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JR東日本 E231系配給列車に遭遇

11月30日(火)の出来事。

仕事で外出した帰りのこと。吉祥寺駅2番線で電車を待っていると、いつもの電車の音とは違う「ゴー」と言う重たそうな音が聞こえてきた。向かい側の快速ホームを見ると、青いEF64 1000番台車がゆっくりとやってきた。さらに、その後ろを見ると、山手線でおなじみのE231系500番台車が連結されていた。これは、新製されたばかりのE231系を首都圏へ送り出す配給列車である。

そもそも、山手線のE231系電車は、新潟県のJR東日本新津車両製作所で製造されている。この工場は、E231系など、首都圏の通勤電車を製造するために整備された工場で、ここでは1日1両のペースで作ってしまうそうだ。従って、2週間もあれば、山手線の11両編成を作ることが出来る。ここで製造されたE231系を、信越本線・上越線を経由して、東京へ回送する。この列車を配給列車と言うのだ。通常、新型車両が陸送される場合は、全て自社線内を走ることは少なく、JR貨物に依頼して輸送される場合が多い。この場合、甲種列車と言う名称になるが、新津で作られた車両を、JR東日本の自社線内を回送すると言う事で、配給列車と言う扱いになる。

この配給列車、通常では、吉祥寺駅を経由することは無い。しかし、新潟県中越地震の影響により、配給列車のルートである上越線が不通となっているため、長野・松本経由で回送されているのだ。ただでさえ、この列車に当たることが少ないのに、迂回ルートで来た列車を偶然にも見てしまうとは・・・

昨年秋、新津車両製作所一般公開時にキハ58と並んだE231系。↓

PIC_0201.JPG

おまけ

JR東日本には、配給電車と呼ばれる電車がある。クモル145形と言う車両だ。これは工場から修理用部品を車両基地へ運送するための電車だ。見た目はトラックの電車版である。かつては何本も存在したが、JR東日本では、このような輸送をトラックへ切り替えたため、現在では1本のみが東京総合車両センター(旧大井工場)に残っている。JR西日本にも3編成存在しているが、こちらも出番は少ないみたいだ。

東京総合車両センターの公開時に撮影。向かって左側が配給電車である。↓

PIC_1112.JPG

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