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高崎地区ローカル輸送の新しい主役 211系

8月13日、そして26日と、8月は2度、高崎・前橋方面へ出掛けて、引退間近の107系や115系を撮影してまいりましたが、その際に、何度もお世話になったのが、高崎車両センター所属の211系だった。

元々、国鉄時代から、高崎線の普通列車に投入されていた事もあり、高崎付近で211系の存在は珍しい車両ではなく、ごくごく当たり前の車両だった。しかし、高崎線にE231系・E233系が投入され、やがて、東海道本線と直通し、上野東京ラインの運転が始まると、余剰となった211系が、少しずつ、上越線や両毛線と言った、今まで115系や107系が活躍していた場に回るようになり、115系と107系を置き換えていくこととなった。現時点では、上越線・吾妻線・両毛線・信越本線の普通列車の8割は、この211系に置き換えられてしまったと言っても過言ではないかもしれない。

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高崎地区ローカル列車の新しい主役となった211系。(2017年8月26日撮影)

今、上越線や両毛線等、高崎地区のローカル輸送用に転用された211系の中で、最も多いタイプが、この4両編成のタイプ。従来の5両編成から、サハ211を1両外し、外したサハ211は廃車となった。

この4両編成の211系、どれも同じように見えるかもしれないが、細かく見ていくと、幾つか気になる編成も存在する。

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霜取りパンタ搭載編成も4両編成に。(2017年8月13日、前橋大島駅にて撮影)

まずは、霜取りパンタ搭載編成。115系と107系の置き換えが始まる前に、一足早く、両毛線用として、5両編成のまま転用された211系が何本か存在していたが、これらの編成は、クモハ211に霜取り用のパンタグラフを搭載し、冬場は2基のパンタグラフを上昇させて、勇ましい姿で活躍していた。2017年3月のダイヤ改正後、5両編成の211系が、運用を離脱。暫くの間、高崎駅構内の留置線等に疎開留置していた時期もあったが、その後、サハ211を1両外して、4両編成化。他の4両編成に混ざって活躍しているのを確認している。

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クモハ211に幌が残された編成も数本ある模様。(2017年8月26日、井野駅にて撮影)

続いて、クモハ211に幌が設置されている編成。既に、高崎車両センター所属の211系は、高崎線・宇都宮線の普通列車にグリーン車が連結された頃から、籠原駅や小金井駅等での連結・切り離し作業の際、幌の取り扱いが廃止された為、クモハ211に設置されていた幌を撤去していたが、4両編成化された編成の中に、数本、クモハ211に幌が設置された編成が存在している。幌つきクモハ211を先頭にした4両編成を見ると、JR東海にいる211系0番台と似ているなあと言う印象を受けてしまう。

ちなみに、井野駅で撮影したこの編成、A2編成は、国鉄時代に製造された編成で、今回の置き換えの対象となる107系よりも、古い車両である。とは言え、足回りに関しては、107系よりも全然新しいので、比較にはならないかもしれない。

一方、4両編成から比べると、少数派ではあるが、6両固定編成扱いとなっているC編成も気になる存在。

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井野駅に進入する6両固定編成のC8編成。(2017年8月26日撮影)

このC編成は、高崎線・宇都宮線で活躍していた、グリーン車付き10両固定編成から、グリーン車2両とサハ211の2両を外したもの。見た目は、3両編成を2本つなげた形に見えるが、中間に封じ込められた先頭車は、今回の転用改造時に、正面のスカートを交換していない事から、現時点では、先頭に立つ事を考慮していない。また、4両編成と同様に、このC編成も、高崎方から2両目を弱冷房車としている事から、C編成は、完全に6両固定編成での使用を前提としている。

しかし、現時点では、115系で運転される列車の中に、3両編成で運転されている列車があり、今後、115系を完全に置き換える際に、このC編成を分割して、3両編成を用意する・・・なんて事があるだろうか。個人的には、ちょっと気になっている。

これまで、高崎地区の各線では、107系と115系が混在して運用に就いており、昼間の列車だと、最短では107系の2両編成と言う列車もあったが、211系への置き換えが進むと、4両編成や6両編成で運転される列車が増えており、全体的に昼間の列車の両数は増えている印象を受ける。しかし、その分、列車の本数は減っており、国鉄末期の頃、列車の両数を短くして、ねん出した車両を使用して増発と言う流れが、全国的に見られたが、JR東日本高崎支社が今、行っているのは、まさに、その流れの逆のパターン。全体的には減便傾向であり、それだけ利用客が減少していると言う事なのだろう。そう考えると、115系や107系が姿を消していく事とは違う意味で、寂しさを感じてしまう。

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