JR東日本 懐かしの白根号を撮りに行ったはずが・・・
11月27日(土)の出来事。
JR東日本新前橋電車区の183系を使用した、リバイバル特急「懐かしの白根号」が上野~万座・鹿沢口間で運転された。夕方、この列車を撮りに行こうと上野へ向かった。「白根なんてしらねぇ」と言う人もいるかもしれない。特急「白根」は、国鉄時代に週末運転の臨時特急として運転された。運転開始当時は157系だった。その後、157系を置き換えた183系により運転が継続され、さらには185系へと変わり毎日運転になったが、昭和60年の東北・上越新幹線上野開業時のダイヤ改正で、新特急「草津」へと変わってしまった。
上野駅に到着したのは、18時ちょっと前。到着ホームは16番線と言う事で、ホームへ向かうと、たくさんのファンが駆けつけていた。やがて到着時間が来た。カメラを構える。183系が見えて来た。しかし、無常にも走行中にヘッドマークが回転している。ちょうど停車した時には回送になっていた。周りのファンからはブーイングの嵐だ。
まあ、せっかくなのでやってきたS3編成を撮ることにした。この編成は、新前橋電車区の183系で唯一特急シンボルマークが残された編成だ。元は中央本線の「あずさ」に使われた編成で、2002年2月2日に運転された「懐かしのあずさ2号」にも使われた編成だ。
これを撮り終えて、ふと横を見ると、13番線には、カシオペアカラーのEF81に引かれた「北斗星」が入ってきた。この列車、下り列車ではなく、東北地区の強風の影響で、大幅に遅れが出ていた「北斗星4号」らしい。白根号より、こっちの方が良かったかも。
その後、知人と上野駅構内で1時間ほど雑談をして、再び13番線ホームへ向かうと、あらら、再び183系S3編成がやってきた。
この編成の特徴は、もう一つある。それは両端の先頭車が改造車であること。交直流特急形電車である485系のサハを先頭車に改造したため、中間モハのドアとはステップの高さが違うのだ。写真右側が先頭車である。↓
懐かしの白根号は、28日も運転される。この列車、27日朝の上野出発時には、どう言う訳かヘッドマークも「臨時」だったそうだ。途中から幕を出したと言う。このような列車はイベントとして企画しているだけに、運転する乗務員たちにも、少しはファンサービスと言うものを意識してもらいたいと思うのは私だけだろうか。
| 固定リンク | 0
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- 中央線三鷹以西を走るE231系三鷹車の回送列車を撮影する(2025.07.18)
- E491系 中央快速線を走行する(2025.07.12)
- 西武多摩川線 101系241Fと249Fの甲種輸送を撮影する(2025.06.26)
- 新型車両導入へ向けて・・・ 2両編成に統一された八高線のキハ110系(2025.04.09)
- 八王子駅構内に留置中の205系富士山麓電気鉄道向け譲渡車両(2025.03.23)


コメント
記事の方、興味深く拝見させていただきました。
問題の前面表示は、下り上野出発時は「臨時」、その後絵柄の「白根」、上りは字幕の「白根」だったようですね。
27日に上野へ行ってしまった人には何とも無念でしたね。
決して故意ではないと思うのですが、それにしてもいかがなものかと・・・。
投稿: r104 | 2004/11/30 00:00