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しなの鉄道 115系リバイバルカラー編成を撮影する その3

海野宿近くの撮影地から撤収し、田中駅に戻って来た私は、12時35分発の小諸行きに乗って、小諸へと移動する。入線してきたのは、115系S15編成。北陸新幹線金沢開業時に、JRから転換された北しなの線用として、追加で入線した3両編成5本のうちの1本で、JR時代の長野色のまま「しなの鉄道」のロゴを貼って運用に就いている車両だ。しなの鉄道へ入線してから、既に2年以上が経過。長野色を維持する編成も、残り2本と言う事で、これは、しっかり記録しておきたいところ。

列車は、およそ10分で小諸駅2番線に到着。折り返し長野行きとなる。10分ほどの停車時間を利用して、小諸駅に停車中のS15編成を撮影する事にした。

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小諸駅に停車中の115系S15編成。今や貴重となってしまった長野色を纏う編成である。

最盛期には、立川駅でも見る事が出来た115系の長野色。このカラーで残るのも、しなの鉄道所有の2編成と、新潟車両センターに移籍し、同センターの115系を、首都圏の大宮総合車両センターへ入場させる際に、ATS-P形対策の伴走車として使用されているL99編成だけとなってしまった。

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小諸駅を発車。折り返し長野へ向かう115系S15編成。

数年前までは、当たり前のように見られた車両が、僅か10両だけになってしまったと言う事を考えると、何だかとても寂しくなってしまう。

この後、軽井沢から戻って来るS16編成は3番線に入線する。そこで、小海線が発着する4番線へ移動し、ホーム上で待機する。

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小諸始発軽井沢行きに充当されていた115系S12編成。

私が4番線に辿り着くと、お隣の3番線から、小諸始発の軽井沢行き普通列車が発車するところであった。この後のS16編成をイメージさせる為、カメラを向けてみる。軽井沢行きに充当されていたのは、S12編成。お馴染みのしなの鉄道カラーを纏った編成であるが、良く見ると、パンタグラフがシングルアームパンタとなっている。3両編成でシングルアームパンタの編成は、先程の長野色を維持するS15編成同様、北しなの線転換に合わせて、追加でJR東日本から譲り受けた編成である。しなの鉄道の115系も、入線時期により、外観の仕様に違いが見られるので、こうして1本ずつ撮っていくと、結構面白い。

S12編成が軽井沢へ向かってから、およそ10分後のこと。

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小諸駅3番線に入線する115系S16編成。

スカ色のS16編成による戸倉行き臨時列車が、小諸駅3番線に入線した。S16編成による戸倉行き臨時列車は、小諸駅で約1分間停車する。私は、その間を利用して、4番線の軽井沢方へ。

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クモハ115側からも撮影する。

ここで改めて、停車しているS16編成を眺めてみる。軽井沢方先頭車、クモハ115-1072の乗務員室後ろにある雪切り室が、この角度から見ると目立つ。雪切り室は、寒冷地仕様である1000番台車の特徴の一つ。スカ色の1000番台車と言うと、最近では、長野総合車両センターに所属していたC1編成のイメージが強いが、C1編成が、スカ色になるまでは、編成単位でのスカ色の1000番台車となると、国鉄時代、三鷹電車区に在籍していた4両(クモハ115-1065+モハ114-1159+サハ115-1027+クハ115-1208)のみであり、この4両も、JR東日本に移管される前に、新前橋電車区(現:高崎車掌センター)等へ転属となり、スカ色の1000番台は消滅してしまっていたから、「スカ色は0(800)番台か300番台じゃないと」と仰る方も多いかもしれない。長野総合車両センターのC1編成がスカ色になった時は、何となく作られたスカ色と言うイメージでしか見られなかったが、しなの鉄道のS16編成の場合は、クモハ115が含まれているせいか、三鷹電車区に在籍していた編成を思い出してしまった。

さて、S16編成を見送ったところで、お腹も空いたので、昼食を摂る事に。小諸は、蕎麦の街。蕎麦好きの私が、ここまで来て、蕎麦を食べずに帰る訳にはいきません。早速、スマートフォンで店を調べて、駅からも近い、懐古園前にある人気店「草笛 小諸本店」へ。一人と言う事もあり、カウンターに通されましたが、この席は、懐古園に保存されているC56を眺めながら、蕎麦を食べられると言う、鉄道ファン向けの席。

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とろろそば(そば多め)。美味しゅうございました。

店のお勧めは、くるみそばと言う事でしたが、何となく自分の好みから、とろろそばを注文。大盛は無く、そば多めか中盛りと言う事で、そば多めを注文。なかなかのボリュームで、つゆを付けず、そばだけ食べても、風味のある美味しいそばでした。

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お腹もいっぱいになった後、改めてC56 144号機を見学。

そばを食べ終えてから、店の前にあった、C56 144号機を見学。この頃から、再び雨が降り初め、この後の予定が徐々に狂う事に。

さて、再び小諸駅へ戻って来た私は、この日使っているフリーきっぷが軽井沢まで入れるので、ここから軽井沢へ向かう事に。実は、朝乗っていた新幹線の車窓から、ちょっと気になるものがあったので、それを確認するのが目的。乗車した軽井沢行きは、先程撮影したS12編成だった。しなの鉄道が所有する3両編成の115系は、ドアの上にディスプレイが装備されているのが特徴なのだが、この編成には、ディスプレイが設置されていない。後日調べてみると、2015年の北しなの線転換時に、追加で入線したS12編成~S16編成の5本と、S8編成はディスプレイを装備していないとか。追加投入された車両に関しては解るが、既存の車両も1本は装備されていなかったのか。

列車は25分で軽井沢に到着。ここまで乗車してきたS12編成は、19分間停車した後、快速長野行きとして折り返す。実は私も、この編成の運用に合わせたように、19分後には折り返さなくてはならない。

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かつての碓氷峠の主、EF63と並ぶ115系S12編成。

軽井沢駅構内には、かつて碓氷峠区間で活躍していた車両が3両、保存されている。まずは、115系S12編成と、保存されているEF63 2号機との並びを撮影して見た。

開業20周年を迎えたしなの鉄道。実は、20周年の目玉事業として、軽井沢駅構内の再開発を進めており、鉄道車両を使ったテーマパークも建設される。この工事の関係で、ある保存車両が、駅構内の東京方に移設されている。その車両を見に行く為、改札口を出場し、駅前広場方面へ向かう。

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軽井沢駅構内で保存されているクモハ169-6。

しなの鉄道の169系は、惜しまれながらも2013年4月に引退。最後まで残った3編成のうち、S51編成は、編成単位のまま、坂城駅構内で保存。S52編成は、クモハ169-6のみ、軽井沢駅構内で保存されて来たが、軽井沢駅構内の工事の関係で、この場所に移設されてしまっている。

実は、長野へ向かう新幹線の車内から、クモハ169-6を見て、この車両の事が気になっていた。工事の関係とは言え、この車両だけ、離れて置かれているのを見ると、何だかとても寂しく見えてしまう。

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駅前のバス乗り場から、クモハ169-6を撮影してみる。

テーマパークの完成は、今年10月を予定しており、いずれは、他の車両も、この場所に移されるものと思われるが、今の光景は、あまりに寂しすぎる。

時刻は15時04分。折り返しの快速長野行きの発車まで、あと5分となった。少し早足気味で駅に戻らなくては・・・

その4(最終章)へ続きます。

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