JR貨物 EF65P形特急色、風前の灯
12月11日(土)の出来事。
この日、上信電鉄500系甲種輸送の撮影の合間に、JR貨物高崎機関区で開催されているイベントを見に行った。今回のイベントでは、JR貨物所有のEF65P形2両の引退が決定したことに伴い、P形最後の4台並びが目玉であった。
EF65P形と言えば、かつての「ブルトレブーム」の火付け役ともなった車両。今現在30代後半から40代前半ぐらいの方達は、少年の頃、カメラ片手に東京駅で熱心に撮影された方も多いかと思う。これらのP形車は、ブルートレインから撤退後、地味な貨物運用に転用され、そのまま国鉄からJRへ。JR東日本へ引き継がれた501号機以外は、全てJR貨物高崎機関区所有となり、首都圏の貨物輸送に使用されてきたが、老朽化には勝てず、EF210などの新型電気機関車投入や、旅客会社で余剰となったEF65の編入により廃車が進行。特急色のP形は、ついに535・539・541の3両を残すのみとなった。このうち、535号機については、今年4月に全検出場を果たし、まだまだ暫くは活躍することになったが、残りの539・541号機については、この11日のイベント展示を最後に引退となった。
会場では、JR貨物が所有する3台の特急色P形に加え、JR東日本高崎車両センター所属の501号機も加わり、最後の4台並びにファンが殺到していた。かつてのブルトレ牽引機たちには、それぞれブルートレインのヘッドマークが付けられ、P形車が華やかだった頃を彷彿させた。私もP形車の美しい姿にしばし見とれながら撮影。この日を持って引退する539・541号機を惜しんだ。
なお、この撮影会の模様は、このココログのマイフォトで公開中です。現在、少しずつ画像をアップしていますので、どうぞ御覧ください。
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