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鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア会場へ その1

5月27日のお話を続けます。1ヶ月以上前のお話となりますが、備忘録としてお付き合いいただければ幸いです。

熊谷駅から高崎線に乗り換えた私。ここから向かうのは大宮。この日、大宮駅周辺では、「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」と言うイベントを開催していた。メインとなるのは、JR東日本の大宮総合車両センター及びJR貨物の大宮車両所の公開。このイベントに合わせて、私は、どうしても、ある車両が撮りたかった。それは、かつて、飯田線で活躍をしていたED62形電気機関車である。

ED62は、飯田線北部で活躍していた、旧型の輸入電気機関車などを置き換える目的で、中央本線で活躍していたED61を改造したもの。中央本線と比べて、低規格な飯田線には、そのままでは入線できない為、軸重軽減を目的に、従輪の増設工事等が行われた。全部で18両が改造され、飯田線の他、大糸線でも運用されたが、最終的には、全車両が飯田線に集結したが、飯田線の貨物列車の廃止に伴い、2002年までに全車両が廃車となった。引退後のED62は、1号機がJR東日本の長野総合車両センターに、14号機がJR東海の佐久間レールパークに、そして17号機が、JR貨物大宮車両所に保存されていたが、14号機が2010年に佐久間レールパークの閉園に合わせて解体。また1号機も2016年に解体されてしまい、大宮にいる17号機が、国内に残る唯一のED62となってしまった。

そのED62、近年は、鉄道ふれあいフェアの会場で展示される事は無く、構内に放置されたままとなっている。この車両を撮影するには、鉄道ふれあいフェア開催時に、大宮総合車両センターの試運転線の体験乗車に乗車し、車内から撮影するのが一番とのこと。しかし、先に会場入りしているTwitterのフォロワーさん等に状況を問い合わせても、既に時間が遅く、今から会場入りしても。構内体験乗車には間に合わないとのこと。そこで、高崎線の車内から、ED62を撮影する事にした。幸いなことに、ED62が放置されている場所は、高崎線の車内からでも見る事が出来る。私は、二駅手前である上尾駅到着前より、進行方向右側、ドア付近に移動し、撮影場所を確保。そして、宮原を発車した後から、カメラを準備し、鉄道博物館が見えてきた頃からカメラを構えた。そして・・・

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JR貨物大宮車両所構内に留置中のED62 17号機。(高崎線車内より撮影)

手前のフェンスが多少邪魔ではあるものの、高崎線の車内から、留置中のED62 17号機を撮影する事が出来た。同機が、この場所に置かれてから、既に長い年月が経過している為、御覧のように、車体には錆が目立っており、保存状態はあまり良くない。この車両も、他の保存車と同様に、気が付けば、解体されていた。なんて事になってしまうかもしれない。

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2008年5月の公開時。いつの日か、このように間近で見る事が出来るだろうか。

再掲となるが、2008年5月の公開時の写真と比べてみる。この時も、少し退色しているものの、まだまだ耐えられるレベル。貴重な車両だけに、またいつか、間近に見る事が出来ると良いのだが・・・

この後、列車は大宮駅に到着。急いで、総合車両センターへ向かう事にした。

大宮駅からある事、およそ15分。大宮総合車両線tなーに到着した私は、入口付近で、先に到着した、Twitterのフォロワーさんと合流し、まずは、車両展示広場へと向かう。ここで、もう一人のフォロワーさんと合流。以後、3人で構内を巡る事にした。

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烏山線で運用中の蓄電池電車EV-301系。

今年の目玉車両と言っても、ある意味過言ではないかもしれない、蓄電池式電車EV-301系。2014年より、宇都宮線(東北本線)の宝積寺駅から分岐する烏山線で活躍中の電車で、「ACCUM(アキュム)」と言う愛称名が付けられた。以後、烏山線で先行投入された1編成が、キハ40系気動車と共に運用されて来たが、今年、3編成が増備され、3月4日のダイヤ改正を機に、烏山線の全列車が、この蓄電池式電車に置き換えられた。私自身、まだ、この車両に乗車した事もなく、実は、この日が初対面。こうやって実際に、「ACCUM」を目にすると、現地に行って、乗りたくなってしまった。

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JR東日本とJR貨物の機関車が並ぶ。

続いて、JR東日本とJR貨物の機関車の並び。今年はJR東日本が所有するDD51 842号機とEF65 501号機、JR貨物が所有するEF65 2139号機と言う、国鉄色トリオ。まずは3両の並びを撮影した後、反対側に回って、1両ずつ撮影してみる。

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DD51 842号機。

JR東日本高崎車両センターに所属するDD51 842号機。これまでに、4度、お召列車の牽引を務めた事が有る機関車。台枠側面の飾り帯や手すり・煙突カバーが銀色に塗られているのが特徴。

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EF65 2139号機。

JR貨物新鶴見機関区に所属するEF65 2139号機。2016年4月、大宮車両所に入場した際、国鉄特急色に復元された。

一気にネタガマに名乗り出たEF65 2139号機。弊ブログでは、今回が初登場であるが、私自身、実は一度だけ撮影している。

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伊豆箱根鉄道大雄山線の甲種輸送を牽引する、EF65 2139号機。(2016年9月22日、鴨宮駅で撮影)

ブログへの掲載のタイミングを逃してしまっていたが、昨年9月22日、赤電塗装となって出場した、伊豆箱根鉄道大雄山線の5000系の甲種輸送を牽引したのが、この2139号機だった。私自身は、赤電塗装となった5000系がお目当てだったのだが、2139号機の登板と言う事で、雨模様ではあったが、沿線の各撮影地は朝から賑わった。

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EF65 501号機。

JR東日本高崎車両センターに所属するEF65 501号機。高速列車牽引用として作られた500番台のうち、旅客列車用として作られたP形のトップナンバーで、かつては、九州方面のブルートレインも牽引した実績もある。高速貨物列車用のF形も含めて、500番台車は、この501号機だけがJR東日本の所属となり、残りの車両はJR貨物の所属となった。40両近くあった500番台車も、JR貨物所属車は、新型電気機関車の投入などにより置き換えられ、現役で活躍しているのは、この501号機のみ。定期運用は無く、イベント列車や工臨の牽引等で余生を過ごしている。

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EF65 2139号機とEF65 501号機の並び。

EF65同士の並び。こうやって見ると、501号機のパンタグラフが下がった状態なのが、残念である。

この後、更に進んで、JR貨物の大宮車両所のエリア内へ。

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EF65 2057号機。

入場中のEF65 2057号機を見る事が出来た。塗装もピカピカで、おそらく出場間近なのだろう。前後に違うヘッドマークを掲出して展示されていた。EF210への置き換えも進み、EF65自体、見かける機会は徐々に減って来ているが、こうして検査を通している車両を見ると、まだまだ現役続行と言う、意思表示を見ているようで、嬉しくなる。

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EF64 1020号機。

ナンバープレートが外されていて、何号機かはっきり解らない状態ではあるが、入り口で配布されたチラシによると、この機関車はEF64 1020号機。現在、JR貨物に所属するEF64の1000番台車は、全車、愛知機関区に所属しており、運用範囲は、首都圏エリアから伯備線まで、多岐にわたる。首都圏への送り込みの為に、東海道本線の貨物列車を牽引する事もあり、当初は違和感を感じていた、東海道本線を走る姿も、最近では見慣れてきた。

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EH500-67号機。

金太郎の愛称でお馴染みのEH500形電気機関車。北海道新幹線開業に伴い、青函トンネル区間の運用が無くなり、その分、首都圏の運用が増え、この大宮界隈でも見かける機会が増えたが、この67号機、実は・・・

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「門」の区名札は・・・

区名札の「門」が示すように、この機関車は、九州の門司機関区の所属。つまり、関門トンネルを中心に九州方面で活躍している機関車なのである。はるばる九州の機関車を、この大宮で検査するとは・・・まあ、仙台にに所属するEH500の検査を、大宮でやっているから、同型の機関車と言う事で、大宮で受け持っているものと思われる。

ちなみに、区名札の隣には、JR貨物30周年を記念した大宮車両所オリジナルの運用札が挿されており、この運用札は、会場内に展示されていた、他のJR貨物所属の機関車にも見られた。

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EH500-8号機。

こちらは、仙台総合鉄道部所属のEH500-8号機。EH500の中では、2次形と呼ばれるタイプで、門司機関区所属の67号機とは、正面の塗り分けが異なるのが、お解りいただけるかと思う。

ちなみに、EH500形やEF210形等の側面にある「JRF」のロゴが、最近、一部の車両で剥がされ始めているとのことで、今回入場中のEH500や、EF64の1000番台等にも「JRF」のロゴが貼られていない車両が見られた。個人的には、このロゴが無いとしっくりこない。そう思われる方も多いのではないかと思う。

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車体の一部が外されたHD300-14号機。

貨物ターミナル等の入換に使用されている、ハイブリッド式機関車HD300。今回は、入場中とのことで、一部の車体が外されて、いつも見かける姿とは、かなりかけ離れた状態で、ちょっとビックリ。

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運転室公開に使用されていたEH500-13号機。

建屋の一番奥で、運転室公開用に停められていたEH500-13号機。よく見ると、この車両も「JRF」のロゴが無かった。

この後、建屋の外に出ると、目の前に注目の車両が停められていた。

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DE10 1557号機。

愛知機関区に所属するDE10 1557号機が全検の為、入場していたが、良く見ると、「最終全検」のヘッドマークが・・・ JR貨物では、先日、DE10・DE11の後継車種として、新型のディーゼル機関車DD200形の開発を発表。既に、先行試作車の901号機が出場しており、今後、各種試験を経て増備を開始する。弊ブログでも取り上げている、米軍横田基地の燃料輸送列車も、近い将来、DD200が牽引する事になるのだろう。

時刻は15時15分。閉場まであと15分となってしまった。実は、大宮総合車両センター内で、どうしても見ておきたい場所が有り、急いで、その場所へ向かう事にした。

その2へと続きます。

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コメント

TOMOさんもいらっしゃっていたのですね。時間差でニアミスでした。展示機にヘッドマークがついていた時間帯しかいなかったので。
次回はTOMOさんとお会いしたいですね。

投稿: 横山正典 | 2017/07/15 13:23

僕も会場に行きました、Pトップ+お召し機の返却回送を高崎まで追いかけました。ちなみにEH500-13〔仙〕とEF65-2139〔新〕は、25日に大宮車輌所に入場しておりました。

投稿: 岩崎友裕 | 2017/07/15 17:20

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