「南入曽車両基地電車夏まつり2017」会場へ行く その1
およそ3週間前、8月19日のお話です。
8月の第3土曜日。この日は、西武鉄道の夏休み恒例行事、「南入曽車両基地電車夏まつり」が開催された。今年は、日頃、池袋線系統で運行中の9000系9103F「レッドラッキートレイン」が展示されると言う。
西武鉄道ファンには、すっかりお馴染みとなったこのイベント。私も、このイベントに参戦すべく、出掛ける事にしたが、まずは、南入曽車両基地に送り込まれる展示車両の回送から撮影する事にする。今回、送り込まれるのがはっきりしているのが、「レッドラッキートレイン」こと9103F。前日までに、回送されなかった事から、当日朝の回送となる。これまでにも、展示車両の回送列車は、早朝に設定されている事が多く、このイベントの時は、毎年、早起きすることになる。今回も、早朝の回送を想定し、7時前に自宅を出発。久米川駅から西武新宿線の下り列車に乗り込み、新所沢方面へ向かう。所沢を出てから、待機場所を、航空公園駅にするか、新所沢駅にするか悩んだが、航空公園駅の上りホームには、9103Fを待つ、多くの撮り鉄さんが待機されていたので、航空公園駅を諦め、新所沢駅へ向かう事にした。
7時10分、新所沢駅に到着する。早速、下りホームの西武新宿方で待機する事に。この時点で、新所沢駅にも、航空公園駅程ではないが、9103Fを待つ、撮り鉄さんが達が集まっていた。とは言え、この駅は、ホームも広く、キャパがあるので、全く問題なかった。
とりあえず、いつ来るか解らない9103Fを、ホームの端で待つ事に。現地到着からおよそ10分。7時22分頃になるが、2番ホームに、列車接近放送が掛った。しかし、所沢方面からは列車が近付いてくる形跡が無い。そこで、ホームの本川越方に目を向けてみると・・・・
新所沢駅2番ホームに入線してきた回送列車。その正体は・・・
駅の本川越方にある渡り線を通って、2000系2059Fによる回送列車が2番ホームに入線してきた。本川越方から来たと言う事で、南入曽車両基地から出庫してきた車両である事は間違いない。駅の放送によると、この列車は、南入曽車両基地電車夏まつりのスタッフ専用列車とのこと。一番前と一番後ろの車両のみ、扉が開き、イベント会場へ向かうスタッフは、そこから乗車すると言う。まあ、これも臨時列車の一種ではあるが、一般のお客さんが、間違えて乗らないようにするためなのか、行先表示は「回送」」のままである。
新所沢駅1番ホームに入線する急行本川越行き2609列車。
2番ホームに、スタッフ専用列車が停車しているので、通常は2番ホームに入線する筈の急行本川越行き2609列車が1番ホームに入線。この列車から乗り換えてくるスタッフの方も何人かいらっしゃった。
新所沢駅2番ホームに停車中のスタッフ専用列車。
ドアコックを使って、一部のドアを開けて停車しているスタッフ専用列車を撮影していると、3番ホームには、西武新宿PePe&新宿プリンスホテルの40周年記念ヘッドマークを掲出した20104Fが、新所沢始発の急行西武新宿行き2806列車として入線してきた。
一路、西武新宿へ向かう20104F。
この後、暫くの間、下り列車を撮りながら、9103Fの到着を待つ事に。その間には、イベントスタッフ輸送列車に使用された2059Fが、再び回送列車として新所沢駅に入線し、新所沢始発の各停西武新宿行き5808列車に充当されているのを確認している。
下り列車を撮影しながら待つことおよそ1時間。8時30分頃のこと。1番ホームに、列車接近放送が入る。そして・・・
新所沢駅1番ホームに入線する、9103Fの回送列車。
ついに、9103Fの回送列車が、新所沢駅にやってきた。1番ホームに到着した9103Fは、暫くの間、この駅に停車する模様。そこで、新所沢らしさを出せるように、数枚撮影してみた。
新所沢駅1番ホームに停車中の9103F。
まずは、この状態で撮影して見るが、これでは、9103Fが新所沢駅にいると言うのが、いまいちはっきりしない。
新所沢駅の駅名票と9103F。
そこで、今度は、新所沢駅の駅名票と合わせて撮影して見る。駅名票と9103Fの側面、そして車番しか入らない画像ではあるが、間違いなく、9103Fが新所沢駅にいると言う証拠にはなる写真なので、個人的には、この写真も満足している。
この撮影を以て、いったん帰宅。自宅で野暮用を済ませた後、南入曽車両基地へは、途中でお昼ご飯を食べて、光線状態が良くなる午後から会場入りするつもりだった。しかし、新所沢駅と南入曽車両基地を結ぶ臨時列車に、銀河鉄道999デザイン電車、20158Fが充当されていると言う話を聞き、予定より少し早く家を出発。新所沢駅へ向かう事にした。
11時47分、新所沢駅に到着。早速、下りホームの本川越方へ移動し、12時ちょうど発の南入曽車両基地行き臨時列車の入線を待つ事に。
新所沢駅2番ホームに入線する20158F。
11時53分頃、銀河鉄道999デザイン電車、20158Fの回送列車が、新所沢駅2番ホームに入線。折り返し、12時ちょうど発の南入曽車両基地行き臨時列車となる。20158Fが、2代目銀河鉄道999デザイン電車となった際、新宿線系統でも運行する計画があるように発表されていたが、南入曽車両基地のイベントに合わせて、このような形で運行されるとは・・・全く予想もしていなかった。
一路、南入曽車両基地へ。
12時ちょうど、20158Fの臨時列車は、南入曽車両基地へ向けて走り出した。この後、私は、いったん改札を出て、早めのお昼ご飯を食べる事に。そして、再びホームに入る時は、改札口で、南入曽車両基地まで無料で往復する事が出来る団扇を貰って入場。これで、いつでも南入曽車両基地へ向かう準備が出来た。私は、再び下りホームの本川越方先端へ移動。次の臨時列車の撮影に臨む事にした。
新所沢駅2番ホームに入線する2093F。
12時33分頃、新所沢駅2番ホームに、2093Fの回送列車が入線。折り返し、12時40分発の南入曽車両基地行き臨時列車となる。池袋線と比較すると、新宿線は、2000系の両数が多い為、まだまだ黄色い電車が主役と言っても過言ではない。ある意味、新宿線らしい車両が、臨時列車に充当されたと言えるかもしれない。
南入曽車両基地へ向かう2093F。
当初は、この列車で車両基地へ向かう事も考えていたが、やはり20158Fで会場入りしたい。そう考えて、この列車は見送る事にした。
この後、南入曽車両基地内の臨時改札口12時30分締切の新所沢行き臨時列車がある。この列車が、20158F充当だろうと思い、引き続き、ホームの先端で待つ事に。
新所沢駅3番ホームに入線する20158Fの臨時列車。
12時50分頃のこと。南入曽車両基地からの臨時列車が、新所沢駅3番ホームに到着。予想通り、20158Fだった。同編成が3番ホームにいる間、上り列車は、全て退避線側の4番ホームからの発着となる。
新所沢駅4番ホームへ入線する急行西武新宿行き2664列車。
20158Fの臨時列車に続いて、新所沢駅に到着した急行西武新宿行き2664列車。御覧のように、退避線側に曲がっていくのがお解りいただけるかと思う。
3番ホームに停車中の20158F。既にヘッドライトが点き、間もなく出発。
2664列車の入線を撮影した後、3番ホームに停車中の20158Fを撮影する。ちょうど良い位置に、国分寺行きの乗車位置の案内板があり、これで20158Fが新宿線内にいる事が解る。新宿線からの国分寺線直通列車も、東村山駅の高架工事の進捗状況により、一時的に中断される事も予想される為、貴重な記録となるかもしれない。
新所沢駅を発車する20158Fの回送列車。
12時59分頃、20158Fの回送列車が新所沢駅を発車した。この後、南入曽信号場まで回送された後、再び新所沢駅へ回送され、次の南入曽車両基地行き臨時列車に充当してくれることだろう。そう信じて、ホームで臨時列車の入線を待つことにした。
その2へ続きます。
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