米タンを撮る
西武柳沢駅で防災訓練の観察を行った9月1日。訓練観察後、向かったのは拝島である。
この日は火曜日。毎週、火曜日と木曜日は、米軍横田基地への燃料輸送列車(通称:米タン)が運転される日。となれば、当然の事ながら、米タンは撮影対象となる。早速、拝島へと向かうと、既に専用線からの引き出しは終了しており、DE10に押される形で、タキ1000が拝島駅へ入って行くところであった。
拝島駅到着後、JRの構内へと入り撮影を開始する。
横田基地からの貨車の引き出しを終えて、拝島駅の留置線へ引き上げたDE10 1576号機。
この日、拝島駅と横田基地との間の専用線区間の牽引を担当したDE10 1576号機。このところ、米タンを撮りに来ると、専用線区間の担当は、DE11の2000番台車ばかりだったので、DE10が担当したのを見たのは、私自身、本当に久しぶり。これは、夕方の横田基地へ向かう便も撮らなくては・・・
EF210が連結され準備完了。
そして、鶴見線の安善までの牽引を担当するのは、EF210-155号機。既にタキ1000との連結を終えて、いつでも出発が出来る体制となっていた。現在、米タンの牽引機は、新鶴見機関区のEF65とEF210が担当のようで、私が撮影するときは、EF65が中心だったが、今回はEF210。このところ、EF210の出番が多いのだろうか。
EF210と連結したタキ1000の米タン専用車。
タキ1000に付けられた「JP-8」の印。JP-8とは、JP-4ジェット燃料の代わりとして使用する為に、アメリカ合衆国で1990年に制定されたジェット燃料のことである。この印が、まさに米タン専用車の証と言う事になる。
さて、私は、拝島駅を11時13分に発車する青梅特快に乗り先回りする。向かったのは、西立川駅。米タンは、この西立川駅手前で転線して、南武線との連絡線を進む為、西立川駅の手前では被られる事が無い。車内から見ると、雨が降っている事もあり、線路沿いの道は誰も撮影していなかった。そこで、到着後、急いで渡り線付近へ。
EF210-155号機に牽引され、青梅線内を行く米タン。
とりあえず、米タンの撮影は、西立川でいったん終了。夕方、今度は安善を出発し、横田基地へ向かう便を撮影する事にした。
府中本町駅を通過する米タン。
横田基地へ向かう米タンは、15時32分頃、府中本町駅を通過した。長年、青梅線~南武線を経由して運転されていた米タンだが、2014年3月のダイヤ改正より、南武線の快速運転拡大の影響を受け、府中本町から南側で武蔵野線を経由するようになった。その為、府中本町駅構内で転線する事になり、この写真からも武蔵野線から南武線へ転線している様子が解る。
この後、私は後続の列車で立川を経由し拝島へ。車内から米タンの様子を見ると、既にDE10のヘッドライトが点いており、西武拝島線のダイヤ次第では、横田基地へ向かう事が可能な状態となっていた。急いで専用線の横田3号踏切へと向かう。
DE10 1576号機に牽引され、横田基地へと向かう。
現地到着から、およそ3分。16時27分の事であるが、米タンは、DE10 1576号機に牽引され、ゆっくりと横田基地へ向かって行った。
この撮影を以て、米タンの撮影を終了。拝島駅へと戻り、西武拝島線の列車で帰宅した。
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