カテゴリー「鉄道:JR東日本」の895件の記事

雪晴れの篠ノ井線を走る383系特急「しなの」

長野遠征特集も、今回が最終章となります。もう少しだけお付き合いください。

クモユニ143の撮影の為に立ち寄った長野駅、そして、長野総合車両センター付近、更には、189系M50編成を撮影するために立ち寄った、篠ノ井線の西条駅付近。この日の行く先々で、必ず遭遇したのが、JR東海が所有する特急型電車、383系電車である。

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長野総合車両センターから出庫し、長野駅へ向かう、JR東海383系電車。

383系は、名古屋と長野を結ぶ特急「しなの」用として、1972年から運行され、老朽化が進んだ381を置き換える目的で、1994年にデビューした特急型電車。先代の381系同様、振り子式電車であるが、曲線通過時の車体傾斜に、コンピュータ制御を取り入れた制御付き自然振り子方式を採用している為、自然振り子方式の381系とは、乗り心地も大幅に改善されている。私も、実際に、383系には何度か乗車しているが、その乗り心地は、本当に振り子電車なのか?と疑うほど、快適だった。

この383系は、6両編成の基本編成の他、増結用に2両編成と4両編成が用意され、それぞれを組み合わせる事により、4両編成から10両編成まで、需要に合わせたきめ細かい運用が組まれている。

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増結用の4両編成と2両編成を組み合わせた、6両編成で運転中の「しなの7号」

M50編成を撮影するために訪れた、篠ノ井線、西条駅付近の撮影ポイント。私が、この場所に辿り着いてから、およそ10分後に、下り特急列車「しなの7号」が通過した。この「しなの7号」だが、御覧のように、貫通型のグリーン車が先頭となる、増結用の4両編成と2両編成を組み合わせた、6両編成での運転となっており、383系のきめ細やかな運用を、象徴したかのような編成での運転だった。

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パノラマグリーン車を先頭に、堂々の10両編成での運転となった「しなの9号」。

そして、「しなの7号」通過から、およそ1時間後、後続の「しなの9号」は、パノラマグリーン車が先頭となる、6両編成の基本編成に、増結用の2両編成を2本つないだ10両編成だった。ちなみに、「しなの7号」に運用されていた、増結用の4両編成も、多客期には基本編成と併結される事もあり、その際には、グリーン車が2両連結される事になる。

量産先行車の登場から、早いもので24年。ほぼ同時期にデビューした、JR東日本のE351系が、まもなく引退となるため、JR東海の383系も、そろそろ、後継車種の話が出てきても、おかしくない時期に近付いてしまった。JR東海では、高山本線の特急「ひだ」等に運用されている、キハ85系を置き換えるべく、新型特急気動車の開発が予定されているので、「しなの」用の383系に関しては、今のところは、キハ85の置き換えが完了した後と言う事になるのかもしれない。

キハ85、そして、383系、今から少しずつ撮っておくか・・・

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篠ノ井線を走る小海線のキハ110系気動車

189系M50編成のラストラン列車を撮影するため訪れた、篠ノ井線、明科~西条間の撮影ポイント。

M50編成通過の約1時間前から待機していた為、待ち時間の間には、様々な列車を撮影する事が出来た。現地到着から、およそ40分経過した12時52分頃のこと。トンネル内に下り列車のヘッドライトの灯りを確認。ライトの形から、普通列車に使用されている、E127系電車ではないかと思ったのだが、西条駅の時刻表を見る限り、この時間帯に、下りの普通列車はない。いったい、どんな列車だろう。トンネルから出てくるのを待って、その列車を撮影してみた。すると・・・

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篠ノ井線、明科~西条間を走る、小海線用のキハ110系気動車。

なんと、現れたのは、E127系電車ではなく、小海線営業所所属のキハ110系気動車、キハ11Ⅰ-110+キハ112-110の2両編成。篠ノ井線には、小海線営業所のキハ110系を使用した定期列車はない。では、何故、この車両が、この場所を走っていたのだろうか。

小海線は、中央本線の小淵沢駅と、信越本線の小諸駅を結ぶローカル線。日本一標高が高い地点にある駅、野辺山駅を通る事でも知られている高原鉄道である。小海線で使用される車両は、沿線の中込駅に隣接した、小海線営業所に所属しているが、車両の重要部検査や全般検査は、長野総合車両センターで行うため、入場時には、回送列車を走らせる事になる。

しかし、信越本線は、1997年10月、長野(北陸)新幹線の長野開業に伴い、軽井沢~篠ノ井間が、第三セクターのしなの鉄道に生まれ変わり、その際に、小諸駅で小海線と信越本線の線路が切り離されてしまった。その為、長野総合車両センターへの入場時には、このように、小淵沢から中央本線、更に塩尻から篠ノ井線を経由して回送する。一見すると、効率が悪いようにも感じられるが、仮に、今でも小諸駅で線路がつながっていたとしても、小諸~篠ノ井間は、JRの路線ではない為、線路使用料の問題や、気動車を運転できる、甲種内燃車動力車操縦士運転免許を持った乗務員の手配等の問題もあり、どちらにしても、中央本線・篠ノ井線経由での運転となりそう。今回は、そんな珍しい光景を、待ち時間に撮る事が出来た。

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郵便荷物電車の生き残り クモユニ143を撮影する

189系M50編成が旅立った1月25日。M50編成のラストランを撮る前のお話です。

かつて、国鉄の長距離普通列車には、電車や客車に関係なく、荷物や郵便を運ぶ専用車両を連結することがあった。電車の場合、荷物を運ぶクモニ、荷物と郵便を運ぶクモユニという形式の車両が存在したが、その殆どが、国鉄からJRになる直前に廃止となってしまった。

しかし、JR東日本には、郵便物と荷物を運ぶクモユニ143という車両が4両引き継がれた。身延線の郵便・荷物用として登場したクモユニ143は、当時、千葉県の外房線と内房線の新聞輸送用に転用され、房総半島のローカル列車用の113系に連結されて活躍をしていたが、1996年、それも廃止となってしまった。

職を失ったクモユニ143。ついに、これで終わりかと思われたが、荷物電車は1両単位で動くことができるので、今度は、長野総合車両センター内の入替と言う新たな任務が与えられた。そして、入替の他、長野駅と長野総合車両センターを結ぶ、回送列車担当の乗務員輸送列車としての任務も与えられ、1日1回、長野駅に顔を出すことになった。この運用は、一時的に消滅したものの、北陸新幹線開業後、信越本線のしなの鉄道への移管に伴い復活した。事業用車両や荷物電車が大好きな私。一度は、この職員輸送列車を撮りたいと思い、昨年中は、しなの鉄道の115系の撮影の際に、二度チャレンジしたが、二度とも、211系による代走で、これまで撮れていない。

そこで、189系M50編成のラストラン撮影と合わせて、クモユニ143も撮れないだろうか。そう思い、1月25日は、思い切って休暇を取り、長野へ向かった。クモユニ143が長野駅へ来るのは、8時35分ごろのこと。そして、その3分前に、しなの鉄道北しなの線の列車が、長野駅の7番線に到着する。クモユニ143は、7番線隣のホームがない8番線に入るため、ここで一瞬ではあるが、115系とクモユニ143が並ぶ。しなの鉄道のホームページ内で公開されている、115系リバイバルカラー車の運行予定を見ると、25日は、この8時32分着の列車がスカ色と言うことで、スカ色同士の並びが実現するかも。私自身のテンションも、計画段階で一気に上がった。

当日、5時20分頃に自宅を出発。萩山駅から多摩湖線に乗り込み、青梅街道駅へ。ここから、武蔵野線新小平駅への徒歩連絡を経て、武蔵浦和で埼京線に乗り換え大宮へ。これまでに二度、このパターンで、北陸新幹線の一番列車「かがやき501号」に乗り継ぐように出かけていたが、ここで思わぬ落とし穴に。なんと、新小平から乗り込む、武蔵野線の列車が、平日だと4分ほど遅く、大宮駅での乗り継ぎ時間が、僅か6分しかない。無事に乗り継げるかどうか不安だった事もあり、モバイルスイカの操作は大宮到着後にしようと思い、まずは大宮へ。結局は、「かがやき501号」に間に合うものの、モバイルスイカによる指定券発行の時間切れとなってしまい、後続の「はくたか551号」で長野へ向かう事にした。尤も、「かがやき501号」に乗れても、駅弁を買う時間が無かった筈で、乗り遅れた分、大宮駅で朝食用の駅弁は、しっかりとゲットした。

「はくたか551号」は順調に進み、1時間15分ほどで長野へ。途中、上田を過ぎたあたりから、車窓が吹雪状態で、不安だったものの、降り立った長野は、乾いた小雪が降るものの、少しずつ晴れ間が出てきており、屋外での撮影も、問題なさそうだ。

とりあえず、クモユニの撮影まで20分もない事から、まずはホームで撮影する事に。入場券を購入し、6・7番線の北長野方の先端へ向かう。

そして、時刻は8時33分。北しなの線の普通列車がやって来た。

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長野駅7番線に進入する、北しなの線の普通列車。

北しなの線、妙高高原からの普通列車は、なんと、スカ色ではなく、しなの鉄道オリジナル色の115系だった。実は、大雪の影響により、前日の運用も大幅に変更が生じており、残念ながら、スカ色編成は、別の運用に入ってしまった。流石に、大雪が原因では、どうする事も出来ない。

気を取り直して、クモユニ143の乗務員輸送列車を待つ事に。前回、2017年の11月5日に、長野市役所近くの踏切で撮影した時は、この踏切付近まで並走で来て、乗務員輸送列車は、いったん停止した後、長野駅へ入るため、長野駅入線は、北しなの線の普通列車の3分後ぐらいの入線のようだが、今回は、3分以上経っても現れない。どうやら、入れ替わりに長野総合車両センターへ入庫する回送列車が、遅れて長野駅を発車して行ったため、クモユニ143の乗務員輸送列車にも、若干の遅れが出てしまっているようだ。その為、先に7番線に到着した115系は、入替の為、駅の東京方へ引き上げてしまった。

このまま、クモユニ143が来なかったら・・・

やや不安に感じながら待っていると、8時39分、クモユニ143が近付いてくるのが見えた。

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長野駅に入線するクモユニ143。

雪が積もる8番線の線路を踏みしめるように、ゆっくり進むクモユニ143。これまでに、撮りたいと思いながら長野へ行くも、その都度、代走だった事もあり、この時は、シャッターを押す指にも、いつも以上に力が入ったと思う。

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振り向いて、もう一度撮影。

足元に注意しながら、振り向いて後追い。ここで、本来であれば、7番線側に、115系が停車している筈だが、既に、入替の為、7番線からは離れてしまった。スカ色同士の並びは撮れなかったものの、念願のクモユニ143の乗務員輸送列車が撮れたことは、とても嬉しかった。

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さよなら189系M50編成 ラストランで長野へ

1月25日のお話です。

週末を中心に、新宿~河口湖間の臨時快速列車に使われながら余生を過ごす、豊田車両センターの189系。2018年1月1日現在、3編成在籍する189系は、M50編成が「あずさ色」、M51編成が国鉄特急色、M52編成が「グレードアップあずさ色」と、3編成とも違うカラーを纏い、我々鉄道ファンの目も楽しませてくれていたが、この度、「あずさ色」を纏うM50編成が引退することとなり、「さよなら189系ラストラン」ツアーを、JR東日本八王子支社が企画。1月20日には、「ホリデー快速河口湖号」で通い慣れた富士急行線へ向かうラストランが、そして1月25日には、廃車回送を兼ねた、長野へ向かうラストラン列車が企画された。

富士急行線へ向かうラストラン列車が運転される、1月20日は土曜日と言う事で、撮影に向かいたいところであるが、この日は生憎、高崎での法事に参列する事になり、撮影は不可能。でも、慣れ親しんだM50編成を、最後にもう一度撮りたい・・・

そこで、本業が忙しくなる前に、1月25日、職場に休暇を申請し、長野へ向かうM50編成を撮影する事にした。帰らぬ旅に出るM50編成をどこで撮るか。インターネットの天気予報の画面を見ながら、本当に前日深夜まで悩んだが、他に撮りたい物もあったので、早朝の北陸新幹線で長野へ。そして、午前中にそれらの撮影を済ませた後、篠ノ井線で撮影する事にした。

長野駅11時12分発の快速松本行きに乗り込み、篠ノ井線へ向かう。色々と検討した結果、駅からも手軽に訪れる事が出来る、西条(にしじょう)駅近くの撮影ポイントに向かった。ここは、駅から徒歩10分程度で辿りつけるポイントであり、トンネルを出て、直線区間を快走する列車を撮影する事が出来る。雪の影響で、列車は少し遅れていたものの、撮影ポイントには、M50編成通過の約1時間前には到着する事が出来た。日陰の寒い場所であるが、既に20人以上の撮り鉄さんが集まっており、私も、その場所に入れさせていただき、先行列車を撮影しながら、M50編成を待つ事に。

そして、現地到着から、およそ1時間20分後のこと。ついに、M50編成が姿を現した。

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篠ノ井線を行く、189系M50編成。ラストランの終着駅、長野まではあと少し。

ツアー客を乗せて、篠ノ井線を走る189系M50編成。JRの車両としての最後の目的地である長野駅まで、残り40キロほどとなった。最後の最後までお客さんを乗せて、最終目的地に向かうと言う事は、鉄道車両としては、とても幸せな幕の引き方なのかもしれない。

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雪晴れの西荻窪で

1月22日、首都圏を大雪が襲い、交通機関も大幅に乱れた。私の地元でも、積雪量が30センチを超え、深夜と、翌日早朝、出勤前に、自宅の周りを雪かき。弊ブログの読者の皆様も、雪かきで腰が痛いと言う方も多いかと思います。私も、腰が痛いです。

23日は、腰の痛みに耐えながら、スーツに長靴と言うスタイルで出勤し、勤務先でも雪かき。そして昼休み。前日の天気とは裏腹に快晴。つまり雪晴れの状態と言う事で、自然と足は西荻窪駅へ。12時10分頃、1・2番線の東京方に向かうと、既に撮り鉄さんの姿が・・・

数分後、お目当ての列車がやって来た。それは・・・

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西荻窪駅付近を行く、E351系「スーパーあずさ15号」

新宿駅を12時ちょうどに発車する「スーパーあずさ15号」。昨年12月23日より、新型車両、E353系がデビュー。3月17日に実施されるダイヤ改正までに、全ての「スーパーあずさ」を、E353系に置き換える事が決定しており、最近では、E351系へカメラを向ける撮り鉄さんの姿を、西荻窪でも良く見かけるようになった。雪晴れの中を走るE351系。昼休みに、西荻窪で撮れるのは、これが最後のチャンスかもしれないと思い、駅へ向かった訳だが、良い感じに撮れて良かった。

この後、ホームの反対側へ移動。

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中央・総武線各駅停車への転用が続くE231系500番台。

タイミング良くやって来た、中央・総武線の各駅停車は、山手線から転用されてきたE231系500番台。山手線へのE235系投入が進み、玉突で、E231系500番台が転属してくる訳だが、最近では、この車両を見かける機会が増えてきた。その分、209系500番台の姿を見る機会が減って来ている。209系500番台も、しっかり撮っておかないと・・・そう感じた、昼休みだった。

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189系M50編成で運転 臨時特急「かいじ195号」を撮影する

2017年の大晦日のお話です。

かつて信越本線の特急「あさま」で活躍していた189系特急型電車。新幹線開業に伴う碓氷峠区間の廃止後は、中央本線等の特急列車に転用されたが、後進のE257系特急型電車に置き換えられたり、北陸新幹線の金沢開業に伴う、並行在来線の第三セクターへの転換等から、ついに6両編成4本まで、数を減らしてしまった。

2017年12月現在、豊田車両センターに6両編成3本、長野総合車両センターに6両編成1本が配属されているが、このうち、豊田車両センターに所属するM50編成が、2018年1月25日のラストランを以て引退される事が発表された。M50編成は、E257系が導入される直前まで、中央本線の「あずさ」「かいじ」に運用されていた、183系・189系で見られた「あずさ色」と呼ばれるカラーで、中央本線では、馴染みのあるカラーを纏っている。私も好きなカラーで、定期特急運用から離脱した後も、河口湖へ向かう臨時快速に運用されている姿を、よく撮影していた。

今回、M50編成の引退報道により、沿線の撮影地では、もう、まともな写真は撮れないだろう。これまで、M50編成は、何度も撮って来たし、特に悔いはない。そう思っていたが、年末年始の繁忙期を迎え、M50編成が、臨時特急列車に充当されると言う話を聞くと、もう一度、撮っておこうか。そんな気持ちになって来た。

そこで、12月31日、M50編成で運転される臨時特急「かいじ195号」を撮影するため、出掛ける事にした。と言っても、有名な撮影地は、人も多くて、まともには撮れないだろう。どこか良い場所が無いかと考えた末に、思い付いたのが、西国分寺~国立間の戸倉橋だった。とりあえず、踏み台を持参し、家を出発。「かいじ195号」通過のおよそ30分前に、現地に到着すると、この時点で、待機していた撮り鉄さんは、僅か一人と言う状況だった。先行列車でタイミングを計りながら、待つ事に。

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189系M50編成による、臨時特急「かいじ195号」

手元の時計で15時26分頃のこと。189系M50編成による「かいじ195号」が、軽やかに通過して行った。御覧のように、陽も当たらない場所で俯瞰気味に撮る場所と言う事からか、この場所に集まった撮り鉄さんは少なく、落ち着いて撮る事が出来た。

ラストランまで、残り約3週間。あと何回、M50編成を撮る事が出来るだろうか。

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長野総合車両センターへ廃車回送された107系R1編成

3回に分けてお伝えしてまいりました、しなの鉄道の115系撮影記、お楽しみいただけましたでしょうか?11月5日の話題が、あと一つだけ残っておりますので、もう暫くの間、お付き合いいただけたら幸いです。

牟礼駅で、115系リバイバルカラー車の並びを撮り終えた私は、後続の普通列車で長野へ戻る。まもなく長野と言うところで、私は、進行方向左側のドア付近に陣取り、カメラを構える。長野総合車両センターで、廃車解体を待つ車両を撮るのが目的だ。列車が総合車両センターの解体待ち車両を置いておく留置線に近付いた時、私はカメラを構えて、走行中の車内からシャッターを押した。

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長野総合車両センターの留置線で、解体を待つ107系R1編成。

10月7日にラストランを迎えた、高崎車両センターの107系。最後まで運用に就いていた編成を含め、続々と、上信電鉄入りした仲間とは対照的に、最後まで残されていたR1編成は、上信電鉄へ旅立って行った仲間達を見送った後、10月30日、長野総合車両センターへの帰らぬ旅へ旅立った。

当初は、車内から撮影できたし、これでいいやと思ったのだが、やはり、最後に、もう少し近づいて撮影したい。そう思い、私は、長野駅に到着後、長野電鉄の長野駅へ。各駅停車に乗り込み、本郷駅で下車。スマホの地図を頼りに、長野総合車両センターの留置線が見える場所へ向かって歩いた。途中、カラスの大群が不気味だなあと思いながら、歩くこと、およそ10分。幾つかのブログで見覚えのある、廃車解体待ち車両が撮影できるポイントを発見。もう、かなり暗くなっていたが、試行錯誤を繰り返しながら、撮影した。

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最後の時を待つ107系R1編成。

総合車両センターのライトに照らされて、最後の時を待つ107系R1編成。隣には、富士急行6000系への改造から漏れて、帯だけはがされた状態で停められている205系の先頭車。そして、その奥の解体作業場では、惜しまれながらも、9月30日で引退した485系改造のジョイフルトレイン「彩」が解体途中であることが解る。485系「彩」については、車内から撮影した画像では、確認できなかったので、ここまで来て本当に良かったと感じた。

撮影後、私は、再び長野駅へ。本郷駅からの道中に遭遇した、カラスの大群がなんとも不気味だったこともあり、そのまま、北しなの線の線路に沿って、長野駅まで歩いてしまった。

この撮影から、およそ3週間後、R1編成は、解体されてしまった。R1編成の形見の品とは、その後、ある場所で再会することになるのだが、、この時は、全く思ってもいなかった。

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しなの鉄道 115フェスタ号を撮影する その1

およそ3週間前、11月5日のお話です。

今年、開業20周年を迎えた、しなの鉄道。信州デスティネーションキャンペーンと合わせて、20周年記念事業を展開してきたが、しなの鉄道では、開業時から使用されてきた主力車両115系に合わせて、11月5日を「115系の日」として、「115フェスタin北しなの線」と言うイベントを開催した。

このイベント、何と言っても、主役は115系。今年、しなの鉄道では、信州デスティネーションキャンペーンに合わせて、4月8日以降、初代信州色や湘南色、スカ色と、所有する115系を、懐かしいカラーに塗り替えて運行している。今回のイベントでは、様々なカラーの115系を、北しなの線に集結させるのだが、その中でも、目玉となるのが、湘南色編成とスカ色編成を併結した6両編成による臨時列車「115フェスタ号」の運転。115系ファンの私としては、この列車、是非とも押さえたい。

そこで、11月5日、日帰りでしなの鉄道沿線へ出撃する事にした。午前5時起床。急いで支度して、5時20分頃、自宅を出発。萩山駅から多摩湖線に乗り込み、青梅街道駅~新小平駅への徒歩連絡を経て、武蔵野線・京浜東北線と乗り継ぎ大宮へ。10分の乗り継ぎ時間内に、朝食のお弁当も買って、「かかやき501号」に乗り込む。ここまで、まさに7月の遠征時と同じ行程だ。お弁当を食べ終わり、車内でくつろいでいると、あっという間に上田付近。すると、上田駅通過直前に、湘南色の115系を追い越した。この日の主役である、湘南色+スカ色の編成は、「115フェスタ号」充当前に、小諸からの快速列車「しなのサンライズ号」に充当される事になっており、このまま行けば、長野駅付近で撮影する事が可能。この日は、快晴だった事から、光線状態を考慮し、長野駅のホームの先端で、迎える事にした。

7時38分、長野駅に到着。まずは、改札口を出て、しなの鉄道の窓口へ。北しなの線の乗り降りがメインとなる為、北しなの線の1日乗車券を購入。そして、在来線の改札口を入場し、3番線ホームへ移動。このホームの東京方先端でカメラを構える事に。

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長野駅に到着する、しなの鉄道の普通列車。

7時55分、軽井沢からの2621Mが長野駅に到着。この列車は、御覧のように、2両編成の115系で運転されている。2両編成の115系は、169系の置き換え用として、JR東日本から譲り受けた車両で、主に、長野~軽井沢間で使用されている。

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湘南色+スカ色の6両編成で運転された快速「しなのサンライズ号」

2621M到着から、およそ4分後。小諸からの快速列車「しなのサンライズ号」が、長野駅に到着。御覧のように、この日は、「115フェスタ号」に運用される、湘南色+スカ色の6両編成での運転となった。この日は、この列車を出迎える為に早起きしたと言っても過言ではない。早起きは三文の徳。この時は、そんな事を思っていた。

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湘南色とスカ色の連結面。

入線シーンを撮り終えた後は、ホーム上で、湘南色とスカ色の連結面を撮影。湘南色とスカ色の併結と言えば、数年前、JR東日本の千葉支社管内で、113系同士での連結が見られたが、113系廃車後は、このような組み合わせを、もう見る事はないだろうと思っていた。それだけに、また、この組み合わせを見る事が出来たのは、とても嬉しい。

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青梅・五日市線から南武線へ転身 E233系N36編成に遭遇する

およそ1か月前、10月21日のお話です。

西武多摩川線の甲種輸送が実施されたこの日。甲種輸送の撮影を、早めに切り上げて、私は川崎へ向かった。その際、府中本町から川崎まで、南武線を利用したのだが、府中本町から乗車した南武線のE233系に違和感を感じた。

南武線は、2014年10月から、E233系8000番台車の投入が開始され、本線で運用されていた、205系や209系を次々に置き換えて行ったが、2016年1月9日、205系が運用を終えた後も、1編成だけ209系が残されていた。しかし、その209系も、今年3月に、E233系に置き換えられ、本線のE233系化が完了した。この時、追加で投入されたのは、新製ではなく、他の線区からの転用と言う事になったのだが、新たに投入されたのは、青梅線・五日市線で活躍していた、豊田車両センター所属のE233系青670編成だった。五日市線等の列車本数見直しに伴い、余剰が発生。この車両を、南武線用に転用する事になったのだが、転用に際して、車番が変更され、新たに8500番台車を名乗る事になった。今回、違和感を感じたのは、その8500番台車に当たったからだ。

私は、川崎駅到着後、これまで乗車してきたE233系を撮影する事にした。

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川崎駅に停車中の南武線E233系N36編成。

E233系8500番台車は、中原電車区配属後、既存のE233系の続番にあたるN36と言う編成番号が与えられた。元々は、青梅線・五日市線で運用されていた車両だけに、見た目にも幾つか違いがある。外観上の一つの違いに、立川方先頭車の連結器が電気連結器のままになっていると言う事。この時、あえて立川方先頭車から編成全体を撮影したので、この画像でも、電気連結器が残されているのがお解りいただけるかと思う。

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既存の南武線用E233系には、電気連結器を装備していない。(2015年9月1日撮影)

また、車内については、ドア上のモニターは、南武線の既存の車両に合わせて、新しいものに交換されているが、座席については、青編成時代のまま。そして・・・

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扉の開閉ボタンは残されている。

青梅・五日市線では、扉が半自動扱いだったが、南武線では半自動扱いは行われていない。その為、既存の編成には、車内・外には、扉の開閉スイッチが付いていないのだが、N36編成は、扉の開閉ボタンが残されたままとなっている。もちろん、使用停止にはなっているのだが、これは外観上の大きな特徴の一つと言える。

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車番は原則として元の車番+8500。

なお、車番に関しては、元の車番+8500となっているが、立川方先頭車となる、クハE232のみ+8000となっている。

こうして、総勢36本が出そろった南武線(本線)用のE233系。最後に投入された1本だけは、他線区からの転用と言うのが、なんとも南武線らしいと思ってしまったのは、私だけだろうか。

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107系ラストラン 団体列車「ありがとう107系号」運転

10月7日のお話です。

211系への置き換えが進み、9月30日を以て、定期運用を終了した、JR東日本高崎車両センターの107系。10月1日からは、これまで高崎駅付近の留置線に疎開留置していた、R15編成とR16編成を使用した団体列車「ありがとう107系号」の運転を開始した。初日となった10月1日は、上越線(高崎~水上間)と、吾妻線(高崎~大前間)を、それぞれ1往復運転。そして、形式の107に合わせた10月7日、信越本線(高崎~横川間)と、両毛線(高崎~小山間)を1往復ずつ運転し、ラストランとなる。

10月1日に運転された、「ありがとう107系号」の画像を、Twitter等で見てみると、ヘッドマーク掲出の関係で、R16編成のクモハ107-116の正面に付いている筈の幌が外されていた。高崎の107系は、デビュー当時から愛用してきたが、私の記憶では、クモハの正面の幌を付けずに、本線上を走ったと言う事はない。最後の最後で、今までにない姿だけに、これだけは、しっかりと撮影しておきたい。

そこで、107系最後の日となる10月7日、私は、「ありがとう107系号」の撮影の為、高崎方面へと向かった。しかし、前日から雨が降り続き、当日朝も、まだ雨が残っていた。また、交通費の節約も考え、この日は、新幹線を使わない事にしていた為、早朝出発となる、信越本線の分については、お天気も悪い為、下り列車は捨てて、上り列車を、北高崎駅付近で撮影する事にした。

朝6時20分頃、自宅を出発。多摩湖線、武蔵野線、埼京線を経由して、大宮から高崎線へ。大宮駅を7時52分に発車する、高崎線の高崎行きに乗り込み、終点高崎まで乗り通せば、7分間の待ち合わせで、信越本線の横川行きに乗り継げる。横川から戻って来る107系を出迎えるには、充分だ。しかし、大宮駅に着くと、何やら様子がおかしい。なんと、高崎線が早朝の人身事故の影響により、遅れているとのこと。乗車する予定だった高崎行きも20分ほど遅れているらしい。まあ、新幹線は平常通り動いてはいるが、これだけの為に迂回するのも悔しいので、そのまま、高崎線の列車を待つ事にした。24分遅れて大宮を発車。10両編成の運転で、途中の籠原駅では、切り離しもないのに、後続の湘南新宿ラインの接続を受ける為、10分近く停車する列車だったが、接続相手の湘南新宿ラインが、既に先行している為、停車時間をカット。なんとか17分遅れぐらいまでに回復した。しかし、このまま高崎まで行っても、信越本線の横川行きは、既に発車している時刻である。一度は諦めていたのだが、なんと、横川行きは、遅れていた高崎線の到着を待ってから発車と言う事で、まだ高崎駅に停車していた。有り難い。この決断をした、JR東日本高崎支社と、横川行きの車内で待ち続けていた乗客の皆さんに感謝をしながら、横川行きに乗り継ぎ、北高崎に到着。休日お出かけパスを見せて、神保原からの差額を駅係員に支払った。

目指す撮影地は、何と駅から徒歩1分。雨も殆ど止んでおり、足取り軽く撮影地へ。生憎、107系に先行する上り列車には間に合わなかったが、107系通過までには10分ほど余裕があった。先客お2人の邪魔にならない場所からカメラを向ける事に。そして・・・

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107系ラストラン。最終日10月7日の団体列車は「ありがとう107系号」は、信越本線と両毛線。まずは、横川からの上り列車を北高崎で撮影する。

手元の時計で、9時54分頃のこと。横川からの「ありがとう107系号」が、ゆっくり近付いてきた。高崎線のダイヤ乱れで、高崎から各方面へ向かう普通列車にも遅れが出ていたので、もしかしたら、高崎駅に、すんなり入線できず、ゆっくり運転していたのかもしれない。御覧のように、遠くまで見通せる場所ではない為、ゆっくり来てくれた事は、撮る側としては有り難かった。

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