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西武 旅するレストラン「52席の至福」を追跡する その1

4月17日のお話です。

西武鉄道の100年アニバーサリーの集大成として、4000系電車を改造した観光電車、旅するレストラン「52席の至福」」が、いよいよこの日、運行を開始する事になった。運行開始を記念して、池袋駅では、ブランチコースの出発前に、出発式典を行う予定だったが、4月14日夜、熊本で発生した地震により、九州各地で大きな被害が発生している事を鑑みて、式典は中止となったが、列車そのものは、予定通り運転される事になった。

そこで、私も「52席の至福」の初日の模様を記録するために、沿線へ出かける事にした。改造を終えて、3月22日に武蔵丘車両検修場を出場後、これまで、試運転を繰り返して来たが、私自身は、3月24日の夜に、所沢駅で回送列車を撮影しただけで、試運転は一切記録出来ていなかった。Twitterの目撃情報を検索してみると、池袋発の場合は、営業運転前に、豊島園駅で食材の詰め込み作業が行われるようなので、私も早めに自宅を出発。まずは、狭山ヶ丘へ。8時40分頃から、駅近くの西所沢17号踏切付近で待機する。すると・・・

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ついに運行を開始した4009F観光電車「52席の至福」。まずは、食材積み込みの為、豊島園へ。

現地到着からおよそ10分、8時50分頃の事になるが、「52席の至福」の送り込み回送が、ゆっくりとやって来た。突然現れた水色の車両。線路沿いの民家から、住民の方が、物珍しそうに「52席の至福」を見送ると言うシーンも見られた。

この後、狭山ヶ丘駅へ向かい、後続の列車で「52席の至福」を追跡する。豊島園に向かう際に、練馬駅の池袋方に有る引き上げ線を使って折り返すようなので、上手くいけば、この引き上げ線に入っている様子が撮れるかなあと期待していたが、練馬駅に到着した時点で、「52席の至福」の姿は無かった。仕方なく、そのまま豊島園行きに乗り換えて豊島園駅へ。「52席の至福」は、豊島園駅1番ホームに停車していた。

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豊島園駅1番ホームに停車中の「52席の至福」

食材の詰め込みを行う「52席の至福」。ホーム上では、黄色い作業用の帽子を被った職員さん達が、何か作業をしている。良く見てみると・・・

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窓ガラスを拭く職員さん達。

なんと、雑巾を使って、車両の窓ガラスを丁寧に拭いている。これから「52席の至福」の一番列車に乗るお客様を、最高のおもてなしでお迎えしようと言う思いが伝わって来た。

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出発前の記念撮影。

そして、厨房のある3号車から、スタッフさんたちが続々と降りてきて、ホーム上で記念撮影が始まった。こんなシーンも、まさに初日らしい光景と言える。

さあ、準備が整い、「52席の至福」が池袋へ向けて、いざ出陣。2番ホームに入線する池袋からの豊島園行きの到着を待ってから、池袋へ向けて出発して行った。

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いざ池袋へ。

この後、私も「52席の至福」を追いかけて池袋へ。後続の各駅停車で池袋に到着すると、「52席の至福」は、1・2番ホームの飯能方に停車していた。2番ホームには、今年2月からホームドアが設置されている為、「52席の至福」の乗客は、1番ホームからの乗車となる。早速、私も1番ホームへと向かう。

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池袋駅1番ホームに停車中の「52席の至福」

1番ホームには、「52席の至福」を一目見ようと言う一般客、更には鉄道ファン、そして、幸運にも一番列車に乗る事になった乗客の皆さんで大賑わい。撮影するのも一苦労と言った状況であった。

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レッドカーペットでお客様をお出迎え。

混雑の激しいホーム上で撮影をしていると、TwitterやFacebookでお付き合いいただいている、漫画家の杉木ヤスコーン先生に遭遇。この列車に乗る事は聞いていたので、いらっしゃるかとは思ったが、無事にお会いする事が出来た。ヤスコーン先生、初日のランチコースのチケットをゲットするとは、何とも羨ましい限りである。

さて、「52席の至福」の発車時刻が近付いてきた。私も発車シーンを撮ろうと思い、4・5番ホームの先端へ移動する。当初は、6・7番ホームの先端から狙おうかと思ったが、「52席の至福」の発車時刻に合わせて、池袋到着の列車が有る為、被りを避けて、4・5番ホームの先端へ移動した。そして・・・

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池袋駅を発車。一路、西武秩父を目指す「52席の至福」

10時54分、「52席の至福」は、西武秩父を目指して池袋駅を発車して行った。発車直後、5・6番ホームへ到着する6111Fの準急池袋行き(既に折り返しの急行飯能行きを表示)とすれ違っている。留置線の30000系を含めて、一瞬ではあるが3本の列車が並んだ。

この後、私も「52席の至福」を追跡する。「52世の至福」は、西武秩父まで3時間以上かけて走る為、普通に追跡しても、何度か撮影チャンスが巡って来る筈。しかし、この日は、蜂窩織炎の症状が、多少残っている事もあり、あまり無理はしない方がいいと判断し、池袋駅構内で早めの昼食を摂った後、後続の特急「ちちぶ13号」で、横瀬に先回りをする事にした。まあ、これから何度も撮影チャンスはあるし、途中駅の様子は、Twitter等を見れば、いずれ明らかになるだろうから、気になったところは、それから撮影すれば良い。そう思ったのも事実。実際、この日は、発車直後、強風に伴う抑止等でダイヤが乱れてしまったので、普通に追い掛けても、上手く撮れなかったかもしれない。結局、私が乗車した「ちちぶ13号」も、大雨と強風の中、池袋を発車。石神井公園付近から徐行運転が続き、途中駅を15分ほど遅れて運転。「52席の至福」は、小手指で追い越した。このまま先回りしても、横瀬の天気はどうなんだろうと心配してしまったが、飯能を過ぎると天気も回復してきており、正丸トンネルを抜けたら、快晴だった。

13時09分、横瀬駅に到着。駅前では、「52席の至福」のお出迎えイベントに参加する人の受付が始まっていた。どうやら、横瀬車両基地に隣接する、駅構内の留置線部分に入って、「52席の至福」をお出迎えするらしいが、参加者には小旗が渡され、それを振るようになる為、撮影に専念できないと判断し、このイベントには参加しなかった。

私は、線路沿いの道を飯能方向に向かって歩き出す。そして、15分ほど歩いた先にある、三菱マテリアルの社宅付近から、「52席の至福」を撮影する事にした。現地到着から、およそ20分後・・・

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芦ヶ久保~横瀬間を行く4009F「52席の至福」

この場所、実は線路の反対側から撮れば、この時間帯は順光となるが、障害物が多く撮影を断念。こちら側に移動して来た。側面に日が当らないと思っていたが、通過直前、やや曇ってくれたため、車体の色もしっかり出てくれたのは有り難かった。スピードが遅かったので、まずは、編成全体を撮った後、続いて1両ずつ各車両を撮影してみた。

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4号車 クハ4010

池袋駅でお会いした、ヤスコーン先生は、この車両にお乗りとのこと。

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3号車 モハ4110

厨房設備のある3号車。4009Fは、ベンチレーターが撤去されているが、このモハ4110は、1か所だけベンチレーターが残されている。厨房設備の関係だろうか。

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2号車 モハ4109

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1号車 クハ4009

多目的車両としての位置づけとなる1号車。イベントや披露宴などでの使用が想定されている。

この後、私は横瀬駅方面へ戻り、ランチコースの営業を終えて、横瀬駅へ戻ってくる「52席の至福」の回送列車を撮影する事にした。

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横瀬へ向かう「52席の至福」の回送列車。

この辺りは、武甲山をバックに列車が撮れると言う、西武秩父線では屈指の撮影ポイントだった場所だが、今は、線路沿いに民家が建ってしまった為、武甲山をバックに列車を綺麗に撮る事は出来なくなってしまった。そこで、武甲山バックは無視して、カーブを曲がってきたところを撮影した。そう言えば、「52席の至福」のパンフレットは、武甲山をバックに走るシーンではあるが、写真ではなく、イラストになっていたのは、この為なのだろう。

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ディナーコースまでの時間を、横瀬の留置線で過ごす「52席の至福」

この後、私は横瀬駅へ。ホーム上から、留置線に停車中の「52席の至福」を撮影した。留置線では、夕方の西武秩父発快速急行に使用される20000系20152Fと仲良く並んで停まっていた。そして、この後は、西武秩父へ移動。秩父鉄道の急行などを撮影した後、西武秩父駅近くの焼鳥屋、省松さんへ。ここで、「52席の至福」にお乗りになった、杉木ヤスコーン先生と待ち合わせ。ヤスコーン先生は、羊山公園の芝桜鑑賞を終えてから省松さんに立ち寄られたが、同行していたカメラマンさんを見てビックリ。以前、NHKの「熱中時間 鉄分補給スペシャル」のスタジオ観覧時にお会いした、香川県在住の坪内政美さんだった。何年ぶりの再会だろうか。世間は狭いなあと実感した1日であった。

お乗換えのご案内です。

ヤスコーン先生がお乗りになった「52席の至福」初日の模様は、東洋経済オンラインにアップされております。宜しければ、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。

東洋経済オンライン 西武「52席の至福」乗って食べてわかったこと

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