カテゴリー「鉄道:三岐」の10件の記事

三岐鉄道三岐線 保々駅を訪ねる

さて、名古屋駅で矢橋ホキを撮影した後は、近鉄名古屋線に乗り込んで近鉄富田へと向かう。

三重県北部を走るローカル私鉄、三岐鉄道は、北勢線と三岐線の2つの路線を運営する鉄道会社。このうち、JR関西本線冨田駅から分岐する三岐線は、旅客用車両が全て元西武鉄道の車両で運行されており、西武鉄道ファンにも有名なローカル私鉄である。今回の遠征では、この三岐鉄道三岐線に、ちょっと変わった編成が登場したと聞き、是非とも一目見たいと思い、行程に加える事にした。早速、始発駅へと向かうが、三岐線を走る旅客列車は、全列車、三岐朝明信号場から分岐する近鉄連絡線を通り、近鉄富田駅へ乗り入れている為、私も当然の事ながら、近鉄名古屋線での現地入りとなる。

近鉄名古屋駅から急行列車に乗っておよそ30分。近鉄富田駅の上りホームの隣に、三岐鉄道三岐線の列車が乗り入れてくる。私を待っていた列車は、企業の広告ラッピングが施されているが、かつて西武新宿線等でお世話になった元401系改め101系電車だった。近鉄名古屋線の急行列車との接続は良く、すぐの発車となる為、名古屋駅では、予め、車両区のある保々駅までの連絡乗車券を購入しておいた。

早速、列車に乗り込み、先頭車両に被り付く。前面展望抜群の切妻型車両。子供の頃は、目線の位置もちょうど良かったが、身長173センチとなった今では、前面の窓の位置がちょっと低く感じる。

とりあえず、お目当ての編成が運用に就いているかどうかを確認して行くが、途中駅ですれ違う事もなく、保々駅が近付いて来てしまった。

Img_s7500s

保々駅に到着した101系105F。

改札口へ向かう為、構内踏切を渡るが、まだ発車まで時間がありそうだったので、改札口を出る前に乗って来た列車を撮影してみた。この105F、御覧のようなラッピング車両で、三重県四日市市に本社がある不動産業、株式会社名泗コンサルタントが広告主となっている。

続きを読む "三岐鉄道三岐線 保々駅を訪ねる"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

三岐鉄道伊勢治田駅で発見した元東武の機関車

さて、1月31日に日帰りで訪れた三岐鉄道三岐線。さよなら運転として営業に就いていた607Fで、保々~西藤原間を往復してみたが、その際、伊勢治田駅構内に、元東武鉄道の機関車が停められているのを確認した。

Img_d4915s

伊勢治田駅構内に留置されていた、元東武鉄道の機関車。(607F車内より撮影)

帰宅後、この車両に関して調べてみる。伊勢治田駅構内にいた機関車は、元東武鉄道のED5080形らしいことが解った。東武鉄道では、2003年まで貨物輸送が行われていた。貨物廃止までの間、最後まで残っていた機関車のうち、ED5081と5082の2両が、縁有って三岐鉄道入りしたそうだが、三岐鉄道入りした後も、運用に就くこともなく、そのままの状態で留置されている。現在活躍中のED45の中にも、東武鉄道で活躍していた車両が1両存在しており、この車両に関しても、おそらく貨物輸送の増強か、既存の機関車の老朽車置き換え用に購入したものだろう。

この車両が、しっかり整備され、三岐鉄道線内を走る日が来るのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三岐鉄道の貨物列車を撮影する

さて、引退する607Fを撮影するために訪れた三岐鉄道三岐線。この線の顔は、何と言っても貨物列車だろう。実際に、持参した貨物時刻表の、三岐鉄道線のページをめくれば、下り8本、上り9本(いずれも単機回送を含む)の貨物列車の時刻が掲載されている。607Fと合わせて、貨物列車も何本か撮影できそうだ。実際に、名古屋から乗車した近鉄の急行電車が、近鉄富田駅に差し掛かる直前に、三岐鉄道線へ入って行く貨物列車を車内から目撃している。

あの列車にどこかで追いつく筈だ。そう思いながら、近鉄富田駅より西藤原行き電車に乗り込む。2駅程走ると、早速、富田駅へ向かう単機回送とすれ違った。そして、下車予定の保々駅に到着すると、貨物列車用の側線には、東藤原へ向かう貨物列車が停車していた。先程、近鉄の車内から見た列車だ。まずは、この列車から撮影することにした。

Img_d4842s

保々駅に停車中の貨物列車。

手持ちの貨物時刻表によると、この列車は、JR富田駅を9時58分に出発する503列車。三岐鉄道のED45形電気機関車の後ろに繫がる4両の貨車は、太平洋セメント所有の私有貨車で、フライアッシュ・炭酸カルシウム専用車であるホキ1000形である。

続きを読む "三岐鉄道の貨物列車を撮影する"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

三岐鉄道三岐線 最後の吊り掛け式電車607F引退、そして751Fデビュー

昨年の年末に慌ただしく訪問した三岐鉄道三岐線。同線に残る最後の吊り掛け式電車、607F(元西武571系)の撮影が目的だったが、この時は、営業運転には就かず、保々車両区に留置されたままだった。仕方なく留置中の姿を撮影し、同編成に別れを告げた。

しかし、西武沿線で育った私にとって、やはり607Fの走行シーンは撮っておきたかった。でも、もう撮る事は出来ないだろうと思いながら、1月も月末に差し掛かる。そんな中、1月31日と2月1日の土日に、定期列車充当と言う形で607Fのさよなら運転を実施する事を知った。一度はあきらめかけていた私にとって、この情報は有難かった。早速スケジュールを調整する。本来であれば、2月1日に行くと、保々車両区の撮影会もあって好都合なのだが、生憎この日は外せない用が幾つかあった。そこで、1月31日に日帰りで三岐鉄道の撮影に行く事にした。

前夜からの雨が止まないまま、1月31日の朝を迎える。6時に家を出発し、萩山駅から西武多摩湖線・JR中央線経由で東京駅へ。東京駅から7時20分発の「のぞみ105号」に乗り込み、名古屋を目指す。強い雨が止まないままの出発で、これから先の行程に不安を感じていたが、早朝出発のせいか眠くなり、熱海手前から眠りにつく。そして、浜松付近で目が覚めると、雲ひとつない快晴。浜名湖がとても美しく見えた。どうやらお天気は回復に向かっている。名古屋で降りた時も、雨は降っていなかった。ここから近鉄の急行で近鉄富田へ。1日乗り放題切符を購入して、待ち構えていた西藤原行きに乗り込んで保々へと向かった。

自宅を出ておよそ4時間。保々駅に到着したのは、10時27分の事であった。薄日もさしているのだが、それ以前に、ものすごく強い風が吹いており、撮影条件は決して良くない。埃対策を考慮し、駅の待合室でレンズを交換して撮影地へと向かう。今回は、mattohさんで取り上げていた、保々~北勢中央公園口間のポイントで撮影することにした。駅からおよそ5分ほで撮影地に到着する。607F狙いの方が、既にお1人いらっしゃった。私は、まず三脚にコンデジをセットする。今回はこれで動画にも挑戦してみた。そして、40Dを手持ちで撮影する。下り普通列車1本でリハーサルをした後、607Fによる近鉄富田行きがやって来た。

Img_d4860s

三岐鉄道三岐線最後の吊り掛け式電車、607F(元西武571系)がついに引退。1月31日に日帰りでさよなら運転を撮影して来た。

吊り掛け車と言う事で、モーター音もある程度は期待して、動画撮影もしてみたのだが、考えてみれば蛇行運転の区間。更に強風と言うこともあり、音はあまり録れなかった。

続きを読む "三岐鉄道三岐線 最後の吊り掛け式電車607F引退、そして751Fデビュー"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

富田駅で出会った機関車と貨車

さて、今回の三岐鉄道への撮影。名古屋~富田間の移動には、往復ともJR関西線を利用している。もともと三岐鉄道三岐線は、このJR富田駅が起点となっている。但し、富田駅から出発する列車は、現在では貨物列車のみで、旅客列車は、全て近鉄富田駅からの出発となる。

名古屋からの列車を富田駅で下車すると、向い側には、かつて三岐鉄道の旅客列車が使用していたホームが今でも残っている。そのホームの向こう側に、JR貨物のDD51と貨車が停まっているのが見えた。そこで、近鉄富田駅へ向かう前に、JRのホームから、機関車と貨車を撮影してみた。

Img_d4138s

12月29日の午後、富田駅に到着すると、JR貨物のDD51 1803号機と数両の貨車が停まっていた。

続きを読む "富田駅で出会った機関車と貨車"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

三岐鉄道三岐線を訪ねて 後編

さて、保々車両区の様子を観察した後は、保々駅から富田方向へ向かって2つ目の踏切付近で、本線を走行する列車を撮影することにした。

カメラを構えてから最初にやって来たのは、近鉄富田からの西藤原行きだった。

Img_d4170s

101系による西藤原行き。

元西武401系である三岐鉄道101系。単線区間を2両編成で走る姿は、我が地元、西武多摩湖線で走っていた頃を彷彿とさせる。

続きを読む "三岐鉄道三岐線を訪ねて 後編"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三岐鉄道三岐線を訪ねて 前編

さて、布袋駅でパノラマカーを撮影した後は、名古屋へ折り返して、ここで昼食休憩。その後、JR関西線に乗り込み富田駅へと向かった。

今回の名古屋地区遠征のもう一つの目的地が、三岐鉄道三岐線である。今現在、旅客列車は全て西武鉄道からの譲渡車で運転されている三岐鉄道三岐線。西武鉄道ファンならば、一度は訪れてみたいと思っているローカル私鉄の一つである。この三岐鉄道に、751系と言う新顔がまもなくデビューすることになっている。751系電車は、西武鉄道の新101系を譲り受けた車両。2008年10月8日に、三岐鉄道へ向けて旅立ち、現地で細かな改造が行われた上で、2009年1月にデビューする予定と聞いていた。そこで、この751系のその後の様子と、751系デビューに伴い引退が予想される旧西武鉄道571系を改造した601系電車の記録をしようと考えたのである。

名古屋から関西線の普通列車に乗り込み富田駅で下車。ここで、三岐鉄道の旅客列車が出発する近鉄富田駅まで徒歩で移動する。かつて、国鉄時代には、この富田駅から旅客列車が出ていた時代もあるのだが、現在では貨物列車のみで、旅客列車は、全て近鉄富田駅からの発車である。富田駅から近鉄富田駅までは、徒歩5分ほどの距離なのだが、6年ぶりぐらいに歩いたせいか、道に迷ってしまった。ようやく辿り着いた近鉄富田駅で、車両基地のある保々駅までの乗車券を購入して入場すると、元西武401系を改造した101系電車が私を待っていてくれた。

Img_sx4650s

近鉄富田駅で出発を待つ三岐鉄道101系電車。

続きを読む "三岐鉄道三岐線を訪ねて 前編"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

新101系三岐鉄道向け譲渡車 現地へ向けて出発!

さて、本来でしたら今日は横瀬のイベントのお話をするところでありますが、順番を入れ替えて、この話題からお伝えします。

9月19日に武蔵丘検修場より出場した新101系三岐鉄道向け譲渡車。出場後は、小手指車両基地の奥の方に留置されており、その様子は私も曼珠沙華臨観察の合間に観察していた。そして本日、三岐鉄道へ向かう新101系譲渡車5両が、現地に向けて旅立っていった。この譲渡車の出発前の様子を見ておこうと思い、出勤前に所沢まで行ってきた。

三岐鉄道へ向かう5両の101系は、東急車輛に入場した2000系や9000系と同様、本日未明までに小手指車両基地から所沢まで回送されていた。問題は、所沢から先である。今回の輸送も、月刊誌には掲載されておらず、唯一の手掛かりなのは、CYBERとれいんのサイト内にある甲種特大速報の記事。同記事によれば、新秋津の出発は夕方だった。普通に考えれば、所沢の出発も午後だろう。しかし、5月に東急車輛へ入場した2081Fは、7時30分頃に所沢を出発してしまった。まあ、東急車輛へ行く場合には、新秋津の出発時間も午前中なので比較にならないかもしれない。しかし、確実に撮れなければ、所沢へ行く意味が無い。2081Fの入場の時は、所沢駅での撮影が殆どできなかった。そこで、今回はその時の失敗を教訓に、萩山駅7時3分発の急行西武新宿行きで出発。所沢には7時15分頃に到着した。早速5番ホームに向かうと、隣の6番線には、E31とE34に挟まれた三岐鉄道向け譲渡車が停車していた。

Img_sx3672s

ついに旅立ちの日を迎えた三岐鉄道向け譲渡車5両。出発前の様子を、出勤前に所沢駅で観察してみた。

続きを読む "新101系三岐鉄道向け譲渡車 現地へ向けて出発!"

| | コメント (0) | トラックバック (2)

新101系三岐鉄道向け譲渡車を見に行く

さて、前の記事で触れたように、9月21日は、曼珠沙華関連の臨時列車の観察に出掛けたが、その合間に小手指車両基地にも立ち寄ってみた。理由はただ一つ。三岐鉄道向けに改造された101系電車を見に行くことである。

西武鉄道を取り上げる複数のブログにて、既に取り上げられているが、今年度に入ってから廃車となった101系のうち、旧283Fのクモハ283と、旧235Fのモハ236とクハ1236を組み合わせた3両を、武蔵丘検修場にて三岐鉄道向けに改造。未改造のモハ238とクハ1238を含めた5両が、9月19日に出場し、小手指車両基地に回送されてきた。

高麗から飯能を経由し、小手指に戻って来たのは12時10分頃のこと。三岐向け車両は、小手指車両基地の一番奥に停められていたことは、車内より確認していた。外は今にも雨が降り出しそうな雲行き。足早に車両基地へと向かう。そして歩き出してからおよそ15分。譲渡車が留置されている場所へと辿り着いた。

Img_sx3464s

小手指車両基地に留置中のE34と三岐鉄道向け101系譲渡車。

武蔵丘検修場で改造されたこれらの車両は、自力で西武線内を走行することはできないため、E34とE31に挟まれる形でここへやって来た。クハ1238に貼られた甲種輸送票によると、10月8日に新天地に旅立つようである。それまでの間、E34もこの場所に留置されたままと言うことになりそうだ。

Img_sx3465s

譲渡車をアップにして撮影してみる。

ここまで撮影してきたところで、雨が降って来た。留置車両の関係上、これ以上綺麗に撮ることはできないと判断し、小手指駅へ戻ることにした。

帰り道、保線車両が留置されている近くに、E31が留置されているのを発見。線路沿いの公道から撮影してみた。

Img_sx3477s

小手指車両基地に留置中のE31。

この車両も10月8日までこの場所に置かれたままなのだろうか。

撮影後、小手指駅から再び飯能へと向かった。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

三岐鉄道富田駅で発見!元秩父鉄道の電気機関車

三重県内を走るローカル私鉄、三岐鉄道。三重県内を走るのに「三岐」と言う社名なのは、かつて岐阜県の関が原までを結ぶ計画もあったとの事。関東の秩父鉄道と並んで、この三岐鉄道も、電気機関車牽引による貨物列車が、今でも頻繁に走っている事から、貨物列車ファンも注目している会社である。西武沿線にお住まいの方ならば、かつて西武鉄道を走っていた車両が譲渡されて活躍している会社としても御馴染みであろう。

四日市駅から、JR関西本線の名古屋方面行き電車で2駅、富田駅は、三岐鉄道の基点となっている駅である。駅前には、三岐鉄道の本社もあり、まさに拠点であるが、富田駅は、JRの電車が時折発着する以外は、貨車ばかりで閑散としている。この富田駅から出発する三岐鉄道の列車は、貨物列車のみで、旅客列車は、近鉄名古屋線の近鉄富田駅から発車となっているからである。

実は、10月8日の朝、関西本線の列車が富田駅に到着したとき、構内にある機関車が見えた。F1臨を撮り終えたら、その機関車を間近で見たくなった。私は、名古屋へ戻る途中、この富田駅で途中下車して、その機関車を訪ねることにしたのだ。列車を下りて、三岐鉄道側へ向かう長い跨線橋を歩いていくと、貨車の隙間から、色褪せた機関車が見えてきた。駅前の道路の歩道から、その機関車を撮影してみた。

Img_87170006

三岐鉄道富田駅構内に停められていた、元秩父鉄道のデキ203。

埼玉県を走る秩父鉄道の機関車に、遠く離れた三重県の三岐鉄道の駅で対面できるとは、どこか懐かしさを感じるが、ご覧のように、かなり色褪せている事から、もう長い事、この場所に停められたままと見て良さそうだ。では、なぜ、この場所に秩父鉄道にいた機関車がいるのだろうか。実は、中部国際空港の開港が大きく絡んでいるのだ。

デキ203が、三岐にやってきたのは、今から6年前の平成12年の事。秩父鉄道から、デキ202と共に2両が三岐入りしたと言う。三岐鉄道では、中部国際空港建設用埋立土砂輸送を受け持つ事になり、機関車を増備する事になったのだ。三岐入りしたデキ202と203は、整備完了後に太平洋セメント藤原工場内の入替作業用として使用された。従って、検査時以外は、太平洋セメントの工場内だけの運転となり、本線を走行するシーンと言うのはなかなか見られなかったらしい。その中部国際空港も無事に開港し、貨物列車の特需は終了。秩父から来た助っ人は、一気に失業してしまったのだ。その後も、暫くの間は除雪用列車やイベントに使用されたことはあったようだが、デキ203は、それすら出番がなくなってしまい、このように富田駅構内に留置されたままとなっているらしい。

秩父鉄道で見慣れた機関車に、こんな場所で再会できたのは嬉しかったが、暫く見ていたら、秩父の同僚たちが貨物列車を引いている姿が頭に浮かび、三岐へやって来た彼等の事が急にさびしく感じてしまった。三岐鉄道で貨車を牽引するだけのパワーは、まだまだ充分に残っているはず。それだけに、何か有効な活用法は無かったのかなと思ってしまった。

撮影後、私は再び関西本線のホームへ。後続の四日市始発の各駅停車に乗り込んで、名古屋を目指した。

| | コメント (7) | トラックバック (0)