては、なかなかの眺め。露天風呂からは、流石に駅は見えなかったが、下を走る115系の走行音等は心地よく感じた。また露天風呂で出会った人との話も楽しく、疲れた体を休めるには申し分ない環境だった。

そんな訳で、のんびりし過ぎてしまった。この日の目標は、臨時快速「懐かしの115系湘南色号」を撮影する事。長野駅9時21分発の松本行き普通列車で出発する。目指すは、篠ノ井線の稲荷山。車両は、前日も大糸線で利用したE127系。ワンマン運転の筈だが、先頭車の乗務員室には、運転士を含めて3人の乗務員が乗っている。実際にハンドルを握る運転士の喚呼の声がかなり大きかった事から、どうやら新人運転士とその指導員、そして便乗の3人と言うことのようだ。実際に、篠ノ井から篠ノ井線に入ると、稲荷山までの直線区間を利用して、速度目測訓練も実施していた。そんな中、稲荷山で降りようとすると車掌が現れる。あれ?ワンマン列車なのに・・・と思っていると、どうやら車内改札要員として乗っているらしい。青春18きっぷのシーズンだからなのか、真相は不明だが、車掌を乗せているのであれば、ワンマン運転は中止してほしいものだ。

さて、列車は稲荷山駅に到着。ここから20分ほど歩いたところにある、有名撮影ポイントを目指すのだが、道を間違えたらしく、予定よりも10分ほど余計にかかってしまった。辿り着いた踏切は、この時点で先客が8人ほどだった。まあ、この時点では、充分キャパがあったので、私もそこに混ざって撮影する事に。更に通りかかった地元の方からは、80系やEH10と言った懐かしい車両の話も聞けて、この時点ではとても楽しかった。

懐かしい話が終わった頃、後方より上り普通列車が接近。後追いではあるが撮影してみる事に。

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211系3000番台車による甲府行き普通列車440M。

まず、この場所で最初に撮影したのは、211系による甲府行き普通列車。私自身、211系は好きな車両なので、この長野色の211系も気に入っている。これでロングシートじゃないければと思っているのは、たぶん私だけではないはず。3000番台車の方が多いので、これは仕方がない事なのだが、E127系のように、片側だけでもボックスシートを設置するというような改造をしてほしかった。

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183・189系N101編成の回送。

440M通過から、およそ15分後。183・189系N101編成の上り回送列車が現れた。突然やって来た国鉄特急色車。最初は、この事態がよく飲み込めなかったのだが、この場所に居合わせた方達の話を聞いてみると、どうやら、甲府始発の臨時特急「かいじ」に使用される車両の送り込み回送だった事が判明。いやあ、N101編成の「かいじ」も撮りたかった。

N101編成の通過の時点で、「懐かしの115系湘南色号」の通過まで、残り約20分程度となった。最初は人も少なかったこの地点も、徐々に人が増え始め、私の後ろには三脚や脚立がひな壇のように並び始めた。「懐かしの115系湘南色号」は、稲荷山~姨捨間にある桑ノ原信号場で長時間停車がある事から、車を使って撮影している人たちは、この停車時間を利用して、列車を追い越し、この場所でもう一度撮影をしようと考えている人が多いようだ。こうなると、好意的だった地元の方達も、そうじゃない方も出てくるようで、実際に車が全く通行できないと言う訳ではないものの、通りにくくなるのは確か。後ろに入って来た撮り鉄さん達に、文句を言う地元のドライバーさんも現れた。私は身動きも取れない為、前の方で大きなトラブルが起きない事を祈りながら見守った。

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E127系による普通列車長野行き2237M。

「懐かしの115系湘南色号」を、桑ノ原信号場で追い越してきた普通列車長野行き2237M。この列車も御覧のように、E127系によるワンマン運転の列車であるが、助手席側に便乗の乗務員らしき姿が確認できるため、この列車も、ワンマン運転でありながら、車内改札担当の車掌が乗務している可能性が高い。先日の台風の影響で、中央西線に不通区間がある事から、特急「しなの」も運休している状態のため、篠ノ井線の普通列車の乗車率も高くなっており、不通区間の運転を再開するまでは、ワンマン運転を中止してもいいような気もする。

2237M通過からおよそ3分後。お待ちかねの「懐かしの115系湘南色号」がやって来た。

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クモヤ143-52を先頭に、長野へ向かう「懐かしの115系湘南色号」。

クモニ143を改造したクモヤ143-52を先頭に、4両編成で長野を目指す「懐かしの115系湘南色号」。前日まで大糸線で運転されていた「懐かしの115系横須賀色号」に連結されたクモユニ143とは異なり、このクモヤ143は、元荷物車という肩書ではあるが、かつての荷物車+旅客車と言う組み合わせを、しっかりと再現している。前面の窓ガラス中央には、列車番号を表示させるスペースがあるが、よく見ると、「14352」と、車両番号が表示されており、これもちょっとした遊び心なのかも。

列車が通過すると、大勢いた撮り鉄さん達は、一斉に撤収してしまい、この撮影地にも静けさが戻る。私は、やや時間を置いて、この撮影地から撤収することにした。稲荷山駅へ戻る途中、211系による松本行き臨時快速が通過。台風による甚大な被害を受けた中央西線を経由するため、全区間で運休となっている、特急「しなの」を補完するための列車であるが、なかなかタイミングが合わず、記録できないでいたので、こんな事であれば、あと数分、撮影地に残るべきだったかと、歩きながら後悔した。

往きで迷ってしまった駅からの道のりであるが、帰りは迷うことなく到着。稲荷山駅は、駅舎内及びホーム上共に、多くの鉄道ファンが集まっていた。そんな中、松本行き上り列車が到着。私が乗るのは、下り列車であるが、この日は、篠ノ井線姨捨までフリー区間となる「信州北回廊パス」を使用していたため、夕方の撮影地の下見も兼ねて、姨捨まで往復する事にした。E127系によるワンマン運転の列車であったが、途中、桑ノ原信号場にも入線し、貴重な体験ができた。

そして、姨捨駅での下見を終えた後、今度は長野行き下り列車に乗車。やはりE127系のワンマン運転で、乗車口は、先頭車両後方のドアのみと言う事で、乗車に時間が掛る。姨捨駅からの乗客も、この日は「懐かしの115系湘南色号」を撮影した撮り鉄さんが多く見られたが、ワンマン列車の乗車方法を知らないのか、ドアが開かない先頭車両の中ドアや、2両目のドアのボタンを押す姿も見られた。私は乗車後、比較的空いている2両目の方へ移動。そのまま長野まで乗り通した。

さて、長野では、駅周辺で昼食を摂った後、駅近くの駐車場へと向かう。この駐車場からは、こんな光景を見る事が出来る。

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183系N104編成や189系と並んで留置されるクモヤ143-52+115系N9編成。

長野駅に到着したクモヤ143-52+115系N9編成は、折り返しまでの間、長野駅の東京方にある留置線で過ごすようで、御覧のように、長野総合車両センター所属の183系N104編成や、あさま色を纏う189系と並んで留置されており、なかなか良い並びを見る事が出来た。

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え、
クモヤ143-52のみも撮影してみる。

この後、駅へ戻り、しなの鉄道の列車に乗って、ある所へ行き、違うものを撮影。そして、そこでの撮影を終えた後、篠ノ井経由で姨捨へ。ここで、再び「懐かしの115系湘南色号」を撮影する事に。姨捨では、スイッチバックで駅へ入線するため、先程撮影できなかった、ヘッドマークを掲出した115系N9編成側と、クモヤ143-52側と両方が撮影できると言うのが、この地を選んだ理由である。姨捨駅ホームや姨捨公園等、姨捨駅周辺は、撮り鉄さんの姿も数多く見られた。あまりの人の多さに、どこで撮ろうか最初は悩んでしまったが、姨捨駅の松本方にある踏切付近が、人も少なく撮影出来そうだったので、そこへ移動し、撮影する事にした。

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稲荷山駅方向よりやって来た「懐かしの115系湘南色号」

16時56分頃、「懐かしの115系湘南色号」が、ゆっくりと上り勾配を上がって来た。まずは、いったん松本方にある退避線へ進む。

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退避線から姨捨駅へゆっくりと進む「懐かしの115系湘南色号」

退避線からは、後進して姨捨駅へ向かう事になるため、クモヤ143-52はヘッドライトが点いていない。

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115系側はヘッドライトが点いたまま。

そして、115系は御覧のようにヘッドライトが点いたまま後進していく。よく見ると、運転士が後方を確認しながら運転しているのが分かる。

「懐かしの115系湘南色号」は、姨捨駅で数分間停車した後、茅野へ向けて走り去っていく。発車するところも撮影したのだが、実はお恥ずかしい事に通過していく線路を誤って認識していたため、見事に撮影失敗してしまった。

走り去る「懐かしの115系湘南色号」を見送った後、姨捨駅へと戻る。ここからは長野行きに乗り込む事になるが、やって来たのは、この日4回目となるE127系のワンマン運転列車。車内は、かなり混雑しており、流石に、これだけ混んでるともうウンザリ。それでも、別件の撮影が控えている篠ノ井までだから、2駅我慢すればいいやと、比較的空いている2両目の車両に移動した。有人駅の篠ノ井は、ワンマン列車でも全てのドアから乗降が可能なため、2両目でも安心していたのだが、いざ到着するとドアが開かない。あわてて最後部車両に便乗していた車掌に開けるように訴えて、何とか降りる事が出来た。

篠ノ井駅での撮影はあっさりと終了。(詳細は後日)その後、しなの鉄道からの快速列車で長野駅へ移動。E7系の「あさま」で帰京した。

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コメント

始めまして中央東線が地元の、三鷹かいじと申します。

撮影お疲れ様でした。旅客車+(元)荷物車の編成が往年の普通列車を彷彿とさせますね。私自身、現役時代を知ってる世代ではないのですが、国鉄車の走行を見ると、いつも懐かしさを覚えます。

211系3000番台の事に関してはTOMO様と同意見です。ロングシートのお蔭で通学時間帯のラッシュは緩和したのですが、代償として長距離の移動がかなり苦痛になってしまいました。


また訪問させていただきます。

投稿: 三鷹かいじ | 2014/12/10 23:18

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