カテゴリー「鉄道:大井川」の4件の記事

移籍決定!西武鉄道E31形電気機関車が大井川鐵道へ

今日は、何と言ってもこの話題からです。

今年3月を以て、惜しまれながらも現役を引退した、西武鉄道のE31形電気機関車。引退から半年が経った今でも、特にこれといった動きが無く、このままひっそりと解体されてしまうのではないかと気にしていたのだが、ついに、その答えが明らかになった。

月刊誌「Rail Magazine」を発行する出版社、ネコ・パブリッシングが運営するサイト「ホビダス」内にある鉄道最新情報によると、今年3月に惜しまれながら引退した西武鉄道のE31形電気機関車が、大井川鐵道へ移籍することになった。

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大井川鐵道への移籍が決定した、西武鉄道E31形電気機関車。

同記事によると、E31形電気機関車は、全部で4両存在するが、大井川鐵道へは、西武鉄道が保存する1両を除いた3両が移籍する。このうち2両が、既に現地へ向かったとの情報もある。

先日、弊ブログでも取り上げたように、大井川鐵道では、今現在、3両の電気機関車(井川線を除く)が存在しており、主にSL列車の後捕機として活躍を続けているが、E101・E102は1949年製、大阪窯業セメントの伊吹工場専用線から移籍してきたED501(いぶき501)も、1956年製と、いずれも50年以上使用してきており、大井川鐵道では、今回、西武鉄道からE31を購入する事で、これら電気機関車を置き換える模様。

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1999年に大井川鐵道に入線したED501(いぶき501)

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自社発注車のE101。

大井川鐵道の電気機関車の主な任務は、御覧のようにSL列車の捕機。それだけに、旧型客車との相性が問われる事になる。大井川鐵道入りしたE31が、どのような形で再デビューを果たす事になるのか。SL急行の捕機と言う事から、茶色に塗り替えられそうな気もする。

今後、大井川入りしたE31形電気機関車は、ATSの整備など、まだまだ準備が必要で、E31形の大井川での運転開始は、来年となりそう。

う~ん、どんな姿で走るのだろう。楽しみだなあ。

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千頭駅構内に留置中の旧西武車他を撮影

大井川鐵道の撮影記も、この記事が最後となります。もう少しだけお付き合いください。

第二大井川橋梁での撮影を終えた私は、崎平駅より下り列車に乗り込んで、大井川本線の終点である千頭駅へと向かった。千頭駅は、井川線の始発駅でもある。ここから更に大井川沿いを進む人達は、井川線へと乗り換えて行くが、今回の撮影記では、それ程の余裕は無い。実は、千頭駅にいられるのも約30分程度。この間にどうしても撮影しておきたいものがあったのだ。それは、千頭駅構内に留置されている引退した車両たちである。

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井川線のホームから見れる位置に留置されている312系。

井川線に対応した小さな貨車の後ろに見える車両は、既に引退した312系車両。ご存知の方も多いと思うが、この車両は、旧西武鉄道の351系電車である。弊ブログでは、先日、351系さよなら運転の模様を撮影した、古い写真を取り上げているので、お若い方にも、351系電車の圧倒的な存在感はお解りいただけたかと思う。大井川に入線した車両は、ドアを3ドアから2ドアに改造し、更に、初代レッドアローで使用していた転換クロスシートを設置。通勤形電車から観光に適した車両に生まれ変わった。大井川鐵道には、1977年と1980年に1編成ずつ、計2編成入線したのだが、現在では1編成だけが、千頭駅構内に留置された状態となっている。

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元京阪特急と元近鉄特急が夢の共演 大井川鐵道大井川本線

さて、タイ国鉄仕様のC56を撮影するために訪れた大井川鐵道大井川本線。撮影の行程上、同線の普通列車には何度かお世話になった。

今現在、大井川鐵道大井川本線を走る普通列車には、関西の大手私鉄である近鉄・南海・京阪の中古車が活躍をしている。近鉄からは、南大阪線・吉野線の特急列車用として活躍をしてきた16000系が、南海からは高野線の急行列車用として活躍してきたズームカー21000系が、そして京阪からは、テレビカーの愛称で親しまれた特急列車用の3000系が、それぞれ入線している。このうち、元近鉄車である16000系が3編成あり、現在の大井川本線の最大勢力となっている。

今回、私が訪れた8月14日現在、元南海の21000系に関しては、在籍している2編成共に、新金谷車両区に検査入場をしており、運用に就いていたのは、元近鉄の16000系3編成と、元京阪の3000系1編成であった。まず、この日の朝、最初に乗車したのは、前の記事でも触れたように、元京阪特急の3000系であった。

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金谷駅で出発を待つ3000系電車。

京阪電鉄で「テレビカー」として親しまれた3000系電車は、この大井川鐵道の他、富山県の富山地方鉄道でも活躍をしている。しかし、富山地鉄では、京阪カラーは消滅しており、この大井川鐵道では、両数は短くなってしまったものの、京阪電鉄で特急として活躍していた頃に近い形で使用されている。とは言うものの、今でも、京阪電鉄には、8000系と改番された上で、この車両が1編成残っているのだが・・・

ところで、この3000系が大井川入りするには1つ問題点があった。それは京阪と大井川鐵道ではレールの幅が異なると言う事。そこで、大井川鐵道では車体のみを譲り受け、台車は、営団地下鉄(現:東京メトロ)の5000系で使用されていたものを組み合わせて対応した。そのせいか、いざ走り始めると、何か走りに違和感を感じる。まあ、大井川鐵道の線路の状態も良くないのかもしれないが、何か浮いたような揺れを感じた。

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まもなく見納め タイ国鉄仕様のC56を撮影

8月14日のお話。

SL列車で有名な静岡県の大井川鐵道。同社は、C10・C11・C12(日本ナショナルトラスト所有)・C56と複数の蒸気機関車を所有し、金谷~千頭間で毎日SL列車を運行している。このうち、C56は、太平洋戦争開戦と同時に戦時輸送のため隊に送り込まれた44号機で、1979年に帰国後、大井川鐵道で運用されてきた。帰国当初は、タイ国鉄仕様のまま使用されたものの、後に日本国鉄仕様に戻された。しかし、2007年、日本とタイの修好120周年を記念して、再びタイ国鉄仕様に戻されて、運用に就いていたが、今年9月に、同機が全般検査を受ける事に伴い、日本国鉄仕様に戻される事が、大井川鐵道の公式サイトで発表された。その事を知った、裏辺研究所の裏辺所長が、8月5日に急きょ、大井川鐵道へと向かい、タイ国鉄仕様のC56を撮影。当初は、何気なく見つめていた記事だったが、見納めになるのであれば、一度ぐらい見ておきたいという気分になり、私も急きょ、大井川鐵道へと向かう事にしたのである。まあ、この日は臨時列車を含めて、SL急行が3往復あると言うのも、現地入りの決め手となった。

当日、私は、品川駅から東海道新幹線で、まずは静岡へ。静岡停車の「ひかり」を選択した事もあって、静岡まではいたって順調だった。静岡からは、東海道本線の普通列車で金谷へ。この時点で朝9時。何とも早い到着である。まずは大井川鐵道の金谷駅で、千頭までの往復乗車が可能な1日乗車券を購入。そして普通列車に乗り込む。停車していたのは、元京阪特急に使用されていた3000系であった。座席はほぼ埋まっていたが、何とか空席を見つける。数ある大井川鐵道大井川本線の撮影ポイントの中から、私が選んだのは、青部~崎平間の第二大井川橋梁。やはり河原での撮影は、何となく待っている間も涼しそうだし、それにキャパも多いから、多少人が多くても大丈夫だろうと言う判断からであった。崎平駅で下車。青部方向に5分ほど歩き辿り着いた河原には、先客が、まだ3人ほどと言う状況だった。しかも、先に待機していた同業者の方は、地元のおじ様と談笑中。何とものんびりとしたムードだ。私もご挨拶をして、その近くで撮影準備をさせていただく事に。

この時点でSL急行通過まで約40分はある。お天気がやや心配されていたものの、多少風が強い程度で、雨は何とか降られずに済むかな?と言う状況であった。SLを待つ間、普通列車で練習したり、先客の方達と、風による煙の流れ方等を打ち合わせして暇を潰す。

そして、いよいよSL急行の通過時刻が迫って来た。遠くから聞こえてくるSLの汽笛。そして、だんだんとその音が近付いて来る。SLの撮影は、この瞬間訪れる緊張感が良い。少しずつ近づいて来る音を聞きながら撮影モードに突入する。

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第二大井川橋梁を行く、タイ国鉄仕様のC56 44号機。

時折ではあるが強い風が吹いていた第二大井川橋梁付近。風向きによっては、煙が待機していた側に流されてしまう為、ちょっと心配ではあったが、通過直前には風も収まり、良い感じで撮る事が出来た。

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