西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ

今日は大きなニュースが飛び込んできました。

西武ホールディングスが、2022年3月期の決算補足説明資料で発表した、他社からの譲受車(サステナ車両)導入計画。多くの鉄道ファンの間で、どの車両になるのか、様々な憶測が飛び交っていましたが、本日、ついに、真相が明らかになりました。

サステナ車両として、西武鉄道に譲受されるのは、小田急電鉄の8000形と東急電鉄9000系です。

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小田急電鉄8000形。

小田急電鉄8000形は、1983年から1987年までの4年間、製造された通勤型車両で、6両編成と4両編成の2種類があり、今回、西武鉄道に譲受されるのは、6両編成とのこと。国分寺線での運用を予定しているそうですが、拝島線の小平~玉川上水間の折り返し運用にも投入される可能性がありそうです。既に製造から40年近くが経過していますが、2002年度より更新工事が行われ、2003年度以降に更新された車両は、制御装置をVVVFインバータ制御に変更。新型車両の投入により、廃車も発生していますが、現在でも、各駅停車から優等列車まで幅広く運用されています。

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東急9000系(東横線運用時の写真のため正面の帯や行先表示器が現在とは仕様が異なります)

東急電鉄9000系は、1986年から1991年までの5年間製造された通勤型車両で、主に東横線で運用されていましたが、2013年3月16日に開始された、東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始後は、活躍の場を大井町線へ移しています。東急の量産車としては、初のVVVFインバーター制御車両で、後に登場した日比谷線直通用の1000系や、田園都市線用の2000系(現在は9020系に形式変更)のベースにもなるなど、昭和から平成にかけての東急の標準型車両と言っても過言ではないかもしれません。西武鉄道では、4両編成に組み直して、多摩川線・多摩湖線・狭山線・西武秩父線での運用を予定しているそうですが、多摩湖線は、2020年から2021年にかけて、101系ワンマン車から9000系への置き換えを既に実施しています。とは言え9000系は、5編成のみの少数部隊で、5編成中4編成使用と、予備車が少ないことから、置き換えと言うよりは、入場時等の予備車不足を補うための導入と言う可能性もありそうです。

大手私鉄の車両が地方私鉄へ譲渡される例はかなりありますが、大手私鉄同士の譲渡と言うのは、過去にも事例が少なく、大変珍しいことと思います。私自身、サステナ車両の導入については、賛成でも反対でもありませんが、一鉄道ファンとして、この歴史的な動きをしっかりと記録していきたいと考えております。

サステナ車両の第1編成は、2024年度から運行開始を予定しており、まずは、小田急8000形から。東急9000系は、2025年度以降の運行開始を目指しているそうです。

参考
西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄 「サステナ車両(※)」を授受 各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります(PDF形式)

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西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する

9月7日から12日にかけての撮影記です。

前の記事で触れたように、ツートンカラーの245Fが多摩川線へ向かったが、その入れ替わりとして、多摩川線からは、近江鉄道カラーの251Fが、本線側に戻ってくることになった。

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本線側へ戻るため、甲種輸送の準備が進む251F。(2023年9月7日撮影)

9月7日夕方、京王線・南武線の分倍河原駅近くで仕事が終わった私。この日は分倍河原から直帰となるため、分倍河原駅から京王線の上り電車に乗車。武蔵野台駅で下車し、白糸台車両基地が観察できる駐車場へ。甲種輸送の準備が進む251Fを撮影した。

実は、前日の夜も帰宅途中に白糸台に立ち寄り、駅構内から251Fを撮影。その模様は、速報ブログで取り上げているが、仕事が長引き、遅い時間帯の訪問となってしまった。前日に続き、2日連続となってしまったが、分倍河原からの直帰であれば、少しでも明るい時間帯に着けることから、自然と足が向いてしまった。

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西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する

およそ10日前。9月9日の撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。 2023年第3回目の甲種輸送が、9月9日から10日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線から近江鉄道カラーの251Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、ツートンカラーの245Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線から戻って来る251Fは、昨年9月10日から11日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから1年ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう245Fは、今年3月4日から5日にかけて実施された甲種輸送で本線側に戻って来ていたが、今回、およそ半年ぶりに多摩川線へ向かうことになる。

9月9日、多摩川線に向かう245Fの甲種輸送を撮影するため外出する。245Fは、前日の池袋線上り終電後に、263Fに牽引され、所沢駅へ移動。ここで朝を迎えていた。

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多摩川線への旅立ち前、所沢駅6番線で過ごす245F。

11時頃、所沢駅に到着した私。まずは、池袋線の下りホームへ向かい、6番線に停車中の245Fを撮影してみた。

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263Fと245Fとの連結面を撮影。

ここでの撮影は、最後部、クハ1245に反射板が付けられた様子、更に263Fと245Fの連結面だけを撮影し、手短に終わらせた。

ホームでの撮影を終えた私は、所沢陸橋方面へ向けて歩き出す。この日、朝のうちは、前日に通過した台風の影響を受けて、小雨がぱらついていた。この時点で雨は上がっていたものの、まだ曇り空。であれば、曇っていないと撮影には不向きとなる場所に行ってみよう。所沢陸橋を通り越して、陸橋から5分ほど歩いた先の撮影ポイントへ行ってみた。既に先客が一人。挨拶をして、先客の後ろからカメラを構えてみたが、季節柄、草木が伸びており、先客を回避して撮るのは不可能と判断。所沢陸橋に戻って、撮影に臨むことにした。

所沢陸橋に到着したのは、11時40分頃のこと。歩道橋の階段部分で、甲種輸送の通過を待つことに。

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263Fに牽引され、新秋津へ向かう245F。

所沢陸橋到着から約15分。11時53分頃になるが、263F+245Fが所沢陸橋に近付いてきた。黄色+ツートンと言う、101系らしい組み合わせだったが、お天気が幸いしたのか、陸橋上に集まったのは、いつもの甲種輸送の時よりも少なく、撮りやすかった。

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E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する

では、ここで順番を入れ替えまして、本日、9月12日の撮影記です。

遅めの夏休み3日目を頂き、朝から西武線沿線を中心に撮影をしていた私。昼頃に、Ⅹ(旧Twitter)を見てみると、E217系、Y-2編成の廃車回送が行われているとの情報を入手。午後からは、この廃車回送を撮ることにした。

E217系は、横須賀線・総武快速線で運用されていた113系の置き換えを目的として、1994年に登場したJR東日本の近郊型車両で、混雑緩和のために、近郊型車両としては初の4扉を採用。1999年までの5年間に亘り増備が続けられた。長年に亘り、横須賀線、総武快速線と、総武快速線、更に直通運転をしている内房線や外房線などで活躍を続けてきたが、製造から25年以上が経過。老朽化のため、2020年より、次世代車両、E235系への置き換えが始まった。今回、廃車となったY-2編成は、量産先行車最後の生き残りで、Y-2編成の廃車により、量産先行車は全滅となる。

E217系の廃車回送は、大船から東海道本線、武蔵野線、中央本線、篠ノ井線を経由し、長野総合車両センターへ向かう。平日とは言え、有名撮影地は、それなりの混雑が予想された。人が多くても撮影できる場所を考えた結果、中央本線の多摩川橋梁で撮影することを選択。日野へ向かった。

最寄りの日野駅に到着したのは、13時30分頃のこと。多摩川橋梁は、光線状態の良い上り線側か、光線状態は良くないが被りの心配のない下り線側か。撮影地へ向かって歩く際、どちらに行くか悩んだが、結局は、光線状態の良い上り線側を選択。先客の方に配慮しながら場所を決めて、廃車回送を待った。

現地到着から約15分。14時05分頃になるが、E217系Y-2編成の廃車回送が近付いてきた。

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解体先の長野総合車両センターを目指し、中央本線多摩川橋梁を渡るE217系Y-2編成。

長野総合車両センターへの帰らぬ旅。Y-2編成を長野までエスコートしたのは、電車と客車、どちらにも連結が可能な双頭連結器を装備したEF64 1031号機。長岡車両センターには、この1031号機の他、1030号機と1032号機、合わせて3両のEF64に双頭連結器が装備されており、総合車両製作所新津事業所で落成した車両を、首都圏の車両基地へ送り込んだり、新車の投入に伴い廃車となった車両を、解体先の長野総合車両センターへ送り込むと言った配給列車の牽引業務をこれまで繰り返してきたが、JR東日本では、配給列車牽引用の新型事業用電車E493系を製造し、量産先行車が本格運用開始に向けて各地で試験が繰り返されており、双頭連結器を装備した機関車に残された時間は、そう長くなないのかもしれない。それだけに、順光で撮影できて良かった。

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グリーン車を中心に撮影。

さて、ここではY-2編成の廃車回送のみを撮影する予定だったが、通過後も、少しだけ撮影を続けることにした。その理由とは・・・

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東京へ向かう209系1000番台、トタ81編成。

Y-2編成の廃車回送通過からおよそ7分後。209系1000番台、トタ81編成による快速東京行きが背後からやって来た。E233系へのグリーン車連結に向けた準備工事のため、常磐線各駅停車から転用されてきた209系1000番台車。グリーン車連結に向けた4号車へのトイレ取り付け工事も8割方終了し、助っ人として中央線にやって来たこの車両も、引退が近付いてきているのではないか。最近では、見かける度に、そんな事を考えてしまっている。後追いではあるが、順光で撮影できたことは嬉しかった。

209系トタ81編成の撮影を以て、多摩川橋梁から撤収。風が吹いているとは言え、残暑厳しい午後。河川敷も暑かった。

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ブログ開設19周年

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。

2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、おがげさまで、本日9月6日で、開設19周年を迎える事になりました。

19周年にちなみまして、「19」の付く車両と言う事で、今回は、この車両のお話をしたいと思います。

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KATO製ED19形電気機関車。(自宅にて)

実車ではなく、鉄道模型の画像で恐縮です。ED19形電気機関車です。ED19は、1926年にアメリカから輸入され、東海道本線で活躍した6010形(後のED53)を、貨物列車用に改造したもので、まずED53の3~6号機を改造した1~4号機が仙山線に投入。その後、ED53の1~2号機も、ED19の5~6号機となり、仙山線に投入された4両と合わせて甲府機関区に転属。身延線などで活躍をした後、豊橋機関区に転属。飯田線で使用されるようになりました。戦時中に西国立機関支区に転属していた1号機も、後に飯田線に合流。最終的には、6両全車が伊那松島機関区に集結し、長年に亘り、飯田線で活躍しましたが、後継車両となるED62の登場に伴い、1976年までに、全車廃車となりました。

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防災の日 正午のひばりヶ丘駅

9月1日は、防災の日。

西武鉄道は、毎年、防災の日の正午に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、ダイヤ上、正午には、駅を通過している場合もあるが、状況によっては、優等列車が通過する駅に、優等列車が停車するかもしれない。

私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしている。今年の9月1日は金曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち1日を、この9月1日に充てた。

さて、今年はどこへ行くか。実は、ここ数年、優等列車に対する扱いが変わったのではないかと考え、昨年は飯能駅を訪れたが、疑問は解決されず、中途半端な結果となってしまった。今回はどこで観察するか。慎重に検討した結果、ひばりヶ丘駅で観察することにした。ひばりヶ丘駅は、12時02分発の準急池袋行き4306列車が、一駅手前の東久留米駅で、12時07分発の快速急行元町・中華街行き1808列車が所沢駅で正午を迎える事になっている。準急列車は、石神井公園駅まで各駅に停車するが、快速急行は、所沢駅を発車し、最初の停車駅がひばりヶ丘駅である。ここ数年、優等列車については、緊急停止後、最寄りの駅ではなく、最寄りの停車駅まで走り通すように、扱いが変わったのではないか。そう考えており、準急よりも後続の快速急行の方がどうなるのか気になっていた。

防災の日企画でひばりヶ丘駅を訪れたのは初めて。観察場所は、駅の池袋方にある保谷11号踏切。通行人や車の動き注意しながら、11時55分頃より待機する。

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ひばりヶ丘駅に進入する各停小手指行き6519列車。

11時57分、40000系40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車が、背後よりやって来た。この時点で、6519列車は約1分遅れで運転中。充当された40105Fは、2018年3月10日より運行を開始した、新宿線・拝島線の座席指定制の有料列車「拝島ライナー」用として新宿線に新製配置されたが、2020年4月より小手指車両基地に転属。40000系は全編成が小手指配置となり、以降、新宿線・拝島線へは、主に、40103Fから40106Fまでの4編成から、定期的に2編成が新宿線に貸し出される形になっている。

この直後、下りの快速急行小手指行き1805列車がひばりヶ丘駅に到着し、11時59分、1分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

そして、時刻は正午を迎えた。
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ひばりヶ丘駅1番ホーム停車中に正午を迎えた40105F。

この日、ひばりヶ丘駅で正午を迎えたのは、40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車だった。この列車は、この後も2分ほど停車し、12時02分、定刻よりも2分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

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EF57 7号機を訪ねる

8月19日の撮影記を続けます。

開業目前の宇都宮ライトレールの試運転を撮影するために宇都宮を訪れた私。宇都宮では、ライトレールの試運転と合わせて見たかったのが、駅東公園に保存されている電気機関車、EF57 7号機である。

EF57形電気機関車は、1940年から43年までにかけて15両が製造された、国鉄の旅客列車牽引用の電気機関車。当初は、東海道本線で活躍していたが、高崎線、上越線を経て、1960年から61年にかけて、全車両が宇都宮機関区に転属。東北本線の直流電化区間や日光線で旅客列車の兼任に従事したが、1978年9月までに全車両が廃車となった。

東北本線直流区間の花形車両として活躍したEF57だが、7号機を除き、全車両が解体されてしまった。という事で、現存する車両はたった1両。今回、ライトレールの試運転の撮影の合間に、駅東公園のEF57 7号機を訪ねることとした。宇都宮ライトレールの駅東公園前停留場から歩くこと5分少々。EF57 7号機は、公園内のプール脇に置かれていた。

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宇都宮駅東公園内に保存されているEF57 7号機。

公園内に鎮座するEF57 7号機。ご覧のようにパンタグラフも上昇しており、EF57の特徴の一つでもある、パンタグラフがデッキ部分に突き出ている様子も良く解る状態で保存されているのは有り難い。

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2エンド側からも撮影。

フェンスに囲まれた状態で、中に入ることはできないが、年に一度、秋の鉄道の日の前後に公開もしているようなので、公開日に合わせて、再訪してみようと思う。

手短に撮影を済ませ、再び宇都宮ライトレールの撮影へ。しかし、ライトレールが走る鬼怒通りに戻ってきた直後には、雨が激しく降り始めてしまい、近くの銀行の支店の軒先で雨宿りをすることになってしまった。

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開業目前 宇都宮ライトレール 試乗会列車を撮影する

8月19日の撮影記です。

御徒町駅で「East i-E」を撮影した後は、秋葉原で買い物をした後、東京駅へ。駅構内の駅弁屋さんで、国技館焼鳥と缶ビールを購入し、上野東京ライン、宇都宮線行き普通列車のグリーン車に乗り込み、宇都宮を目指した。

宇都宮ライトレール。国内では75年ぶりの新規開業となる路面電車が、8月26日、遂に開業する。開業まで1週間。試運転も、ほぼ通常ダイヤで運行しているらしいという情報を聞き、宇都宮ライトレールの試運転を撮りに行くことにした。

東京駅から普通列車でのんびりと約二時間。宇都宮駅に到着したのは、15時06分。休日お出かけパスを利用していたため、改札口で自治医大駅からの差額330円を支払った後、自由通路を使って駅の東口へ。宇都宮ライトレールの乗り入れにより、駅の東口周辺は大きく変わった。ライトレールの乗り場へ向かう階段を下りていくと、何やら人が集まっている。どうやら地元住民向けの試乗会を開催しているようで、試乗会列車に乗り込む人たちの受付が行われていた。状況からして、それほど待たずに試乗会(試運転)列車が到着するのではないか。ホームの横を通過して駅前広場へ。すると、試乗会(試運転)列車が、すぐそこまで来ていた。急いでカメラを取り出し、撮影を開始した。

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宇都宮駅東口停留場へ入線する、宇都宮ライトレール試乗会列車。

待ち時間、ほぼなしの状態でやって来た宇都宮ライトレールの試乗会列車。電車の行先表示は「試運転」となっているが、先頭車両の車内には、数名の乗客が確認できる。試乗会をやっていることを知らずに宇都宮入りしたので、乗客の姿が確認できる試運転列車を撮れたのは、嬉しい誤算であった。

試乗会(試運転)列車は、宇都宮駅東口停留場到着後、再び芳賀・高根沢工業団地へ向けて折り返す。折り返し時間は、それほど長くないのではと思い、芳賀・高根沢工業団地行き試乗会(試運転)列車も、駅前広場で撮影することに。

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宇都宮駅東口を発車し、芳賀・高根沢工業団地へ向かう試乗会(試運転)列車。

駅前広場で待つことおよそ5分。15時25分頃になるが、折り返し、芳賀・高根沢工業団地行き試乗会(試運転)列車が、宇都宮駅東口停留場を発車した。背後に見えるJR宇都宮駅の留置線には、東北本線、黒磯~新白河間の普通列車に進出したE531系が留置されているのが確認できる。

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後追い。

振り向いて後追い。試乗会(試運転)列車は、ここで信号待ちで停車するため、後追いも撮りやすかった。

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E491系 上野東京ラインを検測

8月19日の撮影記です。

この日、昼頃を目途に、秋葉原へ向かう予定だった。前夜、月刊誌「鉄道ダイヤ情報」の掲載締め切りに間に合わなかった新着情報などを取り上げる「DJ鉄道楽ナビ」を見ると、JR東日本が所有する事業用車両、E491系「East i-E」が、お昼前に、品川~尾久間、上野東京ラインを検測するという情報を発見。定期的に、JR東日本管内の電化された在来線各線(新幹線との直通区間を除く)を検測しており、その模様は、これまでにも何度か弊ブログで取り上げているが、上野東京ラインの検測は、これまでに撮影した事が無く、秋葉原へ向かう前に、E491系を撮影することにした。

DJ鉄道楽ナビからの情報によると、E491系は、東京駅を11時11分に通過。上野駅に11時19分に到着するという。この日は、午後から宇都宮へ行く予定だったので、国分寺駅で休日お出かけパスを購入。中央線快速電車、山手線と乗り継ぎ、御徒町駅へ。同駅の1・2番線、秋葉原方先端より、E491系を撮影することにした。御徒町駅の通過時刻は、11時16分頃と予想。1番線にやって来る京浜東北線の横浜方面行き電車は、11時14分発の後、11時19分発まで5分、間隔が開くため、被る心配はなさそう。

11時14分発の京浜東北線、快速蒲田行きが入線してくると、前方、はるか先、秋葉原駅付近の下り勾配を降りて来るE491系の前照灯が確認できた。そして、快速蒲田行きは順調に出発し、これで被りの心配はなくなった。徐々に近付いてくるE491系。私も撮影体制に入ると、背後から、上野東京ライン、東京方面へ向かう列車が接近してくるのが解った。とりあえず、E491系と並ぶ事は間違いない。どんな車両でも良いから、まずは、この車両との並びを撮ろう。そう思いながら撮影に臨むことに。

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「踊り子」用E257系の回送列車とすれ違う、E491系「East i-E」

背後から迫って来たのはは、特急「踊り子」に使用されているE257系2000番台の回送列車。東京駅を11時30分に発車する特急「踊り子11号」の送込み回送と思われる。

そして・・・

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近付いてきたところでもう一度。

E491系が近付いてきたところで、更にE491系のみを撮影。

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上野方面へ走り去るE491系

京浜東北線の横浜方面行き電車が来ていない事を確認した上で後追い。「踊り子」用のE257系とはすれ違ったものの、京浜東北線の電車に被られることなく、無事に撮影を終えることが出来た。

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横瀬車両基地へ回送された2000系2077F

8月7日に横瀬車両基地へ回送された2000系2077F。

モハ2277+モハ2278の2両が解体線に入り、残りの車両で、新たに6両固定編成を組んでいると言うので、2077Fの様子を見に行くことにした。

三連休の初日となる8月11日の夕方、横瀬駅に降り立った私は、駅前の道を、真っすぐ進み、車両基地全体を見渡せる場所へと向かって歩く。kの日も日中はとても暑かった。夕方になれば、いくらでも涼しくなるかと思ったが、その考えは甘かった。

駅から歩くこと約10分。車両基地全体を見渡せる場所に到着。早速、撮影を開始する。

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編成から外されたモハ2277+モハ2278と、6連化された2077F。

X(旧Twitter)やFacebookと言ったSNSの書き込みで確認した通り、2077Fは、横瀬車両基地到着後、モハ2277+モハ2278の2両が外され、そして、残った車両は、新たに6両編成を組んだ状態で留置されていた。8月11日夕方の時点では、6連化された2077Fも、このまま廃車となる2両と、同じ線路上に留置されていた。

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車両基地搬入口付近から。

中間車の2両のみとは言え、東急車輛で更新工事を受けた2000系にも廃車が発生することになる。更新工事を受けたのは、つい最近のことと思っていたが、気付けば14年が経過。月日の経過が本当に早く感じる。

6連化された2077Fだが、SNSからの情報によると、8月14日の午前中に、自力で武蔵丘検修場へ回送されたとのこと。国分寺線への転用に向けて、何らかの改造が行われるのか?2077Fがどのような姿になって出場するのか、とても気になります。

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国分寺線の運用に就いていた2409F+2531F。

8月11日は、2409F+2531Fと言う2両+4両の組み合わせが、国分寺線の運用に就いていた。6両固定編成の廃車が進み、国分寺線や拝島線で、2両+4両の組み合わせを目にする機会も増えている。6両編成となった2077Fが、国分寺線などで運用に就くことで、6両固定編成の不足を解消させるのか、それとも、2051Fや2053Fと言った、未更新の新2000系を置き換えるのか、今後の動きにも注目していきたいと思います。

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西武2000系 2077Fが横瀬車両基地へ回送される

TwitterやFacebookからの情報となりますが、8月7日、池袋線系統で運用されていた2000系の2077Fが、横瀬車両基地へ回送されたとのことです。

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横瀬車両基地へ回送された2000系2077F。(2014年11月3日撮影)

2077Fは、東急車輛で製造された編成で、2009年7月31日に東急車輛へ入場し、更新工事を受け、同年12月15日に出場。新2000系としては5例目となる更新車です。更新工事を終えて、東急車輛を出場した後は、暫くの間、新宿線で運用されていましたが、基本的には、池袋線での運用実績が長い車両であります。

新2000系更新車初の廃車か?と思われましたが、横瀬車両基地へ到着後、編成を解かれ、モハ2277ーモハ2278の2両のみが、解体線に入り、残りの車両で新たに6両編成を組んでいるとのこと。今回、中間車2両は廃車となりますが、かつての3000系のように、6両編成化した後、国分寺線の運用に就かせるものと思われます。

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西武40000系 40162Fの甲種輸送を撮影する

7月22日から23日にかけての撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第2弾となる、40162Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、7月20日から7月23日にかけて甲種輸送が実施された。

早くも今年度2本目の増備車がやって来る。第1弾となった40161Fは、新秋津に土曜日朝の到着だったが、今回の40162Fは、いつも通り、日曜日朝の到着となっており、前日の土曜日と合わせて、2日間、撮影が可能となる。

7月22日早朝、6時20分頃に自宅を出発。萩山駅から国分寺・新宿・藤沢と経由し茅ケ崎へ。ここから平塚駅行きのバスに乗り込み、目指したのは、これまでに40000系の甲種輸送の撮影では何度か訪れている馬入橋。光線状態の良い撮影地に行くことも考えたが、時々曇って来ることから、いつもの場所へ向かったのだが・・・

茅ヶ崎駅からバスに乗車後、Twitterを見てみると、40162Fの甲種輸送が、まだ静岡県内にいるとの情報が・・・ 「鉄道ダイヤ情報」や「とれいん」と言った月刊誌への甲種輸送計画表が掲載されなくなった今、甲種輸送の撮影には、過去の運転実績などから時刻を推定しなくてはならない。これまでの撮影実績からすると、相模川の橋梁を通過するのは、9時40分頃なのだが、このままでは、いつ通過するか解らない。

とりあえず、馬入橋に向かい、暫く待機。しかし、40162Fの甲種輸送は、9860レのスジで運転され、西湘貨物駅で暫く停車するという情報をTwitterで確認。更に飲み物も底をついたことから、11時の時点で、馬入橋での撮影を断念。平塚駅へ向かう事にした。とは言え、平塚駅行きのバスは20分以上来ないため、先に来る茅ケ崎行きのバスで、一旦、茅ヶ崎駅へ戻り、そこから列車で平塚駅へ向かう事にした。平塚駅では、上りホームの熱海方で。甲種輸送狙いの方が待機されており、私もその後ろで待機。甲種輸送の通過を待つことにした。

平塚駅ホームで待つこと、およそ50分。12時20分頃になるが、40162Fの甲種輸送がやって来た。

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EF65 2067号機に牽引され、東海道貨物線を行く40162F。

国鉄色EF65 2067号機に牽引され貨物線を行く40162Fの甲種輸送。甲種輸送の直前に通過した貨物列車は、旅客線を走る上り普通列車に被られていたため、甲種輸送も、普通列車と被られてしまうのではないかと、冷や冷やしていたのだが、無事、撮影することが出来た。

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後追い。

この後、平塚始発の上り普通列車で横浜方面へ。昼食後、横浜羽沢駅へ向かうつもりだったのだが、当初の予定が大幅にずれ込み、更に夕方からは武蔵境での飲み会に出る予定があったため、横浜で人生初となるサンマーメンを食べた後は、横浜羽沢駅へは向かわず、湘南新宿ラインに乗車。新宿経由で武蔵境へ向かった。

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東武鉄道 新型特急「スペーシアⅩ」を撮影する

三連休初日、7月15日の撮影記です。

東武鉄道の新型特急「スペーシアⅩ」こと、N100系電車が、営業運転を開始した。デビューから30年を超えた、東武鉄道の特急列車の顔とも言える100系「スペーシア」の後継車両として製造されたN100系「スペーシアX」。前夜、テレビ東京の「ガイアの夜明け」で取り上げられ、番組を見ていたら、この車両は、どうしても初日に撮っておきたい。そんな気分にさせられてしまった。

「スペーシアⅩ」は、2編成が製造され、浅草~東武日光・鬼怒川温泉間を1日最大4往復運行されるという。東武鉄道のホームページや駅すぱあとで時刻を確認。午前中に家の買い物を済ませ、11時30分頃、自宅を出発。国分寺、神田、浅草と経由し、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)沿線へと入ることに。事前に立てた計画では、浅草からほど近い鐘ヶ淵へ向かい、浅草13時45分着の「スペーシアⅩ4号」を撮る予定だった。しかし、ここで嬉しい誤算が。乗り継ぎが順調だったこともあり、浅草駅には12時55分に到着。13時00分発の東武日光行き「スペーシアⅩ5号」に間に合ってしまった。

と言う事で、当初予定していなかった、浅草駅から撮影を開始することに。特急列車が発着するホームへ向かうと、新型特急を一目見ようという人でいっぱいだった。

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浅草駅に停車中の「スペーシアⅩ5号」

発車時刻まで残り3分。浅草駅のホームに停車している「スペーシアⅩ」の真新しい白い車体は、とても眩しく感じられた。そして、ご覧いただいている画像の右端には、赤い車両が停車しているのがお判りいただけるかと思う。この車両は・・・

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「りょうもう号」のリバイバルカラー車との並び。

浅草~赤城間を中心に運転されている特急「りょうもう号」用の200系電車。その中でも、200系電車デビュー30周年を記念し、先代の1800系電車のカラーを復刻した編成が2本ある。パンタグラフがシングルアームパンタを搭載していたことから、この車両は209Fではないかと思われる。この対照的な並びを何とか撮れないものかと試してみたが、これが限界だった。

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西武2000系 2513Fが横瀬車両基地へ廃車回送される

TwitterやFacebookからの情報となりますが、7月11日、新宿線系統を中心に活躍してきた、2000系の2513Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。

今年度の40000系増備車第一弾、40161F到着後、初めての廃車発生。2000系4両編成の廃車は、2519F、2521F、2503F、2501F、2505F、2515F、2511F、2509Fに次いで9例目。2513Fの廃車により、4両編成の2000系で、前面の貫通扉の窓が小窓タイプのものは、残り2編成となってしまいました。

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萩山駅に進入する2513F(前4両)(2023年3月5日撮影)

2513Fは、2021年3月まで、小手指車両基地に配属され、狭山線の折り返し運用に使用されてきましたが、40000系投入に伴う玉突きで新宿線に復帰。多摩川線の甲種輸送実施時に小手指車両基地へ貸し出され、狭山線の運用に就くこともありましたが、新宿線復帰から2年少々で、廃車となってしまいました。

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武蔵関~東伏見間を行く2513F。(2023年3月22日撮影)

私自身、2513Fを最後に撮影したのは、2023年3月22日のこと。武蔵関~東伏見間、武蔵関4号踏切で撮影したのが最後となった模様。直前まで、一つ武蔵関寄りにある、武蔵関3号踏切で撮影していたが、スケジュールの都合、武蔵関3号を切り上げ、東伏見駅へ向かう途中、武蔵関4号踏切に立ち寄り、2513Fが充当された準急列車を撮影したのだが、上りの特急列車の通過とタイミングが一致。編成を綺麗に入れて撮ることは出来なかった。優等列車充当。10両編成の先頭に立つ姿を綺麗に撮りたかったのだが、タイミングが悪すぎた。この撮影が、同編成最後の撮影とになってしまったのは、誠に残念であります。

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西武10000系NRAで運転 特急「ドーム91号」を撮影する

7月1日の撮影記です。

西武鉄道と西武ライオンズは、6月30日から開催される「西武特急シリーズ」に合わせて、西武鉄道・西武ライオンズの連携企画を多数展開。3連戦の2日目となる7月1日には、10000系ニューレッドアローを使用した臨時特急「ドーム91号」が、池袋~西武球場前間で運転されることになった。

10000系ニューレッドアローが池袋駅に帰って来る。これは是非とも記録しておきたい。早速、ダイヤを確認すると、特急「ドーム91号」は、池袋駅を15時38分に発車することになっており、列車のスジそのものは、土休日17時試合開始時に運転される特急「ドーム85号」のスジを活用している。(ホームドア非対応のため所沢は通過扱い)その為、通常の特急列車と同じく、特急ホームからの発着となり、15時30分発の特急「ちちぶ21号」が発車後の入線となり、池袋駅での撮影時間は、おそらく5分ほどとなり、池袋駅以外での撮影が出来なくなる。

では、せめて池袋線らしい場所で撮影しよう。西所沢で新秋津へ送り込む263Fを撮り終えた後、池袋線の上り列車に乗り込み池袋方面へ。向かった先は中村橋駅。練馬~石神井公園間の高架複々線区間も池袋線らしさの一つ。ここで急行線を行く10000系ニューレッドアローを撮ろうと思ったのだが、同じ考えの方は多く、ホームの下り方先端には、既に多くの鉄道ファンが集まっていた。ホームがややカーブしている事を利用し、10両編成の3号車付近で撮影することにした。

15時20分頃のこと。10000系ニューレッドアローの回送列車が、一駅手前の富士見台駅に差し掛かった。早速カメラを構えたのだが・・・

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中村橋~富士見台間で並走する、西武10000系ニューレッドアローと東京メトロ10000系。

10000系ニューレッドアローの回送列車は、富士見台駅に停車していた東京メトロ10000系の新木場行きを追い越したと思ったら、スピードが上がらず、内側の緩行線を走る新木場行きが追い越してしまった。その為、中村橋駅からは、並走シーンを撮るのが精一杯。とは言え、これも複々線区間らしい光景ではあり、結果オーライと言えるかもしれない。

この後、「ドーム91号」に先行する形で所沢方面へ移動する。どこで撮ろうか悩んだ末に辿り着いたのは保谷。駅から5分ほど歩いた地点にある歩道橋の下で、「ドーム91号」を待つことにした。

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保谷駅を通過。一路、西武球場前を目指す10111F「ドーム91号」

15時53分、「ドーム91号」が保谷駅を通過した。撮影後、走り去る「ドーム91号」を眺め、10111Fが充当されていたことを確認した。

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西武40000系 40161Fの甲種輸送を撮影する

では、ここで、更新順序を入れ替えまして、旬な話題を2本続けてお伝えしたいと思います。

7月1日の撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第1弾となる、40161Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、6月28日から7月1日にかけて甲種輸送が実施された。

これまで、西武鉄道40000系の甲種輸送は、木曜日に5両が出場。翌日の金曜日に残り5両が出場し連結。10両編成となって東へ。土曜日に横浜羽沢、そして日曜日の朝、新秋津に到着するというパターンであったが、この40161Fは、これまでのパターンとは1日早く、水曜日に5両が出場してきた。SNSにアップされた目撃情報では、そのまま1日早いペースで東上し、金曜日には横浜羽沢に到着。土曜日に朝、新秋津へと言うパターンで間違いない模様。

7月1日、私は、40161Fの甲種輸送を撮影するため出かけることにした。「鉄道ダイヤ情報」や「とれいん」と言った月刊誌への甲種輸送計画表が掲載されなくなった今、甲種輸送の撮影には、過去の運転実績などから時刻を推定しなくてはならない。弊ブログの過去ログで、時刻を確認した後、7時30分、自宅を出発。国分寺・武蔵境と経由して是政へ。この日、まず最初の撮影地として選んだのは、西武多摩川線是政駅からも近い、武蔵野線の多摩川橋梁である。天気は曇り。という事で迷うことなく、障害物が少ない西側から狙うことにした。しかし、9時頃から、雨が降り出し、9時10分頃には、雨脚が強くなってきてしまった。40161Fの甲種輸送が通過するまでに、少しでも雨が弱くなってほしい。

9時13分、40161Fの甲種輸送が近付いてきた。早速、撮影を開始する。

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EF65 2068号機に牽引され、多摩川橋梁を行く40161F。

この日、40161Fの甲種輸送を担当したのは、新鶴見機関区に所属するEF65 2068号機。ほんの少しだけ、雨脚が弱まったタイミングで、ゆっくりと通過していった。ちなみに、吹田貨物ターミナル~横浜羽沢間は、同じく新鶴見機関区に所属する、EF65 2096号機が牽引を担当したそうで、2両の国鉄色EF65が、40000系の長旅を支えた。

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西武多摩川線 101系247Fと249Fの甲種輸送を撮影する

約4週間前、6月3日から4日にかけての撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。2023年第二回目の甲種輸送が、6月3日から4日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線からツートンカラーの249Fが戻ることとなり、逆に本線側からは、赤電カラーの247Fが送り込まれることになった。多摩川線から戻って来る249Fは、2022年6月11日から12日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから、およそ1年ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう247Fは、2022年12月17日から18日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線から戻って来ていたが、今回、およそ半年ぶりに、多摩川線へ向かうことになる。

6月3日、まずは多摩川線に向かう247Fの甲種輸送を撮影するが、この日は、武蔵丘検修場で電車フェスタが開催されており、私も午後から会場に向かう事となっていた。そこで、会場へ向かう前、263Fに牽引されて新秋津へ向かうシーンを、新秋津駅からも近い、秋津神社近くの連絡線が見渡せる公道から撮影する。


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263Fに牽引され、新秋津へ向かう247F。

11時56分、263Fに牽引された247Fが近付いてきた。この場所、以前は、もう少し手前からも綺麗に撮れたのだが、線路沿いの木の成長により、この場所より手前では綺麗に撮れなくなってしまった。

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263Fと247Fとの連結面も撮影する。
 
8両編成を見通せなくなってしまったため、今回は、263Fと247Fの連結面付近も撮影してみた。

この日の甲種輸送の撮影は、これにて終了。撮影後は、秋津駅から飯能行き下り電車に乗り込み、武蔵丘検修場へ向けて移動を開始した。

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秩父鉄道 「わくわく鉄道フェスタ2023」会場へ行く その2

5月20日、秩父鉄道「わくわく鉄道フェスタ」会場での撮影記を続けます。

ボロボロの部品確保車両を撮影した私。この場所に立ち寄ったのは、運転席乗車体験用のディーゼル機関車を撮ることが目的だった。

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運転席乗車体験用のディーゼル機関車。

小学生以下限定で行われていた、ディーゼル機関車運転席乗車体験。広瀬川原車両基地では、この黄色い機関車と、もう1両、西武鉄道から譲り受けたD15形機関車の2両で、構内の入替を担当している。今回、D15形の姿を見ることは出来なかった。

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やや角度を変えてもう一度。

この車両を初めて見たのは、2018年のわくわく鉄道フェスタ会場でのことなのだが、どこで活躍していた車両なのか、協三工業製のスイッチャーであることぐらいしか解っていない。

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秩父鉄道 「わくわく鉄道フェスタ2023」会場へ行く その1

およそ3週間前。5月20日の撮影記です。

秩父鉄道は、毎年5月中旬に「わくわく鉄道フェスタ」と称したイベントを開催している。ここ数年、コロナ禍の影響を受け、開催地を三峰口駅構内にある「SL転車台公園」に移して開催されていたが、今年は、4年ぶりに広瀬川原車両基地での開催となった。久々の車両基地での開催。これは是非とも行っておきたい。

当日、私は、武蔵野線の新小平駅より、大宮行きの「むさしの号」に乗り込み大宮へ。そこから高崎線に乗り換え熊谷へ出て、熊谷駅を10時15分に発車する広瀬川原車両基地行き2本目の直通列車で、会場へ向かう予定であった。しかし、「むさしの号」乗車中に、先行列車が北朝霞~西浦和間で車両点検を行う事となり、大宮駅の到着が遅れ、当初予定していた高崎線の列車に乗り継げなくなってしまった。しかし、高崎線の車内で、秩父鉄道のデジタル版一日乗車券を購入しておいたことで、乗り換えもスムーズに進み、会場直通の臨時列車に乗り継ぐことが出来た。会場内は、Suica等のICカードでの精算が出来ないため、熊谷駅の秩父鉄道改札口前は、券売機に並ぶ人と記念乗車券を買う人の行列が出来ており、一日乗車券が無かったら、会場直通臨時列車には間に合わなかったと思う。

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熊谷駅に停車中の広瀬川原車両基地行き臨時列車。

この日2本目の広瀬川原車両基地行き臨時列車に充当されていたのは、東急電鉄8500系を譲受けた7000系のトップナンバー編成、7001Fだった。発車まで残り3分と言う状況で、3両編成のうち、先頭車両と2両目はほぼ満員状態。比較的空いていた最後尾車両に乗車。広瀬川原車両基地へ向かった。

列車は、僅か6分で広瀬川原車両基地に到着するが、降車用のタラップは、先頭車両と2両目の2か所のみに設置され、順番に降車となるため、私が乗車した最後尾車両の乗客が降車するまでには少々時間がかかる。結局、タラップを使用して会場内に足を踏み入れたのは、車両基地到着から10分ほど経過した頃であった。

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臨時精算口付近より留置中の車両を撮影。

タラップを降りて暫く進むと、臨時精算口があり、ここで乗客の乗車券を確認する。私は、デジタル版の一日乗車券を使用していたので、スマホの画面を見せて通過する。そして、通過後、人の流れが落ち着いたころを見計らって、留置中の車両を撮影する。後に、この場所が電車の撮影会場となるが、この時点では、7000系の7002Fと5000系の5003Fが留置中。7002Fは、熊谷駅発1本目の会場直通列車に使用されたのではないかと思われる。

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西武2000系 2509Fが横瀬車両基地に廃車回送される

TwitterやFacebookからの情報となりますが、6月8日、新宿線系統を中心に活躍してきた、2000系の2509Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。

新年度に入り、初めての廃車発生。2000系4両編成の廃車は、2519F、2521F、2503F、2501F、2505F、2515F、2511Fに次いで8例目。

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101系ワンマン車に代わり狭山線の運用に就く2509F。(2023年6月3日撮影)

6月3日から4日にかけて実施された、西武多摩川線の甲種輸送により手薄となる101系ワンマン車の穴埋めとして、小手指に貸し出され、狭山線の運用に就いていましたが、新宿線へ帰ることなく、そのまま帰らぬ旅に旅立ってしまいました。

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西所沢駅2番ホームに停車中の2509F。(2023年6月3日撮影)

この日は、武蔵丘検修場のイベントもあり、武蔵丘へ向かう途中に西所沢駅に立ち寄り、狭山線で代走運用中の2509Fを記録程度に撮りましたが、まさか、これが同編成最後の撮影になってしまうとは・・・

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国分寺線の運用に就く2509F(前4両)(2022年11月19日撮影)

ちなみに、新宿線系統で運用中の姿を最後に撮影したのは、昨年11月19日。この日は、2両編成の2405Fと組んで、国分寺線の運用に就いていました。この時の相方である2405Fも、2509Fより一足早く、2022年12月19日に横瀬車両基地へ廃車回送されています。

2509F、長い間ありがとう! お疲れ様でした。

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