西武40000系 40164Fの甲種輸送を撮影する

11月26日の撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第4弾となる、40164Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、11月23日に6~10号車が、11月24日に1~5号車が出場した。11月23日が祝日ではあるが、いつも通りのパターンで出場。今回は、日曜日である26日の朝、新秋津到着と言うのは間違いなさそうだ。

11月26日早朝、私は、40164Fの甲種輸送を撮影するため外出する。40000系の甲種輸送最終日は、横浜羽沢駅から新秋津を目指すこととなるが、これまでとは違う場所で撮ろうと、前回、40163Fの甲種輸送の際は、早起きして鶴見駅へ向かうも、まさかのもう一泊で、撮影出来なかった。そこで、今回こそは、鶴見駅で撮ろうと思い、鶴見駅を目指すことにした。X(旧Twitter)を検索してみると、40162Fの甲種輸送が、8時6分頃、京急の花月総持寺駅付近を通過していたので、前回同様8時までに鶴見駅に着くようにして移動を開始。11月4日の朝と同じく7時50分頃には鶴見駅到着。ホームの横浜方で、甲種輸送の通過を待つことにしたのだが・・・

通過予定時刻を過ぎても、40163Fの甲種輸送は現れない。嫌な予感がする。X(旧Twitter)で情報を集めてみると、なんと、40164Fは、既に新鶴見信号場にいることが判明。これは不味い。急いで、改札口を出場。再入場をして、東京方面に向かう電車に乗り込み川崎へ。更に、川崎から南武線に乗り換えて、平間駅へと向かう。ここから10分ほど歩き、新鶴見信号場を見渡せる新川崎ふれあい公園を目指した。

8時37分、新川崎ふれあい公園に到着。40164Fの甲種輸送は、信号場内に停車していた。

線路脇にはフェンスがあり、皆さん、脚立等で対応しているが、私自身、そんな物は持ち歩いていない。そこで、線路からやや離れたところに立って、EOS6D MarkⅡのライブビュー機能を使って撮影することに。初代6Dと異なり、モニターが自由に動くために、被写体を捉えやすいのは有り難い。何とか撮影出来そうな場所を確保し、出発を待った。

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新鶴見信号場を発車。いざ、新秋津へ向かう。

8時48分、40164Fの甲種輸送が新鶴見信号場を発車。この日、40164Fの甲種輸送の牽引を担当していたのは、新鶴見機関区に所属するEF65 2074号機。

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後追い。

列車の動きに合わせて振り向いて後追い。前も後ろもライブビュー機能を使った撮影となったが、モニターが動くというのは、こういう時に便利なんだと改めて実感した。

無事撮影も終了しホッとしたのか、急に空腹と寒さを感じるようになった。新川崎ふれあい公園から南武線の平間駅へ移動。駅前に松屋を発見した為、ここで朝ご飯を食べることに。寒かったので、朝食メニューの味噌汁を豚汁に変更。アツアツの豚汁で生き返った。

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EOS6D MarkⅡ試運転 その2 秩父鉄道「パレオエクスプレス」と鉱石列車を撮影する

11月18日の撮影記です。

新所沢駅を撤収した私は、所沢駅構内の狭山そばで昼食を済ませ、所沢駅から池袋線の下り列車で飯能へ。更に飯能から、特急「ちちぶ15号」に乗り換えて、向かった先は秩父。

11月18日と19日の2日間、秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」は、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」の公開を記念し、ヘッドマークと記念旗を掲出して運転されることになっていた。カメラの試運転を兼ねて、特別仕様の「パレオエクスプレス」を撮影しておこうというのが狙い。

西武秩父駅から徒歩で秩父鉄道の御花畑駅へ移動。ここから和銅黒谷まで秩父鉄道に乗車する。土曜日の午後、長瀞の紅葉が見頃と言う事で、人も多く、乗車する上り列車まで時間があるにも関わらず、改札口からホームへ入場してしまった。混雑するホーム。暫くすると、上りの鉱石列車が通過。土曜日なのに、三輪鉱業所からの鉱石列車が運転されている事を、すっかり忘れていた。しかも、時間的に、最終の7006列車の筈。御花畑NO2踏切で撮影するべきだった。

気を取り直して、後続の上り列車に乗車し、和銅黒谷駅へと向かう。14時24分、和銅黒谷駅に到着。ヘッドマークと記念旗が移らないと意味がないため、ホーム上で狙う事にした。

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和銅黒谷駅に進入する「パレオエクスプレス」

和銅黒谷駅のホームで待つこと約25分、14時49分になるが、「パレオエクスプレス」がやって来た。この日は風が強く、向かって右側の旗は、前照灯にかかってしまった。

この後、鉱石列車を撮るため、和銅黒谷駅を出場し、皆野方面に向かって歩き出す。「パレオエクスプレス」の後、急行列車が来るのだが、これを駅で撮ってから移動すると、想定していた撮影地に到着する前に、鉱石列車が来てしまうため、急行列車の撮影は諦めて、撮影地へ移動する。実際に歩いて移動すると、撮影地まであと少しと言うところで、急行列車に追い越されてしまった。

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デキ503が牽引する武州原谷行き7205列車。

15時18分、デキ503が牽引する武州原谷行き7205列車がやって来た。この秋は、つい先日まで、季節外れの暑さを感じるような日もあったため、まだまだ冬は先と思っていたが、秩父鉄道の電気機関車は、早くも冬仕様。パンタグラフを2基上昇させて走らせており、厳しい冬が、すぐそこまで迫っている事を実感した。

この後、上りの鉱石列車が来る筈。そこで、和銅黒谷駅方向へ100メートルほど戻ったところにある踏切へ移動し、鉱石列車の通過を待つことに。
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デキ102が牽引する三ヶ尻行き7106列車。

15時37分、デキ102が牽引する上り三ヶ尻行き7106列車がやって来た。このデキ102には、ご覧のように武州原谷駅鉱石輸送30周年の記念ヘッドマークが掲出されている。和銅黒谷駅と大野原駅の駅間にある、貨物専用の武州原谷駅は、群馬県神流町で採掘され、ベルトコンベアで運ばれた鉱石の輸送を、1993年から開始しており、今年が30周年の節目の年。このヘッドマークは、10月7日から12月31日まで掲出しているとのこと。当初は、デキ103に掲出されていたが、途中からデキ102に変更。光線状態が良好な下り列車ではなく、上り列車での遭遇であったが、撮影することが出来た。

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EOS6D MarkⅡ試運転 その1 新所沢駅で2000系を撮影する

11月18日の撮影記です。

2019年よりメインで使用していた、キャノンのEOS6Dの調子が悪くなってきた。まだ使えるうちに、メインのカメラを更新しておこうと思い、11月14日、研修で新宿へ行った際に、中古カメラ店で、EOS6D MarkⅡを購入した。

購入後初の週末を迎え、この日は朝から6D MarkⅡの設定をして、11時頃、自宅を出発。6D MarkⅡの試運転に出かけた。試運転として選んだ場所は、西武新宿線新所沢駅。ここで、暫くの間、2000系を中心に撮影をすることにした。

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新所沢駅を発車。本川越へと向かう2095F。(5623列車)

6D MarkⅡの記念すべきファーストショットは、新所沢駅まで乗車してきた2095F。下りホームの本川越方より、走り去る同編成を撮影してみた。2095Fは、2021年11月に、廃車となった2063Fの代替として、池袋線に転属したものの、今年2月に新宿線に復帰。元々、2021年までは新宿線一筋で活躍してきた車両なので、やはり、この車両は新宿線と言うイメージが強い。

そして、5623列車が発車して1分後、上りホームの3番ホームは、背後からこんな列車が、ゆっくり近づいてきた。

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新所沢駅3番ホームに入線するレストラン列車「52席の至福」

5623列車の後を追うように、新所沢駅にやって来たのは、レストラン列車「52席の至福」。2022年3月13日のダイヤ改正より、所沢駅の西武新宿方に設置されていた、新宿線から所沢駅4番ホーム(池袋線下り)への渡り線が、所沢駅ふれあい通り線道路新設工事に伴い、使用停止となっているため、新所沢駅で折り返すことになっており、新所沢駅には、航空公園駅方にある渡り線を使い、直接、上りホームの3番ホームに入線することになっている。いつかは乗りたいと思いつつ、未だ乗車が出来ていない「52席の至福」。4000系そのものの置き換えが発表されてしまっているので、この車両に関しても、残された時間は、そう長くないのかもしれない。

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西武2000系 2529Fが横瀬車両基地へ廃車回送される

TwitterやFacebookからの情報となりますが、本日、11月21日、新宿線系統で活躍してきた、2000系の2529Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。

今年度の40000系増備車第三弾、40163F到着後、初めての廃車発生。2000系4両編成の廃車は、2519F、2521F、2503F、2501F、2505F、2515F、2511F、2509F、2513Fに次いで10例目となります。

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横瀬車両基地へ廃車回送された2529F(前4両)(2023年3月23日撮影)

前面の貫通扉の窓が大窓で、扉の窓が小窓のタイプの4両編成は、元々、2521Fから2529Fまでの5編成しかなく、2022年3月22日に、2521Fが廃車回送され、このタイプは4編成となってしまっていたものの、8月24日に2525Fが、11月9日には2523Fが、それぞれ武蔵丘検修場で検査を受けて出場しており、このタイプは、もう少し活躍するのかと思っていた矢先、2529Fが廃車回送されてしまいました。

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10両編成の先頭に立ち、急行列車として西武新宿へ向かう2529F(前4両)(2023年4月2日撮影)

とは言え、2000系の廃車は今年度も進んでおり、今年3月のダイヤ改正からは、優等列車の運用も激減していることから、見かけたら積極的に撮るという思いでカメラを向けています。2529Fの撮影記録を見ていくと、今年4月2日には、2529F+2465F+2543Fと言う4+2+4の組み合わせを撮影。2529Fの急行列車は、この時が最後の撮影となってしまいました。

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国分寺線の運用に就く2529F(前4両)(2023年5月13日撮影)

5月13日には、国分寺線で運用中の2529Fを撮影。この時、2529Fとペアを組んでいたのは、旧2000系2両編成の2417F。2000系は新旧問わず、撮っておかなくてはいけない存在になってきているのですが、この時も、自然と旧2000系の方を優先的に撮ってしまっていました。

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2545Fとコンビを組み、西武新宿を目指す2529F。(2023年11月3日撮影)

私自身、2529Fが運用中の姿を最後に撮影したのは、11月3日のこと。久々の遭遇で、この日は、4両編成のラストナンバー、2545Fとコンビを組んでいました。

2529F、長年にわたる活躍、お疲れ様でした。

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八高線 「DLレトロ八高号」を撮影する

11月11日の撮影記です。

この日、八高線では、「DLレトロ八高号」と称した団体臨時列車が、高崎~小川町間で運転されることになっていた。この列車は、旧型客車3両の前後に、DD51を連結したプッシュプル方式で運転される。DD51も旧型客車も久々の八高線入線。これはどうしても撮影しておきたい。とは言え、どの撮影地も人でいっぱいだろう。さて、どこへ行くべきか・・・

当日、私は6時50分ごろに自宅を出発。西武新宿線久米川駅から本川越駅へと向かい、そこから東武東上線川越市駅まで徒歩で移動。川越市駅から東武東上線に乗り込み小川町駅へ。更に小川町駅からJR八高線に乗り換え、辿り着いたのは松久駅。ここから高崎方面へ10分ほど歩いた辺りで撮影できればと考えていた。松久駅から、いざ撮影地へ向けて歩いていると、Facebookのフォロワーさんと出会った。ご家族全員で、この列車の撮影に来ており、5時前に自宅を出て、この先の踏切で待機しているという。そこで、私も、その場所にお邪魔して、ご一家の後ろから撮らせていただくことにした。

撮影地到着後、早速、準備に取り掛かるが、とにかく風が強い。列車本数が少ない八高線。「DLレトロ八高号」が来るまでに、練習用の列車は、上り列車、下り列車とも1本ずつしかない。数少ない練習用の列車のうち、先に来た下り列車に関しては、列車接近時の風圧が予想以上に強く、撮影に失敗。更に、上り列車に関しても、カメラの誤操作により撮影失敗と、嫌なムードのまま、本番を迎える事になった。

11時11分、お目当ての「DLレトロ八高号」がやって来た。早速撮影を開始することに。

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DD51 842号機が先頭でやって来た「DLレトロ八高号」

事前の告知通り、小川町方の先頭に立っていたのは、これまでに何度もお召列車の牽引を担当してきたことがあるDD51 842号機であった。相変わらず美しく整備されている。

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近付いてきたところでもう一度。

本番では、カメラの調子も良く、接近してきたところで、もう一度撮影してみた。

この後、折り返しの「レトロ八高号」も撮ることになるのだが、次の撮影までは、まだ4時間ほどある。さて、どこで時間を潰すか・・・

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さらばカラシ EF65 2127号機 運用離脱

X(旧Twitter)やFacebookからの情報となりますが、11月7日、新鶴見機関区に所属するEF65 2127号機が運用を離脱。大宮車両所へ回送されてしまったとのことです。

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西武多摩川線へ向かう101系を牽引するEF65 2127号機。(2019年4月13日撮影)

EF65 2127号機は、2008年の春に、岡山機関区から新鶴見機関区に転属してきた車両で、岡山機関区時代に広島車両所にて更新工事を受けており、貫通扉が黄色く塗られた独特の更新カラーとなっている事から、鉄道ファンの間では「カラシ」と言う愛称で親しまれてきました。

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大宮駅を通過するEF65 1127号機(2010年12月26日撮影)

転属当初は、1127号機でしたが、2012年より、新たな保安装置設置に伴い、元番号に1000を加算した車号となり、2127号機と名乗るようになりました。新鶴見機関区転属後、大宮車両所に入場する機会があり、広島更新色が消滅するのではと心配されましたが、独特のカラーは残り、広島更新色のイメージを残してくれましたが、この度、運用を離脱したことにより、この特徴ある姿も見納めとなってしまいました。

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西武40000系 40163Fの甲種輸送を撮影する

11月4日から5日にかけての撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第3弾となる、40163Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、11月1日に6~10号車が、11月2日に1~5号車が出場した。

これまで、西武鉄道40000系の甲種輸送は、木曜日に5両が出場。翌日の金曜日に残り5両が出場し連結。10両編成となって東へ。土曜日に横浜羽沢、そして日曜日の朝、新秋津に到着するというパターンであったが、この40163Fは、いつものパターンとは1日早く、水曜日に5両が出場してきた。実は、今年度の40000系増備車第1弾である40161Fも、1日早いペースで出場しており、40163Fに関しても、40161Fと同じパターンで、土曜日の朝に新秋津へ到着と判断した。

11月4日早朝、私は、40163Fの甲種輸送を撮影するため外出する。40000系の甲種輸送最終日は、横浜羽沢駅から新秋津を目指すこととなるが、これまで、武蔵野線の多摩川橋梁など、どうしても府中本町駅周辺での撮影に限られてしまっていた。そこで、この日は早起きして鶴見へ向かう事に。X(旧Twitter)を検索してみると、前回、40162Fの甲種輸送が、8時6分頃、京急の花月総持寺駅付近を通過していることが解り、8時までに鶴見駅に着くようにして移動を開始した。実際に到着したのは、7時50分頃のこと。撮影後、すぐに折り返すことを考慮し、まずは、ここまでの運賃を精算するべく改札口を出場。すぐに再入場をして、準備万端。ホームの横浜方で、甲種輸送の通過を待つことにしたのだが・・・

通過予定時刻を過ぎても、40163Fの甲種輸送は現れない。ホーム上には、甲種輸送目当ての同業者も数名居たが、8時30分を過ぎると、あきらめたのか、少しずつ少なくなっていった。今日に限り、時刻を変更して、もう新鶴見へ行ってしまったのだろう。そう考えることにして、X(旧Twitter)に掲載されていた、新鶴見信号場の発車時刻の3分前である8時45分まで待機したが撤収することにした。

鶴見始発の京浜東北線大宮行きに乗車し、川崎駅へ向かい、駅構内のうどん店で朝飯を食う事に。その際、Ⅹ(旧Twitter)で情報収集していると、新鶴見信号所から先、40163Fの甲種輸送が運転されていないことを知る。急遽、この先の予定を変えて、40163Fが前日到着している筈の横浜羽沢駅へ向かう事にした。川崎駅から南武線で武蔵小杉へ。そこから、JR・相鉄直通線に乗車し、羽沢横浜国大駅へ。改札口を出て、横浜羽沢駅を横断する陸橋へ向かうと、構内に40163Fが留置されているのを確認。早速撮影することにした。

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横浜羽沢駅構内に留置中の40163F。

40163Fは、ご覧のように、かつて、荷物列車が発着していたホームではなく、屋外の留置線に留められていた。機関車も連結されておらず、また、西武の263Fも小手指車両基地内でパンタグラフを下ろした状態で留置されているという情報もあり、どうやら、翌朝まで動きはなさそう。冷静になって考えてみれば、いつものように、木曜日と金曜日、2回に分けて川崎車両を出場すると、2回目が11月3日の祝日となる事から、今回は、川崎車両側の都合で、1日早く出場。一方の西武側は、日曜日じゃないと受け入れられない(推定)ことから。この横浜羽沢駅でもう一泊と言う事になった模様。

陸橋上で撮影していると、同じく40163Fにカメラを向けている方が3名いらっしゃった。撮影がてらお話した後、名刺交換してみる。そのうちのお一人は、TS日本鉄道旅行企画株式会社という会社の代表取締役社長、ターナー・スティーブンさん。海外からの観光客を相手に、日本での鉄道旅行に特化した企画を提案する会社だそうで、ご自身も、東急線沿線在住の鉄道ファン。更に同行していた方は、小田急線沿線在住の鉄道ファンと言う事で、話はサステナ車両の話題に。まさか、こんなところで、東急線・小田急線沿線にお住いの鉄道ファンと交流が出来るとは、予想外の展開でした。

結局、この日の甲種輸送の撮影は、横浜羽沢駅での撮影のみで終了。せっかく横浜方面まで来たので、春ごろからの宿題を少しずつ片付けた後、横浜で名物のサンマーメンを食べて東京へと戻りました。

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西武2000系 2087Fが多摩湖線直通急行に充当される

休日の朝。8時ごろ目が覚めると、まず最初にやるのが西武線アプリのチェック。最近は、新宿線、新所沢8時02分発と32分発の始発各駅停車西武新宿行きの車両が何かをチェックすることが多い。この2本の各停、西武新宿到着後は、折り返し、不定期列車の急行多摩湖行きになる。主に30000系の8両編成が充当されるケースが多いが、時々、20000系や2000系が入ることもある。

10月最後の日曜日となった29日。いつもの休日と同じように、西武線アプリで新宿線の列車位置情報を確認。すると、新所沢8時02分発の各駅停車西武新宿行きに、2000系のアイコンが確認できた。車両情報を確認すると、未更新の8両固定編成であることが判明。とりあえず、折り返しの急行多摩湖行きを、多摩湖線の線内で撮るべく準備を開始。9時30分頃、自宅から自転車で移動開始。撮影地として選んだのは、多摩湖自転車道の東村山浄水場前。手前の休憩スペースに自転車停めて、行き交う自転車や歩行者の邪魔にならないように待機する。

待つことおよそ5分。前方より2000系が近付いてきた。

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多摩湖線、八坂~武蔵大和間を行く2087F。

この日、1本目の急行多摩湖行きに充当されていたのは2087F。8両固定編成最後の菱形パンタグラフ搭載編成だったが、9月15日に武蔵丘検修場に入場。10月10日に出場したが、出場後は、そのまま南入曽車両基地へ回送され、活躍の場が池袋線から新宿線に移ったのは、先日、弊ブログでも触れたばかり。しかし、その後は、この編成を見かけることなく2週間以上経過してしまっていたが、新宿線に移ってきて、最初の撮影が、多摩湖線直通急行となった。

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西武2000系 旧2000系最後の6連 2031F引退

2022年10月18日に2027Fが廃車回送されてから、旧2000系最後の6連として活躍してきた2031Fが、10月5日、横瀬車両基地へのラストランツアーを以て引退することとなった。

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旧2000系最後の6連、2031F(前6両)がついに引退。(2023年6月4日撮影)

40000系の増備に伴う6000系の玉突き転配により、新旧問わず、2000系の廃車が進む状況だけに、2031Fもいずれは・・・と言う思いから、この1年間、見かけたときは出来るだけカメラを向けるようにしていた。6両編成と言う事で、国分寺線で使用される機会が多かったが、8月に入ってからは、引退興行とでも言うのか、2両編成の2455Fと手を組んだ8両編成で、新宿線・拝島線の各停運用に進出。土日を中心に撮影を続けた。

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本川越方に2455Fを連結し、8両編成で西武新宿を目指す。(2023年8月20日撮影)

2031Fと2455Fのコンビは、意外と長く続いた。入庫して、編成を解かれると思いきや、連結順序を入れ替えて、翌日から再び運用に就くことも・・・

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2455Fを西武新宿方に連結。小川駅に進入する2031F。(2023年8月26日撮影)

今年の夏は、まさに酷暑だったが、2031Fの動きを見ながら、買い物ついでに自宅の近くで撮影。と言うのが週末の生活パターンだった。

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ご報告 50歳になりました

私事で大変恐縮ですが、10月13日、50回目の誕生日を迎えることが出来ました。

鉄道の日の前日に生まれるという、鉄道ファンとしては複雑な誕生日ですが、当日は金曜日。仕事を終えてから、横浜の関内にあります「新横浜機関区」さんにお邪魔しました。鉄道の日に合わせまして、新横浜機関区では、10月12日から14日までの3日間、ビンゴ大会を行う事が、店主の花島さんのFacebookで予告されており、13日が誕生日なんで・・・とコメントしたところ、お祝いをしていただくことになりました。

と言う訳で、西荻窪から、中央線快速電車、湘南新宿ライン、京浜東北・根岸線と乗り継ぎ関内へ。ビンゴ大会、間に合いました。

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50回目の誕生日は、関内の新横浜機関区さんで。

到着から約15分。19時30分からビンゴ大会が始まりました。花島さんのご厚意で、私はカードを2枚いただけましたが、なかなかビンゴが出ず、結局、ビンゴが達成した時は、最後の賞品と言う状況でした。

ビンゴ大会終了後、見たことが無い容器が私の目の前に登場。

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蒸気機関車型の容器が登場。その中身は・・・

鉄道とサッカーの居酒屋となっているため、一部のメニューの容器は、鉄道車両の形をした物となっていますが、これまでに、この蒸気機関車型の容器は見たことがありませんでした。

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中身は、メッセージ入りのタコ焼きでした。

ご覧のように、中身はタコ焼き。しかも、おめでとうのメッセージ付き。そして、周りのお客さんからもクラッカーで祝福。店主、花島さんと、当日居合わせたお客様の温かい気遣いに、心より感謝申し上げます。

その後は・・・

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日本酒の国稀。

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イカリング。

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金曜日なので、〆は北のカレー。

北海道の地酒、国稀を飲んだり、イカリングを食べたり、最後はお店の名物メニューの一つ、北のカレーで〆としました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、帰りは、お店でご一緒した方と、横浜駅までご一緒した後、湘南新宿ライン、中央線快速電車と乗り継ぎ、国分寺へ。

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国分寺駅に停車中の多摩湖線多摩湖行き終電車。

日付が変わった国分寺駅で待っていた西武多摩湖線の多摩湖行き最終電車。この日、多摩湖行きの最終電車に充当されていたのは、黄色の9105F。この後に、自宅から2番目に近い萩山駅までの列車が1本残っているので、余裕を持たせて帰ってくることが出来ました。

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寝過ごさずに八坂駅に到着。

国分寺駅から10分少々。自宅最寄り駅の八坂駅に到着。寝過ごさずに無事に帰宅することが出来ました。(一度だけ終電で隣の駅まで行ったことがあります。)

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JR東海211系5000番台 中央本線の定期運用が消滅

続いても、Ⅹ(旧Twitter)やFacebookからの情報となります。

中央本線の名古屋~中津川間や、東海道本線の熱海~豊橋間などの普通列車で活躍を続けていた、JR東海の211系5000番台。2022年3月から、新型車両315系への置き換えが始まりましたが、315系の増備が順調に進んだことにより、遂に10月6日を以て、中央本線の名古屋~中津川間の定期運用が消滅。同区間の普通列車は、全列車、新型車両315系に統一されたとのことです。

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名古屋駅8番線に停車中の211系5000番台。(2021年12月26日撮影)

211系5000番台は、国鉄から引き継いだ103系や113系と言った陳腐化の激しい車両を置き替えるため、1988年7月から投入が開始された。中央本線には、4両編成と3両編成の2種類が用意され、時間帯により、最短3両編成から最長10両編成まで組み合わせて使用されてきた。

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終日8両編成に統一された中央本線の普通列車。(2023年6月25日撮影)

しかし、2022年3月より、次世代通勤型車両、315系の投入に合わせて、名古屋~中津川間のすべての列車が8両編成に統一され、10両編成の列車は、一足早く見納めとなった。今年、6月25日に、8両編成で運用中の211系5000番台車を、名古屋駅で撮影しているのだが、この時の撮影が、私にとって、中央本線で運用中の211系最後の撮影となってしまった。

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西武2000系 2087Fが武蔵丘検修場を出場 8両固定編成から菱形パンタ消滅

X(旧Twitter)やFacebookからの情報となりますが、本日、10月10日、2000系の2087Fが武蔵丘検修場を出場。試運転を兼ねて、南入曽車両基地まで回送されたとのことです。

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ベルーナドームでのデーゲーム開催時に運転される、ひばりヶ丘始発の快速急行に充当された2087F。(2023年4月30日撮影)

2087Fは、2000系8両固定編成の中では、最後まで菱形パンタグラフを維持していましたが、9月15日に武蔵丘検修場へ入場。6両固定編成では、最後まで菱形パンタグラフを維持していたが2053Fが、菱形パンタグラフを維持したまま、5月26日に武蔵丘検修場を出場したこともあり、もしかしたら、菱形パンタグラフのまま出場の可能性もあるのでは?と考えていましたが
、2087Fに関しては、シングルアームパンタに交換されての出場となりました。

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入場前最後の撮影。ひばりヶ丘駅に進入する2087F。(2023年9月12日撮影)

私自身、菱形パンタグラフの2087Fを最後に撮影したのは、9月12日のこと。この3日後に、武蔵丘検修場へ入場となりました。

さて、長年、池袋線で活躍してきた2087Fですが、冒頭でも触れたように、出場後は、南入曽車両基地へ向かったとのこと。このまま新宿線の車両となってしまうのか。今後の2000系の動きも気になります。

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西武池袋線 曼殊沙華輸送を観察する

西武線沿線に秋の訪れを告げる高麗の巾着田の曼珠沙華。花の開花に合わせて、9月16日から10月1日まで、巾着田曼殊沙華まつりが開催されており、期間中は、飯能~高麗間への臨時列車の運転、一部の下り特急列車の高麗駅臨時停車が実施される。

新型コロナウイルスの影響により、昨年、3年ぶりに開催された巾着田曼殊沙華まつり。今年は、5月8日より新型コロナウイルスが5類へ引き下げになったこともあり、昨年よりも観光客が増えているのではないか。そう思っていたのだが、今年の夏は酷暑が続き、9月に入ってからも気温が高い日が多く、曼殊沙華の開花が、いつもの年よりも遅れ気味となっていた。

曼殊沙華が早咲きエリアで見頃を迎えたという9月23日午後、私は飯能駅へ。高麗行き臨時列車を撮影することにした。飯能駅の到着したのは、13時38分。到着後、改札口を出場し、駅から3分ほど歩いて、元加治13号踏切へ。ここで、高麗駅からの臨時飯能行きの通過を待つことにした。

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飯能駅に進入する、高麗発臨時飯能行き。

13時49分、高麗駅始発の臨時飯能行きがやってきた。この日、飯能~高麗間の臨時列車に使用されていたのは、4000系の4021F。

一つ前の記事で触れたように、小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入することとなり、この4000系は、東急電鉄からやって来るサステナ車両(東急9000系)に置き替えられる事が決定した。

4000系は、101系電車の足回りを流用し、1988年から1992年にかけて、12編成48両が製造され、全編成が東急車輛製。この4021Fは、1992年製の2次車に該当するが、それでも製造から31年が経過している。車体は綺麗に見えるが、足回りは50年以上が経過しており、老朽化が、かなり進んでいるものと思われる。

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飯能駅を発車する高麗行き臨時列車。

飯能駅に到着した4021Fは、3分後、高麗行き臨時列車として、再び高麗に向かう。まずは、高麗へ向けて走り出した4021Fを撮影。そして・・・

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後追い。

振り向いて、走り去る4021Fを撮影。次の東飯能駅へ向けて、左にカーブしていく4021Fを見送った後、飯能駅へと戻った。

この日は、他にも予定があり、曼殊沙華輸送の観察は、この臨時列車1本だけを撮影して終了とした。

曼殊沙華まつりに合わせた臨時列車の運転は、当初、10月1日までの予定でしたが、開花が遅れたため、曼殊沙華まつりは10月6日まで開催期間を延長。臨時列車の運転も、10月4日まで延長されることになりました。

4000系もしっかり記録しておかないと・・・

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西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ

今日は大きなニュースが飛び込んできました。

西武ホールディングスが、2022年3月期の決算補足説明資料で発表した、他社からの譲受車(サステナ車両)導入計画。多くの鉄道ファンの間で、どの車両になるのか、様々な憶測が飛び交っていましたが、本日、ついに、真相が明らかになりました。

サステナ車両として、西武鉄道に譲受されるのは、小田急電鉄の8000形と東急電鉄9000系です。

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小田急電鉄8000形。

小田急電鉄8000形は、1983年から1987年までの4年間、製造された通勤型車両で、6両編成と4両編成の2種類があり、今回、西武鉄道に譲受されるのは、6両編成とのこと。国分寺線での運用を予定しているそうですが、拝島線の小平~玉川上水間の折り返し運用にも投入される可能性がありそうです。既に製造から40年近くが経過していますが、2002年度より更新工事が行われ、2003年度以降に更新された車両は、制御装置をVVVFインバータ制御に変更。新型車両の投入により、廃車も発生していますが、現在でも、各駅停車から優等列車まで幅広く運用されています。

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東急9000系(東横線運用時の写真のため正面の帯や行先表示器が現在とは仕様が異なります)

東急電鉄9000系は、1986年から1991年までの5年間製造された通勤型車両で、主に東横線で運用されていましたが、2013年3月16日に開始された、東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始後は、活躍の場を大井町線へ移しています。東急の量産車としては、初のVVVFインバーター制御車両で、後に登場した日比谷線直通用の1000系や、田園都市線用の2000系(現在は9020系に形式変更)のベースにもなるなど、昭和から平成にかけての東急の標準型車両と言っても過言ではないかもしれません。西武鉄道では、4両編成に組み直して、多摩川線・多摩湖線・狭山線・西武秩父線での運用を予定しているそうですが、多摩湖線は、2020年から2021年にかけて、101系ワンマン車から9000系への置き換えを既に実施しています。とは言え9000系は、5編成のみの少数部隊で、5編成中4編成使用と、予備車が少ないことから、置き換えと言うよりは、入場時等の予備車不足を補うための導入と言う可能性もありそうです。

大手私鉄の車両が地方私鉄へ譲渡される例はかなりありますが、大手私鉄同士の譲渡と言うのは、過去にも事例が少なく、大変珍しいことと思います。私自身、サステナ車両の導入については、賛成でも反対でもありませんが、一鉄道ファンとして、この歴史的な動きをしっかりと記録していきたいと考えております。

サステナ車両の第1編成は、2024年度から運行開始を予定しており、まずは、小田急8000形から。東急9000系は、2025年度以降の運行開始を目指しているそうです。

参考
西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄 「サステナ車両(※)」を授受 各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります(PDF形式)

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西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する

9月7日から12日にかけての撮影記です。

前の記事で触れたように、ツートンカラーの245Fが多摩川線へ向かったが、その入れ替わりとして、多摩川線からは、近江鉄道カラーの251Fが、本線側に戻ってくることになった。

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本線側へ戻るため、甲種輸送の準備が進む251F。(2023年9月7日撮影)

9月7日夕方、京王線・南武線の分倍河原駅近くで仕事が終わった私。この日は分倍河原から直帰となるため、分倍河原駅から京王線の上り電車に乗車。武蔵野台駅で下車し、白糸台車両基地が観察できる駐車場へ。甲種輸送の準備が進む251Fを撮影した。

実は、前日の夜も帰宅途中に白糸台に立ち寄り、駅構内から251Fを撮影。その模様は、速報ブログで取り上げているが、仕事が長引き、遅い時間帯の訪問となってしまった。前日に続き、2日連続となってしまったが、分倍河原からの直帰であれば、少しでも明るい時間帯に着けることから、自然と足が向いてしまった。

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西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する

およそ10日前。9月9日の撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。 2023年第3回目の甲種輸送が、9月9日から10日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線から近江鉄道カラーの251Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、ツートンカラーの245Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線から戻って来る251Fは、昨年9月10日から11日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから1年ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう245Fは、今年3月4日から5日にかけて実施された甲種輸送で本線側に戻って来ていたが、今回、およそ半年ぶりに多摩川線へ向かうことになる。

9月9日、多摩川線に向かう245Fの甲種輸送を撮影するため外出する。245Fは、前日の池袋線上り終電後に、263Fに牽引され、所沢駅へ移動。ここで朝を迎えていた。

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多摩川線への旅立ち前、所沢駅6番線で過ごす245F。

11時頃、所沢駅に到着した私。まずは、池袋線の下りホームへ向かい、6番線に停車中の245Fを撮影してみた。

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263Fと245Fとの連結面を撮影。

ここでの撮影は、最後部、クハ1245に反射板が付けられた様子、更に263Fと245Fの連結面だけを撮影し、手短に終わらせた。

ホームでの撮影を終えた私は、所沢陸橋方面へ向けて歩き出す。この日、朝のうちは、前日に通過した台風の影響を受けて、小雨がぱらついていた。この時点で雨は上がっていたものの、まだ曇り空。であれば、曇っていないと撮影には不向きとなる場所に行ってみよう。所沢陸橋を通り越して、陸橋から5分ほど歩いた先の撮影ポイントへ行ってみた。既に先客が一人。挨拶をして、先客の後ろからカメラを構えてみたが、季節柄、草木が伸びており、先客を回避して撮るのは不可能と判断。所沢陸橋に戻って、撮影に臨むことにした。

所沢陸橋に到着したのは、11時40分頃のこと。歩道橋の階段部分で、甲種輸送の通過を待つことに。

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263Fに牽引され、新秋津へ向かう245F。

所沢陸橋到着から約15分。11時53分頃になるが、263F+245Fが所沢陸橋に近付いてきた。黄色+ツートンと言う、101系らしい組み合わせだったが、お天気が幸いしたのか、陸橋上に集まったのは、いつもの甲種輸送の時よりも少なく、撮りやすかった。

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E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する

では、ここで順番を入れ替えまして、本日、9月12日の撮影記です。

遅めの夏休み3日目を頂き、朝から西武線沿線を中心に撮影をしていた私。昼頃に、Ⅹ(旧Twitter)を見てみると、E217系、Y-2編成の廃車回送が行われているとの情報を入手。午後からは、この廃車回送を撮ることにした。

E217系は、横須賀線・総武快速線で運用されていた113系の置き換えを目的として、1994年に登場したJR東日本の近郊型車両で、混雑緩和のために、近郊型車両としては初の4扉を採用。1999年までの5年間に亘り増備が続けられた。長年に亘り、横須賀線、総武快速線と、総武快速線、更に直通運転をしている内房線や外房線などで活躍を続けてきたが、製造から25年以上が経過。老朽化のため、2020年より、次世代車両、E235系への置き換えが始まった。今回、廃車となったY-2編成は、量産先行車最後の生き残りで、Y-2編成の廃車により、量産先行車は全滅となる。

E217系の廃車回送は、大船から東海道本線、武蔵野線、中央本線、篠ノ井線を経由し、長野総合車両センターへ向かう。平日とは言え、有名撮影地は、それなりの混雑が予想された。人が多くても撮影できる場所を考えた結果、中央本線の多摩川橋梁で撮影することを選択。日野へ向かった。

最寄りの日野駅に到着したのは、13時30分頃のこと。多摩川橋梁は、光線状態の良い上り線側か、光線状態は良くないが被りの心配のない下り線側か。撮影地へ向かって歩く際、どちらに行くか悩んだが、結局は、光線状態の良い上り線側を選択。先客の方に配慮しながら場所を決めて、廃車回送を待った。

現地到着から約15分。14時05分頃になるが、E217系Y-2編成の廃車回送が近付いてきた。

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解体先の長野総合車両センターを目指し、中央本線多摩川橋梁を渡るE217系Y-2編成。

長野総合車両センターへの帰らぬ旅。Y-2編成を長野までエスコートしたのは、電車と客車、どちらにも連結が可能な双頭連結器を装備したEF64 1031号機。長岡車両センターには、この1031号機の他、1030号機と1032号機、合わせて3両のEF64に双頭連結器が装備されており、総合車両製作所新津事業所で落成した車両を、首都圏の車両基地へ送り込んだり、新車の投入に伴い廃車となった車両を、解体先の長野総合車両センターへ送り込むと言った配給列車の牽引業務をこれまで繰り返してきたが、JR東日本では、配給列車牽引用の新型事業用電車E493系を製造し、量産先行車が本格運用開始に向けて各地で試験が繰り返されており、双頭連結器を装備した機関車に残された時間は、そう長くなないのかもしれない。それだけに、順光で撮影できて良かった。

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グリーン車を中心に撮影。

さて、ここではY-2編成の廃車回送のみを撮影する予定だったが、通過後も、少しだけ撮影を続けることにした。その理由とは・・・

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東京へ向かう209系1000番台、トタ81編成。

Y-2編成の廃車回送通過からおよそ7分後。209系1000番台、トタ81編成による快速東京行きが背後からやって来た。E233系へのグリーン車連結に向けた準備工事のため、常磐線各駅停車から転用されてきた209系1000番台車。グリーン車連結に向けた4号車へのトイレ取り付け工事も8割方終了し、助っ人として中央線にやって来たこの車両も、引退が近付いてきているのではないか。最近では、見かける度に、そんな事を考えてしまっている。後追いではあるが、順光で撮影できたことは嬉しかった。

209系トタ81編成の撮影を以て、多摩川橋梁から撤収。風が吹いているとは言え、残暑厳しい午後。河川敷も暑かった。

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ブログ開設19周年

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。

2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、おがげさまで、本日9月6日で、開設19周年を迎える事になりました。

19周年にちなみまして、「19」の付く車両と言う事で、今回は、この車両のお話をしたいと思います。

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KATO製ED19形電気機関車。(自宅にて)

実車ではなく、鉄道模型の画像で恐縮です。ED19形電気機関車です。ED19は、1926年にアメリカから輸入され、東海道本線で活躍した6010形(後のED53)を、貨物列車用に改造したもので、まずED53の3~6号機を改造した1~4号機が仙山線に投入。その後、ED53の1~2号機も、ED19の5~6号機となり、仙山線に投入された4両と合わせて甲府機関区に転属。身延線などで活躍をした後、豊橋機関区に転属。飯田線で使用されるようになりました。戦時中に西国立機関支区に転属していた1号機も、後に飯田線に合流。最終的には、6両全車が伊那松島機関区に集結し、長年に亘り、飯田線で活躍しましたが、後継車両となるED62の登場に伴い、1976年までに、全車廃車となりました。

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防災の日 正午のひばりヶ丘駅

9月1日は、防災の日。

西武鉄道は、毎年、防災の日の正午に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、ダイヤ上、正午には、駅を通過している場合もあるが、状況によっては、優等列車が通過する駅に、優等列車が停車するかもしれない。

私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしている。今年の9月1日は金曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち1日を、この9月1日に充てた。

さて、今年はどこへ行くか。実は、ここ数年、優等列車に対する扱いが変わったのではないかと考え、昨年は飯能駅を訪れたが、疑問は解決されず、中途半端な結果となってしまった。今回はどこで観察するか。慎重に検討した結果、ひばりヶ丘駅で観察することにした。ひばりヶ丘駅は、12時02分発の準急池袋行き4306列車が、一駅手前の東久留米駅で、12時07分発の快速急行元町・中華街行き1808列車が所沢駅で正午を迎える事になっている。準急列車は、石神井公園駅まで各駅に停車するが、快速急行は、所沢駅を発車し、最初の停車駅がひばりヶ丘駅である。ここ数年、優等列車については、緊急停止後、最寄りの駅ではなく、最寄りの停車駅まで走り通すように、扱いが変わったのではないか。そう考えており、準急よりも後続の快速急行の方がどうなるのか気になっていた。

防災の日企画でひばりヶ丘駅を訪れたのは初めて。観察場所は、駅の池袋方にある保谷11号踏切。通行人や車の動き注意しながら、11時55分頃より待機する。

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ひばりヶ丘駅に進入する各停小手指行き6519列車。

11時57分、40000系40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車が、背後よりやって来た。この時点で、6519列車は約1分遅れで運転中。充当された40105Fは、2018年3月10日より運行を開始した、新宿線・拝島線の座席指定制の有料列車「拝島ライナー」用として新宿線に新製配置されたが、2020年4月より小手指車両基地に転属。40000系は全編成が小手指配置となり、以降、新宿線・拝島線へは、主に、40103Fから40106Fまでの4編成から、定期的に2編成が新宿線に貸し出される形になっている。

この直後、下りの快速急行小手指行き1805列車がひばりヶ丘駅に到着し、11時59分、1分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

そして、時刻は正午を迎えた。
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ひばりヶ丘駅1番ホーム停車中に正午を迎えた40105F。

この日、ひばりヶ丘駅で正午を迎えたのは、40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車だった。この列車は、この後も2分ほど停車し、12時02分、定刻よりも2分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

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EF57 7号機を訪ねる

8月19日の撮影記を続けます。

開業目前の宇都宮ライトレールの試運転を撮影するために宇都宮を訪れた私。宇都宮では、ライトレールの試運転と合わせて見たかったのが、駅東公園に保存されている電気機関車、EF57 7号機である。

EF57形電気機関車は、1940年から43年までにかけて15両が製造された、国鉄の旅客列車牽引用の電気機関車。当初は、東海道本線で活躍していたが、高崎線、上越線を経て、1960年から61年にかけて、全車両が宇都宮機関区に転属。東北本線の直流電化区間や日光線で旅客列車の兼任に従事したが、1978年9月までに全車両が廃車となった。

東北本線直流区間の花形車両として活躍したEF57だが、7号機を除き、全車両が解体されてしまった。という事で、現存する車両はたった1両。今回、ライトレールの試運転の撮影の合間に、駅東公園のEF57 7号機を訪ねることとした。宇都宮ライトレールの駅東公園前停留場から歩くこと5分少々。EF57 7号機は、公園内のプール脇に置かれていた。

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宇都宮駅東公園内に保存されているEF57 7号機。

公園内に鎮座するEF57 7号機。ご覧のようにパンタグラフも上昇しており、EF57の特徴の一つでもある、パンタグラフがデッキ部分に突き出ている様子も良く解る状態で保存されているのは有り難い。

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2エンド側からも撮影。

フェンスに囲まれた状態で、中に入ることはできないが、年に一度、秋の鉄道の日の前後に公開もしているようなので、公開日に合わせて、再訪してみようと思う。

手短に撮影を済ませ、再び宇都宮ライトレールの撮影へ。しかし、ライトレールが走る鬼怒通りに戻ってきた直後には、雨が激しく降り始めてしまい、近くの銀行の支店の軒先で雨宿りをすることになってしまった。

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