電卓が壊れる
10月13日(水)の出来事。
私事ですが、今日、10月13日は誕生日。目出度く31歳になりました。もう誕生日を祝ってもらうような歳ではないので、特に何もしない。ただ、平凡な1日で終わって欲しいと思ったのだが、そうはさせてもらえなかった。
私は、経理関係の仕事をやっている。商売道具の中に電卓がある。電卓は、自分の体になじんだ物を使うのが一番理想的で、うちの職場では、みんな自前の物を使っている。私の電卓は、もう13年使っているベテラン選手。学生時代から使ってきた電卓だが、ついに壊れてしまった。
この電卓には、たくさんの思い出がある。学生時代、商業系の学校だったので、文化祭で「電卓コンクール」と言うのがあった。三年生の時から始まった大会だ。各クラスから3名が選出され、私は、この大会にクラスの主将として出ることになった。実は、大会の1週間前に使っていた電卓が故障し、急遽新品を買ったのだった。従って、大会当日までには自分の指に馴染めなかった。まず、いい成績は出せないだろうと、無心で参加したのだが、結果はなんと優勝。自分でも信じられない快挙だった。第1回の大会で優勝したのだから、何となく気分も良い。それからと言うものの、私の体の一部として、就職してからも、この電卓を使い続けた。「0」「1」「2」「3」「+」は、使用頻度が高いせいか、ボタンの字が消えかかっている。「+」なんか、ほとんど消えてしまっている。
壊れてしまった電卓だが、これだけ使うと自分でも愛着がある。思い出がいっぱい詰まっているだけに、捨てられない。今日、仕事の帰りに、新しい電卓を買ってきたが、きっと、この古い電卓も捨てることなく、大切に残しておくことになるだろう。
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