新潟車両センター115系L99編成 長野総合車両センターへ廃車回送される
8月1日、新潟車両センターに所属していた115系L99編成が、長野総合車両センターへ向けて、帰らぬ旅に旅立ってしまった。
新潟車両センターに所属する115系L99編成は、2015年3月、中央本線の普通列車への211系投入により、余剰となった、長野総合車両センターの115系のうち、6両固定編成のC3編成から、中間のモハユニット一組を切り離して4連化したもの。当時、新潟車両センターの115系は、長野総合車両センターで検査を受けていたが、北陸新幹線開業に伴い、信越本線の長野~直江津間が並行在来線として、JR東日本から切り離されたため、検査を大宮総合車両センターで受ける事になった。しかし、新潟の115系には、首都圏の殆どの路線で使用されている保安装置、ATS-P形を搭載していない車両があり、ATS-P形を搭載した伴走車が必要となった。そこで、ATS-P形を搭載した長野総合車両センターの115系に白羽の矢が立ち、C3編成改めL99編成が誕生した。
大宮駅構内に留置中の新潟車両センター115系L99編成。(2016年2月21日撮影:再掲)
しかし、今年3月には、新潟駅の高架工事が進み、高架新ホームの一部の使用を開始。高架新駅周辺には、ATS-P型が導入された事から、ATS-P型非搭載の115系は全て廃車となったため、今後、大宮総合車両センターへの入場には、伴走車が不要となった。L99編成最後の業務となったのは、新潟地区に導入されているATS-PS形を搭載していない、高崎車両センター所属の115系の新潟車両センターへの廃車回送の伴走。4月以降、何回かに分けて廃車回送が行われていたが、こちらも全車終了したため、お役御免となった。
L99編成は、自力で長野総合車両センターへ。並行在来線として、第三セクター化された区間を避けるため、新潟車両センターから、信越本線・上越線・高崎線・武蔵野線・中央本線・篠ノ井線を経由し長野へ。L99編成最後の旅は、かなりの長旅となった。
115系L99編成、お疲れ様でした。
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- 前照灯のLED化が進む西武多摩湖線の9000系(2022.05.22)
- 西武鉄道2022年度鉄道事業設備投資計画(2022.05.21)
- 西武2000系2513Fが小手指車両基地へ貸出 狭山線の運用に就く(2022.05.06)
- 西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する(2022.05.03)
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2022.05.01)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- E491系 中央快速線を検測(2022.04.07)
- E233系 2022年3月ダイヤ改正で消滅する八高線直通列車を撮影する(2022.03.20)
- ダイヤ改正で消滅 相模線の横浜線直通列車を撮影する(2022.02.08)
- しなの鉄道の115系を撮影する 2021師走 その1(2021.12.13)
- E233系青編成 秋の「青梅線・五日市線」観光キャンペーンに合わせて中央快速線で営業運転(2021.11.30)
コメント