高崎駅で583系を撮影する
6月4日のお話です。
祖母の七回忌法要の為、高崎へ向かう際、時間の都合で、大宮~高崎間は新幹線を利用した。乗車した新幹線が、高崎駅に進入する際、眼下に広がる高崎駅構内の留置線を眺めてみると、秋田車両センターに所属する583系が停車しているのが見えた。
そこで、到着後、乗り換え時間を利用して、ホームから様子を見る事に。まず、2・3・4番線ホームの上野方先端から眺めてみたが、障害物が多く、撮影には不向きであった。そこで、夕方、再び高崎駅に戻ってきた際に、今度は、留置線に一番近い、7・8番線ホームの上野方先端から、留置線に停車中の583系を撮影してみた。
高崎駅構内の留置線で折り返しまでのひと時を過ごす、秋田車両センター所属の583系。(7・8番線ホーム先端より撮影)
秋田車両センターの583系は、6月10日未明に、団体列車として弘前駅を出発し、翌11日早朝、上越線の沼田駅へ到着。ここで乗客を下ろした後、高崎駅まで回送。折り返し、21時頃まで、この留置線で過ごす事になっていた。その為、昼間は583系をホームから撮り放題と言う状況であった。
運用を離脱し、高崎駅構内の留置線に疎開中の107系と並べて・・・
しかし、車両だけを撮ってしまうと、ここが高崎かどうかと言う事が、上手く伝わらない。そこで、被写体jは小さくなってしまうが、周りに停車中の車両を入れて撮ってみる。ちょうど、この留置線には、高崎車両センターに所属する107系電車がいたので、この車両を周りに入れて、高崎らしさを出してみた。
ところで、この107系電車、前の記事でも少し触れたが、3月26日のダイヤ改正を機に、一部運用の211系への置き換えが始まり、長年続いていた、両毛線経由、宇都宮線(東北本線)黒磯までの運用が無くなってしまった。その為、2両編成4本が、運用を離脱。高崎駅構内の留置線に、8両編成に組まれた状態で、疎開留置が続いている。いずれ、長野へ廃車回送されてしまうのだろうか。
この後、前の記事で触れているように、新前橋で「SLみなかみ号」を撮影した後、18時頃から、高崎市在住の知人と21時頃まで会食。そして、自宅へ戻る際に、弘前へ戻る583系を撮ろうと、在来線ホームへ。事前に時刻表を眺めた結果、583系は5番線からの発着と予想していたので、時間に合わせて4番線へ行くと、ホームの長岡方は、撮り鉄さんでいっぱい。そこで、八高線ホームである3番線の車止め付近へ移動し、まずは進入シーンから撮る事に。流石に、そんな撮り方をする人は、時間的に少ないだろうと思っていたら、それでも10人ぐらい集まっていて、583系の人気の強さを再認識した。
高崎駅5番線に進入する583系。
21時07分、留置線から出て来た583系は、乗客の待つ5番線に、ゆっくりと入線してきた。この時点で、発車までは5分ほどしかなく、慌しい入線である。ちらっと見る限り、各車両、通路を挟んで、進行方向右側は寝台がセットされ、左側は座席のまま。まるで、京都鉄道博物館の展示車両を見ているような使い方であった。
高崎駅5番線で出発を待つ、秋田車両センター所属の583系。
この後、私は、残り時間を利用して、4番線から停車中の583系を撮影。何とか撮れたところで、583系の団体列車も発車時刻を迎える事に。そして、583系が出る直前、4番線には、熱海からの上野東京ラインの列車が到着。時間にして5分もない撮影時間となってしまったが、個人的には、夜のホームに佇む583系が撮れて満足。欲を言えば、最後尾車両(上野方先頭車)である、クハネ583-8の正面の塗装が僅かに剥げているところが有り、それが無ければ最高だったのだが、これは仕方がない事かも。
撮影後、急いで新幹線改札口へ。モバイルSuicaを使って、事前に21時21分発の北陸新幹線「はくたか576号」の指定席券を確保しておいたのだが、東京駅で車両故障を起こした車両が、ホームを塞いでいる為、各駅で新幹線が停車中で、いつ動くか解らないと言う事で、急きょ、在来線の普通列車で帰宅する事に。家に辿り着いたのは、日付が変わってからとなった。
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- 西武2000系2513Fが小手指車両基地へ貸出 狭山線の運用に就く(2022.05.06)
- 西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する(2022.05.03)
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2022.05.01)
- 秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その2(2022.04.30)
- 秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その1(2022.04.26)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- E491系 中央快速線を検測(2022.04.07)
- E233系 2022年3月ダイヤ改正で消滅する八高線直通列車を撮影する(2022.03.20)
- ダイヤ改正で消滅 相模線の横浜線直通列車を撮影する(2022.02.08)
- しなの鉄道の115系を撮影する 2021師走 その1(2021.12.13)
- E233系青編成 秋の「青梅線・五日市線」観光キャンペーンに合わせて中央快速線で営業運転(2021.11.30)
コメント
こんにちは。
この記事の最初の2枚の写真を見て、既視感がふつふつと…
と思っていたら、26年前(遠い目…)私も同じ位置で写真を撮っていました。
マヤ43やナハフ11というナマで見られるとは想像もしていなかった車両に出会ったときでした。
…いや、マヤ43なんてゲテモノは知りもしませんでしたが。
URL欄にその写真を載せた記事を貼っておきますので、お暇なときにでもご覧いただければと思います。
当該写真は記事の最後にあります。
投稿: ひみつ | 2016/06/20 23:50
ひみつさん、コメントありがとうございます。コメント返しが遅くなりまして、申し訳ございません。
記事を拝見いたしました。26年前のお写真、懐かしかったです。高崎駅の写真は、まさに同じ場所で撮影していたようですね。大宮駅の103系のお写真、ウグイス色の103系は、時期的に、冷房改造やATS-P取り付け工事が、秋田等、遠方の工場も含めて、急ピッチに進められていた頃だと思いますので、機関車牽引用の控え車かもしれませんね。
投稿: TOMO | 2016/08/01 00:53