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惜別 高崎車両センター115系 ラストラン団臨を撮影する

3月21日のお話です。

別れの春。3月16日を以て定期運行を終了した、高崎車両センターに所属する115系電車。この日、「ありがとう115系」と称した団体臨時列車が運転される事になっていた。長年、北関東の地域輸送を支えてきた、高崎車両センターの115系にとって、団体臨時列車ではあるが、さよなら運転と言える。

「ありがとう115系」と称する団体臨時列車は、午前中に、信越本線高崎~横川間を往復する、信越本線コースと、午後から、上越線高崎~水上間を往復する、上越線コースと計2コースが企画されていた。115系のラストラン。早朝から出動して、信越本線コースから撮影する事にしたのだが・・・

今年は春の訪れも早く、既に桜も開花した場所もあると言うタイミングでありながら、なんと、この日の天候は行きの予報が出ていた。それでも、115系は今日が最後だからと自分に言い聞かせて、家を出発。朝のうちは、曇りだったので、なんとか午前中だけでも天気が持ってくれれば…と思いながら、高崎線の普通列車で北上を続けるが、高崎市内に入ると、ついに雪が降り出して来た。とりあえず、115系の団臨に20分ほど先行する普通列車横川行きに乗り込む。途中、群馬八幡~安中間の超有名な撮影スポットに集まった、大勢の撮り鉄さんの姿に圧倒されながらも、予定していた磯部駅で下車。以前、EF55のさよなら列車を撮影するために訪れた、駅から徒歩10分ほどの場所にある畑の畔へと向かった。この場所は、安中の有名撮影地に比べたら、遥かに人は少なかったが、それでも駅から近いと言う事もあってか、20名ほどの撮り鉄さんが集まっていた。

現地到着から、およそ8分。手元の時計で10時02分頃になるが、115系の団臨がやって来た。

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信越本線安中~磯部間を行く、115系の団臨。

この日、「ありがとう115系」と称された団臨に使用されたのは、高崎車両センターに所属する115系T1032編成+T1022編成。高崎方に連結されたT1022編成は、3月16日、115系の最終列車となった、吾妻線の538Mに使用されていた車両だ。T1032編成、T1022編成、どちらの編成にも、側面には「ありがとう115系」と書かれたステッカーが貼られている車両で、更に、両先頭車の正面には、「ありがとう115系」と書かれたヘッドマークも掲出いしているが、雪の影響もあり、この時点では、ヘッドマークが掲出されている事が、辛うじて解る程度だった。

さて、横川に向かった団臨は、横川駅で30分ほど停車した後、再び高崎へ戻り、午後は上越線の水上まで1往復する。高崎へ戻る団臨を、信越本線内で撮影すると、高崎へ戻る時間が遅くなり、上越線へ先回りする事が難しくなる。横川から戻って来る団臨は、出来るだけ、高崎駅に近い場所で撮りたい。思い付いた場所は、昨年10月、107系のさよなら運転を撮影した、北高崎駅近くのカーブだった。ここなら、列車に乗らなくても、バスで高崎駅へ戻る事が出来る。急いで、磯部駅へ戻り、先行する上り列車で北高崎へ移動する。

10時37分、北高崎駅に到着する。外は相変わらず雪が降り続いており、そのせいか、駅のホーム上で115系を待つ鉄道ファンの姿が目立つ。お目当てのカーブ付近も、駅に近い事もあってか、撮り鉄さんが多数駆け付けていた。なんとか場所を見つけて、団臨の通過を待つ事に。

手元の時計で11時15分頃のこと。115系団臨が近付いてきた。

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北高崎駅付近を行く、115系の団臨。

横川から戻って来た115系は、かつて189系「あさま」が駆け抜けてた線路を、特急並みのスピードで通過して行った。団臨に充当された、T1032編成+T1022編成は、この団臨の運転に合わせて、使用停止状態だった正面の種別幕も復活させたが、この雪の影響で、ヘッドマークも種別幕も、雪で隠れてしまった。

この後、私は、北高崎駅へ戻り、後続の普通列車で高崎へ向かう事に。北高崎駅11時38分発の高崎行きに乗車するが、この列車、211系の6両編成での運転だった。車内は、115系の団臨を列車で撮影に来た撮り鉄さん達が多数乗車していたが、6両編成での運転だった為、スムーズに乗車する事が出来た。およそ5分で高崎駅に到着する。

高崎駅では、すぐに乗り継げる上越線に乗り換えれば、渋川~水上間へ先回りする事が可能だと言う事は解っていたが、だんだんと雪が強くなってきた事もあり、午後からの上越線コースも、奥までは行かず、新前橋~渋川間のどこかで撮る事に決めた。そして、時間に余裕が出来た事から、駅ビルへ移動し、しっかりと昼飯を摂る事にした。

昼食休憩を挟んだ後、いよいよ午後の部の撮影に向かう。12時37分発の小山行きで高崎を出発。昨年3月のダイヤ改正から、日中の上越線・吾妻線の一部の列車が、新前橋始発となった。この時間帯も、まさにそのパターンで、この小山行きに乗車すると、新前橋で、吾妻線の万座・鹿沢口行きに接続している。10分少々で新前橋に到着。

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乗り換えの合間に、車輪転削線にいた115系T1040編成を撮影。

新前橋駅は、高崎車両センターが駅に隣接しており、センター内に留置中の車両は、ホームからも見る事が出来る。乗り換えの為、ホームに降り立つと、車輪転削線には、115系T1040編成が停車していた。この編成は、最後まで残った、高崎車両センターの115系では、唯一リニューアル工事を受けていない編成。実際に、車輪転削を実施しているようで、現役車両と見間違えてしまうほどだ。

さて、吾妻線に乗り換えた私は、新前橋駅のお隣、群馬総社駅で下車。この駅から歩いて5分少々歩いた線路沿いの道から、115系の団臨を撮影することに。

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群馬総社駅手前のカーブに差し掛かる、115系の団臨。

現地到着から、およそ15分後。115系の団臨がやって来た。御覧のように、雪も降り続いており、正面のヘッドマークは殆ど隠れてしまっているが・・・

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後追い。辛うじてヘッドマークと種別幕が見える。

振り向いて後追い。すると、こちら側は、辛うじて、ヘッドマークと種別幕が見える状態だった。

撮影後、私は群馬総社駅へ戻りながら、この後、水上から戻ってくる115系を、どこで撮影するかを考えた。駅について時刻表を眺めると、上り列車も下り列車も、しばらく間隔があいている。仮に下り列車に乗っても、次の列車は、吾妻線に向かうため、115系の団臨を、どこかで撮るには、渋川までの各駅と言うことになってしまう。そこで、上り列車に乗ることにして、ホーム上でも撮影が可能な井野駅へ向かうことにした。その際に、両毛線で気になることがあったため、青春18きっぷの強みを生かし、伊勢崎まで往復。この時間調整中に、雪は雨に変わり、小降りになってきた。そして、井野に到着すると、雨は小降りの状態。これなら、傘を差さなくても撮影ができそうだ。井野駅には、早めに到着していたのだが、既に下りホームの新前橋方先端は、人も多かったので、115系が来るギリギリのタイミングまで、ホームの屋根のある場所で雨宿り。そして、15分ぐらい前から、ホームの屋根のない場所に移動。115系団臨の通過に備えた。

そして、手元の時計で16時ちょうどごろのこと。115系の団臨が井野駅に差し掛かった。

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井野駅に接近する、115系の団臨。

リニューアル車では、唯一、クーラーが旧式のAU75Cを搭載したT1022編成を先頭に、一路、高崎を目指す115系の団臨。雪から雨に変わったことが幸いしてか、正面に掲出したヘッドマークは、この日、初めて、まともに拝むことができた。終着駅、高崎まであと少し。

そして、この後、高崎駅で乗客を降ろした115系は、そのまま新前橋へ回送されて来るため、上りホームの高崎方先端へ移動。回送列車の通過を待った。

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役目を終えて、新前橋へ回送される115系T1032編成+T1022編成。

手元の時計で16時17分ごろのこと。役目を終えた115系T1032編成+T1022編成の回送列車が、井野駅を通過していった。正面の方向幕は、「団体」のまま来てくれたので、最後に、ヘッドマークも見える状態で、回送列車まで撮影できたことは嬉しかった。

走り去る115系を見送った後、入線してきた上り列車で高崎へ。ここで、鉄な従兄弟と2年半ぶりに再会を果たす。Twitterでは「スーさん」と名乗る従兄弟とは、この日、約二年半ぶりの再会。以前に、助っ人として、私の代わりに、西武鉄道40000系、新宿線試運転を撮影してもらったことがあるが、今は、仕事の都合で、単身、伊豆で生活をしている。再会した私達は、高崎駅で115系のグッズを物色した後、上野東京ラインの普通列車で東京駅へ。道中、グリーン車の車内で、仕事の悩みなどを聞いた後、東京駅で山手線のラッピング車を撮影して、東海道新幹線の改札口で別れた。次はいつ会えるだろうか・・・

従兄弟が運営するサイト、首都圏鉄道案内所も、どうぞ宜しくお願いいたします。

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