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横瀬車両基地へ回送された2000系2023F

今年度より、本格的な置き換えが開始された2000系。前の記事でも触れているように、ついに、編成単位での廃車が発生し、第一号として、10月1日、2023Fが横瀬車両基地に回送された。2023Fは6両編成。解体線の有効長とピッタリ一致する事もあり、今回は、一気に解体が進んでしまうかもしれない。

そこで、廃車回送後、最初の休みとなった10月3日の土曜日。横瀬車両基地に出向いて、廃車回送された後の2023Fの様子を見に行く事にした。所沢から西武池袋線に乗り換え。更に飯能から4000系の各駅停車に乗り換えて、横瀬へ。11時29分、横瀬駅に到着するが、到着前、4000系の車内から眺めてみると・・・

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横瀬車両基地へ回送されて2日後。早くも解体線に取り込まれた2023F。(西武秩父線5019レ車内より撮影)

予想通り、2023Fは、既に6両全車が解体線に取り込まれていた。到着前までは、まだ駅の近くに留置していてくれればと、淡い期待をしていたが、横瀬駅到着直前に、現実を叩き付けられてしまった。

到着後、気を取り直して、まずは、駅近くの公道から撮影を開始する。

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白いカバーに覆われた保存車両と2023F。

建屋崩壊により、屋外留置となってしまった為、白いカバーで覆われた保存車両と、廃車回送されてきた2023F。大切に保存するものと、これから解体されてしまうもの。改めて見てみると、何とも対照的な並びである。

この後、更に道を進んで右へ曲がり、線路の下をくぐって、解体線を見上げる事が出来る場所へ。

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解体線の2023Fに近付いてみた。

架線も貼られていない解体線に取り込まれた2023F。架線が無い事から影もなく、青空に黄色い車体がとても映えて美しく見えるが、それが解体線と言うのが、何とも寂しい。

そして、農道のようなところを更に進んでいくと・・・

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木々の合間から2023Fを見渡す事が出来た。

クモの巣と2回ほど格闘しながら進むと、2023Fを見渡す事が出来る場所に辿り着いた。改めて眺めてみると、既にLED行先表示器は外されているようだが、それ以外の備品は、そのままのようである。

この後、再び線路をくぐり、駅前から延びる公道を更に芦ヶ久保方向に進んで、解体線が見える場所へ。

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この場所から撮ると、2023Fよりも、資材が目立つようになってしまった。

一通り撮影も終えたので、ここから駅へ引き返す事に。ふと、思い付きから、今まで撮った事が無かった場所で、撮影してみる事に。

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留置中の2079Fと絡めて・・・

西武秩父駅を16時28分に発車する、快速急行池袋行き1002列車に充当される車両が、ここ、横瀬駅構内の留置線に留置されているが、この留置車両と、解体線の2023Fと絡めて撮れそうな場所を見つけたので撮影してみた。ちなみに、この日の1002列車充当編成は2079F。新と旧、形は異なるが共に2000系。黄色い車体同士の並びが撮れてよかった。

この後、横瀬駅に隣接する、横瀬町観光案内所内で遅い昼食を摂った後、次の目的地へ向かう為に、上り列車に乗り込む事に。その前に・・・

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ホーム上から、2023Fと白カバーに覆われたE854との並びを撮影。

やや強引ではあるが、白いカバーに覆われたE854との並びを撮影して、2023Fの撮影を終了とした。

老朽廃車第一号となった2023Fは、1986年3月に発生した、田無駅での列車衝突事故により、6両中2両を失った2023Fと、6両中4両を失った2017Fの、それぞれ生き残った車両を組み合わせて、1989年に復活を遂げた編成だった。よって、製造から廃車までの36年間(モハ2224とクハ2024は37年間)のうち、約4分の3は、田無事故遭遇車だと、我々西武鉄道ファンから呼ばれ、まさに波乱に満ちた生涯を過ごしたと言っても過言ではない。2023F、長い間、本当にお疲れ様でした。そう、心の中で叫びながら、横瀬車両基地を後にした。

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コメント

はじめまして。夜半に失礼します。この編成は、田無での事故で生き残った6両ですね。私は、この当時小学校3年になる直前で、この事故をニュースで知りました。来年3月で田無の事故から丸30年になりますので、風化を避けるためにも、先頭車だけでも西武の研修所ならびに、田無で保存してもらいたいものです。

投稿: I-S | 2015/10/05 03:09

はじめまして。実はかなり前からTOMOさんを知っていて、観覧させていただきましたが、今回は初めて投稿いたします。
は~ぁ・・・、と落胆の一言に尽きます。寂しい、残念です。
まだ2023F1本のみの廃車とのことですが、私は引越しは一度してても、生まれてからずっと西武新宿線沿線一筋です。
それだけに新宿線ほぼ専属・「旧」2000系の廃車はショックの一言です。
田無事故は残念ながら生まれておらず知りませんが、乳幼児時代からず~っと、2000系にお世話になってる身としては、ただただ、とにかく残念。
昨年、西武通勤型車の車両数比率がチョッパの2000系とVVVF車で逆転、チョッパ車よりVVVFのほうが在籍数が多くなったとかで。
この現状で、4000系はともかく特急レッドアロー号が9割抵抗制御は奇跡的です。
長文失礼しました。

投稿: やきとり | 2015/10/06 00:28

I-Sさん、やきとりさん、コメントありがとうございます。

>I-Sさん
はじめまして。田無事故の時、私は小学校6年生で、事故は卒業式の前日だったと記憶しています。春先の雪としては、かなりの量の降雪でしたね。あの事故の教訓は、現在でも生かされていると思います。今回、検査期限の絡みから、歯医者第一号となってしまいましたが、解体後、2023Fの物だとわかる部品に関しては、仰る通り、研修所などで事故の教訓を後世に伝える為の教材として活用してもらいたいですね。

>やきとりさん
はじめまして。いつもご覧いただきありがとうございます。私も、一度引越しを経験していますが、基本的に、生まれてからずっと西武拝島線沿線在住ですので、2000系は物心ついた頃から見ていますから、今回の2023F廃車は、ややショックであります。西武新宿線や拝島線沿線で育った方は、同じような思いの方が多いと思います。
意識していませんでしたが、VVVF車の方がチョッパ車を上回りましたか。黄色い車両も、あっと言う間に少数派になってしまうかもしれませんね。

投稿: TOMO | 2015/10/06 12:53

今年の横瀬イベントが11月7日に決定しましたが
それまでに解体は終わっているのでしょうか?

投稿: おきな | 2015/10/07 09:33

いつも楽しく見させて頂いてイマス。
旧2000系の廃車…。このサイトで今日初めて知って、かなりショックを受けました。
幼少から慣れ親しみ、今も通勤で毎日見る車両ですし、何より2023Fには幼少の頃の強烈な思い出があるものですから。

私の実家は田無駅から徒歩10分弱なのですが、小学校3年生の冬、台所で洗い物の手伝いをしていた時、窓の外から「ガアァアーン!!」と地鳴りのような音が響いてきて、「雷かな?」なんて親と話していたところテレビのニュースで「田無駅事故」の速報を聞いてビックリ仰天!
すぐに雪の中を田無駅に行ったところ、事故車両の中にまだ乗客の人達が閉じ込められている様子を目の当たりにして、9歳当時の自分にはとにかく強烈で今でも忘れられない思い出です。

あれからもう29年経つんですね。2023Fお疲れ様でした。

投稿: ダエイ | 2015/10/10 00:58

おきなさん、ダエイさん、コメントありがとうございます。

>おきなさん
横瀬車両基地のイベント、正式に決まりましたね。今回廃車回送された2023Fは、早いペースで解体されているようですから、11月7日の時点では、全て終了していると思いますが、イベント前に、もう1編成・・・なんて事が無い事を祈りたいですね。

>ダエイさん
いつもご覧いただきありがとうございます。今回の2023Fの廃車、流石に新宿線沿線で育った方々には、大変ショックを受けたと言う方が多いようですね。それにしても、田無駅から徒歩10分弱のところでも、衝突時の音が伝わって来たという事は、想像以上に大きな事故だったのですね。私は、事故当時、ダエイさんより3歳年上の12歳でしたが、事故のニュース映像にショックを受けた事は、よく覚えています。

投稿: TOMO | 2015/10/12 23:34

はじめまして。いつも拝見させていただいてます。

本日有給休暇を利用して秩父へ行ってきたのですが、
横瀬の2023Fは西武秩父寄りの2両のみになっており、
窓ガラス等外装品は全て外された状態になってました。
本日は作業している様子はなかったのですが、
一日あれば切断、搬出できそうな感じでした。

本当は小田急で小田原までの旅を計画していたのですが、
こちらの記事を思いだし、急遽30年ぶりの秩父旅となりました。

昭和40年代生まれの当方としては、
それ程旧い車と感じていなかったので、
他社譲渡にならず、あっさり解体され寂しい限りです。

投稿: テキトー | 2015/10/15 17:39

テキトーさん、コメントありがとうございます。

昭和40年代のお生まれと言う事ですと、私とほぼ同年代の方と言う事になりますでしょうか。自分が子供の頃に出てきた車両と言う事で、あまり古さを感じていなかったりするんですが、気付けば、もう30年以上走り続けていた事になりますから、鉄道車両としては、古い方に入りますね。

こちらの記事をご覧いただいて、横瀬車両基地を訪ねていただいたとのことで、ありがとうございます。最新記事でも触れていますように、その後、2009Fも後を追うように横瀬に旅立ちました。今年は、この後も何本か2000系の廃車があるようです。出来る限り、引退していく車両の最期の記録も、このブログでお伝えできればと思っていますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。

投稿: TOMO | 2015/10/21 12:57

この編成ブレーキの音が旧2000系のものではなく新2000系と同一品になっていますが、田無事故の時と何か関係ありそうですね。

投稿: トレイン | 2015/11/01 16:14

トレインさん、コメントありがとうございます。

ブレーキの排気音が新2000系と同一である点ですが、更新時にそうなったのか、時期的にいつだったのかははっきり覚えていませんけど、田無事故から復帰した時点で、新2000系がデビューしていましたから、復帰時に、新2000系と同一部品を付けていたのかもしれません。車内の貫通扉も、新2000系と同タイプだったように思います。

投稿: TOMO | 2015/11/04 13:02

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