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さらばE4系Max 定期運行終了

東北・上越新幹線開業時から運行されてきた200系の老朽取替と、増え続ける通勤輸送に対応するため、1997年から2003年にかけて26編成208両が製造された、オール2階建て新幹線のE4系電車。8両編成単位で運行され、2本併結した16両編成での定員は1634人と、高速鉄道車両としては世界最大級。ギネス世界記録にも認定されている。

しかし、オール2階建て車両の宿命として、最高速度は240キロまでに限られてしまう。その為、高速化の進む東北新幹線からは、2012年に撤退。以後、上越新幹線で活躍を続けてきたが、こちらも、北陸新幹線で運行しているE7系を投入することで、スピードアップを図ることとしており、2021年10月1日を以て、定期運行を終了することになった。

お気づきの方もいらっしゃるかと思うが、私自身、新幹線は移動手段と言う考えで、基本的には、新幹線の車両は殆ど撮影しない。とは言え、ギネス世界記録も保持している、日本が世界に誇れる鉄道車両の引退と言う出来事は、弊ブログでも伝えておきたい。直近でE4系Maxは、いつ撮っていただろうか。過去に撮影した写真を探していたところ、こんな写真が見つかった。

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高崎駅に進入するE4系Max。(2018年12月22日撮影)

2018年12月22日、高崎駅の新幹線ホームで撮影したE4系P81編成。この時は、確か、大宮で開催された鉄道模型のイベントで、ワールド工芸の上信電鉄ED316のジャンク品を購入した後、旧JR東日本107系改め上信電鉄700形の第1編成の改造が終わったという事で、勢いで大宮駅から新幹線に乗車し高崎へ。新幹線から降りた直後、たまたま入線してきた東京行きのE4系Maxにカメラを向けていた。このP81編成とP82編成は、2004年の本庄早稲田駅開業に伴う、輸送力増強用に増備された車両で、北陸新幹線、軽井沢~佐久平間の電源周波数切り替え装置(50Hzから60Hzへの切替)を搭載しており、長野駅までの入線が可能となっている。ちなみに、P81編成は、今年5月10日を以て廃車となっている。

とりあえず、E4系Maxの写真はあった。とは言え、この写真だけで惜別記事を書くのはどうかと思い、最後に、もう一度、撮り直しておこうという気持ちになった。定期運行終了まで、残り1週間を切った9月25日、E4系Maxの撮影に出かけることにした。向かった先は熊谷駅。当初は、大宮駅での撮影も考えたが、大宮駅は、E4系Maxを撮影する人が多く集まっているという情報を目にしたこともあり、熊谷駅を選択した。

武蔵野線のむさしの号で大宮へ。そこから高崎線(湘南新宿ライン)の特別快速に乗り換えて熊谷へ。列車は7分ほど遅れていたが、11時25分頃には熊谷駅に到着することができた。この時間帯、上越新幹線は、E4系Maxが2本続けてやってくる。そのうち1本目の列車は、16両編成で運転され、東京駅到着後、すぐに折り返してくるため、1時間半ほどの間に、都合3回、E4系Maxの撮影が出来る。

熊谷駅到着後、入場券を購入し、新幹線ホームへ向かう。新幹線の改札口を入ろうとすると、改札口正面にある、発車案内器に目が行った。当初は、上り列車、Maxが2本と言うところに注目したのだが、よく見ると、E4系Maxへの惜別のメッセージが流れている。そこで、まずは、このメッセージを動画で撮影することにした。


E4系Maxへの惜別メッセージを流す、熊谷駅新幹線改札口前の発車案内器。

動画を撮り終えた私は、下りホームの13番線へ向かう。ホームへ上がると、E4系Max目当ての鉄道ファンの姿を何人か確認したが、思ったよりは少なく、撮りやすそうな感じ。とりあえず、ホームの新潟方へ向かうが、16両編成のMaxが停車できるだけあった、ホームも長い。E4系Max引退後は、12両編成の列車が一番長い列車となるため、4両分、ホームが余ってしまう。安全を考慮すると、いずれ立ち入り禁止区域が出来るかもしれない。

ホームで待つことおよそ15分。Maxとき・たにがわ316号がやって来た。

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熊谷駅に12番線に進入する「Maxとき・たにがわ316号」

堂々と16両編成でやって来た「Maxとき・たにがわ316号」。この列車は、前の8両が、高崎始発の「Maxたにがわ316号」で、新潟から来た「Maxとき316号」が後ろに併結する形となる。高崎駅では、1日数回、E4系Maxの連結シーンを見られるのだが、このシーンを記録しようとする人で、高崎駅は賑わっていた模様。ちなみに、この日、「Maxたにがわ316号」に充当されていたのは、P52編成。P51編成とP52編成の2編成は、30‰の急勾配区間に対応しており、北陸新幹線、高崎~軽井沢間に入線が可能な仕様となっている。この機能を生かし、実際に、2001年7月から2003年7月までの2年間、主に夏季の臨時列車として「Maxあさま」として運行されたことがある。

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E4系Max同士の連結部分も撮影。

短い停車時間を利用して、E4系同士の連結部分も撮るが、その為には、長いホームを移動しなくてはならず、これが思ったよりも忙しかった。

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熊谷駅を発車する「Maxとき・たにがわ316号」

連結部分を撮り終えると、もう動き出すタイミングに。集まっている人を避けながら、走り去るE4系Maxにカメラを向けてみる。後ろ8両、「Maxとき316号」に充当されていたのは、P11編成だった。

この後、30分後には、「Maxたにがわ410号」がやって来る。引き続き、熊谷駅の13番線で撮影するため、ホームの新潟方で待機することに。

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熊谷駅11番線に入線する「Maxたにがわ410号」

12時21分、P14編成による「Maxたにがわ410号」がやって来た。実は、この列車、外側の11番線への入線となっている。直前まで12番線だとばかり思っていたため、ちょっと焦ってしまった。先に改札口前の発車案内器を撮っているのに、気付いていなかったとは・・・(反省)

と言う訳で、後追いの撮影は失敗に終わった。

ここで、熊谷駅での撮影、前半戦終了。一旦出場し、秩父鉄道熊谷駅改札口前にある、熊谷うどんの店、「熊たまや」で昼食を摂ることに。そして、昼食後、再び入場券を購入し、新幹線ホームへ。東京からやって来る「Maxとき321号」の撮影に臨む。上り列車とは違い、この列車は熊谷駅を通過する。その為、撮影は一発勝負だ。上りの12番線から撮影することにした。

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熊谷駅を通過する「Maxとき321号」

13時16分、「Maxとき321号」が熊谷駅を通過していった。この列車は、「Maxとき・たにがわ316号」の折り返し運転のため、16両編成での運転。P11編成とP52編成による16両編成が、通過線を高速で通過していく姿は圧巻だった。

この撮影を以て、熊谷駅での撮影を終了とした。帰りも高崎線(上野東京ライン)で東京方面へ。撮影の都合で、この後は、いったん武蔵野線内へ向かい、ある列車を撮影した後、夕方、東京駅へ。ここでもE4系Maxを撮影することにした。

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東京駅21番線に入線する「Maxとき326号」

16時28分、東京駅21番線に、新潟からの「Maxとき326号」が到着した。この日、「Maxとき326号」に充当されていたのは、P12編成。ご覧のように、E4系Maxは大人気。東京駅でも多くの人が撮影に臨んでいた。

「Maxとき326号」で到着したP12編成は、16時40分発の「Maxとき333号」として折り返すため、12分間、東京駅21番線に停車している。しかし、東北・上越・山形・秋田・北陸・北海道の各新幹線ホームは2面4線と、東海道・山陽新幹線と比較したら少な目であり、対面となる22番線からE4系Maxだけを撮影できる時間は3分ほどしかない。

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21番線に停車中のP12編成。

22番線の空きを待って、21番線のE4系Maxを撮影するが、22番線には、すぐに別の列車が入線してしまった。

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東北新幹線のE5系と並ぶ。

22番線に入線してきたのは、東北新幹線の主力車両、E5系電車。早速、E4系Maxとの並びを撮影してみるが、改めてE4系の大きさを実感する。

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E4系Maxのヘッドライトが点き、発車時刻が迫る。

東京駅での撮影の最後は、新潟へ向けて走り出すE4系Maxを動画で撮ろうと、スマホのカメラを動画モードに切り替えて待機していたが、間もなく発車と言う場面でカメラを操作しようとしたところ、操作を誤ってしまい、動画は撮れず。おまけに、誤操作に気づいたのが、先頭車両が、私の前を通過した直後だったという事で、最後は何も撮れていなかったという大失態を犯してしまった。

この撮影を以て、東京駅から撤収。E4系Maxによる定期列車の撮影を終了とした。

定期運行を終えたE4系Max。この後、10月9日と10日には、「サンキューMaxとき&やまびこ」として、新潟~盛岡間を大宮経由で運転。(9日は新潟発、10日は盛岡発)そして、10月16日と17日には、「サンキューMaxとき」として、東京~新潟間を1往復運転して、完全に引退となる予定。

E4系Max、お疲れさまでした。

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