伊豆急2100系リゾート21 キンメ電車と黒船電車に遭遇する
さて、前の記事でも触れたように、4月22日から23日にかけて、職場の慰安旅行で、熱海と三島に行ってきました。
4月22日の夕方、宿泊先のホテルに向かう為、三島から東海道本線の普通列車で熱海へ。17時04分頃、熱海駅3番線に到着すると、向かい側の1番線には、伊豆急行線の伊豆高原へ向かう、綺麗な赤い電車が停車していた。
熱海駅1番線に停車中の伊豆急リゾート21キンメ電車。
綺麗な赤い電車の正体は、伊豆急2100系、リゾート21の第3編成、キンメ電車。伊豆急2100系は、1985年7月から営業運転を開始した。観光客に特化した車両で、先頭車には展望席を、海側の景色を視認しやすくした座席配置など、各駅停車用車両としては、かなり豪華な造りで注目され、1986年の鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞している。
2100系は、5編成が製造されたが、第1編成と第2編成は、伊豆急開業当初から運行されていた100系の部品を流用して作られた事もあり、足回りの老朽化等で、既に引退している。また、第5編成は、水戸岡鋭冶氏デザインの観光列車「THE ROYAL EXPRESS」として生まれ変わり、横浜~伊豆急下田間で運行されている為、熱海発着の伊豆急行線直通普通列車として使用されているのは、第3編成と第4編成のみと言う事になっている。
側面にも金目鯛の模様が・・・
この日目撃した第3編成は、2017年2月から、伊豆を代表する特産品である金目鯛をPRする電車に生まれ変わり、「Izukyuu KINME Train」として運行されている。この仕様になってから、既に1年以上経過しているが、これまで撮影する機会に恵まれず、ようやく、遭遇する事が出来た。熱海駅での駅撮りではあるが、遭遇出来た事に感謝し、有り難く撮影させてもらった。
そして、翌日。
13時30分頃、熱海駅で解散となった。私は三島方面へ向かう為、東海道本線の普通列車に乗り込む。車内で出発を待っていると、1番線に、再び伊豆急のリゾート21が入線してきた。
伊豆急リゾート21黒船電車。
この日、遭遇出来たのは、第4編成の黒船電車。幕末に下田に来航した黒船に見立てた電車で、2006年、下田開港150周年を記念して走り始めているが、当時は第1編成が黒船電車となっていた。第1編成が老朽化により廃車となった為、第4編成が二代目黒船電車となり、走り続けている。2009年5月には、立川~伊豆急下田間を南武線経由で運転された、臨時特急「リゾート踊り子号」にも使用されており、その時の模様は、弊ブログ、2009年5月17日付記事で取り上げている。
時刻表も確認しないで遭遇する事が出来た、リゾート21。第3編成、第4編成共に、かつては、特急列車として東京駅まで乗り入れた実績もあるだけに、いつかまた、熱海より東側でも、活躍ぶりが見てみたい。そう思っている鉄道ファンは、私だけだろうか・・・
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